終活
帽子ありでも遺影写真に使える?サングラスやポーズについても説明
更新日:2022.05.03 公開日:2022.05.30

記事のポイントを先取り!
- 帽子をかぶった写真を遺影にできる
- 遺影の表情やポーズも決まりはない
- 遺影は元気なうちに用意しておく
死後に長く使われる遺影には、自分の気に入る写真を選びたいものです。
中には、帽子をかぶったまま遺影写真を撮影したい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、帽子ありでも遺影写真に使えるのかについて詳しく説明していきます。
また、サングラスやポーズを決めて遺影写真を撮影して良いかについても解説します。
遺影が用意できなかった時や、遺影写真をいつ準備すれば良いかにも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 帽子を被ったままでも問題ない
- サングラスをしていても大丈夫?
- ポーズや表情に決まりはあるの?
- 遺影写真の選び方
- 遺影写真は加工ができる
- 遺影写真が見つからない時には
- 遺影写真はいつ頃から準備すべき?
- 遺影の帽子まとめ
帽子を被ったままでも問題ない
遺影写真を思い浮かべると、しっかりとした服装をしているというイメージがあるのではないでしょうか。
そのため、帽子をかぶったままの写真は遺影にできないと考える方は多いかもしれません。
しかし、遺影に使用される写真に特別なルールはありません。
帽子を着用した状態の写真を遺影に使っても大丈夫です。
今まで遺影に使われる写真がスーツや着物などの正装のものが多かったのは、葬儀に来られる方に対して失礼がないようにとの考えから来ています。
近年では、家族葬などの近しい関係の方だけが参列する葬儀も増えてきており、生前の自然な姿を残したいという考えが広まってきました。
その結果、あえて帽子をかぶったまま遺影を撮影することも増えてきているようです。
ただし、故人が生前に帽子を着用することがほとんどなかった場合は、遺影で急に帽子をかぶると、遺影を見る人に違和感を与えてしまいます。
生前のイメージを崩さない範囲で、帽子着用の写真を選ぶことが大切です。
また、帽子を目深にかぶったり、つばの大きい帽子を選んだりすると、目元が隠れてしまい誰の遺影かわからなくなります。
生前に遺影写真を撮影する場合は、表情が見えて人柄が感じられるような帽子を着用して撮るようにしましょう。
さらに、着ぐるみのような被り物を使うなど、極端にマナーに反するものは遺影にふさわしくありません。
遺影を見る人が不快にならない程度の帽子を選ぶよう意識しましょう。
サングラスをしていても大丈夫?

遺影に決まったルールはないため、帽子と同様にサングラスをしたままでも問題ありません。
遺影写真は本人のイメージが何よりも重要なので、本人のイメージを崩さないならばサングラス着用の写真を使いましょう。
ただし、サングラスをかけたままの写真を遺影に使うと、誰の写真かわからなくなってしまう場合は他の写真にしてください。
サングラスをかけていたとしても、しっかりと本人であることがわかる写真を遺影に選ぶことが大切です。
ポーズや表情に決まりはあるの?
遺影の服装に決まりがないのと同様に、ポーズや表情にも決まりはありません。
元々遺影は、かしこまった表情で正面を向いたものが適しているとされてきました。
これは葬儀や供養の性質上、遺影も厳かなものであるべきという風習に由来しています。
しかし、近年の生前のイメージを大切にしたいという考えの広がりにより、表情やポーズも生前の雰囲気が感じられるものが選ばれるようになってきました。
厳かさよりも優しい表情を選ぶ人が増え、特に笑顔などの柔らかいイメージの表情が人気を集めています。
ただ、笑顔でなくてはならないわけではなく、故人が厳格で真面目な方だったなら、きりっとした真顔の写真を選ぶのも良いでしょう。
このように、故人のイメージを崩さないことが何よりも優先されます。
また、ポーズに関しても必ずしも正面を向いている必要はありません。
スマホが普及した現代では、簡単に高画質の写真が撮れることから、生前に撮影していた日常の姿を遺影に選ぶことも増えています。
顔が隠れてしまっている写真以外は、横や斜めを向いている写真でも遺影として使用可能です。
遺影写真の選び方

ここでは、遺影写真の選び方をポイントごとに紹介していきます。
故人にピントが合っている写真
遺影写真を選ぶうえで最も重要な点は故人にピントが合っているかどうかです。
遺影の主役である故人がはっきりと写っていることを最優先して写真を選びましょう。
故人が大きく写っている写真
遺影写真は、遺影として使う時に大きく引き伸ばされます。
そのため、故人が小さく写っている写真を使用すると、写真がぼやけて誰が写っているかわからなくなる可能性もあるでしょう。
遺影写真には、故人が大きく写っている写真を選んでください。
元気な頃の写真
故人が亡くなる直前の写真を選んでしまうと、入院中でやつれていたり、薬の服用でむくんでいたりと、本来の姿と違うことがあります。
故人のイメージを大切にするためにも、元気な頃の写真を使いましょう。
遺族が気に入った写真
遺族が気に入った写真を選ぶのも重要です。
最も多く遺影を見るのは遺族なので、遺影を見るたびに故人を思い出せるような素敵な写真を選ぶと良いでしょう。
遺影写真は加工ができる
遺影写真に使いたい写真の帽子や服装、表情、背景などが遺影にふさわしくない場合もあるかもしれません。
そのような場合でも、加工や合成でどうにかできることがほとんどです。
カメラ屋さんや写真館などに依頼すれば、かぶっている帽子をなくしたり、服装をスーツなどのしっかりしたものに変更したりできます。
帽子や服装で遺影写真に使うことを諦める前に、一度プロに相談してみると良いでしょう。
ただ、加工を施した写真はどうしても不自然な点が出てしまい、遺影を見る人に違和感を与えることもあります。
可能ならば、生きているうちに遺影用の写真を準備しておきましょう。
遺影写真が見つからない時には
遺影写真は急に必要になることがほとんどなので、どうしても見つからない場合もあるでしょう。
そのような時の対策方法を説明していきます。
証明写真から作る
免許証やパスポートなどの証明写真は、正面を向き真顔で撮影するので遺影に向いています。
私服で撮影していたとしても、加工で遺影にふさわしい服装に変更できるので、問題なく遺影を作成できます。
動画から切り取って作る
故人の動画データがあれば、そこから遺影のように画像を切り取ることもできます。
また近年では、遺影の代わりに祭壇にスクリーンを設置し、映像を流す手法もあります。
この方法は葬儀社の設備によってはできない場合もあるので、検討している方は葬儀社にあらかじめ相談しておきましょう。
友人に相談してみる
自分の家に遺影にふさわしい写真がなくても、友人が持っている場合もあります。
故人が他の人と写っている写真でも、故人だけを切り抜いて遺影にすることも可能です。
写真が見つからなくても諦めず、友人に相談してみましょう。
遺影写真はいつ頃から準備すべき?

近年は終活の広がりにより、生前から遺影を準備しておく方が増えています。
ここでは、遺影を撮影するのに適した時期を説明していきます。
元気なうちに用意する
遺影写真を撮るのは、まだまだ元気なうちがふさわしいといえます。
体調が悪い時に撮影すると顔色の悪さなどが出てしまい、本来の姿とは異なる写真になるためです。
遺影を撮ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、自分自身で気に入った写真を選べるメリットもあるので、元気なうちに撮影しておきましょう。
ちなみに、20代のうちから遺影を残しておいて、若い頃の姿を遺影として使いたいと考えている人もいるようです。
定期的に遺影写真は更新する
遺影写真は、5年から10年ごとに新しいものを撮影し直しましょう。
故人の希望で若い頃の写真を使用するなら仕方ありませんが、遺影のイメージが極端に故人のイメージと違うと遺族が故人を偲びづらくなるかもしれません。
遺族の記憶に新しい頃の写真を使えるように、定期的に遺影写真の更新をしていくと良いでしょう。
遺影の帽子まとめ

ここまで遺影の帽子についての情報を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 帽子をかぶったままの写真を遺影に使っても問題ない
- 帽子を目深にかぶるなどで顔が見えない写真は遺影に使えない
- 表情やポーズも好きなものを選んでも良い
- 遺影にふさわしい写真が見つからなくても既存の写真を加工して遺影を作成できる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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