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お葬式

白木祭壇とは?白木祭壇の他にはどんな種類の祭壇がある?

更新日:2022.11.18 公開日:2022.01.27

喪主

葬儀の祭壇

記事のポイントを先取り!

  • 白木祭壇は伝統的な祭壇
  • 格式が高く荘厳な印象
  • レンタル費用は30万円程度が相場

斎場でひときわ目を引くのが故人を弔う祭壇です。

昔から葬儀でよく目にする、白木祭壇について学んでおきましょう。

そこで、この記事では白木祭壇の詳細を解説します。

白木祭壇を選ぶポイントや、価格相場についてもこの機会に知っておきましょう。

白木祭壇以外の祭壇の特徴にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 白木祭壇とは
  2. 白木祭壇の由来
  3. 白木が祭壇に使われるのはなぜ?
  4. 神葬祭の祭壇の飾り方
  5. 白木祭壇の相場
  6. 白木祭壇以外にはどんな祭壇がある?
  7. 祭壇の選び方
  8. 白木祭壇についてのまとめ
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白木祭壇とは

白木祭壇とは、お葬式で伝統的に用いられてきた祭壇です。

白木で組まれた祭壇は格式が高く、荘厳なイメージが感じられます。

宮型霊柩車の上部の装飾を想像するとわかりやすいでしょう。

白木祭壇は「段」と「輿(こし)」の2つに大きく分けられます

「段」とはもともと小さな机の上に仏具や花を供えたものでした。

この台が段数を重ね、最上部に輿をのせたものが祭壇の原型です。

「輿」とは、昔の葬儀時に棺を納めていた屋形や籠を指します。

下部には2本の長柄が敷かれ、肩に担いで移動していました。

現在は葬儀後の移動を考慮して、棺は祭壇の前に置かれるのが一般的です。

そのため、時代と共に輿は飾り物の要素が強くなっています

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白木祭壇の由来

白木祭壇は、土葬時代に故人を送り出す野辺送りの慣習が由来とされています。

現代のように火葬することがなかったため、棺を輿へ入れてみんなで担いで野辺送りをしました。

輿の様子を象徴的に模したのが白木祭壇といえるでしょう。

祭壇の上部にある輿は、棺を入れるスペースの名残です。

大型の白木祭壇ですと「本輿」という実際の棺を納められるくらいの大きさの輿もあります。

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白木が祭壇に使われるのはなぜ?

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

白木祭壇とは、もともと皇族の葬儀や神式の葬儀で使用されていた祭壇でした

古くから白木で作られた道具は、格式の高いものという認識があります。

時代の流れとともに、一般庶民の葬儀でも白木祭壇が使われるようになりました。

なぜ漆塗りや装飾がないのかというと、「葬儀を予定して作っていた」と誤解されてしまうためです。

白木であることは「亡くなってから慌てて準備したので、塗料を塗る暇がなかった」という意味となります。

白木祭壇は、葬儀が終わるとすべて燃やすのが昔からの慣わしでした。

白木は着火しやすく燃焼しやすいため、白木祭壇を使用したという説もあります。

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神葬祭の祭壇の飾り方

神式のお葬式である、神葬祭の祭壇の飾り方についてご説明します。

神葬祭はお供え物にも大変特徴があります。

詳しく見ていきましょう。

三種の神器のレプリカ

神式の祭壇に欠かせないのが「三種の神器(さんしゅのじんぎ/みくさのたから)」のレプリカです。

三種とは鏡・剣・勾玉のことで、皇位を継承する際に受け継ぐ神宝を指します。

詳しくは、八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)といいます。

神饌物(しんせんぶつ)

神饌とは、神様に捧げる食事を指します。

神葬祭の祭壇では米や酒をお供えしますが、神饌物には優先順位があります。

一般的な優先順位は、米→酒→餅→魚→乾物→野菜→果物→塩→水の順番です。

祭壇で最も序列の高い位置は、祭壇の上段中央(1段の場合は中央)となります。

次に序列の高い位置は神様から見て左側です。

そのため、米や酒を中央に配置し、端へ行くほど優先順位の低い神饌物を置く形となります。

お供えした神饌物は「お下がり」として食べるのが一般的です。

水引幕

水引幕とは斎場内の区域の境界を示す、天井から垂らした幕のことです。

水引幕を垂らすことで、斎場内を清められるとされています。

また、神様が宿る場所とそれ以外の場所を分けることで、聖域を守る結界の役目も果たしています。

水引幕は白が一般的ですが、絵幕やひだ幕のほか、レース素材などもあります。

幣帛と神輿(へいはくとみこし)

幣帛の「幣」は「」を意味しています。

古代において布は大変貴重な品物でした。

もともと神饌物以外のお供え物の総称として使われてた幣帛ですが、現在は串の先に赤い紙を挟んだお供え物を指します

赤い紙は神饌以外のお供え物の象徴とされています。

神輿とは本来、神様の乗り物です。

神社がない時代の祭事には、神様を神輿で担いで連れてきていました。

神社ができてからは不要となりましたが、神葬祭の祭壇における神輿の飾りは当時の名残といえます。

仏教の白木祭壇にある輿は棺を納めるもので、神輿とは意味合いが異なります

大榊(おおさかき)

祭壇の両脇に一対で飾られる、榊(さかき)のお供え物です。

仏式の祭壇でいう生花にあたります。

神式では基本的に花ではなく、榊をメインとしています

全てのお供え物を大榊にする地域や、メインの大榊以外は白系の花を中心とした盛かごを飾る地域もあります。

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白木祭壇の相場

現在、葬儀で使用される白木祭壇は、その都度組まれるのではなく葬儀社からのレンタルが一般的です。

レンタルとはいえ、家族葬で20万円、一般葬では30万円程と金額相場は少し高いといえるでしょう。

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白木祭壇以外にはどんな祭壇がある?

祭壇は、白木祭壇以外にも宗派によってさまざまな祭壇があります。

代表的な祭壇を3つほどご紹介します。

キリスト教祭壇

キリスト教式の葬儀は教会で行われるため、教会の祭壇を飾り付けるのが一般的です。

祭壇の両脇には燭台を置き、手前には棺がおかれます。

棺奥の中央に遺影を設置して、周りを白い花で飾り付けします。

キリスト教の祭壇では、基本的にお供え物はしません

教会によって祭壇の並べ方などは異なるので、神父様、もしくは牧師様へ相談しながら飾り付けします。

教会ではなく葬儀場で行う場合は、十字架を忘れずに飾りましょう。

花祭壇

花祭壇は、ほかの祭壇と比較して宗教色が薄い祭壇となります。

花祭壇には主に「造花祭壇」と「生花祭壇」の2種類があります。

造花祭壇はすべて造花でつくられていますが、まるで生花のような精巧な作りとなっています。

花が傷んだり枯れたりすることがない点がメリットです。

生花祭壇は、すべて生花で作られる祭壇です。

故人が好きだった花や、故人をイメージした花を選んで祭壇を作ります

葬儀会社と提携している花屋さんに依頼するのが一般的です。

生花店には、フラワー装飾技能士などの有資格者がいる場合が多いのでお任せできます。

祭壇用フラワーアレンジメント専門の資格である、フューネルフラワーマイスター検定の有資格者がいると安心です。

オリジナル祭壇

葬儀社からのレンタルや形式的な祭壇ではなく、オリジナルな祭壇を作ることも可能です。

山が好きだった故人には山をイメージした花祭壇、漁師だった故人には波をイメージした祭壇などをデザインしてくれる葬儀社もあります。

遺族や参列者にとって心に残る葬儀となるでしょう。

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祭壇の選び方

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

祭壇にはたくさんの種類があります。

どんなポイントを踏まえて祭壇選びをすればいいのかをご説明します。

葬儀の規模

葬儀にどのくらいの人数が参列するかで、斎場の広さは変わってきます

家族葬であれば祭壇も小規模になりますし、社葬などでたくさんの参列者が弔問にくる場合の祭壇は大規模になります。

宗教・宗派

宗教・宗派に重きを置くか、オリジナル色を出すかも大切なポイントです。

神式やキリスト教式の祭壇は形式がある程度決まっており、オリジナル要素は入れづらいかもしれません。

仏式の祭壇は、宗教を重んじつつオリジナル色も入れやすい祭壇といえます。

ただし、宗派によってはお供え物の配置が決まっている場合などもあるため、葬儀社との相談が必要です。

故人の好み

故人が希望していた祭壇があったり、遺族が故人のためにとオリジナルな祭壇を希望する場合もあるでしょう。

その場合、葬儀社と相談しながら祭壇作りをする流れになります。

オリジナル色の強い祭壇は、土台を葬儀社で用意して花は遺族が用意することが多いようです。

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白木祭壇についてのまとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまで、白木祭壇についての情報を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 白木祭壇とはお葬式で伝統的に使用されてきた祭壇
  • 白木祭壇の相場は30万円ほど
  • 白木祭壇以外に宗教ごとの祭壇や花祭壇などがある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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