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法事法要

お盆の送り火をする時間帯は?迎え火の時間帯ややり方も紹介

更新日:2022.11.03 公開日:2021.10.24

お盆

机の上に砂時計

記事のポイントを先取り!

  • 送り火は夕方頃に行うと良い
  • 時間に明確な決まりはない
  • 迎え火も同じような時間に行う

お盆にはお盆入りとお盆明けと呼ばれる時期があります。
別名、迎え火の日、送り火の日とも呼ばれます。

しかし迎え火と送り火やその時間帯をきちんと理解できていない人もいることでしょう。
そこで、この記事では、送り火のやり方や時間帯について中心に解説します。

この記事を読めば、送り火や時間について理解していただけることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。


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  1. お盆の送り火とは
  2. お盆に送り火をする時間
  3. 迎え火をする時間
  4. 迎え火・送り火の準備
  5. 送り火と迎え火のやり方
  6. お盆の送り火の時間まとめ
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お盆の送り火とは

お盆明けにあの世に帰られるご先祖様を敬うために焚く火のことを送り火といいます。
無事にあの世までお戻りになるように、という意味が込められています。

一方、お盆入りにはご先祖様がこの世に戻ってくると考えられています。
その時に迷わずに済むように焚く火のことを迎え火といいます。

最近では火を焚くことがはばかられる地域も多いので、盆提灯で代用することも多いです。
送り火を行うことが難しくても、何らかの形で祖先を迎える準備をする方は多いです。


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お盆に送り火をする時間

水色の壁紙に半分見切れた白いアナログ時計

送り火を焚く時間帯については以下の通りです。

送り火をする時間帯

お盆明けの日も、午前中はご先祖様が滞在していることが多いです。

そのため、夕方頃に送り火を焚き始めるようにしましょう。
具体的には、17時~19時頃が一つの目安でしょう。

ただし、この時間帯に行わなければならないという決まりはなく、明確な時間は決まっていません。

送り火は16日に行うのが一般的

お盆の期間は、13日から16日となりますので、ご先祖様がお帰りになる送り火は16日の夕方に行うのが一般的です。
ただし、さまざまな事情で16日に送り火ができないという場合もあるでしょう。
その時は、15日に送り火を行っても差し支えありませんし、迎え火を12日にずらすこともできます。
できるだけ昔からの慣習にのっとってやるようにしたいですが、大切なのは「ご先祖様を思う心」であることを忘れないようにしましょう。

暗くなってからでも大丈夫?

送り火を焚く時間が遅すぎると、ご先祖様が夜道で危険な目に遭うかもしれません。
また、 戻る先の霊園が閉園してしまうこともあります。

そのため、送り火を焚く時間帯としては夕方の17時~19時頃が丁度良いでしょう。

送り火は午前中でも良い?

送り火を焚く時間帯はとくに決まりがありません。
なのでお盆明けの日であれば、午前中に送り火を焚いても問題ありません

しかし、ご先祖様にせっかくお越しいただいているのでできるだけ長く居てもらいましょう。
そのような事を考えると、やはり夕方くらいの時間帯に送り火を焚くのが良いでしょう。


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迎え火をする時間

迎え火の時間については以下の通りです。

迎え火をする時間帯

迎え火を行う時間帯にも目安があります。
時間としては、送り火と同じく夕方17時~19時の間です。

地域によって差はありますが、8月13日の夕方に迎え火を焚くのが一般的なようです。

夕方に焚く理由

夕方に迎え火を焚く理由は完全に夜になりご先祖様が迷ってしまわないようにするためです。

真っ暗の状態だと迎え火を焚いていても、迷ってしまうご先祖様もいるかもしれません。
そのようなことが無いように、夕方に迎え火を焚くようにしましょう。


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迎え火・送り火の準備

迎え火・送り火の前には、お盆を迎えるための準備をしておく必要があります。

お墓・仏壇の清掃

まずはお墓の掃除や仏壇の清掃です。

ご先祖様を気持ちよくお迎えするために、お墓の掃除はお盆の前、少なくとも12日までに済ませておきましょう。
仏壇の清掃も、いつも以上に念入りにやっておくことが大切です。

精霊馬・精霊牛の用意

次に、仏壇にお供えする物などを用意します。

キュウリやナスに割りばしを差したものを精霊馬精霊牛と呼び、お盆に玄関先などへ飾ります。
キュウリは精霊馬として「馬に乗って早くこちらにいらっしゃるように」、ナスは精霊牛として「牛に乗ってゆっくりとあの世にお帰りになるように」との意味を込めています。

盆提灯・盆棚を飾る

ご先祖様が迷わず戻られるように盆提灯を飾ります。
ご先祖様が戻られたという証になるとともに、故人の冥福を祈るものでもあります。

お盆中、ご先祖様にいていただくための盆棚も用意しましょう。
盆棚の上にはお供え物を乗せ、お位牌は中央に置くようにします。


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送り火と迎え火のやり方

NEXT STEPS 123と書かれたノート

ここでは送り火と迎え火のやり方について解説します。

必要な道具

迎え火と送り火に必要なものは以下の通りです。

  • 素焼き の焙烙(ほうろく)
  • オガラ
  • 地域によってはカンバ

オガラとは、麻の茎の表面をむいて芯だけにしたものです。
また、カンバとは白樺の皮のことをいいます。

麻は清らかな植物とされており、送り火や迎え火に使われます。

手順

送り火と迎え火のやり方は以下の通りです。

  1. 素焼きの焙烙とオガラまたはカンバを用意する
  2. 焙烙の上にオガラまたはカンバを乗せる
  3. そのオガラもしくはカンバにマッチかライターで火を付ける

以上の流れで、迎え火と送り火を実行します。


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お盆の送り火の時間まとめ

ここまで、お盆の送り火についてや、その時期を中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 送り火とは故人を敬いあの世に戻っていただくための灯のこと
  • 送り火を行う時間は、夕方17時~19時の間
  • 送り火のやり方は、焙烙におがらなどを燃やすこと。

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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