お葬式
通夜振る舞いの料理とは?料理の種類や守るべき会食時のマナーを調査
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.20
通夜振る舞いの料理と聞くと、言葉の通り通夜に振る舞う料理であることは想像できるかと思います。
しかし通夜振る舞いの料理がどのような料理で、どのタイミングで出されるのかについてはあまり知らない方が多いでしょう。
そこでこの記事では、通夜振る舞いの料理について詳しく解説していきます。
通夜振る舞いの場で気を付けなくてはいけないマナーについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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通夜振る舞いとは
通夜振る舞いとは、通夜の後に行われる会食のことをいいます。
遺族らが僧侶の方やお通夜の参加者への感謝の気持ちを表し、故人を偲ぶために通夜振る舞いを行います。
以前はお通夜で故人を見守るために、夜通し通夜振る舞いをしていました。
しかし昨今は僧侶や参加者の都合、家族葬の増加などの関係で、1時間~2時間程度で行う傾向があります。
宗教によって通夜振る舞いに違いがあったり、そもそも通夜振る舞いをしないケースもあります。
例えば神式の葬儀は通夜祭の後に直会(なおらい)といって通夜振る舞いに似た会食があります。
キリスト教の場合はそもそも通夜がないため、通夜振る舞いにあたる食事の席がありません。
また、地域によっても通夜振る舞いを行わないことがあるため、必ずしも行われるものとも限りません。
通夜振る舞いに出す料理
通夜振る舞いで出される料理に、どのようなものがあるか解説します。
精進落としの料理との違いについても解説するので、確認しておきましょう。
通夜振る舞いに出す料理の種類
以前は通夜振る舞いには肉や魚を出さず、豆腐などの乳製品や野菜などいわゆる精進料理を出すのが一般的とされていました。
しかし、現代ではそのような慣習は緩和され、故人が生前好きであった料理を振る舞うことも多くなっています。
ただ、鯛や海老のように祝いの席で出されるおめでたい食事はタブーとされているため、注意が必要です。
精進落としとの違い
葬儀後に行う会食に、精進落としというものもあります。
精進落としと通夜振る舞いの料理の違いは何なのでしょうか。
どちらとも遺族らが僧侶の方や参加者への感謝の気持ちを表し、故人を偲ぶために振る舞うという点は同じです。
しかし、出される料理には違いがあります。
通夜振る舞いではオードブルや寿司桶、サンドイッチ、煮物など大皿で出せるような料理が多いです。
最近では、中華や洋食の料理を出す場合も多いです。
理由としては通夜振る舞いでは参加者の把握が難しく、個別で手配するのが困難なためです。
飲み物はお清めの意味も込めてビールや日本酒も用意していますが、車で来られた方のためにノンアルコール飲料も用意をします。
一方、葬儀は参列者が把握しやすいため、精進落としも個別の御膳での提供がほとんどです。
料理の内容は懐石料理であったり、松花堂弁当(しょうかどうべんとう)といって内側に4つ十字に区切られたお弁当を出すことが一般的です。
葬儀社が手配することも可能
通夜振る舞いの料理は、葬儀社に手配を依頼できることが多いです。
事前に参列者が分かれば葬儀社も料理がどのくらい必要か把握できるため、準備がスムーズになります。
また、参列者の人数まで分からなくても問題はありません。
人数分もしくは若干多めの大皿で料理を準備するといった対応をしてくれますし、多少の料理の増減で葬儀費用が変わることはありません。
通夜振る舞いの料理で気になることがあれば、気軽に葬儀社の方に相談してみましょう。
料理だけでなく茶菓子の用意も必須
また通夜振る舞いの料理では、茶菓子の準備もしておくのがおすすめです。
例えば個包装された焼き菓子がありますと、参加者に気軽にとってもらえるのでおすすめです。
また、チョコレートからせんべいまで、幅広い年齢層に対応できるよう準備するのもおすすめです。
もしくは故人が生前好きだったお菓子を準備するのも良いでしょう。
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通夜振る舞いでの会食マナー
通夜振る舞いで気を付けなくてはいけないマナーをご紹介します。
通夜振る舞いは故人を偲ぶための席のため、様々なマナーが存在します。
宴会のような雰囲気で行うものではないため、普段よりも特に注意が必要です。
献杯後に箸をつける
通夜振る舞いの前は必ず故人を偲んで献杯を行います。
献杯とは、故人に敬意を示して杯を奉げることを言います。
献杯の前に箸をつけるのは失礼に当たりますので、喪主の挨拶と献杯の後にはじめて箸をつけるようにしましょう。
必ず一口は食べる
通夜振る舞いは故人を偲んで行われる食事の席のため、よほどの理由がない限り断るのは失礼にあたります。
そのため、お誘いを受けたら極力参加するようにして、通夜振る舞いの席では必ず一口は料理に口をつけるようにしましょう。
お酒を飲みすぎないようにする
通夜振る舞いの席では、ビールや日本酒も用意されています。
通夜振る舞いでは一口でも口にするのがマナーとされていますが、節度を持った飲み方を心掛けましょう。
飲みすぎて酔っぱらってしまわないように気を付けましょう。
大きな声での会話や笑い声は控える
通夜振る舞いは本来、遺族らが僧侶の方やお通夜の参加者への感謝の気持ちを表し、故人を偲ぶために通夜振る舞いを行います。
そのため、必要以上に大きな声で話したり、大声で笑ったりすることは不適切です。
宴会ではありませんので、節度を守って振る舞うようにしましょう。
長居しすぎないようにする
故人や遺族と親しい付き合いがない限りは、30分程度で退席するのがマナーとされています。
長くとも1時間程度で退席するようにしましょう。
故人と関係のない話をしない
通夜振る舞いは故人を偲んで行われるため、話題も故人の思い出話をするのがマナーです。
故人と関係のない話をするのは通夜振る舞いの趣旨にそぐわないため、極力控えるようにしましょう。
スポンサーリンク通夜振る舞いの料理を持ち帰ってもいいか?
通夜振る舞いでは大量に料理が出されるため、持ち帰っても良いか気になる方は多いでしょう。
そこで、最後に通夜振る舞いの料理を持ち帰ってもいいのかについて解説します。
基本的には持ち帰らない
通夜振る舞いの料理は、基本的には持ち帰りません。
通夜振る舞いの料理は共用するものとして用意されているため、いち参加者が持ち帰るのは不適切です。
また、料理に生ものが入っているのであれば、特に夏場では食中毒のリスクもあります。
節度を保ってその場で口にするくらいに留めましょう。
夜通し残る方々もいる
通夜振る舞いの料理の持ち帰りがタブーとされている大きな理由としては、遺族への配慮が挙げられます。
遺族の方々は、通夜振る舞いの後もそのまま故人と最後の夜を過ごすことがあります。
その際に、夜食として通夜振る舞いの料理を口にすることもあるでしょう。
そのような遺族への配慮もかねて考えると、やはり精進料理を持ち帰るのは不適切です。
お持ち帰りくださいと言われた場合のみOK
昨今では通夜振る舞いを控えたり、小規模で行いたいという要望もあります。
そういった方への対応として、参加者が持ち帰ることができるお弁当タイプにして通夜振る舞いをお渡しするサービスもあります。
このような場合は持ち帰ってから精進料理を頂いても問題ありません。
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通夜振る舞いの料理まとめ
ここまで通夜振る舞いの料理についての情報や、マナーなどを中心に解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 通夜振る舞いは通夜の後に行う会食
- 通夜振る舞いの料理は大皿が多い
- 通夜振る舞いでは故人を偲び、節度を保って食事する
- 通夜振る舞いの持ち帰りは基本できない
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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