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お葬式

お悔やみを電話で伝える時のポイントは?確認する内容を例文で紹介

更新日:2022.11.17 公開日:2022.02.22

弔辞

スマホを操作している男性

記事のポイントを先取り!

  • 電話でのお悔やみは簡潔に短く伝える
  • お悔やみの言葉は宗教によって違う場合もある
  • お悔やみを伝えた後はお通夜や葬儀の日程を確認する
  • 訃報の後すぐに駆けつけるのは親族

電話でお悔やみを伝える際、何と言えばよいか戸惑う方も多いのではないでしょうか。
相手に失礼のないよう、電話でお悔やみを伝える際のポイントについて確認しましょう。

そこでこの記事では、電話でのお悔やみの伝え方について詳しく説明していきます。
この機会に、お悔やみを電話で伝える際のマナーについて覚えておきましょう。

訃報の連絡をいただいた際の対応についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お悔やみを電話で伝える時のポイント
  2. お悔やみを電話で伝える際の例文
  3. お悔やみを伝えた後に確認する事
  4. 訃報の連絡をいただいたらすぐ駆けつける?
  5. お悔やみの電話のまとめ
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お悔やみを電話で伝える時のポイント

お悔やみとは故人の遺族に対して思いやりを込めてかける言葉のことをいいます。
遺族から訃報の連絡を電話で受けた場合は、まずお悔やみを伝えます。

電話でお悔やみを伝える際に、注意することを解説します。

短く簡潔に伝える

遺族の方は深い悲しみの中で、多くの方に訃報の連絡をしなければいけません。
辛い気持ちで連絡をくださっていますので、遺族の負担にならないようにお悔やみは簡潔に短く伝えましょう。

まずは、訃報を知らせてくれたことへの感謝の言葉を述べます。
そして、そのあとにお悔やみの言葉をかけましょう。

故人や遺族と親しかった場合、伝えたいことがたくさんあるかもしれません。
しかし、時間をかけてしまい相手の負担を大きくするのは避けるべきです。

遺族は、このあともお通夜や葬儀の準備などでとても忙しいでしょう。
そのため、相手に配慮して手早く終わらせることが大切です。

死因を尋ねない

親しい方が亡くなった時には、なぜ亡くなったのか死因を尋ねたくなるでしょう。
しかし、お悔やみを伝える際に死因を尋ねることはマナー違反です。

遺族に対しても失礼にあたりますので、注意するようにしてください。

忌み言葉は使用しない

忌み言葉とは、死に対する直接的な言葉や不吉な言葉のことをいいます。
そのため、忌み言葉をお悔やみで使うのは絶対に避けましょう。

「死亡」「急死」といった死に直接関係する言葉はもちろん、「生きていた」というのも、生死に関係する言葉なので避けてください。

ほかにも、「度々」「くれぐれも」「散々」などの重ね言葉は、不幸の繰り返しを連想させる忌み言葉になります。
重ね言葉はつい使ってしまうことがありますので、気をつけましょう。

宗教によってお悔やみ言葉が違う

宗教や宗派によっては、お悔やみで使ってはいけない言葉があります。
そのため、お悔やみを伝える際は注意が必要です。

神道やキリスト教の場合は、仏教用語を使わないようにします。
また、よく使われる「御冥福をお祈りします」という言葉は、キリスト教や神道だけではなく、浄土真宗でも使用しません。

「御冥福をお祈りします」は、「死後の世界での幸せを祈る」という意味があります。
しかし、浄土真宗は「亡くなるとすぐに仏になる」という考えの宗教です。

そのため、浄土真宗の方にとって「御冥福をお祈りします」という言葉は、「冥土に迷い込む」という意味にとられることがありますので、注意してください。

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お悔やみを電話で伝える際の例文

どのようにお悔やみの言葉を電話で伝えたらよいのか、例文を紹介します。
相手によってどんな言葉をかけるべきか、適切なお悔やみの言葉を覚えておきましょう。

親戚

親戚と一言でいっても、遠い親戚や近い親戚など、お付き合いの距離が異なるでしょう。
あまり連絡をとっていない親戚には、かしこまった言い方でお悔やみを述べます。
親しい親戚の場合は、多少くだけた言葉になっても問題はありません。

【例文】

「大変な時にご連絡いただきありがとうございます。
突然のことで、とても驚いています。
心からお悔やみ申し上げます。」

友人

友人とはいえ、「親しき中にも礼儀あり」です。
しかし、マナーさえ守れば、親しい友人には少しくだけたお悔やみを伝えてもよいでしょう。
あまりかしこまった言葉で伝えると、冷たく感じてしまうかもしれません。

【例文】

「忙しい中連絡してくれてありがとう。

あまりにも突然のことで、言葉も見つかりません。
心からお悔やみ申し上げます。

何か私にできることがあったら、遠慮なく言ってね。」

「とても辛いときに、お知らせいただきありがとうございます。

突然のことで、とてもびっくりしています。
心からお悔やみ申し上げます。

手伝えることがあったら言ってくださいね。」

勤務先関係者

会社の上司や同僚といった仕事関係の方にお悔やみの言葉を伝える場合、言葉遣いには注意が必要です。

【例文】

「お知らせいただきありがとうございます。

突然のことで言葉も見つかりません。
心からお悔やみ申し上げます。

故人に生前お世話になったお礼を申し上げたいのですが、さしつかえなければお別れの式の日時を伺えますでしょうか。」

「お知らせいただきありがとうございます。
〇〇課の〇〇です。

〇〇さんにはとてもお世話になりました。
心からお悔やみ申し上げます」

必要に応じて、自分の自己紹介を行い、故人との関係性を伝えると親切でしょう。
生前故人にお世話になっていたことを、遺族に伝えてください。

仕事の取引相手

仕事先の取引相手の場合、基本的に会社から弔電を送ります。
ビジネスの要件がある場合や引継ぎの件などは、少し時間をおいてから尋ねるのがよいでしょう。

【例文】

「お知らせいただきありがとうございます。

あまりにも突然のことで、とても驚いています。
心からお悔やみ申し上げます。

〇〇様には、生前大変お世話になりました。

電報をお送りしたいのですが、お通夜、葬儀の日程はすでにお決まりでしょうか。」

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お悔やみを伝えた後に確認する事

電話でのお悔やみの伝え方を、例文とともに紹介しました。
次に、お悔やみを伝えた後で確認することについて説明します。

マナーを守って、確認事項を尋ねましょう。

最初にお悔やみの言葉を伝える

電話で訃報を受け取ったら、確認事項を聞く前にお悔やみの言葉を伝えるのがマナーです。
お悔やみの言葉は、相手によって変わってきますので前項を参考にしてください。

わざわざ連絡してくれた遺族に、感謝の気持ちとお悔やみの言葉を伝えましょう。
遺族は精神的・時間的にも余裕がない中で連絡をしてくれています。

そのため、相手の負担にならないよう短く簡潔に伝えるようにしましょう。

お通夜式・ご葬儀・告別式について尋ねる

お悔やみの言葉を伝えたら、お通夜、葬儀の予定を尋ねましょう。
遺族が電話で訃報を伝えるのは、お通夜や葬儀の日程を伝えるためでもあります。

ここでは、お通夜などの尋ね方について、例文を用いて紹介します。

親族・友人の場合の例文

親族や友人の場合、どのくらい親しいかによってお悔やみの内容も変わってきます。
とても親しい間柄の場合、普段通りの口調でも問題ありません。

【例文】

「お辛いところ大変申し訳ないのですが、今後の日程を教えていただけますか。
宗教や宗派、喪主の方のお名前も伺いたいです。」

「何かと忙しいところ申し訳ありませんが、お別れの会の日程は決まっていますか。
宗教や宗派も、もし分かっていたら教えてください。」

仕事関係の場合の例文

仕事関係者の場合は、生前故人にお世話になっていたことを伝えてから尋ねるのがよいでしょう。
また、故人との関係性を伝えたほうがよい場合もあります。

【例文】

「生前は〇〇さんに大変お世話になりました。
〇〇さんにお別れをしたいので、お別れの式の日程が決まっていましたら、教えていただけますか。

また、宗派や宗教もわかる範囲で結構ですのでうかがえますでしょうか。」

「同じ部署の〇〇です。
生前は〇〇さんに大変お世話になっておりました。

よろしければ故人にお礼を述べたいのですが、お通夜と葬儀の日程はお決まりでしょうか。」

電話を切る際の注意点

訃報の電話を受け、確認事項を尋ねたら、長く話を続けずに電話を切るようにします。
電話を切るときは、遺族が先に電話を切ったのを確認してから受話器を置いてください。

受話器を置く際は、相手が切ったからといって乱暴に置くのではなく、静かに置きましょう。

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訃報の連絡をいただいたらすぐ駆けつける?

親しい間柄の場合、訃報を受けたらすぐに駆けつけたくなるかもしれません。
しかし、すぐに駆けつけてしまうと遺族の迷惑になる場合もあります。

すぐに駆けつけていいのかどうかは、故人との関係性によって判断しましょう。

親族の場合

親族の場合、故人だけではなく遺族との関係性も深いことがほとんどでしょう。
そのため、基本的にすぐに駆けつけても問題はありません。

お通夜や葬儀の準備など、亡くなってから葬儀までにやることはたくさんあります。
親族であれば、遺族も困ったときに頼みやすいかもしれません。

訃報を受けたら、すぐに駆けつけてあげてください。

仕事関係者の場合

仕事関係者の場合、故人と親しかったとしても、訃報を受けてすぐに駆けつける必要はないでしょう。
まずは、会社の上司に連絡して判断を仰ぎましょう。

仕事関係者は、遺族からすると顔を知らない場合がほとんどです。
基本的にはお通夜、葬儀、告別式などに参列するといった形になります。

親しい間柄だった場合

故人ととても親しい間柄の場合は、すぐに弔問に駆けつけても問題はないでしょう。
遺族も親しい間柄だと知っているでしょうし、失礼にはなりません。

近所の方の場合

近所の方の場合、基本的にお通夜や葬儀の予定を聞いて参列するのがいいでしょう。
ただし、遺族とも親密に付き合いがある場合は別になります。

すぐに駆けつけてもよいですし、お手伝いを申し出てもよいでしょう。

それほど親しくない間柄だった場合

故人とそれほど親しくない間柄の場合は、お通夜、葬儀、告別式のどれか、またはすべてに参列するようにします。
すぐに駆けつけなくても、マナー違反にはなりません。

すぐ駆けつけられない場合

訃報は、突然くるものです。
そのため、どれだけ故人と親しくても、すぐに駆けつけられない場合もあるでしょう。

出張や旅行中など、駆けつけるのに時間がかかる場合、自分の代わりの方に弔問に行ってもらうこともできます。
代理人を立てる、弔電を出すなどの方法で、お悔やみの気持ちを遺族に伝えてください。

お通夜や葬儀に間に合えば、その時にお悔やみと、すぐに駆けつけられなかったことへの謝罪を述べます。

葬儀にも間に合わないような場合は、改めて後日、弔問に伺うようにしましょう。
もし後日弔問する場合は、必ず遺族の都合を確認してからにしてください。

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お悔やみの電話のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまでお悔やみの電話についての情報や、お悔やみの例文などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お悔やみを電話で伝えるときは短く簡潔に伝える
  • 故人との間柄によってお悔やみの言葉は変わる
  • お悔やみを伝えた後はお通夜、葬儀、告別式について尋ねる
  • 訃報の連絡の後すぐに駆けつけるのは、親しい間柄の方


これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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