四十九日の香典返しと引き出物の違いは？相場や郵送についても解説

更新日：2022.05.15

香典

葬儀で香典をいただいた場合は、お返しをするのがマナーです。
香典返しは、四十九日の法要を済ませてからお返しすることが多いようです。

しかし四十九日までの短期間で、知識がないまま香典返しの準備をするのは大変でしょう。
そこでこの記事では、

• 四十九日の香典返しの相場
• 四十九日の香典返しに適した品物
• 四十九日の香典は郵送してもよいか

以上の内容で解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

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1. 香典返しとは
2. 四十九日法要における香典返しの相場
3. 四十九日の香典返しに適した品物
4. 掛け紙の注意点
5. お礼状の書き方
6. 香典返しは郵送してもいい？
7. 四十九日の香典返しまとめ

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香典返しとは

香典返しとは、いただいた香典へのお礼を示すために返礼の品を送ることです。
香典は故人に対して供える金品のことです。

遺族への弔意を示す意味合いもあります。
香典は故人がいただいたものですが、遺族が故人になりかわってお返しをします。

香典返しは、四十九日の忌明けから1カ月程度の期間に送るのが一般的です。
無事に法要が済んで、忌明けを迎えたことへの報告とお礼を兼ねています。

これまで、香典返しは忌明けに行なうことが一般的でした。
最近では、葬儀で香典をいただいた際、その場でお返しをする「即日返し」も増えてきています。

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四十九日法要における香典返しの相場

四十九日法要における香典返しの相場について解説します。

3分の1〜半返し

香典返しの相場は、いただいた額の3分の1～半分程度といわれています。
「半返し」という言葉がありますが、香典返しでは半返しが基本とされています。

いただいた香典の金額が1万円以下であれば、半返しをするのが一般的です。
しかし、中には1万円以上の高額な香典を包んでいただくこともあります。
その場合、半返しでは逆に失礼になるため、3分の1程度でお返しすると良いです。

即日返し

当日返しは、通夜や葬儀の場で香典をいただいた際に、その場でお返しの品を渡します。
したがって、香典の金額を確認せずにお返しの品を渡すことになります。

故人の友人や知人からいただく香典の金額相場は、3000～1万円程度とされています。
そのため当日返しの品としては、2000～3000円程度とするのが目安です。

いただいた金額に対し、品物が不十分と感じる場合もあるかもしれません。
その場合、差額に相当する品を、四十九日の法要の後に送ることでバランスをとると良いです。

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四十九日の香典返しに適した品物

四十九日の香典返しの品物として、どのようなものを選べばよいでしょうか。
香典返しとしてふさわしくない品物では、せっかく送ってもお礼の気持ちが伝わりません。
香典返し適した品物について解説します。

消えものを選ぶ

香典返しの品物としては、消えものを選ぶのが良いとされています。
消えものとは、使ってしまえばあとに残らない物のことです。
「不幸をあとに残さない」といったことから、香典返しでは消えものが好まれてきました。

消えものとしてよく選ばれるのが、タオルや石鹸などの消耗品です。
飲みものや日持ちのする食べ物も人気のようです。

最近では、カタログギフトを選ぶ人も増えてきています。
自由に品物を選ぶことができ、送る側も品物選びに悩まなくて済むことから人気となっています。

慶事で使われるものは避ける

香典返しは弔事のお返しのため、慶事で使われる品は避けます。
慶事で使われる品には、かつお節や昆布などがあります。

かつお節は慶事を象徴する品物とされており、結婚式や結納の品としてよく使われます。
昆布も「よろこんぶ」という語呂合わせがあるように、お正月のおせちなどによく使われます。
香典返しでは、かつお節や昆布を送ることは避けましょう。

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掛け紙の注意点

香典返しの品物は、掛け紙をかけるのがマナーです。
香典返しに使う掛け紙の注意点や表書きの書き方などを説明します。

水引

香典返しの掛け紙では、水引をかけます。
水引にもいろいろありますが、黒白結び切りが一般的です。

黄白結び切りを使う地域もあるようです。
結び切りとは、本結びといわれる結び方で固く結んでほどけないようにしてあります。
「二度と繰り返さない」といことから、弔事や婚礼、お見舞いなどに使われます。

表書き

表書きは、水引の上下2か所に記載します。
上段には、品物の目的を書きます。

香典返しでは「志」と書くことが一般的です。
「満中陰志」「粗供養」「偲び草」と書く地域や風習もあるようです。

下段には、喪主の姓を記載するのが一般的です。
宗教や地域によっては、フルネームや○○家とすることもあるようです。

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お礼状の書き方

香典返しには、お礼状を添えると丁寧な印象になります。
お礼状の書き方や注意点を解説します。

お礼状の内容

お礼状に書く内容は以下の通りです。

• 香典をいただいたことに対するお礼
• 無事に四十九日法要を迎えたことの報告
• 故人と生前付き合いがあったことのお礼
• 香典返しを送ることの報告

以上の構成でお礼状を書くと良いでしょう。

お礼状を書く際の注意点

お礼状を書く際には、以下の点に注意しましょう。

• 句読点を使わない
• 忌み言葉を使わない
• 季節の挨拶は入れない

忌み言葉とは、不幸が続くことを連想させる言葉です。
「終わる」「消える」「去る」などの言葉は使わないようにしましょう。
また「たびたび」「ますます」などの重ね言葉も、忌み言葉にあたるため、注意します。

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香典返しは郵送してもいい？

香典返しを郵送で届けることはマナー違反にあたらないのでしょうか。
結論から言うと、香典返しを郵送することは可能です。

本来、香典返しは喪主が手渡しするのがより丁寧で良いとされています。
四十九日の忌明けの法事などに参加いただく方には、手渡しするのが良いでしょう。

しかし遠方に住んでいる方に、直接出向いてお渡しするのは難しいかもしれません。
その場合は、郵送で香典返しを届けると良いです。

郵送する場合は、品物の選び方にも注意が必要です。
郵送にかかる期間や、再配達でさらに時間がかかる場合もあります。
そのため日持ちする品物がよいとされています。

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四十九日の香典返しまとめ

ここまで四十九日の香典返しにおける情報や注意点について解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。

• 四十九日の香典返しは、3分の1〜半返しが相場
• 四十九日の香典返しの品物は、消えものが適している
• 四十九日の香典返しは手渡しが望ましいが、郵送しても問題ない

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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