お葬式
そもそも告別式って何?葬儀・通夜との違いや流れについても解説
更新日:2023.10.26 公開日:2021.11.15

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- 告別式は最期の別れを告げる式
- 告別式は社会的な意味合いが強い
- 持ち物や言葉遣いに注意する
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告別式について

弔事の1つとして、告別式は葬儀や通夜と並んで聞くことが多いかもしれません。
故人を見送る式典の1つである告別式ですが、葬儀や通夜との明確な違いをご存知の方は少ないかもしれません。
そこでこの記事では、告別式とはどのような式典なのか、詳しく解説していきます。
告別式について知り、葬儀や通夜との違いを明確にしておけば、いざ出席することになった場合も慌てずに準備ができるでしょう。
家族葬の告別式に出席したい時の対応などにも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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まず、告別式がどのような目的で行われるものかについて解説していきましょう。
告別式は、故人に対してお別れを告げることを目的とした式典です。
それに対して通夜や葬儀は、故人の冥福を祈るための儀式であり、宗教的な意味合いの強いものとなっています。
告別式では、参列者が故人に対して最期の別れを告げることを主な目的としています。
そのため、宗教的な意味合いは薄い式典だと考えられるでしょう。
よって、告別式は通夜や葬儀よりも社会的な意味合いが強い式典だといえます。
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通夜、葬儀との違い

前述したように、告別式は通夜や葬儀とは異なる性質を持った儀式となっています。
ここでは通夜と葬儀が、それぞれ告別式とどのように違うのか具体的に説明していきます。
それぞれの儀式が、どのような意図を持って行われてきたかを知ることで、告別式との違いもより明確になるでしょう。
通夜
通夜は、葬儀が行われる前日に故人と親しい間柄であった人々が、ロウソクや線香の火を一晩中灯し続け、故人の思い出を語りながら夜を明かす儀式でした。
火を灯し続けることで、故人に悪霊が取り憑かないようにするという意味合いも含まれていたそうです。
また、故人の復活を願うという意味もあったようです。
医学が発達する以前は、本当に亡くなったかを確認するための儀式でもありました。
今ではこうした意味合いは薄れてきていますが、名残として未だに通夜は行われています。
都市部を中心に以前のように夜通し行うことは少なくなり、代わりに18〜19時頃から始まり、短時間で終わることが多くなりました。
現在では、葬儀、告別式に参列するのが難しい人が通夜に参列し、故人にお別れをするというケースが多いです。
葬儀
葬儀は故人の冥福を祈り、故人が成仏できるように祈願するための儀式となっています。
宗教的な意味合いを多く含んでおり、宗派によって葬儀の仕方にも違いが表れるのが特徴です。
僧侶を呼んで読経してもらったり、参列者が焼香をあげるのが一般的です。
宗教的な儀式ではありますが、故人が無宗教であった場合にも行われることが多いです。
葬儀は故人の成仏を祈祷するためのものであり、儀礼的な側面が強いです。
そのため、告別式よりも形式が重視されるのが特徴です。
告別式の流れ

ここからは、告別式が具体的にどのような流れで進行されていくのかを解説していきます。
告別式に参列したり、執り行う場合でも困らないように、告別式の流れを確認しておきましょう。
受付
告別式に参列する際、まずは受付を済ませましょう。
受付では故人と生前どういった関係性であったかにより、並ぶ場所が分かれる場合もあります。
そのため、まず自分が並ぶべき場所はどこなのか確認を怠らないことが大切です。
受付では香典を渡し、芳名帳(ほうめいちょう)への記入を行います。
また、代理で知人から香典を預かっている場合には受付でそちらも渡し、場合によっては代理で芳名帳へ知人の名前を記入することになります。
代理で記入する場合は名前の横に(代)と記入します。
開式
受付を済ませたら、告別式の会場に入ります。
告別式では祭壇に近い側が上座となっており、一般的に喪主・親族が祭壇の右側、一般参列者が左側に座ります。
席には親族席・一般席と明記されていることが多いです。
着席する際、上座は葬儀委員長や世話役などが座ります。
そのため、自身が一般参列者である場合は上座に座らないように気を付ける必要があります。
前述の上座などの関係により、会場に入るとスタッフから席順について指示を受けるケースも多いです。
その場合には、その指示に従って、促された席に座ると良いでしょう。
経読
開式が宣言されると、次に僧侶による経読が始まります。
宗派によって時間は様々ですが、一般的に30分から1時間程度になることが多いようです。
また、宗派によっては、経読が終わると引導を渡す場合があります。
引導とは故人が浄土に辿り着けるように、僧侶が法語を唱えることです。
法語を唱えることで、故人がこの世とお別れをして、仏様の元へ導かれるように案内をします。
お焼香
通常、僧侶による経読が行われている最中に司会者やスタッフが参列者にお焼香を促します。
お焼香の順番についてもスタッフなどから案内がある場合が多いので、それに従いましょう。
促されたら参列者は祭壇の前に列を作り、先頭から順番にお焼香を上げることとなります。
列に並び、自分の番が来るまで静かに待ちましょう。
自分の番が来たら焼香を行い、喪主・遺族に一礼をします。
お別れの儀
お焼香が終わると、僧侶が退出し献花や釘打ちなどを行うお別れの儀に移ります。
献花では棺の中に参列者が花を捧げて、故人と最期のお別れをします。
最初に関係性の深い遺族や親族などから献花を行い、その後に一般参列者の番が回ってきます。
これが故人とお別れをする最期のタイミングとなります。
献花が終わると、次に釘打ちを行います。
釘打ちでは棺の蓋を閉じて、その棺の蓋に釘を打ちます。
宗派によっては、釘を打たずに棺を閉めるだけの場合もあります。
また、最近ではご遺族の意向で釘打ちをしない場合もあります。
蓋が閉められると、喪主や遺族の代表者から参列者に向けて挨拶が行われます。
出棺
遺族による参列者への挨拶が終わったら、最後に霊柩車まで棺を運びます。
棺を霊柩車に乗せ終わると出棺となり、故人を乗せた霊柩車が火葬場へと出発します。
霊柩車が出発し、故人が火葬場に向かうところを見届け、遺族を見送ったら参列者は解散となります。
火葬場に向かうのは、故人の家族と親戚までとなっています。
一般の参列者は、基本的に火葬場まで付いていくことはありません。
しかし、場合によって遺族から同行して欲しいと頼まれることがあるため、その場合は火葬場まで付き添いましょう。
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告別式の参列者マナー

ここからは参列者が告別式に参加する際、気をつけるべきマナーについて解説します。
弔事に参列する際にマナーを守らなければ、遺族や他の参列者の方々が不快に思う可能性があります。
事前に確認し、迷惑にならないような振る舞いを身に付けておきましょう。
持ち物
まずは、告別式に参列する際に持参する持ち物について解説していきます。
通夜、葬儀も含め、弔事にはあまり多くのものを持ち込まないのが基本です。
以下を参考に、必要最小限の持ち物になるように準備をしておきましょう。
数珠
数珠は、仏式の葬儀には必須の持ち物です。
数珠はお焼香を行う際に、左手にはめて使うため忘れずに持っていくようにします。
宗派によって数珠にも違いがあるため、どの宗派でも使用することのできる略式数珠を持参すると間違いがないでしょう。
急なことで数珠が用意できない場合もあるかと思います。
勿論あるに越したことはないですが、数珠が絶対に無ければいけないという訳ではありません。
数珠は、他人から貸し借りするのはNGです。
もし用意できなかった場合でも、誰かから借りるのは避けた方が良いでしょう。
数珠を用意できなかった場合は、心を込めて手を合わせるだけで問題ありません。
香典
告別式に出席する際、特に忘れてはいけないのが香典です。
香典は故人に捧げるためのもので、自身の名前と住所を明記して現金を包みます。
金額は故人との関係性や年齢によって変わってきますが、5,000~10万円程度の幅に収めるのが一般的です。
通常、関係性が深ければ深いほど金額も高くなります。
また、香典を包む際、4や9といった死を連想させるような数字は縁起が悪いとされています。
香典は、会場に着くまでの間に汚れが付いたり折れ曲がったりしないよう、袱紗に包んで持参します。
カバン
女性の場合は、ハンカチ・香典・数珠などを入れるためにカバンを持参します。
しかし、男性の場合にはカバンを持たないのがマナーとして良いとされています
そのため、男性はカバンを持たず、所持品はスーツの内ポケットに入れるようにしましょう。
服装
ここからは、告別式に出席する際の服装について、男性と女性に分けてそれぞれのマナーをご紹介していきます。
男性
男性の場合は、通夜や葬儀に出席する際と同様に、黒のフォーマルスーツを着用するのがマナーです。
また、上着の中には白のワイシャツに黒のネクタイを着用します。
アクセサリーなどは付けず、靴も金属などが光っておらず装飾の無い、先の尖っていない革靴を着用しましょう。
準備が間に合わなかったり、告別式が急であった場合には、黒ではなく紺や暗いグレーなどのスーツでも問題ありません。
女性
女性の場合も、通夜や葬儀と同様、黒のフォーマルドレスを着用します。
ストッキングは黒で、靴は光沢や飾りのないパンプスを着用します。
アクセサリーは基本的に不要ですが、真珠のネックレスや結婚指輪など控えめなものを1つ付ける程度でしたら、問題ありません。
また、メイクは派手ではなくナチュラルなものにしましょう。
しかし、ノーメイクでの出席はマナー違反であるため避けます。
男性と同様、準備が間に合わなかった場合には紺や暗いグレーのドレスでも問題ありません。
言葉遣い
遺族の方と話をする際などの言葉遣いについても、注意が必要です。
受付では必ず、「この度はご愁傷様です」や「心よりお悔やみ申し上げます」などのお悔やみの言葉を述べます。
その際、故人の死因を聞いたり、死を想起させるような表現を使うことは厳禁です。
言葉遣いには十分に注意しましょう。
喪主の告別式の準備

次に、自分が喪主である場合、告別式をどのように準備すれば良いのか解説していきます。
告別式を執り行う場合、参列者として参加する場合とは大きく異なります。
事前に様々なことを決める必要があり、準備にも時間がかかります。
告別式の準備では、どういったことを決めなければならないのかを知っておくと、いざという時、焦らずにすむでしょう。
席や焼香の順番を決める
告別式の参列者の席や焼香の順番を決めるのも、喪主の役目です。
席や焼香の順番は、家族・親族・一般参列者など立場によって変わってきます。
どのような順番にするか、会場側のスタッフと事前に話し合って決めておきましょう。
そうすることで、当日も混乱なく告別式を進めることができるでしょう。
挨拶する人を決める
告別式では、参列者に弔辞の挨拶を読んでもらう場合が多いため、誰に頼むかを決めておく必要があります。
また、複数人が弔辞を読む場合には、その順番なども決めておきます。
故人との関係性も考慮し、挨拶をお願いしても問題ない人物かということを考えましょう。
また、出棺の前には喪主か親族が参列者に向けて挨拶をします。
その挨拶も誰が行うか、事前に決めておく必要があります。
火葬場の準備
告別式の会場から火葬場へ行く際、火葬場へ向かう人が全員乗れるだけの車両が必要です。
また、火葬場に参列した方には精進落としを用意するため、事前にどれだけの人数が参加するか確認することが重要です。
1日で通夜から告別式まで行う場合、こうした人数の把握はその前に行っておかなければなりません。
その場合には、事前に電話で出席者に尋ねておく必要があるでしょう。
供花や供物の取り扱いを決める
供花や供物の取り扱いを事前に決めておくのも、喪主の役割の1つです。
例えば、供花が棺に収まらなかった場合の取り扱いや、供物を持ち帰るのか参列者に渡すのかなどの対応を事前に考えておかなければなりません。
供花や供物の取り扱いは、地域の風習や宗派によっても異なるため、告別式の担当者と共に対応を考えましょう。
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家族葬の告別式には参列してもいい?

ここからは、葬儀が家族葬で行われる場合について解説していきます。
家族葬である場合、告別式に参列しても良いのか悩んでしまうことがあるでしょう。
そうした場合の対応について紹介していきます。
家族葬とは
家族葬とは、その名の通り身内や親族などの近しい人物だけで行う葬儀のことです。
家族葬には、血縁関係がある人や配偶者が参列するのが一般的ですが、明確に参列者が決まっているわけではありません。
そのため家族葬の場合、故人や遺族の方々が参列して欲しい方を決める形になります。
家族や本当に親しい人物だけで故人と最期の時間を過ごしたいという場合には、家族葬を選択することもあるようです。
多様化している葬儀の形式の1つだと考えておくと良いでしょう。
訃報の連絡次第で決める
家族葬である場合、参列に慎重にならなければなりません。
もし人づてに葬儀の予定を聞いていたとしても、自分に案内が来ていなければ参列するのは避けた方が無難です。
家族葬の葬儀、告別式に出席するかどうかは訃報の連絡が事前に来た場合に決めると良いでしょう。
もし遺族が家族だけで故人を見送りたいと考えている場合には「参列を辞退していただきたい」という旨を伝えられるはずです。
通夜か告別式のどちらかのみ、一般の人も参列が可能という場合もあります。
連絡の内容に従って、参加するかどうか決めるましょう。
また、参列を辞退していただきたいといわれた場合には、香典や供花・供物などを送っても良いかを確認しておきましょう。
確認せずに送ってしまうと、遺族にとって迷惑になる可能性があります。
遺族の方の意志を必ず尊重しましょう。
通夜や告別式のない場合がある
家族葬の場合には、葬儀の規模が小さいため通夜や告別式が行われないことがあります。
家族葬では通夜、告別式へも参列ができないことがあるということを念頭に置いておきましょう。
また、葬儀が終わってから、遺族の了承が得られれば、弔問をすることも可能です。
通夜や告別式へ参列できず、どうしても弔意を伝えたい場合は、遺族に連絡をして弔問してもいいか尋ねてみましょう。
スポンサーリンク告別式まとめ

今回は、告別式についての概要や、通夜・葬儀との違いなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 告別式は、参列者が故人に対して最期の別れを告げるための式典
- 告別式は葬儀や通夜と違い、宗教的な意味合いが薄く、社会的な意味合いが強い
- 告別式は「受付→開式→経読→お焼香→別れの儀→出棺」という流れ
- 参列する際は持ち物・服装・言葉遣いに気を付ける
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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