閉じる

お葬式

葬儀に出されるお酒の意味は?通夜振る舞いのマナーも解説

更新日:2022.11.21

弔問

葬儀 数珠 合掌

記事のポイントを先取り!

  • お酒はお清めの意味がある
  • お酒は通夜振る舞いなどで出される
  • 通夜振る舞いには長居しない

通夜などの葬儀でお酒が出されることがあります。
お酒はお祝いごとで出されることが多いので、通夜などの葬儀にお酒は不適切と思う方もいらっしゃると思います。

そこで、この記事では葬儀にお酒が出される意味について解説します。
葬儀でお酒が出された際のマナーについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 葬儀でお酒を出すことの意味とは
  2. 葬儀でお酒を出されるタイミング
  3. 葬儀でのお酒に関するマナー
  4. 葬儀の時はお酒のお酌が必要?
  5. 葬儀で出されるお酒のまとめ
スポンサーリンク

葬儀でお酒を出すことの意味とは

古代から日本では、米が神聖な力の宿る生命の源であると考えられてきました。
そして米から造られるお酒は、神の領域に近づける清らかなものとされていました

古代の日本では人が亡くなってもすぐには埋葬しませんでした。
しばらくの間死者を埋葬せずに魂を慰める「殯(もがり)」という風習があったためです。

その際、米やお酒は死者の穢れを寄せ付けない力があるものとして使用されていました。
仏教の伝来以降は、 殯は無くなりました。

しかし、酒や食事をふるまう風習は、仏教における布施のような意味を持つようになりました。
布施とは僧侶などに施しをすることで私欲のない無我の境地に達するとされている行いのことです。

葬儀の時に故人の財産からお酒や料理を出すことはこの布施に当たるとされています。
布施をすることは極楽に行くために大切なこととされています。

つまり、葬儀で酒や料理をふるまうのは、故人が極楽浄土へ行ける願掛けの意味を持つのです

スポンサーリンク

葬儀でお酒を出されるタイミング

葬儀 喪服

葬儀でお酒は、どのようなタイミングで出されるのでしょう?
代表的な三種類の酒席について、ご紹介します。

通夜

お通夜が終わった後、参列者の方を別室に招いて、食事やお酒を振る舞うことを通夜振る舞いと言います。
かつての通夜振る舞いでは肉や魚は避け、精進料理が出されていました。

しかし現在ではその様な風習は薄れ、伊勢海老や鯛などのおめでたい料理を避ける程度となっています。
料理に加えて、死の穢れを清めるという意味で、ビールやお酒も振る舞われます。

しめやかな雰囲気の中、故人の思い出を語りながら飲食をすることで、供養をします。

葬儀後の会食

葬儀の後に、参列者一同でする会食のことを精進落としと言います。

精進落としは、かつては四十九日の法要の後に行われていましたが、近年では初七日法要の後に行われるのが一般的です。

また最近では葬儀と初七日法要を同時に行うケースが増えてきています。
火葬場で火葬が完了するまでの時間を利用して、精進落としを行うことが一般的です。

葬儀後に火葬場まで同行する人数はある程度把握できるので、料理は膳で出されることが多くなっています。
懐石料理や仕出し弁当などが出されることが多く、お清めのお酒も振る舞われます。

精進落としは、僧侶や参列者への感謝を表す場です。
故人の思い出などを語りながら会食し、葬儀の労をねぎらいましょう。

忌明け法要

仏教では中陰の49日間を忌中、49日が経過したら忌明けとして、四十九日法要を行います。
忌明け法要は親族をはじめ、故人がお世話になった友人や知人も招待します。

その後に参列者の皆さんと会食をし、料理やお酒を振る舞います。
忌明け法要の会食は、成仏した故人の幸せを願うと同時に、ご遺族の方にとっても一区切りの場でもあります。

故人を偲んで思い出を語り合い、食事をしながら供養しましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

葬儀でのお酒に関するマナー

デメリット

葬儀には独特のしきたりやマナーが多いです。
葬儀でお酒をいただく際に、知っておきたいマナーについて解説していきます。

葬儀の時は乾杯をしない

葬儀でお酒をいただく際には、乾杯ではなく献杯をします。
乾杯とは主に祝い事やおめでたいことがあった場合など、慶事に際して行われるものです。

しかし葬儀や法要は、慶事ではなく弔事なので、乾杯はせず、代わりに献杯を行います。
乾杯と献杯とでは、声のかけ方や所作も異なります。

乾杯の際には大きな声で唱和しますが、献杯の際は控えめな声量で行います。
献杯の際には、乾杯のようにグラスや盃を合わせることはしません

盃を掲げる高さも、視線よりも下の胸の高さ程度にとどまめす。
お酒の種類もビールやシャンパンではなく、日本酒で行います。

献杯は故人に敬意を表し、その死を悼んで行う行為です。
故人に思いをはせながら、ご冥福をお祈りしましょう。

献杯までお酒に口を付けない

献杯の前に、喪主や親族の方から、短いご挨拶があります。
その後に「献杯」と唱和して、盃をかかげます。

盃に口をつけるのは、唱和した後です。
料理に口をつけるのも献杯の後になります。

献杯前に料理やお酒をいただかないようにしてください。

会食時に長時間滞在しない

通夜振る舞いに参加する際に気をつけたいのは、どの位の時間参加するかということです。
特に個人や遺族と親しくなかった場合、あまり長時間滞在することはマナー違反とされています。

できれば30分程度で退席するようにしましょう。
退席する際には隣席の人に声をかけ、あまり目立たないようにして退出しましょう。

遺族に死因を聞かない

親しい人が亡くなった場合、その理由を知りたいという気持ちはあるでしょう。
しかしご遺族の方に、故人の死因を聞くことはマナー違反です。

遺族から切り出した場合のみ、話すようにしましょう。

一口だけでも食事に手を付ける

通夜振る舞いで出された食事は、一口だけでも箸を付けることがマナーとされています。
出された料理をいただくことで、故人への供養になるからです。

ご遺族から通夜振る舞いへお呼ばれされたら、断らずに一口だけでも食事に手を付けて、故人を供養しましょう。

酔っぱらうほどの量を飲まない

葬儀の後の会食でお酒を飲む際には、酔っ払ってしまうほど飲んではいけません
会食も葬儀の一部であり供養の場です。

そして葬儀後のお酒はお清めのしるしです。
あくまでも節度をもっていただき、しめやかに故人を偲ぶようにしましょう。

スポンサーリンク

葬儀の時はお酒のお酌が必要?

葬儀でお酒が出される際、ご遺族がお酌をするべきか悩む人もいらっしゃるのではないでしょうか。
遺族がお酌をすることはただお酒を注ぐという意味だけではありません。

参列してくださった方々への挨拶と故人がお世話になったことへの感謝の意味があります。
面識がない方であっても故人について話しながらお酌をすることが大切です。

故人の思い出話をしながら生前のお付き合いにお礼を述べましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

葬儀で出されるお酒のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、葬儀で振る舞われるお酒について解説してきました。
今回の記事をおさらいは以下の通りです。

  • お清めの意味と、故人が極楽浄土へ行けるように願う意味がある
  • 酒席には通夜振る舞い、精進落とし、忌明け法要がある
  • 献杯の際には料理には少しでも口を付ける

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

お葬式の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断

葬儀・お葬式を地域から探す

みんなが選んだお葬式は葬儀場・葬儀社をご案内/