お葬式
お悔やみを電話で伝える時のポイントは?正しいマナーや例文を解説
更新日:2025.05.27 公開日:2022.02.22

記事のポイントを先取り!
- 電話でのお悔やみは簡潔に短く伝える
- お悔やみの言葉は宗教によって違う場合もある
- お悔やみを伝えた後はお通夜や葬儀の日程を確認する
- 訃報の後すぐに駆けつけるのは親族
電話でお悔やみを伝える際、何と言えばよいか戸惑う方も多いのではないでしょうか。
相手に失礼のないよう、電話でお悔やみを伝える際のポイントについて確認しましょう。
そこでこの記事では、電話でのお悔やみの伝え方について詳しく説明していきます。
この機会に、お悔やみを電話で伝える際のマナーについて覚えておきましょう。
訃報の連絡をいただいた際の対応についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
以下の記事では、お悔やみの言葉をメールで返信するときのマナーや注意点について解説しています。ぜひ、ご覧ください。
以下の記事では、親戚に対してのお悔やみメールはなんと伝えれば良いのかということについて詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
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お悔やみの言葉とは
「お悔やみの言葉」とは、故人の死を悼み、遺族に対して哀悼の意を表す言葉です。
通夜や葬儀の場で用いられ、「ご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」などが一般的です。
これらの言葉は、遺族の悲しみに寄り添い、慰めるために使われます。
お悔やみの言葉を伝える際には、いくつかのマナーがあります。
まず、言葉は簡潔にし、長々と話すことは避けましょう。
また、死因などの詳細を尋ねるのは控えるべきです。
さらに、「重ね重ね」「ますます」などの重ね言葉や、「死ぬ」「消える」などの直接的な表現は避けるのが望ましいとされています。
宗教や宗派によっては、「ご冥福をお祈りします」が適さない場合もあるため、注意が必要です。
電話でお悔やみを伝える場合も、同様の配慮が求められます。
声のトーンを抑え、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
また、遺族が電話を切るのを待ってから、自分も静かに受話器を置くのがマナーです。
お悔やみの言葉は、遺族の心に寄り添う大切なコミュニケーションです。
適切な言葉選びとマナーを守ることで、故人への敬意と遺族への思いやりを伝えることができます。
スポンサーリンクお悔やみを電話で伝える時のポイント
お悔やみとは、故人の遺族に対して思いやりを込めてかける言葉のことをいいます。
遺族から訃報の連絡を電話で受けた場合は、まずお悔やみを伝えます。
電話でお悔やみを伝える際に、注意することを解説します。
短く簡潔に伝える
遺族の方は深い悲しみの中で、多くの方に訃報の連絡をしなければいけません。
辛い気持ちで連絡をくださっていますので、遺族の負担にならないようにお悔やみは簡潔に短く伝えましょう。
まずは、訃報を知らせてくれたことへの感謝の言葉を述べます。
そして、そのあとにお悔やみの言葉をかけましょう。
故人や遺族と親しかった場合、伝えたいことがたくさんあるかもしれません。
しかし、時間をかけてしまい相手の負担を大きくするのは避けるべきです。
遺族は、このあともお通夜や葬儀の準備などでとても忙しいでしょう。
そのため、相手に配慮して手早く終わらせることが大切です。
死因を尋ねない
親しい方が亡くなった時には、なぜ亡くなったのか死因を尋ねたくなるでしょう。
しかし、お悔やみを伝える際に死因を尋ねることはマナー違反です。
遺族に対しても失礼にあたりますので、注意するようにしてください。
忌み言葉は使用しない
忌み言葉とは、死に対する直接的な言葉や不吉な言葉のことをいいます。
そのため、忌み言葉をお悔やみで使うのは絶対に避けましょう。
「死亡」「急死」といった死に直接関係する言葉はもちろん、「生きていた」というのも、生死に関係する言葉なので避けてください。
ほかにも、「度々」「くれぐれも」「散々」などの重ね言葉は、不幸の繰り返しを連想させる忌み言葉になります。
重ね言葉はつい使ってしまうことがありますので、気をつけましょう。
宗教によってお悔やみ言葉が違う
宗教や宗派によっては、お悔やみで使ってはいけない言葉があります。
そのため、お悔やみを伝える際は注意が必要です。
神道やキリスト教の場合は、仏教用語を使わないようにします。
また、よく使われる「御冥福をお祈りします」という言葉は、キリスト教や神道だけではなく、浄土真宗でも使用しません。
「御冥福をお祈りします」は、「死後の世界での幸せを祈る」という意味があります。
しかし、浄土真宗は「亡くなるとすぐに仏になる」という考えの宗教です。
そのため、浄土真宗の方にとって「御冥福をお祈りします」という言葉は、「冥土に迷い込む」という意味にとられることがありますので、注意してください。
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お悔やみを電話で伝える際の例文
どのようにお悔やみの言葉を電話で伝えたらよいのか、例文を紹介します。
相手によってどんな言葉をかけるべきか、適切なお悔やみの言葉を覚えておきましょう。
親戚
親戚と一言でいっても、遠い親戚や近い親戚など、お付き合いの距離が異なるでしょう。
あまり連絡をとっていない親戚には、かしこまった言い方でお悔やみを述べます。
親しい親戚の場合は、多少くだけた言葉になっても問題はありません。
【例文】
「大変な時にご連絡いただきありがとうございます。
突然のことで、とても驚いています。
心からお悔やみ申し上げます。」
友人
友人とはいえ、「親しき中にも礼儀あり」です。
しかし、マナーさえ守れば、親しい友人には少しくだけたお悔やみを伝えてもよいでしょう。
あまりかしこまった言葉で伝えると、冷たく感じてしまうかもしれません。
【例文】
「忙しい中連絡してくれてありがとう。
あまりにも突然のことで、言葉も見つかりません。
心からお悔やみ申し上げます。
何か私にできることがあったら、遠慮なく言ってね。」
「とても辛いときに、お知らせいただきありがとうございます。
突然のことで、とてもびっくりしています。
心からお悔やみ申し上げます。
手伝えることがあったら言ってくださいね。」
勤務先関係者
会社の上司や同僚といった仕事関係の方にお悔やみの言葉を伝える場合、言葉遣いには注意が必要です。
【例文】
「お知らせいただきありがとうございます。
突然のことで言葉も見つかりません。
心からお悔やみ申し上げます。
故人に生前お世話になったお礼を申し上げたいのですが、さしつかえなければお別れの式の日時を伺えますでしょうか。」
「お知らせいただきありがとうございます。
〇〇課の〇〇です。
〇〇さんにはとてもお世話になりました。
心からお悔やみ申し上げます」
必要に応じて、自分の自己紹介を行い、故人との関係性を伝えると親切でしょう。
生前故人にお世話になっていたことを、遺族に伝えてください。
仕事の取引相手
仕事先の取引相手の場合、基本的に会社から弔電を送ります。
ビジネスの要件がある場合や引継ぎの件などは、少し時間をおいてから尋ねるのがよいでしょう。
【例文】
「お知らせいただきありがとうございます。
あまりにも突然のことで、とても驚いています。
心からお悔やみ申し上げます。
〇〇様には、生前大変お世話になりました。
電報をお送りしたいのですが、お通夜、葬儀の日程はすでにお決まりでしょうか。」
お悔やみを伝えた後に確認する事
電話でのお悔やみの伝え方を、例文とともに紹介しました。
次に、お悔やみを伝えた後で確認することについて説明します。
マナーを守って、確認事項を尋ねましょう。
最初にお悔やみの言葉を伝える
電話で訃報を受け取ったら、確認事項を聞く前にお悔やみの言葉を伝えるのがマナーです。
お悔やみの言葉は、相手によって変わってきますので前項を参考にしてください。
わざわざ連絡してくれた遺族に、感謝の気持ちとお悔やみの言葉を伝えましょう。
遺族は精神的・時間的にも余裕がない中で連絡をしてくれています。
そのため、相手の負担にならないよう短く簡潔に伝えるようにしましょう。
お通夜式・ご葬儀・告別式について尋ねる
お悔やみの言葉を伝えたら、お通夜、葬儀の予定を尋ねましょう。
遺族が電話で訃報を伝えるのは、お通夜や葬儀の日程を伝えるためでもあります。
ここでは、お通夜などの尋ね方について、例文を用いて紹介します。
親族・友人の場合の例文
親族や友人の場合、どのくらい親しいかによってお悔やみの内容も変わってきます。
とても親しい間柄の場合、普段通りの口調でも問題ありません。
【例文】
「お辛いところ大変申し訳ないのですが、今後の日程を教えていただけますか。
宗教や宗派、喪主の方のお名前も伺いたいです。」
「何かと忙しいところ申し訳ありませんが、お別れの会の日程は決まっていますか。
宗教や宗派も、もし分かっていたら教えてください。」
仕事関係の場合の例文
仕事関係者の場合は、生前故人にお世話になっていたことを伝えてから尋ねるのがよいでしょう。
また、故人との関係性を伝えたほうがよい場合もあります。
【例文】
「生前は〇〇さんに大変お世話になりました。
〇〇さんにお別れをしたいので、お別れの式の日程が決まっていましたら、教えていただけますか。
また、宗派や宗教もわかる範囲で結構ですのでうかがえますでしょうか。」
「同じ部署の〇〇です。
生前は〇〇さんに大変お世話になっておりました。
よろしければ故人にお礼を述べたいのですが、お通夜と葬儀の日程はお決まりでしょうか。」
電話を切る際の注意点
訃報の電話を受け、確認事項を尋ねたら、長く話を続けずに電話を切るようにします。
電話を切るときは、遺族が先に電話を切ったのを確認してから受話器を置いてください。
受話器を置く際は、相手が切ったからといって乱暴に置くのではなく、静かに置きましょう。
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電話で訃報の連絡を受けたときの対応
電話で突然の訃報を受けた際は、驚きや悲しみで言葉を失ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんな時こそ落ち着いて、遺族への敬意と配慮を忘れずに対応することが大切です。
電話越しだからこそ、言葉遣いや話し方の丁寧さが相手への思いやりを示す鍵になります。
以下では、訃報の連絡を受けた際の適切な対応方法について、段階ごとにご紹介します。
最初に伝えるべきお悔やみの言葉
電話口での第一声は、心を込めたお悔やみの言葉から始めましょう。
長く話す必要はありませんが、相手の気持ちに寄り添った誠実な言葉選びが重要です。
【一般的な関係の場合】
- 「このたびはご連絡いただきありがとうございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
- 「突然のことで驚きました。謹んで哀悼の意を表します。」
【親しい方のご家族などの場合】
- 「本当に大変だったと思います…。何か力になれることがあれば遠慮なく言ってください。」
- 「辛いときに連絡してくれてありがとう。心からお悔やみ申し上げます。」
関係の深さや相手の状況に合わせて、丁寧さと温かみのバランスを考慮した言葉を選びましょう。
葬儀やお通夜の情報を確認する
お悔やみの言葉を伝えたあとは、葬儀やお通夜の日時・場所・形式についての確認を丁寧に行います。
これらは参列可否や香典の準備に直結するため、適切なタイミングで尋ねることが大切です。
【例文】
- 「ご無理を承知でお伺いしますが、お通夜やご葬儀の予定はお決まりでしょうか?」
- 「遠方からの参列となるため、可能であれば場所や時間を教えていただけますか?」
- 「宗教や宗派も分かるようであれば、事前に教えていただけると助かります。」
また、香典や弔電を用意するために、故人の名前や喪主名を確認する場合もあります。
お取り込み中のご遺族への配慮を忘れず、確認事項は簡潔にまとめましょう。
電話を切るときの配慮
電話でのやり取りは、終わり方にも気を遣う必要があります。
失礼のないよう、以下の点に注意しましょう。
- 相手が電話を切るのを待ってから、自分も静かに切るのが基本マナーです。
- 固定電話の場合は、受話器をそっと置き、音を立てないようにしましょう。
- 最後に「お忙しいところご連絡ありがとうございました。どうかご無理なさらないでくださいね」といった、気遣いの言葉を添えると良い印象を与えます。
お悔やみの電話のまとめ

ここまでお悔やみの電話についての情報や、お悔やみの例文などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お悔やみを電話で伝えるときは短く簡潔に伝える
- 故人との間柄によってお悔やみの言葉は変わる
- お悔やみを伝えた後はお通夜、葬儀、告別式について尋ねる
- 訃報の連絡の後すぐに駆けつけるのは、親しい間柄の方
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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