法事法要
50回忌法要のお布施はどのくらい?弔い上げをする場合は?
更新日:2022.05.19 公開日:2021.11.26

記事のポイントを先取り!
- 50回忌法要は弔い上げとされる実質最後の年忌法要
- お布施の金額は弔い上げをする場合3万〜5万円程度
- 50回忌法要は略喪服または地味な平服での参加
かなりの年月が経ってから行われる50回忌法要。
「1周忌や3回忌の経験はあるけど、50回忌法要は初めてで不安」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では50回忌のお布施の相場について解説していきます。
この記事を読むことで、50回忌法要のお布施や基本的なマナーについての知識が深まります。
50回忌法要の引き出物にについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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50回忌法要とは

「そもそも50回忌法要って何?」
「他の法要と何が違うの?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
ここでは、50回忌法要がいつ、どんな意味を持って営まれるのか解説していきます。
49年目の年忌法要
50回忌法要とは、故人の命日から49年目に行われる年忌法要です。
年忌法要は定められた年の命日に行われます。
基本的には、ーの位が3と7の年に行われ、1周期は満年齢、3回忌以降は数え年で計算されます。
50回忌法要は3と7の年にもあたりません。
しかし、50年経過したにも関わらず家系が続いてきたことを意味し、節目となる法要として行われます。
50回忌をもって弔い上げとすることも
年忌法要で最後に行われる法要のことを弔い上げと言います。
弔い上げは、他の年忌法要よりも大きな規模で行い、故人を供養します。
仏教では50回忌を迎えると極楽浄土に行くという教えがあり、最後の法要として大切に考えられています。
地域や宗派によっては50回忌ではなく、33回忌を弔い上げとするところもあります。
50回忌法要のお布施

節目である50回忌法要で気になるのはお布施の金額です。
ここでは、50回忌法要のお布施の相場について解説します。
50回忌のお布施は1万〜5万円
50回忌法要のお布施の相場は、通常の年忌法要のお布施と変わらず、1万~5万円です。
50回忌法要であっても、僧侶が特別なことをするわけではないため、他の回忌法要と変わらない金額をお渡しします。
弔い上げをするなら3万〜5万円
50回忌を以て弔い上げをする場合のお布施の相場は、3万~5万円程度となります。
弔い上げの場合、一般的に法要はお寺で行われます。
そのため、僧侶はやることが増え、お布施の金額は高くなります。
お布施の相場は、地方や宗派によっても変わりますので、親戚に相談するか菩薩寺に聞いてみても良いでしょう。
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50回忌法要の喪主挨拶

50回忌の法要で弔い上げを行う場合、家族や親族、親しかった友人や知人にできるだけ参列してもらいます。
先述したように、50回忌法要はおめでたい意味も含めますので、喪主の挨拶も通常の年忌法要に比べて、明るく前向きなお話をする人が多いです。
喪主挨拶で話すべきポイントは以下の通りです。
- お集まりいただいたことへの感謝
- 故人への気持ち
- 遺族の今の状況
- 参列者への日頃の感謝
基本的には、50回忌の喪主の挨拶も一般の年忌法要の場合と変わりません。
明るく話すことで、参列者に前向きな気持ちが伝わることでしょう。
50回忌法要の服装マナー

重要とされる50回忌法要では何を着るべきなのでしょうか。
仮に施主が略式喪服の場合、参列者が準喪服で参列することはマナー違反となります。
ここでは、50回忌法要の服装について解説します。
略式喪服
服装は、略式喪服での参列が一般的です。
男性の場合は
- 光沢のないダークスーツ
- シャツは白の無地
- ネクタイは黒色
- 靴・靴下は黒
を着用します。
女性の場合は
- グレー、紺、黒などの地味な色のスーツ・パンツスーツ・アンサンブル・ワンピース
- ストッキングは黒
- 靴は暗めの色
を着用し、派手になりすぎないように心がけます。
地味な平服
50回忌の場合は、略式喪服よりも形式的ではない、地味な平服での参列も可能です。
ラフになりすぎないように注意が必要で、男性の場合は黒や紺のスーツに白いシャツ、地味なネクタイがいいでしょう。
女性の場合は黒、紺、グレーなどのワンピース、スーツ、アンサンブルなど華美にならない服装にします。
服装に悩んだ場合は、周囲の方に確認すると良いでしょう。
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50回忌法要の引き出物

50回忌法要の引き出物には何が適しているのでしょう。
50回忌だからと特別な物を準備する必要があるのでしょうか?
ここでは、50回忌に選ばれている引き出物を紹介します。
引き出物でよく選ばれるもの
50回忌の引き出物も他の法要とさほど変わりはありません。
一般的には、50回忌の引き出物には3,000円~5,000円の品が選ばれています。
法事の引き出物には「不祝儀が残らないように」という意味合いで、消えてなくなってしまうものが選ぶのがおすすめです。
具体的には、日用品の石鹸、洗剤、タオル、食品ならば、のり、しいたけ、お茶、お菓子などが代表的です。
参列者が持ち帰るということも考えて、重いもの、日持ちがしないものは避けましょう。
引き出物には、参列者が好きなものを選べる、カタログギフトも人気があります。
ただ、年配の方の中にはカタログギフトの利用方法がわからないという方もいますので、品物を用意したほうがいいこともあります。
どのような方が参列するのかを考えて、家族や親族と相談して引き出物を選んでください。
掛け紙・水引の色
50回忌が弔い上げの場合は、おめでたい意味も含むため、通常の水引とは異なる場合があります。
通常の法要の場合、水引は白黒か黄白の水引を使用し、結び切りの物を使用します。
しかし、弔い上げではお祝いの意味から、紅白の結び切りまたは淡路結びの水引を使う場合もあります。
結び切りや淡路結びの水引を使う理由は、お祝い事であっても、何度もあってほしくないという願いがあるためです。
また、引き出物の表書きは地域によっても異なります。
掛け紙の表書きには
- 志
- 粗供養
- 茶の子
のいずれかを記載します。
わからない場合は身内に確認すると良いでしょう。
引き出物は、法要に参列された方だけではなく、お供えや御仏前を送ってくれた方へ、お礼状とともに後日郵送で送ります。
50回忌のお布施まとめ

ここまで、50回忌法要のお布施について解説しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 50回忌法要は亡くなってから49年目に行われる年忌法要
- 50回忌法要のお布施相場は1~5万円、弔い上げを行う場合は3~5万円
- 50回忌法要はおめでたい意味も含むため、喪主の挨拶は通常より明るく話す
- 法要の服装は略式喪服、もしくは地味な平服
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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