お葬式
お通夜にかかる時間はどれくらい?全体の流れやマナーと合わせて紹介
更新日:2024.02.03 公開日:2021.11.09

記事のポイントを先取り!
- お通夜の所要時間は1時間半程度
- お焼香は血縁の濃い順で行われる
- 遅刻する際は連絡を入れる
お通夜とは、故人と最後の夜を過ごす儀式です。
その目的は故人をそばで見守り、別れを惜しむことにあります。
お通夜の所要時間はどのぐらいなのでしょうか?
また、全体の流れやマナーなどわからないことも多いですよね。
そこで今回は、お通夜にかかる時間などについて詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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お通夜の所要時間

お通夜にはどれくらいの時間がかかるものなのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
お通夜の開始時間
一般的にお通夜の開始時間は18時から19時頃です。
お通夜は「夜伽(よとぎ)」とも呼ばれており、日本では昔から行われている儀式です。
かつては遺族をはじめとした近親者が夜を徹して故人に寄り添い、ろうそくや線香の火を絶やさず過ごしました。
現代においては形式が変わり、徹夜をすることは一般的では無くなっています。
しかしお通夜が夕方から夜に書けて行われる背景には、こうした徹夜の習慣があったと言われています。
一般参列者は、受付開始時間を目安に到着するように行けば問題ありません。
逆に早く到着してしまうことで、遺族に余計な負担をかけてしまう場合があります。
喪主および遺族については葬儀会社との打合せや準備の時間を考えて、開始時間の1~2時間前には葬儀場に到着しておく必要があります。
項目ごとの所要時間
お通夜全体を通しての所要時間は1時間~1時間半が一般的です。
ここではお通夜の流れに沿って、それぞれにかかる所要時間について解説していきます。
受付
受付時間はお通夜開始の30分~1時間前が多いです。
受付が行う主な内容は、参列者の対応、香典の受け取り、記帳の管理、通夜振る舞いを行うための最終的な人数の調整です。
着席
受付を通過後、お通夜の式場へ移動して着席します。
この時の席に指定はありませんが、故人と親しい間柄の人ほど前列の通路側に座ることが多いです。
またお焼香などの一連の流れの関係で右側が親族席、左側が一般席のように分けられていることもあります。
その際には式場の係員の指示に従って速やかに着席しましょう。
経読開始
お通夜開始の5分ほど前に僧侶が入場します。
司会者による開式の辞のあと、僧侶による読経が始まります。
読経の一般的な所要時間は30分~40分です。
お焼香
読経開始から15分ほど経過したところで、お焼香を始めます。
お焼香の順番は故人との関係が深い順に行うことが一般的です。
所要時間は参列者の人数によって異なります。
経読終了
僧侶による読経が終了します。
僧侶によっては、読経の後に説教法話を行う場合もあります。
その後退場し、控室へと移動します。
喪主挨拶
喪主が遺族一同を代表して挨拶を行います。
参列者へのお礼に始まり、改めて故人の死去の報告を行い、生前の厚誼への感謝を意を込めます。
喪主の挨拶の終了とともに通夜は閉式となります。
通夜振る舞い
通夜振る舞いとは、通夜が終了したあとに設けられる食事の席のことを指します。
通夜振る舞いには主に2つの目的があります。
ひとつは参列者や僧侶を食事やお酒でおもてなしをして、感謝の気持ちを伝えること。
もうひとつは、本来の風習であった夜通し行われる通夜のための振る舞いです。
元々の通夜は故人に夜通し付き合うことを目的としていましたが、近年では夜通しはおろか長時間の拘束を参列者などに強いることはありません。
逆に現在は参列者側のマナーとして、あまり長居はせず30分~1時間ほどで退席する、とされています。
そのため昨今の通夜振る舞いの所要時間は約1時間で、長くとも2時間程度が一般的です。
また通夜振る舞いに案内された際には、出された食事には一口でも箸をつけることがマナーです。
お焼香の作法

お焼香にも作法があります。
いざという時に混乱しないように、正しい作法と順番について知っておく必要があります。
以下で詳しく解説します。
順番
お焼香は血縁の濃い順に行われます。
あらかじめ、焼香しやすいように通夜の座席順を合わせて行っている場合もあります。
お焼香の順番に関しては、故人と関係が深いにも関わらず後回しにされたと感じてしまった人がいた場合、後に親族間トラブルを抱える要因にもなります。
そのため、開式前の打合せでお焼香の順番について遺族、親族間でよく話し合いを行っておきましょう。
手順
お焼香の順番が回って来たら、遺族に一礼をして焼香台の前に立ちます。
その後遺影に向かって改めて一礼をし、右手の親指、人差し指、中指の3本の指を使って抹香(まっこう)をつまみ上げます。
つまんだ抹香は一度額の位置まで上げてから、香炉の中へと落とします。
この一連を動作を数回繰り返しますが、回数は宗派によって異なる場合があります。
一般的な回数は1回~3回ですが、宗派によっては抹香を持ち上げない場合もあるため注意が必要です。
葬儀がどの宗派で行われ、焼香はどの手順で行えばよいのかよく確認しておきましょう。
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お通夜の時間に遅れてしまった時の対応

お通夜の時間に間に合わなかった場合はどうすればよいのでしょうか。
遅れた時間ごとの適切な対応について解説します。
1時間までには参列する
お通夜開始から1時間までに参列ができれば、喪主や遺族に迷惑を掛けることはあまりありません。
一般的に1時間であれば、お焼香が終わる時間までには間に合う場合が多いためです。
ただし、受付は終了している可能性が高いため、香典は直接喪主に渡す必要があります。
この時に葬儀会場のスタッフといった、喪主以外の人に香典を渡すことは避けましょう。
思わぬトラブルの原因になる場合があります。
2時間を超える場合は連絡をする
お通夜に遅れる時間が2時間を超える場合は、お通夜自体が既に終了している可能性があります。
そのため、遅れているにも関わらず確認もせずに伺うと、タイミングによって遺族に迷惑がかかってしまうこともあります。
お通夜に遅れる旨を連絡した際に、お通夜の後に行われる通夜振る舞いに間に合うタイミングであれば参列するようにしましょう。
通夜振る舞いにも間に合わないほど大幅に遅れる場合は、当日の参列は見送り、翌日に行われる葬儀および告別式に参列しましょう。
お通夜が終了したあとの喪主や遺族は、片付けや翌日の準備で忙しい場合もあるため、お通夜終了後に駆け付けた場合かえって迷惑をかけることにもなりかねません。
お悔みの気持ちを伝えるための参列で遺族に迷惑がかかるようでは本末転倒なため、タイミングには注意が必要です。
そのため遅れる時間が2時間を超える場合には、状況を確認して参列または見送りの判断をしましょう。
お通夜に香典だけ渡して帰るのは失礼?

事情によりお通夜に伺えない場合や、少しだけなら参列できる場合にせめて香典だけでも渡したい時はどうすればよいのでしょうか。
喪主や遺族にとって失礼にあたるのでしょうか?
以下で詳しく解説します。
失礼には当たらない
お通夜に香典だけを渡して帰ることは失礼にはあたりません。
訃報は突然受けるものであり、参列したい気持ちがあっても事情により難しいことは誰にでもあるものです。
そんな中でも香典を渡すために足を運んだこと自体が、故人を偲ぶ気持ちの現れであると言えます。
香典のみを渡す方法の中には、当日に直接渡す以外にも大きく3つの方法があります。
1つは代理人に香典をお願いする方法です。
遠方にいるなど様々な事情により伺うことができない場合などに、当日弔問できる代理人に依頼します。
代理人には参列予定者の家族や、故人との関係がある人が望ましいですが、故人との面識が無くとも問題はありません。
代理を依頼する場合には、代理人に対しての配慮も忘れてはいけません。
自分で不祝儀袋を用意して渡しておくことがベストですが、用意が難しい場合には香典とは別に不祝儀袋の代金を渡しておきましょう。
また、代理人が受付での記帳の際に困ることがないように、本人の氏名・住所は漏れなく伝えておくようにしましょう。
代理人も可能であれば焼香までして帰ることが望ましいです。
2つ目は香典を郵送する場合です。
お通夜、葬儀共に参列ができない場合には香典を郵送することもできます。
この時、普通郵便ではなく現金書留を使用するようにしましょう。
3つ目は後日弔問して渡す方法です。
この場合、遺族は葬儀のあとも忙しくしていることが多いため、弔問の日時について必ず相談の連絡を行うようにしましょう。
また、お通夜でお焼香のみ行う場合も特に失礼にはあたりません。
こちらも急な対応が難しい中、せめて焼香だけでもしたいという気持ちの現れとなります。
どのような形であっても訃報をうけた以上は、上記のように遺族に対しての配慮や気持ちを伝えることが重要です。
開始の30分前に渡す
お通夜に香典のみ渡して帰る場合に最適な時間は、お通夜開始の30分前が目安です。
開始の30分前は、一般的に受付が混み合いにくい時間帯であることが多いためです。
渡す際の注意点
香典のみを渡す際の注意点として、お通夜に参列しない場合でも参列する場合と同じく喪服を着用しましょう。
渡す時に受付の方へお悔やみの言葉を述べることはもちろんの事、参列ができなかったお詫びの言葉を添えた手紙を同封することで、より誠意が伝わるでしょう。
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お通夜の服装マナー

お通夜の参列に際しては、最適な服装マナーがあります。
それぞれの服装マナーについて、以下で解説します。
男性の場合
略式礼服とされる喪服が望ましいです。
黒のスーツで素材は光沢がないものを選び、上下違いの服装は避けましょう。
上着についてはシングル・ダブルのどちらでも良いですが、スラックスについては裾がシングルになっているものが良いです。
中に着用するワイシャツは白無地が基本です。
色付きのものや柄が入っているワイシャツは避けましょう。
ネクタイもスーツと同様に黒色で無地の、光沢の無い素材を着用しましょう。
またネクタイについては、結び目にくぼみ(ディンプル)を作らず、ネクタイピンも付けないことがマナーです。
ベルトも黒色の無地を選び、デザインについては至ってシンプルなものにしましょう。
目立つ大きなバックルや、ヘビ柄などのデザインが入っているようなものはマナー違反なので注意しましょう。
靴については黒の革靴が望ましいです。
紐で結ぶタイプのものを選び、エナメルなどの光沢のある素材を避けることが基本的なマナーです。
金具などがついていないシンプルなデザインのものを選ぶこともポイントです。
また、靴下も同様に黒で統一しましょう。
女性の場合
略式礼服の喪服が望ましいです。
黒また濃紺の無地を選び、パンツまたはワンピースが基本です。
露出が多くなるようなデザインのものは避けましょう。
女性の場合はアクセサリーを着用したがる人もいますが、結婚指輪以外は着用しないことが望ましいです。
それでも着用したい場合には、真珠の一連ネックレスなどは着用することができます。
バッグは黒色の光沢がない布製を選び、金具などがついていないシンプルなデザインのものがベストです。
靴も黒色が基本です。
ヒールはあまり高すぎるものは選ばず、5センチくらいまでに抑えましょう。
ストッキングは全体の色合いに合わせて黒を着用するのが無難です。
髪型については低い位置でまとめるのがマナーです。
また、遺族の女性の場合は着物を着用することもありますが、これは正喪服と言って参列者が着用するのは失礼に当たるため避けましょう。
着物の場合は地域による文化・風習の影響が大きく、その着用方法の違いが大きいため注意が必要です。
多くの場合は黒を基調とした着物を着ることが一般的なのですが、地域の習わしによっては喪主や喪主の妻は白い着物を着るといった場合もあります。
そのため、着物を選択する場合は親族や葬儀会社に事前に確認、相談をしておきましょう。
子供の場合
子供の場合は学校の制服があれば、制服が正式な礼装となります。
子供が中学生や高校生の場合には制服での対応がしやすいですが、小学校や幼稚園などの場合には指定の制服がないことも多くあります。
その場合は、黒・紺・グレーといった地味な色で統一したものが望ましいです。
赤ちゃんの場合もできる限り地味な色を選びましょう。
お通夜の時間まとめ

ここまで、お通夜にかかる時間やお通夜の時間に遅れてしまった場合の対処法などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お通夜全体の所要時間は1時間~1時間半が目安
- お焼香は血縁の濃い順番に行われる
- お通夜に2時間遅れる場合、確認をしたほうが無難
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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