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法事法要

三回忌にふさわしい服装とは?夏場・冬場での注意点を説明

更新日:2022.04.23

回忌

記事のポイントを先取り!

  • 三回忌でも服装は葬儀と変わらない
  • 冬場の葬儀ではひざ掛けは問題ない
  • 遠方から参列する場合は着替える場所を確保する
  • 三回忌の持ち物も、基本的に葬儀と変わらない

故人への追善供養である、三回忌についてはご存知でしょうか。
三回忌に参列する際には、どんな服装を着ればいいのか悩まれる方もいると思います。

そこでこの記事では、三回忌にふさわしい服装について詳しく説明していきます。

この機会に、夏場や冬場に行う場合の注意点も覚えておきましょう。
遠方から参列する時の着替えるタイミングについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。


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  1. 三回忌にふさわしい服装
  2. 三回忌を平服で行う時の服装
  3. 三回忌を夏場に行う時の注意点
  4. 三回忌を冬場に行う時の注意点
  5. 遠方から参列する時の着替えるタイミング
  6. 三回忌に適した髪型とメイク
  7. 三回忌に必要な持ち物
  8. 三回忌の服装のまとめ
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三回忌にふさわしい服装

三回忌とは故人の死去から2年後に行われる追善法要です
年忌法要と呼ばれる大切な法要のひとつですが、三回忌での服装で注意する点などはあるのかと心配されている方もいると思います。

三回忌といっても、服装に関しては葬儀と同じ考えで問題ありません。
基本的には喪服、参列者であれば準喪服でいいのですが、その喪服について詳しく説明していきます。

男性の準喪服について

男性の準喪服は白のワイシャツにブラックスーツ黒のネクタイと靴下黒い靴となります。

ワイシャツは柄のないシンプルなもので、ボタンダウンなどの襟にオプションが付いているものは避けてください。
ブラックスーツは光沢がなければ、黒のビジネススーツでも問題ありません。

ネクタイも落ち着いた色であれば大丈夫ですが、柄物は避けるようにしましょう。
靴下の長さには注意が必要で、座ったときに肌が見えないものを選ぶようにしてください。

アクセサリ類は基本的にマナー違反となりますので外し、時計を身につける場合は派手なデザインのものは避けることが最低限のマナーとなります。

女性の準喪服について

女性の準喪服は黒のスーツやワンピースあるいはアンサンブルを着用してください
ストッキングやインナーも可能な限り黒のものを選び、靴は革製の黒のパンプスを選びましょう。

女性のスーツといえば本来スカートが定番でしたが、最近ではパンツスタイルのスーツの方も見られるようになりました。
いずれにせよ、肌が見えることは避ける必要があるため、丈の短いスーツは避けたほうが無難でしょう。

ストッキングは黒のものでも、メッシュなどが入ったストッキングはふさわしくないので着用しないようにしてください。
女性もアクセサリは基本厳禁となりますが、パールのものだけは問題ないとされています

メイクなどもあまり濃いものは避ける必要がありますが、まったくしないのは通常のマナーに反しますので、ナチュラルメイクを心がけるようにしましょう。

バッグは、殺生をイメージさせる天然の革やファーがついたものは避けてください。
人工皮革に関してはマナー違反とはなりませんので、人工皮革のものか布製のものを身につけるようにしましょう。

子供の準喪服について

子供に明確な喪服はありませんが、すでに就学している子供であれば基本的に学生服を着用してください
就学していても制服のない学校であったり、そもそも就学する歳に到達していない子供だったりする場合は、落ち着いた色合いの服を着用しましょう。

男の子であれば、地味な色合いのワイシャツに長ズボン、白のスニーカーや黒のローファーなどで大丈夫です。
女の子であれば、地味な色合いのブラウスにスカート、黒のパンプスなどで問題ないでしょう。

家族のみで行う場合

家族のみで行う場合であっても、基本的には喪服を着用します。
特に僧侶を呼んで行うのであれば必ず喪服で参列してください

ただし、僧侶を呼ばない場合であれば遺族との話し合いで決めてもいいでしょう。
僧侶を呼ぶ場合であっても、お寺に確認した上で問題ないとされれば、ラフな格好でもいいかもしれません。

どちらにせよ故人を悼む気持ちは忘れず、追悼の意があるのであれば派手な服装は避けるようにしましょう。

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三回忌を平服で行う時の服装

三回忌に招待された際の案内に「平服でお越しください」とあった場合、どのような服装で行けばいいか迷う方もいると思います。

平服というと、本来の意味でとらえれば私服を意味します。

しかし、冠婚葬祭における平服というのは、あくまで場に適した範囲で位の低い服という意味があるため、弔事であれば略式喪服をさします

略式喪服というとどのような服装をいうのか説明していきます。

男性の略式喪服について

男性の場合の略式喪服は準喪服から黒という縛りがなくなったものと考えていいでしょう
色合いが地味であれば、紺やグレーでも問題ありません。

基本的な注意点は準喪服と同様で、地味な色合いのスーツやネクタイ、白のワイシャツに黒の革靴です。
靴下は色合いが地味であれば黒でなくても構いませんが、肌の露出は避けたほうが無難でしょう。

アクセサリ類についても身につけるのは避けましょう。

女性の略式喪服について

女性の場合の略式喪服は暗い色のスーツやワンピースあるいはアンサンブルに黒のストッキングと黒のパンプスです
スカートやワンピースの丈は膝丈より長い方がいいでしょう。

アクセサリ類はパールのもの以外は外し、メイクはナチュラルメイクを心がけてください。
バッグも天然革やファーは避け、人工皮革あるいは布製のものを選ぶようにしましょう。

子供の略式喪服について

子供の喪服に格式などはなく平服といわれても準喪服の項目と同じで大丈夫です
地味な色合いのシャツとズボンやブラウスとスカートなどに、黒のローファーやパンプスなどを着用していけば問題ありません。

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三回忌を夏場に行う時の注意点

夏場の喪服となると暑くて耐えられないという方もいるかもしれません。

しかし、夏場といえど三回忌も厳粛な場です。
基本的には前述してきた準喪服や略式喪服を着用するのがマナーとなります。

その他、注意する点や気になるであろう点について説明します。

ジャケットの着用

法要を行っている間は、たとえ暑かったとしてもジャケットの着用がマナーです。
待機中などの、かしこまる必要のない時間に関しては脱いでいても問題ありませんが、法要が始まるまでには着用するようにしてください。

ネクタイの有無

暑いからといってネクタイを外すのもマナー違反です。
待機中に外したり緩める分には問題ありませんが、法要が始まるまでにはしっかりと締め直しておきましょう。

半袖はNG

暑さをしのぐため半袖で参列したいと思うかもしれませんが、半袖も基本的にマナー違反です
ただし、あまりに暑い場合であればインナーは半袖でも良い場合もあります。

いずれにせよ、法要が始まるまでにはジャケットを羽織る必要があるため注意してください。

ストッキングの着用

弔事において肌の露出は基本的にマナー違反となるため、ストッキングも着用する必要があります。
またストッキングであっても、目があまり荒いものなどは、好ましくありません。

厚すぎるストッキングではつらいと思うので、30デニール以下を目安に肌が多少透ける程度のストッキングを着用しましょう。

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三回忌を冬場に行う時の注意点

夏場と比べ冬場は寒さが大敵となります。
故人を悼むためとはいえ、凍えてしまっては供養される故人もうかばれません。

冬場における防寒具はどうすればよいのかについて説明していきます。

上着のマナー

ステンカラーコートやチェスターコートなどの、丈の長い落ち着いた色合いのコートであれば問題ありません
あまりにカジュアル過ぎるものは好ましくありませんし、天然の革やファーを用いた上着は厳禁です。

上着はそこまで重要視されることはありませんが、基本的なマナーとして会場に入る前に上着を脱ぐ必要があります。
マナーと、脱いだ後のことも考えて上着は選びましょう。

手袋・マフラー

手袋やマフラーは黒色あるいはグレーなどのダークカラーの物を選んでください
また、マフラーの素材に天然の毛皮などが利用されているものも避けるようにしましょう。

上着同様、手袋やマフラーも会場に入る前に外すことがマナーとなっているため注意してください。

ひざ掛けはOK

防寒具を外しておくことは一般的なマナーとなりますが、法要中であってもひざ掛けを使うのは問題ありません
また、会場に入る前に来ていた上着をひざ掛けとして使ってもマナー違反とはなりません。

ひざ掛けを用意している会場もありますが、寒さに不安を覚える人はひざ掛けを持参しましょう。

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遠方から参列する時の着替えるタイミング

親戚や故人と深い関係にあった友人といっても、必ずしも会場の近くに住んでいるとは限りません。
場合によっては、新幹線などに乗らないと会場に行けない方もいるかと思います。

遠方から法要に参列する際に不安となるのは、着替える場所ではないでしょうか。
日帰りの場合なら家から着ていくこともできますし、泊まりがけとなるのであれば宿に寄る時間がとれれば、宿で着替えることもできるかもしれません。

一番理想的な方法として、葬儀会場で着替える方法があります。
しかし、会場に入る前には着替えておくのがマナーのため、葬儀会場に更衣室がなければこの方法は叶いません。
大きな葬儀会場であれば更衣室を用意していることもありますが、基本的には更衣室がないことが多いので、事前に確認してみましょう。

会場に更衣室がなく、泊りがけでいくけれど宿に寄る時間がない場合、着替える場所がないこともありえます。
遠方の方が参列する場合、一般的にはどこで着替えればいいかについて説明します。

施設のお手洗いで着替える

交通機関を利用するのであれば、駅のお手洗いの個室で着替える方法があります。
大きな駅などであれば清潔に保たれているでしょうし、個室が大きいことも多々あるので便利です。

小さな駅だった場合は抵抗もあるかもしれませんが、我慢するか別の手段を考えるしかないでしょう。

親戚のお宅で着替える

法要を行いそれに呼ばれたのであれば、会場の近くに親戚のお宅があると思います。
そういった親戚のお宅を借りて着替えるというのも、ひとつの手段です。

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三回忌に適した髪型とメイク

三回忌における服装はお伝えしてきましたが、髪型やメイクについてはどうすればいいのか気になっている方も多いと思います。
法要の際に邪魔にならないように、そして目立たないようにすることが大切なので、詳しく説明していきます。

三回忌に適した髪型

女性の方ですと、髪が長い方も少なくないかと思います。
髪が長い場合は、後ろでひとつにまとめると落ち着いた印象になるのでおすすめです

ひとつにまとめるといっても、ポニーテールのように高いところでまとめるのではなく、低い位置でまとめるようにしましょう。
髪が短い場合でも、前髪が目にかかったりするのは、法要の所作を行う上で邪魔になることがあります。

そういった場合は目立たない色の髪留めなどを使って押さえるのもひとつの手段です。
また、髪の色もできる限り目立たないことが望ましいですが、地毛がそもそも色付きの方や染めてしまっている方などもいます。

時間が許すのであれば一時的に色を落とすことも視野に入れるべきですが、自身で判断に困る場合はお寺などに相談することをおすすめします。

三回忌に適したメイク

メイクについては服装の項目でも触れましたが、控えめにするのがマナーです。

控えめといっても、全くメイクをしないのは顔色を悪く見せてしまいますし、一般的なマナーとしても好ましくありません。
派手になりすぎないよう、ナチュラルメイクを心がけましょう。

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三回忌に必要な持ち物

三回忌での服装などはお伝えしてきましたが、何を持参すればいいかわからないという方もいるでしょう。
三回忌に参列する際に持参する持ち物について説明します。

お布施

参列者ではなく喪主が持参するものですが、喪主の方はお布施を忘れないようにしましょう。

お布施の相場は1〜5万円とされており、僧侶が交通機関を使った場合は御車代、法要後の会食に僧侶が参加しない場合は、御膳料が別途必要になります。
また、金額は奇数が良いとされているので、1万・3万・5万円が相場の範囲です。

宗派などにより金額も変わりますので、お布施の金額に悩んだ場合は直接僧侶に聞く方法もあります。
ただしその場合は、直接金額を問うのではなく、他の方がどのくらい包んでいるかを聞くようにしましょう。

お布施の包み方にもマナーがあり、用意した新札を半紙で包んだ上に奉書紙ほうしょがみで包む必要があります。
奉書紙は慶事(けいじ)の包み方と同じで、ザラザラした面にお札を置き、左・右・下・上の順で折り、その際に上側が下側の余っている部分に重なるようにしてください。

その後、白無地の封筒に入れ表書きには濃い黒墨で御布施」と書きます。
奉書紙で包む場合は封筒への表書きは不要とされており、その際はお札を包んだ半紙に住所と氏名、金額を大字(旧字体)で書いておきましょう。

香典

故人を供養する上で香典は大切なお供え物で、香典の金額相場は1〜3万円とされています。
参列者の方は必ず忘れないようにし、不祝儀袋に包んだ香典を袱紗(ふくさ)に入れて持参しましょう。

袱紗は絹などで織られた刺繍の施されている布で、弔事などではよく用いられるものです。
弔事では紫色や紺色のものが扱われますので、色選びにも注意しましょう。

包み方にもルールはありますが、近年ではお札を包みやすいように織られているものもあるため、包み方がわからない方は形のできている袱紗を選ぶことをおすすめします。

数珠

仏式の葬儀や法要では数珠は欠かせません。
宗派に精通している方であれば、宗派ごとに異なる本式数珠をなるべく持参すべきです。
どの宗派でも扱える略式数珠もあるので、略式数珠を用意しておくのがおすすめです

数珠には、持ち主が仏様のご加護を受けられるご利益があるため、基本的に1人につきひとつとするのがマナーです。
貸し借りなどはマナー違反となるため、自身の数珠を用意しておきましょう。

お供え物

基本的には香典かお供物のどちらかだけという考え方もありますが、地域によっては両方必要な場合もあります。
香典を持参しない場合や、特定の地域の方はお供え物も用意しておきましょう。

お供え物には、不幸が残らないようにという思いを込めて、消えものを選ぶことをおすすめします。
消えものとはいわゆる消耗品にあたるもので、タオルやお菓子、茶葉などが当てはまります。

お菓子などを選ぶのが無難ですが、他の参列者と同じものを送ってしまわないか心配という方は、他の参列者の方と相談するのもいいかもしれません。

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三回忌の服装のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで三回忌の服装についての情報や、季節による注意点について中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 三回忌の服装は基本的に葬儀と同じ
  • 平服は私服ではなく略式喪服
  • 夏・冬問わず喪服を着用する
  • 遠方からの参列の際は、駅のトイレや親戚の家で着替える



これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。



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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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