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お葬式

葬儀でのお悔やみの言葉のマナーや文例とは?

更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.25

弔辞

記事のポイントを先取り!

  • 故人や遺族を思って言葉を選ぶ
  • 場面や関係性で言葉を分ける
  • 忌み言葉は使わない

葬儀に参列して際は、遺族にお悔やみの言葉をかける場面がありますが、どのような言葉をかけたら良いのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

この記事では、葬儀でのお悔やみの言葉に関して、以下の項目を中心に解説していきます。

  • 場面別でのお悔やみの言葉
  • 間柄別でのお悔やみの言葉
  • メールや電話でお悔やみの言葉をかける際の注意点
  • 気をつけるポイント
  • お悔やみの言葉をかけるタイミング
  • 家族葬での場合

お悔やみの言葉としてよく用いられる文例言葉の意味も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お悔やみの言葉とは
  2. 【場面別】お悔やみの言葉の文例
  3. 【関係性別】お悔やみの言葉の文例
  4. 亡くなられた経緯別で言葉を使い分ける
  5. メールや手紙でお悔やみの言葉を伝える
  6. お悔やみを伝える方法
  7. お悔やみの言葉で気をつけること
  8. 家族葬の場合のお悔やみの言葉
  9. 葬儀で使うお悔やみの言葉の意味と使い方
  10. 葬儀でのお悔やみの言葉のまとめ
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お悔やみの言葉とは

お悔やみの言葉とは、故人の死を悼み、遺族や親族を思いやってかける言葉です。

親密な関係であっても、悲しむ遺族や、しめやかに執り行われる葬儀の前には、相応に言葉をかける必要があります。しかし、そうは言っても突然の訃報に驚いてしまい、動揺してどんな言葉をかけたら良いのかわからなくなってしまうのは自然なことです。

そのようになってしまった場合でも、マナーを守ってふさわしい言葉をかけられるようにこの記事で一度お悔やみの言葉を確認しておきましょう。

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【場面別】お悔やみの言葉の文例

場面別のお悔やみの言葉の文例を以下の場合に分けて紹介します。

  • 口頭で訃報の連絡を受けた場合
  • 葬儀で直接遺族に言葉をかける場合
  • キリスト教の葬儀の場合

口頭で訃報の連絡を受けた場合

口頭で訃報の連絡を受けた場合は、まず「お悔やみ申し上げます」「大変ご愁傷様です」とお悔やみの言葉をかけましょう。

この時の注意点は、以下の2点です。

  • 話が長くなりすぎないようにする
  • 故人の死因を尋ねない

相手は大切な方を亡くして亡くして傷心していると思われるので、話は手短に済ませましょう。また、相手から話されない限り故人の死因を尋ねるのは失礼な行為となるので控えましょう。

【文例1】
このたびはご愁傷様です。ご連絡いただいて、どうもありがとうございます。突然のことでなんとお声をかけたら良いか…。ご迷惑でなければ、お悔やみにお伺いしても良いですか?

【文例2】
(目上の方にお伝えする、より丁寧な言い方)このたびは、大変ご愁傷様でございました。大変な時にご連絡いただいてありがとうございます。もしもご迷惑でなければ、お悔やみにお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか?

葬儀で直接遺族に言葉をかける時

葬儀に参列する際にお悔やみの言葉をかける際の注意点も上記の2点と同様です。

話は手短に、死因を尋ねるのは控えます。また、葬儀の場合は遺族は様々ま準備や他の参列者の対応でも忙しくなることが予想されますので、そのことも考慮しましょう。

【文例1】
このたびは、ご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。遺族の皆さんのお心を思うと、言葉もありません。何か、私に出来ることがあったらいつでも声をかけてくださいね。

【文例2】
(目上の方にお伝えする、より丁寧な言い方)このたびは、誠にご愁傷様でございました。謹んでお悔やみ申し上げます。〇〇様(喪主様や、遺族様のお名前など)、大変な時だと存じますが、どうぞご自愛ください。

キリスト教の葬儀だった時

キリスト教での葬儀は仏教とは異なり、「死」は悲しいことではなく、天へ召される喜ばしいことされているため、お悔やみの言葉は用いません。

なので遺族の方へはお慰めの言葉をかけるのが一般的です。

【文例1】
〇〇様(故人の名前)の、安らかなる眠りをお祈りいたします。

【文例2】
(目上の方にお伝えする、より丁寧な言い方)〇〇様より生前に頂いた御恩に心から感謝しております。とても寂しくなりますが、神の御許で皆様を見守り下さいますよう、お祈りしております。

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【関係性別】お悔やみの言葉の文例

数珠を持った喪服の親子の手元

関係性別のお悔やみの言葉の文例を以下の場合に分けて紹介します。

  • 故人と自分の関係性別
  • 遺族と故人の関係性別

故人と自分の関係性別

故人と自分との関係性別のお悔やみの言葉を以下の項目で紹介します。

  • 故人と親しかった場合
  • 仕事上の関係がある場合

故人と親しかった場合

故人と親しかった場合は自分も傷心しているとは思いますが、遺族に対しても心遣いを忘れずにお悔やみの言葉をかけましょう。

【文例1】
このたびは誠にご愁傷様です。彼の生前、たくさんの御恩を頂きました。本当にありがとう。〇〇くん(喪主や遺族など)も、看病疲れが出ると思うので、身体を大切にしてください。

【文例2】
このたびは、ご愁傷様でした。心よりお悔やみ申し上げますと共に、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。突然のことで、本当に大変だったね。何か出来ることがあったら、ぜひ頼ってください。

仕事上の関係がある場合

生前、お仕事の関係でお世話になった方や、喪主が会社の上司である場合は、より丁寧な言葉を使うように心がけましょう。

【文例】
この度は、誠にご愁傷様で御座いました。謹んでお悔やみ申し上げます。事務的なお話をしてしまい恐縮ですが、業務において私になにか出来ることがありましたら、ぜひお申し付けください。

遺族と故人との関係性別

故人と遺族関係性別のお悔やみの言葉を以下の項目で紹介します。

  • 夫・妻を亡くされた場合
  • 父・母を亡くされた場合
  • 子を亡くされた場合
  • 上記以外の親族を亡くされた場合

夫・妻を亡くされた場合

人生の伴侶を失った悲しみはとてつもなく大きなものだと思われます。

今後の生活の不安も感じているかもしれないので、その気持ちに寄り添った言葉をかけるようにしましょう。

【文例】
このたびは、誠にご愁傷様でした。急なことで、なんと申し上げたら良いか…。お力落としのことと思いますが、どうぞご自愛ください。今後のことで何か不安や困ったことがあったら、いつでも声をかけてください。

父・母を亡くされた場合

遺族は亡くなられた父母の知り合いなど、本人とは直接の関わりがあまり無かった方々への連絡などもあり、精神的にも身体的にも大きな負担を背負っていると思われるので、そういった中で連絡をしていただいた感謝の気持ちとともにお悔やみの言葉をかけましょう。

【文例】
このたびは、誠にご愁傷様でした。何かと大変なところ、知らせてくれてありがとうございます。まだまだ慌ただしいことと思いますが、何か私に出来ることがあったらお手伝いさせてください。

子を亡くされた場合

子どもの死は、お声かけの言葉も浮かばないぐらい、想像を絶するほどの悲しみの中にいらっしゃることと思います。

大きな悲しみと喪失感の中で、気持ちに寄り添おうとしても難しいものがあるので「いつでもあなたの力になりたい」という気持ちをお伝えするにとどめ、手短にお悔やみを述べると良いでしょう。

【文例】
このたびは、本当にご愁傷様でした。なんとお声をかけたら良いか…。心から、お悔やみ申し上げます。何かあったら、いつでも頼ってください。

それ以外の親戚を亡くされた場合

ご親戚付き合いは、その家族ごとによって変わりますが、付き合い方によって言葉を変えるようなことはしません。

手短に、一般的なお悔やみの言葉を述べるのが良いでしょう。

【文例】
このたびはご愁傷様でした。謹んでお悔やみ申し上げますと共に、心よりご冥福をお祈りいたします。

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亡くなられた経緯別で言葉を使い分ける

亡くなられた経緯を遺族から伝えられた場合は、それに応じた言葉をかけると良いでしょう。

病気の場合

その人との関係性や、お見舞いに伺うことができたか、お見舞いに伺った際の様子などを一言添えると良いでしょう。

【文例1】
このたびは誠にご愁傷様でした。ご入院中はお見舞いにも伺えず失礼いたしました。看病疲れもでてくることと思います、どうぞご自愛ください。

【文例2】
このたびは誠にご愁傷様でした。以前お見舞いに伺った際は元気にお話されていましたのに…言葉もありません。謹んでお悔やみ申し上げます。

事故の場合

思いがけず事故で亡くなられた場合、家族もその事実を受け止めることができていない場合も多いと思われるため、そうした気持ちに寄り添ったお声がけをするとよいでしょう。

【文例1】
突然のことで、なんと申し上げたら良いかわかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。

【文例2】
さぞお力落としのことと思います…私自身もまだ信じられない気持ちでおります。どうぞお気持ちをしっかりお持ち下さい。

急逝された場合

急逝の場合、事故でご逝去された際と同じく周囲は心の整理がついていない場合が多いです。こちらからご逝去の理由を尋ねることはせず、手短にお悔やみの挨拶を述べると良いでしょう。

【文例】
思いがけない知らせに大変驚きました。誠にご愁傷様で御座います。謹んでお悔やみ申し上げます。何かお手伝いできることがあったら、いつでもお声をかけてくださいね。

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メールや手紙でお悔やみの言葉を伝える

直接お悔やみの言葉を伝えることが出来ないときは、なるべく早くメールやお手紙にてお悔やみの挨拶をします。

メール

遠方に住んでいるなどの理由から、訃報がメールで届いた場合はこちらもメールでお悔やみの言葉を伝えても問題ありません。

相手との関係性も考慮して内容を考えましょう。

親戚関係

親戚関係にお悔やみの挨拶メールを送る場合、ビジネス文書ではないので堅苦しくなる必要はありませんが、丁寧な言い方を心がけましょう。

また、弔問できないことへのお詫びと、故人との思い出話があれば一言添えるのも良いです。

【文例】
突然の訃報に大変驚いています。本来であればすぐにでも駆け付けたい所存ではありますが、直接お伺いすることが出来ず、申し訳ありません。

〇〇さんには、小さい頃よく遊んでもらって、楽しい思い出がたくさんあります。何かと慌ただしくされている中とは思いますが、どうぞご自愛ください。

仕事関係

仕事関係の方へメールをお送りする場合、より丁寧な表現を使うよう心がけましょう。

【文例】
ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。さぞお力落としのことと思います。

まだお忙しくされている状況と拝察し、手短なご挨拶で失礼致します。業務に際し私に出来ることが御座いましたら、お力になりたく思いますのでどうぞお申し付けください。

略儀ながら、まずはメールにて、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

友人関係

親しい友人へお送りする場合は、堅苦しくなりすぎず、お相手にも気を遣わせない形式にすると、返信もしやすくなります。

【文例】
このたびは本当にご愁傷様でした。本当はすぐにでも駆けつけたいけれど、行けなくてごめんなさい。

〇〇さんのこと、気にかけています。何か出来ることがあったらいつでも頼ってください。

手紙

手紙でお悔やみの言葉を伝える場合は、シンプルな便箋と封筒を選びましょう。

縦書き、横書きを気にする必要はありませんが、「不幸が重なる」という考え方から、便箋は複数枚使うのではなく、1枚にしたためます。

また、封筒も一重のものを使用しましょう。

【文例】
〇〇様(お父様、お母さま、故人のお名前など)の訃報に接し、ただただ驚いております。以前お会いした時はお元気そうにされていましたのに、本当に残念でなりません。

本来であればご葬儀にお伺いすべきところ、遠方にてかなわず申し訳ございません。ご家族の皆様、大変な中とは存じますがどうぞご自愛くださいませ。

略儀では御座いますが、まずは書中にて心よりお悔やみ申し上げますと共に、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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お悔やみを伝える方法

ここまで紹介してきた方法以外でお悔やみを伝える手段を紹介します。

香典や葬儀花を送る

葬儀の日程をお知らせ頂いた場合、ご自宅や葬儀式場に香典葬儀のお花を送ることもあります。

香典は郵便で現金書留で送り、花は葬儀社や花屋に依頼する形で送ります。

香典や葬儀花は、家族葬などで葬儀を済ませている場合は自宅にお送りしますが、間に合うようでしたらお通夜や葬儀の日程にあわせてお送りすることが望ましいです。

自宅にお送りする場合は、お花を置くスペースの問題等も考慮する必要がありますので、御香典として現金をお送りする方が良いでしょう。

またその際は前項のようなお手紙を添えてお送りするとより丁寧で良いでしょう。

また、香典や葬儀花を辞退している場合もあるため、事前に送ってよいか確認しておくことも重要です。

後日弔問する

ご葬儀の当日に参列できない場合や、家族葬で葬儀後に逝去の報に触れた際は、後日都合を伺ってからご自宅に弔問しお線香を上げさせていただくと良いでしょう。

弔問する際は平服でお伺いするのがマナーです。

男性はシンプルなジャケットにスラックス、女性は派手に見えない控えめな色のワンピースやスカートスーツを選び、アクセサリーなどはつけません。

必ず事前に遺族に連絡をいれ、ご都合を伺ってから弔問するようにしましょう。

お悔やみのご挨拶は、基本的な文言を選び手短に済ませますが、遺族のお時間が許されるようなら故人の思い出話をさせて頂くのも良いです。

【文例1】
このたびは大変ご愁傷様で御座いました。心よりお悔やみ申し上げます。

【文例2】
〇〇さんには、生前大変お世話になりました。きっとまたお元気な姿でお会いできると思っていましたので、誠に残念でなりません。

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お悔やみの言葉で気をつけること

ご葬儀時、遺族にお悔やみの言葉をかける際にはいくつかの注意点がありますのでご紹介します。

忌み言葉は避ける

お悔やみの挨拶の際は「不幸が重なる」ことを避けたい意味合いから、重ね言葉が忌み言葉とされています。

下記にその例をご紹介します。

  • 重ね重ね
  • たびたび
  • ふたたび
  • くれぐれも
  • 次に
  • また
  • さらに

また、「死」「死亡」「生死」など、直接的に死を表す言葉も避けた方が良いでしょう。
「死」は「ご逝去」などと言い換え、生きていたころを表現するのは「ご生前は…」と丁寧に言い換えて使います。

前向きな言葉は控える

お力落としなさっているご遺族を前に、励まして差し上げたいという気持ちになることはありますが、前向きな言葉をかけるのは辞めておきましょう。

遺族も必死になって前を向こうとしている最中かもしれません。そこで更に「頑張って」などと声をかけるのは、遺族からすると負担に感じることもあるでしょう。

前向きな言葉よりも、「いつでも頼ってくださいね」と遺族の気持ちに寄り添った言葉の方が安心していただけます。

長話をしない

友人や会社関係者など、多くの人が弔問に訪れる葬儀の場では、遺族は各所へのご挨拶などで慌ただしくされていることが多いです。

また、葬儀後に自宅にお邪魔する場合なども、保険や行政手続きで忙しい可能性もありますので、あまり長話をせず、遺族に時間を割かせすぎないように配慮しましょう。

死因などの話題を持ち出さない

病状などをもともと聞いていた場合でも、こちらから死因の話題を持ち出す事はマナー違反です。

お相手からお話ししてくれた場合は存分に聞いて差し上げるべきですが、遺族はまだ心の整理がついておらず、生前の病状や怪我等についての話が出来ない場合も多々あります。

こちらから話を振るようなことはしないでおきましょう。

お悔やみの言葉をかけるタイミング

お悔やみを伝えるタイミングは難しいですが、遺族に配慮して空気を読んで伝えることが大切です。

対面やお電話にて口頭で訃報を聞いた際は、そのタイミングでお悔やみの言葉をます。人づてに聞いた場合は葬儀のときに、遺族にお会いした際にお伝えしましょう。

遺族が他の方とお話されていたり、葬儀社との打ち合わせなどをしていてすぐお会いできなかった場合は、式場の入り口付近でお待ちするか、葬儀場の係員の方に促された場合は先にご焼香を済ませても問題ありません。

また、後日弔問する際は、玄関口でお出迎え頂いた際にお悔やみのご挨拶をします。上着やコート類はインターホンを押す前に脱いでおくと良いでしょう。

声のトーンを落として話す

葬儀は厳粛な雰囲気のなか執り行われますが、儀式の前は割とリラックスしている遺族も多くいらっしゃいます。

しかし、だからといって大きな声でお声かけをしたり、必要以上に身振りや動作を大きくしないよう気をつけましょう。

遺族の前や受付では声のトーンを落とし、近くにいて聞き取れるくらいの声量で言葉をかけるようにしてください。

小さな子どもがいる場合はその限りではありませんが、悲しみにふける遺族や親族に対し、常に配慮を忘れないことが大切です。

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家族葬の場合のお悔やみの言葉

最近は身内だけで葬儀を行う家族葬も増えています。

しかし、一般葬しか参加したことがない人が多いため、弔問のタイミングや仕方がわからない人が多いです。

訃報に接し、遺族から「家族葬で葬儀を行う」旨のご連絡があった場合は、呼ばれない限りは葬儀時の弔問も遠慮することとなります。

この場合のお悔やみの言葉について、タイミングや注意点をご紹介します。

参列できないため電話・メール・手紙で伝える

昨今、ご葬儀の形式で家族葬を選ばれる方は非常に多くいらっしゃいます。

親族の意向により家族葬で葬儀を上げられる場合は、会社関係や友人は参列を辞退することが一般的です。

ただし、訃報に接し「参列しないまでも、なんらかの形でお悔やみをお伝えしたい」という方も多いです。

まずは、訃報を聞いたタイミングでお電話やメール、お手紙にてお悔やみのご挨拶をすると良いでしょう。

喪主本人から電話でご連絡頂いた場合は喪主に直接お悔やみの言葉を伝えます。

同じく葬儀に参列されない親族から人づてに聞いた場合は、改めて喪主やそのご家族にお悔やみを伝えます。

またお手紙にしたためる場合は御香典を一緒にお送りすることも出来ますが、家族葬では御香典やお供えを辞退する
意向をお持ちの遺族も多くいらっしゃいますので注意が必要です。

後日お悔やみに伺っていいか確認する

家族葬により通夜や葬儀に参列できない場合は、後日自宅に弔問に伺っても良いか確認しましょう。

葬儀後は遺族、親族ともに疲れが一気に押し寄せてくるタイミングでもありますので、葬儀の直後は避け、初七日~一か月以内ぐらいを目安に遺族の予定を伺うと良いです。

従来の考え方では、葬儀後は派手なことや祝い事を避け、外出も控えてお骨と共に四十九日までを過ごすことが一般的とされていましたが、最近ではお仕事の都合などで自宅をあけている家族も多いです。

必ず、遺族に対し事前にご都合のよい日取りを確認した上で弔問に伺いましょう。

香典を送る

前項の通り、香典をお送りする場合は遺族が香典を辞退していないか確認ののちに行いましょう。

ご葬儀に間に合うようでしたら、現金書留で葬儀式場に届くようにお送りすると、現金の管理や香典帳にまとめやすいです。

式場に香典をお送りする際の宛名は、「〇〇ホール(式場名) 〇〇家(当家名) 〇〇様(喪主名)」と、どなた様宛ての香典かをわかりやすく表記する必要があります。

ただし、遺族が式場に居なかったり受付の設営をしない葬儀では、稀に書留の受付が出来ない場合もあるため、事前に「〇日の〇時から行われる〇〇家の葬儀において、参列できないため現金書留で香典をお送りして良いか」と、式場側に確認すると良いでしょう

ご葬儀後に香典をお送りする場合は自宅の住所で、喪主様宛てに香典をお送りします。

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葬儀で使うお悔やみの言葉の意味と使い方

よく使われるお悔やみの言葉には、それぞれ意味があります。

言葉によって宗教・宗派的には適切でないものもありますので、ひとつひとつご紹介します。

ご愁傷様です

ご愁傷様の「愁」は憂い(うれい)、「傷」は傷みをさす言葉ですが、その文字に「ご」と「様」の敬意を示す表現がつき、「心の傷を嘆き、とても悲しんでいます」という意味で、口頭でもお手紙でも広く使われるお悔やみの挨拶です。

よって、近しい親戚を亡くした場合に故人の家族に向けて使うのは少々他人行儀のように聞こえるかもしれません。

「あなた(の気持ち)を憂う」「あなたを心配してる」という意味も含みますので間違った表現ではありませんが、会社関係や友人関係に使う方が適切と言えます。

お悔やみ申し上げます

「故人の死を悼み、悲しい気持ちである」という意味で、遺族に対して使用する言葉です。

より丁寧な言い方としては、「謹んでお悔やみ申し上げます」「心よりお悔やみ申し上げます」となります。

「ご愁傷様です」と同じく、口頭でもお手紙でも使用することができます。

哀悼の意を表します

哀悼(あいとう)とは、人の死に対し嘆き悲しむ気持ちをさし、哀悼の意を表すとは、「故人の死に対して嘆き悲しむ気持ちを表します」となります。

弔電やお手紙にてよく使用する言葉で、文語体として使用される言葉ですので、口頭では用いません。

ご冥福をお祈りします

冥福の「冥(めい)」は冥土という死後の世界をさし、「福」は福を招くこと、ご多幸であることをさしますので、「死後の世界でのお幸せを祈っています」という意味で使用されます。

口頭でもお手紙でもよく使われる表現ですが、浄土真宗では用いません。

浄土真宗は、臨終即往生という考え方で、死後すぐに仏さまになられるという教えのため、冥土(死後の世界)に迷い込んでしまうという意味合いになってしまうためです。

キリスト教・神道の場合

いわゆる「お悔やみの言葉」はキリスト教や神道のご葬儀では用いません。

神式のご葬儀では、死は終わりではなく始まりとされ、神様の御許へ召されることであったり、新たな守り神となられるとされています。

死後の世界に関する考え方が仏教とは異なるのです。

よってお悔やみではなく、お慰めの言葉として、「〇〇様の安らかな眠りをお祈り申し上げます」などの言葉を用います。

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葬儀でのお悔やみの言葉のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、ご葬儀でのお悔やみの伝え方や、お悔やみの言葉を伝える際の注意点を中心にご紹介しました。

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • お悔やみの言葉は、訃報を聞いたらすぐ簡潔で手短にお伝えするのが望ましく、こちらから死因などを聞くことはしない
  • 故人や喪主との関係性も考慮し、親しい中であったとしても丁寧な言葉遣いを心がける
  • お電話、メールでお悔やみの挨拶をするときは長くなりすぎないように配慮し、後日お悔やみに伺うことが可能かを確認すると良い

これらの情報が少しでも皆様のお役にたてば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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