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お葬式

海外にも死装束はある?宗教ごとの違いや近年の死装束についても紹介

更新日:2022.11.19

宗教

チャペルの椅子

記事のポイントを先取り!

  • 死装束は故人に着せる衣裳
  • 国ごとに様々な死装束がある
  • 近年はエンディングドレスが人気

日本の死装束といえば、思いつくのは白い着物ですよね。

海外にも死装束というものはあるのでしょうか。

そこでこの記事では、海外の死装束について詳しく説明していきます。

近年における日本の死装束についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 死装束とは
  2. 海外における死装束の違い
  3. 宗教別の死装束の違い
  4. 近年における日本の死装束
  5. 海外の死装束まとめ
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死装束とは

死装束(しにしょうぞく)とは亡くなった方に着せる衣装のことで、日本では白い着物を見かけることが多いと思います。

日本の仏教や神道では、故人は極楽浄土へ旅立つと考えられており、死装束は言わば旅用の衣装なのです。

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海外における死装束の違い

ここでは、海外の死装束にはどのようなものがあるのか、それぞれの国の特徴を紹介します。

アメリカの死装束

アメリカの場合は綿やシルクなどの天然素材、または何も身に着けない裸の状態があります。

その他、故人や親族の希望で準備した衣装でも良いと言われています。

故人が軍隊で現役勤務していた場合は、軍の制服を死装束として着せて納棺されます。

イギリスの死装束

イギリスの場合もアメリカと同じく天然素材の衣装、もしくは故人や親族の希望の衣装で納棺されることが多いです。

また、素材にかかわらず眼鏡や宝石など故人に縁のあるものなども一緒に棺の中に収めることができます。

火葬の場合は革やゴム製品はNGです。

中国の死装束

中国の一般的な死装束は白・黒・青・茶と色に関してのルールがあるのですが、それ以外は自由です。

但し、赤は幽霊になるという言い伝えがあり、使ってはいけない色とされています。

また、湖南省の花瑶族では、女性が既婚者なら花嫁のときに着た衣装を死装束として着せる伝統があります。

韓国の死装束

韓国では白やアイボリーの寿衣(スゥイ)という死装束を着せます。

この寿衣は生前に準備することが一般的で、子供が親に対してプレゼントする場合もあるそうです。

生前に準備すると、病気にならずに長生きできるという言い伝えがあるからです。

オーストラリアの死装束

オーストラリアでは、男女ともにフォーマルなスーツ姿を死装束として着せます。

しかし近年では、人体の腐敗だけ進み、最後はポリエステル素材などのスーツだけが残ってしまう事態を問題視する声が上がってきています。

そこで、土に戻る素材を使った死装束用スーツなどを作るデザイナーが出てきています

チェコの死装束

ヨーロッパは死装束に関して、割と自由な場所が多いのですが、チェコでは白い布で作られたいたってシンプルな死装束を着用します

チェコは平等意識が強く、死者は金持ちも貧乏な人も区別してはならないという考えから、死装束もシンプルなものとされています。

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宗教別の死装束の違い

続いては、宗教における死装束の違いを見ていきたいと思います。

宗教によって「死」の考え方は異なるので、死者の送り方にも違いがあります。

神道

神道では、死は神様によって与えられた命をお返しすることだと考えられており、亡くなった方は子孫や家を守ってくださる守護神になるとされています。

そのため、神道での死装束は守護神に相応しい衣装で神衣(かむい・しんい)と呼ばれるものを着用します。

男性は白丁(はくちょう)と呼ばれる白い着物を死装束として纏います。

頭には烏帽子(えぼし)をかぶり手に笏(しゃく)を持たせます。

女性は十二単(じゅうにひとえ)の略称である小袿(こうちぎ)と言われる白い着物を纏い、手には扇を持たせます。

キリスト教

キリスト教にはカトリックとプロテスタントという教派がありますが、どちらの教派も死装束に細かい決まりはありません

カトリックの場合は、故人の愛用していたロザリオを持たせることが多いです。

プロテスタントの場合は、故人の愛用していた衣服などを着せて見送ります。

ヒンズー教

ヒンズー教では、故人の民族衣装を着用することが多いです。

火葬場では、死装束を着用した故人を布で包み、火葬します。

ユダヤ教

ユダヤ教は土葬が一般的であり、無地の白装束や白い布に体を包み、そのまま穴の中に埋葬されます。

無宗教

無宗教の場合は、死装束に決まりはなく、故人や遺族の意向で愛用していた衣服などを着せる場合があるようです。

既成の死装束以外を着せたい場合は、葬儀社やお世話になるお寺などに一度、相談してみるのがおすすめです。

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近年における日本の死装束

ここまでは、海外や宗教における死装束の違いを紹介してきましたが、ここからは近年の日本の死装束について触れていきます。

近年では白装束以外も増えている

先述通り、無宗教である場合は、死装束に関しての決まりは特にありません。

また近年では、死装束の自由化も進んできており、白装束以外を着用する方も増えてきています

死装束は通常、葬儀社の方で準備されますが、気に入った死装束を着たい場合はそちらを選ぶことも可能です。

中には好きな衣装を着て、白装束は柩に収められるだけのケースもあるそうです。

亡くなったあとに着せるものなので、着せやすい形や火葬に支障のない素材のものを選ぶことが大切です。

自分で死装束を選ぶ方は前もって、葬儀社の方と相談しておくと良いでしょう。

エンディングドレスとは

和装の死装束と違って、華やかなものが多いのがエンディングドレスです。

レースやオーガンジーを使ったり、ギャザーが施されていたりとデザインも豊富です。

病気で痩せ細ってしまった体をボリュームのあるデザインで豊かに見せたり、手足など見える部分の点滴や手術跡などをレースなどで隠すようなデザインにしたりと、メリットもたくさんあります。

色も白のみではなくピンクやブルー、花柄の物もあります。

淡いピンクが人気で、顔色が映えるという理由で選ばれることが多いそうです。

デザイン性だけではなく、死後硬直後も着せやすいという機能性も備えています

ネットショップで購入したり、中には手作りでという方もいらっしゃるようです。

因みに購入となると幅は広いですが、5万~30万円くらいが相場です。

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海外の死装束まとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまで、海外や宗教における死装束の違いについての情報を中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 死装束とは亡くなった方に着せる衣装のこと
  • 海外にも各国様々な死装束が存在する
  • 宗教によっても死装束の違いがある
  • 近年の日本では白装束以外の死装束も増えてきている

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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