お葬式
葬儀で見かける「守り刀」ってなに?意味や置き方を解説!
更新日:2022.11.21 公開日:2021.09.26

葬儀の際、遺体の上や枕元に刀が置いてあるのを見かけることがあるかもしれません。
これは守り刀(まもりがたな)という、古来より続く風習です。
守り刀は一体何のために置いてあるのでしょうか。
そこでこの記事では、
- 守り刀とはなにか
- 何のために守り刀を置くのか
- 宗教・宗派による守り刀の考え方の違い
以上の内容で解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
守り刀とは

葬儀で使用される刀は、守り刀といわれます。
基本的に、故人を守るために置かれています。
戦場で亡くなった武士の胸元に日本刀を置いていたことが、守り刀の由来とされています。
現在では故人が愛用していたハサミやカミソリが使われることもあります。
守り刀の持つ意味合い

守り刀が持つ意味合いは、それぞれの宗教・宗派によって異なります。
仏式
仏教では死後四十九日まで、故人の魂は極楽浄土へ向けて旅をすると考えられています。
守り刀はその旅の道中、故人の魂を守るためのものとされているようです。
故人が仏門へ入るための、剃髪の意で使われることもあります。
ただし仏教でも、浄土真宗では守り刀は使用しません。
浄土真宗には「往生即成仏(おうじょうそくじょうぶつ)」の考え方があります。
往生即成仏とは、亡くなると同時に仏になる、という考えです。
死後は即極楽浄土に迎え入れられる、と考えられている浄土真宗では、守り刀は必要ありません。
神式
神式における守り刀は、死から生者を守るためという意味があります。
神道では、死は「穢れ」と捉えられています。
そのため故人の穢れから、生者を守るために守り刀が置かれているようです。
仏式と同じく、故人を守るという意味も持っています。
習俗としての守り刀
習俗とは、社会の習わしや慣習を指します。
守り刀には、昔からの習俗として、故人を悪いものからお守りする魔除けの意味もあるようです。
また古来、猫は魔物の類とされており、猫が光るものを嫌う習性を利用した「猫除け」として用いていたようです。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
守り刀の置き方

守り刀の置き方は、地域や風習によって異なるようです。
遺体の上に置く場合、持ち手部分を故人の顔側、刃先を足元に向けて置くのが通例です。
この時、遺体に直接置かず掛け布団の上に置きます。
地域によって、枕元や鞘から刀身を半分だけ出して遺体の上に置くこともあります。
正確な置き方は地域の葬儀社などに確認するのが良いでしょう。
納棺を終えた後は、棺桶の上に刀を置きます。
守り刀は必須?

最近では、守り刀は葬儀で絶対に必要というわけではないようです。
守り刀の有無は宗派や地域、葬儀会社によって左右されることが多いです。
葬儀会社によっては、強い希望がなければ基本的に用意しない場合もあるようです。
そのため守り刀を使用しない葬儀も増えている傾向にあります。
守り刀が廃れていった要因は、宗教を信仰する意識が薄れてきていることが考えられます。
守り刀は宗教的な考え方によるところが大きいといえるでしょう。
強く宗教を信仰していない場合、あえて置く必要はないと考える人が増えてきているのかもしれません。
ただし、全ての地域で守り刀の慣習がなくなっているとは言いきれません。
地域や葬儀会社の考えによっては、現在でも守り刀を使用している場合もあります。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
守り刀は銃刀法の規制を受ける?

昔の守り刀は本物の刃物を用いていました。
しかし現代では刀などの刃物は、銃刀法の規制を受けます。
現在は、規制を受けない長さの小刀や、木刀、模造刀が用いるのが一般的です。
材質は金属製か木製が多いようです。
守り刀は棺に収めて火葬できる?

守り刀は金属製のものも多いです。
基本的に棺に収めて火葬することは少ないようです。
木製の刀であれば一緒に火葬することは可能です。
どうしても守り刀を火葬したい場合は、必ず木製の刀を選びましょう。
葬儀社に守り刀を一緒に火葬してよいか確認が必要です。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
葬儀における刀まとめ

ここまで、葬儀で用いられる守り刀についての情報や意味について解説してきました。
この記事のポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 守り刀とは故人の遺体の上や枕元に置かれる刀。
- 守り刀を遺体のそばに置くのは、故人や生者を守るという意味がある
- 仏式や神式で用いられるが、浄土真宗の葬儀では用いられない
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
お葬式の関連記事
お葬式

更新日:2022.11.21
町内会の回覧板で訃報のお知らせをするには?文例や注意点を紹介!
お葬式

更新日:2022.11.21
供花を頂いたらお礼はするべき?お礼状の書き方や例文も紹介
お葬式

更新日:2024.03.30
離婚した父の葬儀で喪主は誰がやる?参列の可否や香典の扱いについても解説
お葬式

更新日:2023.11.21
葬儀の団子の意味とは?宗派ごとのお供えの仕方も解説
お葬式

更新日:2024.02.03
埋葬許可証の提出先はどこ?必要なタイミング・保管期間の義務を説明
お葬式

更新日:2024.03.11
土日でも葬儀は可能?土日に行う注意点や忌引き休暇についても紹介