お葬式
葬儀に持っておくと便利な持ち物は?忘れ物をした際の対処法も解説
更新日:2024.01.24
葬儀に必要な持ち物は様々です。
葬儀に参列する際に服装については気を配るかと思いますが、持ち物については見落としがちではないでしょうか。
今回の記事では葬儀の持ち物について、
- 葬儀の際に持っておくと便利な持ち物
- 葬儀に持っていく持ち物のマナーについて
- 葬儀に必要な持ち物を忘れた際の対処法
以上を解説します。
ぜひ最後までお読みください。
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葬儀参列の際の持ち物
葬儀は突然にやってくるものです。
突然の葬儀に対しても慌てずに対応できるよう、必要な持ち物を確認していきましょう。
まずは葬儀に必要な持ち物について記載してきます。
葬儀に必要な持ち物
葬儀のために事前に準備するものは、以下の3点です。
- 香典
- 袱紗(ふくさ)
- 数珠
上記の3点は日常生活では馴染みがないため、事前に準備が必要です。
葬儀の連絡が来たら、対応できるようにしておきます。
香典、袱紗、数珠以外にも用意する持ち物がありますので、下に記します。
こちらは日常生活でも用いられるため、すでに持ち合わせている方も多いでしょう。
- ハンカチ
- バッグ
- サブバッグ
- アクセサリー(時計、真珠のネックレスなど)
もし上記の持ち物リストの中で持ち合わせていないものがあれば、事前に購入しておくことをおすすめします。
葬儀にあると便利な持ち物
必須ではありませんが、葬儀にあると便利な持ち物もあります。
男性視点、女性視点で便利な持ち物について記載します。
男性が葬儀に持っておくと便利な持ち物
薄手の財布を持っておくと便利です。
男性が葬儀に参列する際はバッグを持たずに、荷物はポケットに入れておくことが一般的です。
葬儀に必要なものはそこまで多くなく、上述した葬儀に必要な持ち物に加えてスマートフォンと財布を持っていれば問題ありません。
この際、財布のサイズが大きすぎるものをポケットに入れると不格好に見えてしまいます。
そのため葬儀のために財布の中身は最小限に抑えて、薄めの長財布を携帯するとよいです。
女性が葬儀に持っておくと便利な持ち物
女性であれば、替えのストッキングは持ち合わせておいたほうが便利です。
ストッキングは伝線しやすく、伝線したストッキングは目立ちやすいです。
そのためストッキングが伝線したときに備えて、予備のストッキングを準備しておきます。
https://www.eranda.jp/column/funeral
スポンサーリンク葬儀の持ち物で知っておきたいマナー
葬儀に必要な持ち物を揃えたら、その持ち物がマナー違反ではないか気をつけたいところです。
葬儀の持ち物で押さえておきたいマナーについて記載します。
香典
香典はお通夜か、葬儀のいずれかには必ず持参するものです。
香典では、新札を使わないというマナーがあります。
個人の不幸を予測していた、と思われてしまうからです。
そのため、香典に包むお金には新札を使わないようにしましょう。
袱紗(ふくさ)
香典を包む香典袋は、「袱紗」に入れて持ち運びます。
お通夜や葬儀には黒色や紺色、グレーの色の袱紗を使うようにします。
結婚式のような慶事にも袱紗は使われます。
慶事に使う際には赤やピンクのような明るい色を使うように心がけます。
なお、お通夜などの弔事には左開き、慶事には右開きで使うことがマナーになっています。
ハンカチ
お通夜や葬儀に持っていくハンカチは、無地で白色か黒色のハンカチを持っていくようにします。
または、白色か黒色の刺繍が入っているものか、同じ色でレースの縁取りをしているハンカチでも問題ありません。
ハンカチは袱紗の代わりにもなるので、できるだけ忘れないように心がけましょう。
アクセサリー
男女問わず、光り物のアクセサリーは外しておきましょう。
腕時計は、シンプルで目立たないものであれば基本的にはOKとされています。
しかしその基準は人によって曖昧なので、不安であれば事前に確認しておきましょう。
女性の場合、ネックレスを着けることも考えられます。
ネックレスは涙を連想させる白の真珠が基本ですが、黒真珠でも問題はありません。
ネックレスを着ける際には、一連の真珠ネックレスを着けるようにします。
ネックレスには二連、三連のネックレスもありますが、不幸が重なることが連想されるため葬儀の場ではNGとなっています。
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葬儀のパターン別、便利な持ち物集
葬儀は様々なシチュエーションでの参列が考えられます。
葬儀のパターン別に便利な持ち物を記載します。
季節によってあると便利な持ち物
雨の日や初夏の梅雨の時期には、傘を持って葬儀に参列します。
傘の色は黒や紺色のような、地味な色を用意します。
女性であれば、夏場に日傘を用意すると便利です。
冬場であれば防寒具は必須ですので、コートや手袋を持って参列すると便利です。
こちらも黒色などの地味な色合いで揃えていれば問題ありません。
親族として葬儀に参加する場合にあると便利な持ち物
まずは風呂敷です。
親族であれば、何かと持ち物が増えがちです。
帰り際に荷物が増えることも想定されますので、持ち物を包めるくらいのサイズの風呂敷を持っておくと便利です。
貴重品袋も持っておくと便利になります。
葬儀場は多くの人が出入りするため、貴重品の管理は必須です。
そのため、香典などを管理しておく貴重品袋は持っておくと良いでしょう。
仕事関係の葬儀に便利な持ち物
仕事上のお付き合いがあった方の葬儀に参列する場合には、名刺を持っていくようにします。
葬儀には多くの参列者がいますので、香典と一緒に名刺を渡すことにより、誰が香典を持ってきてくれたのか後でわかりやすくなります。
香典に名刺を添える際には、上司の代理で来たのか、自身が代表で来たのかわかるようにしておくことが重要です。
葬儀で忘れ物に気付いた場合の対応
持ち物を用意したと思っていても、忘れてしまうこともあります。
忘れ物をしたとしても慌てないために、葬儀に必要な持ち物を忘れた場合の対処法を記載します。
コンビニで調達できる持ち物
コンビニの日用品コーナーには、香典袋や数珠などを置いている場合もあります。
最近はコンビニの品揃えも豊富で、女性用のストッキングを扱っているところもあります。
葬儀場の近くのコンビニであれば、黒色のネクタイを置いているコンビニもあります。
何か忘れ物をしてしまった際には、近くのコンビニを確認してみるのも一つの手です。
葬儀屋で借りることができる持ち物
葬儀屋では喪服を借りることもできます。
多くの葬儀屋は貸衣装店と提携しているため、喪服の準備が間に合わなかった方に向けて喪服のレンタルをしています。
喪服を葬儀の当日に用意できなそうであれば、希望のサイズを葬儀社に伝えた上で、届けてもらうようにするとよいです。
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葬儀の持ち物についてのまとめ
ここまで、葬儀での持ち物についての情報を中心にお伝えしました。
まとめると以下のようになります。
- 男性であれば薄手の財布を、女性であれば予備のストッキングを持っておくと便利であること
- 派手なアクセサリー類は外しておくのが無難であること
- コンビニなどで細かな忘れ物を調達できること
- 葬儀社で喪服のレンタルもおこなっていること
葬儀に持っていく持ち物には多くのマナーが存在します。
しっかりとマナーを押さえた上で、失礼の無いように葬儀に参列するようにしましょう。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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