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法事法要

新盆はいつ?やるべきことや必要な物について解説

更新日:2023.11.19 公開日:2022.06.15

お盆

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  • 新盆は7月か8月の13~16日
  • 四十九日中に迎えの初盆は翌年に
  • 13日に迎え火16日に送り火
  • お盆飾りとして盆棚に位牌を置く

最初に訪れるお盆のことを新盆と呼びます。
新盆はいつ行うべきなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、新盆の時期について解説します。

この機会に、新盆とお盆の違いも理解しておきましょう。
後半では、お盆飾りの飾り方や片付け方について触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 新盆とは
  2. 新盆とお盆の違い
  3. 新盆はいつ行うもの?【2022年度】
  4. 新盆と四十九日法要が間近の場合は?
  5. 新盆を行うまでの流れ
  6. お盆のお供物はいつから準備する?
  7. 新盆当日にするべきこと
  8. お盆飾りの飾り方・片付け方
  9. 命日のお供物はいつまでに送る?
  10. 新盆はいつのまとめ
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新盆とは

故人の没後最初に訪れるお盆のことを「新盆(にいぼん)」と言います。
より詳しく言うと、没後四十九日が経ってはじめてやって来るお盆のことです。

四十九日が経過しないうちにお盆がやって来る場合、新盆はいつ開催すればいいのでしょうか。
そういった場合は、翌年に新盆が延期されることが多いようです。

「新盆」の読み方は地域によって「しんぼん」「あらぼん」などさまざまで、あるいは「初盆」と書いて「はつぼん」と読む場合もあります。

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新盆とお盆の違い

新盆と普通のお盆はどこが違うのでしょうか。

新盆も普通のお盆も、ご先祖様や故人を自宅に招いて供養するという点では同じです。

異なる点としては、新盆の方は故人が亡くなってご自宅に帰って来られる最初の機会であるということと、絵柄付きの提灯ではなく、白提灯(白紋天)を掲げるという点です。

したがって、家族や親族、知人などが集まって、普通のお盆よりも盛大かつ、うやうやしく行われる法事です。

最近では、普通のお盆で法要を行わない地域も増えているようです。
しかし、新盆の場合は今でもしっかり法要が行われ、法要後は参列者を集めて会食が行われています。

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新盆はいつ行うもの?【2022年度】

期間そのものは普通のお盆と同じです。

2022年(令和4年)の時期としては、以下の通りです。

7月のお盆 【7月13日(水)~7月16日(土)】
8月のお盆 【8月13日(土)~8月16日(火)】

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新盆と四十九日法要が間近の場合は?

四十九日となる前にお盆がやってくる場合は、新盆はいつになるのでしょうか。

そういった場合は、その翌年に新盆が開催されるのが一般的です。

また、8月がお盆の地方で亡くなったのが6月の場合などは、四十九日法要と新盆法要が続いてしまうこともあります。

短期間に2回法要を行うのは大変なので、四十九日法要と初盆をいっぺんにまとめて行うか、新盆法要を次の年にするかどちらかの選択になるでしょう。

とは言え、地域の習わしやお寺によっても異なりますので、地域の住民や親族、お寺の僧侶などと相談をしていつがよいのか決めるのがよいでしょう。

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新盆を行うまでの流れ

新盆を行うまでの流れはどういった手順になるのでしょうか。

初盆法要を行う場所・日程を決定する

初盆法要を行うにあたって、場所や日程をいつにするのか決めなければなりません。
初盆は普通のお盆より丁寧に法要を行う必要があります。

お盆の時期はちょうど夏休みと重なるため、僧侶が多忙を極める時期になります。

ぐずぐずしていると、希望する日に僧侶の予約がとれなくなってしまうおそれがあります。
そのため、普通の法要よりも余裕を持って早めに準備を進める必要があるでしょう。

親族に連絡する

特に、親族には早めに新盆の連絡をしましょう。

新盆の時期は、ちょうど会社も学校も夏休みになりますので、田舎に帰省したり、旅行に出かけたりする人もいるかもしれません。

とにかく新盆はいつになるのかを早く伝えておくべきです。

法要の後の会食を予約する

法要の後は、料理屋や仕出し弁当の予約をします。

予約する際は、出席者の人数と初盆の会食である旨を伝えるようにしましょう。

法要であることを伝えないと、慶事向けの鯛や海老などが出てくることがあるかもしれません。

あるいは自宅が広い場合は自宅に招いて会食する場合もあります。

返礼品(香典返し)を決定する

新盆の参列者は、香典(こうでん)または提灯代を持参してきます。
そういった方には、お返しとして返礼品を渡すのがルールです。

返礼品は、たいがいは事前に用意しておいた品物を、会食後にお渡しします

新盆でいただいた香典や御供物料の半分程度の品物を香典返しにするのが好ましいです。

返礼品には、お菓子やそうめんの詰め合わせ、海苔、お茶、タオルのセットなどが選ばれることが多いようです。

粗供養品」と書いたのしを付け、水挽をかけます。
水引の色は地方によって異なります。

白提灯(白紋天)を準備する

白提灯(白紋天)は、新盆のときだけ使用しますので、使いまわしはできません。
しかし、絵柄のついた提灯は翌年以降も再利用できます。

白提灯は、故人様の霊が家に帰ってくるときに迷わないための目印となるためのもので、玄関先に吊り下げられます。

最近では新盆であることをご近所全体に知らせるのをはばかったり、マンションなどの場合、飾るスペースがないといった理由から玄関先に吊り下げることは少なくなってきたようです。

その代わり、室内の窓際に吊り下げるようになってきましたし、室内置き型タイプの白紋天も見られるようになりました。

祭壇・お供え物を準備する

仏壇の近くに位牌やお盆飾り、お供えなどを飾るための祭壇を用意し、盆提灯を周辺に飾ります。

祭壇は、「精霊棚(しょうりょうだな)」あるいは「盆棚(ぼんだな)」とも言います。

初盆は、盆提灯を飾る以外は普通のお盆と基本的に内容は変わりありません。
なお、四十九日の後飾り壇を再利用して盆棚としてもかまいません。

お供えは、生花・線香・ローソクに加え、精進料理・果物・お菓子・団子・そうめんなどの食べ物が一般的です。

特に夏は、日持ちするものがいいでしょう。
生の食品なら、お盆の期間中の3食分として食べることができる量にするのが丁寧です。

お布施を用意する

僧侶には、読経のお礼としてお布施を渡します。
寺院にもよりますが、一般的なお布施の相場は3万円~5万円程度と言われています。

その他、交通費となるお車代の相場は5,000円~1万円程度です。
さらに、御膳料の相場は5,000円~2万円程度で、僧侶が法要後の会食に参加されない場合にお渡しします。

白い封筒の表に「御布施」、「御車代」、「御膳料」と書いても渡しますが、何も書かなくてもかまいません。
あるいは、袋の中に入っている中袋に内訳を書いて、まとめて「御布施」と書いて渡す場合もあります。

いずれの場合も封筒の裏には名前と住所を書きます。

手渡しではなく、お盆の上に載せて渡すようにしましょう。

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お盆のお供物はいつから準備する?

お供えをする時期は一般的に、ご先祖の霊がこちらに来られるとされている「8月13日から8月16日」です。

また、地域によっては「7月13日から16日」の場合もあります。

一般的な日程では準備しておいたお供物を、8月13日(迎え盆・お盆入り)に祭壇(盆棚)を中心にお供えします。お料理などをお供えする際には、私たちの食事の前にお供えし、私たちの食事が終わった後に下げます。

お盆期間中は毎日3食(朝昼晩)をお供えするのがより良い形ですが、もし難しければ中日の間(14、15日)の毎食分を準備されると良いでしょう。

地域やご家庭等によっては、お供えする日が風習として決められていることもありますので事前に確認するようにしてください。

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新盆当日にするべきこと

新盆当日に行うべきことにはどのようなことがあるのでしょうか。

13日

13日はご先祖様や故人の霊をお迎する日となり、迎え火を灯します。

朝は精霊棚の飾り付けとして鐘楼棚に位牌やお供え物などを置きます。
この時仏壇の扉は閉じます。

昼間はお墓に行き、お墓の掃除やお参りを行います。

暮れには麻幹(おがら)や松の割り木を燃やして迎え火にします。
同時に盆提灯灯してご先祖様をお迎えします。

14日・15日

14日と15日は、お墓参りを行います。
僧侶による、ご祖先様の霊を供養するためのお経が読まれ、終わったら会食が開かれる場合があります。

水やお供え物などは毎日取り換え、火を絶やすことのないようにします。
ご祖先様の霊が帰ってきているので失礼のないようにしましょう。

16日

16日はご先祖様や故人の霊をお見送りする日です。
最後のお祈りをしたりお供え物をしたりして夕方になるのを待ちます。
暗くなると送り火を焚き、白提灯も一緒に燃やして霊を見送ります。

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お盆飾りの飾り方・片付け方

お盆飾りの飾り方や片付け方について解説します。

飾り方

一般的には、盆棚を仏壇の近くに設置し、位牌を一番上に置き、位牌の周りには、霊前灯や盆花を供えます。

日頃使っているお参りの道具やお供え物は、一番下の段に置き、提灯は一対にして、盆棚の両脇に飾ります。
お位牌にいらっしゃるご先祖様の霊をお迎えするため、道を明るく照らすためです。

絵柄や家紋の入った提灯は、扇形に広がるようにして前方に絵柄の入った提灯を、後方に家紋提灯を飾ります。

結界を作るためにしめ縄やほおずきや昆布などを吊るした青竹を四隅に立てる場合もあるようで、これが正式な飾り方とされているようです。

片付け方

では、お盆飾りの片付け方はどうすればいいのでしょうか。

一度法事などで使われたものは再び使わないのが昔からのしきたりでした。
しかし、近年では使いまわしをしないことにこだわることは少なくなってきました。

新盆用の白提灯は、新盆を終えたら、お焚き上げなどの形で供養のうえ処分します。
一方、普通の盆提灯の方は翌年も使うため、お盆が終わったら片付けて保管します。

実際の植物を使った蓮の葉や精霊馬は、供養のうえ処分をします。
しかし、人口の素材を使ったものなら翌年以降再利用しても問題ありません。

お盆のお供え物を敷くためのまこものゴザも、汚れを拭き取り、干して乾かし、翌年以降も再利用します。
地域によっては一度水につけたまこものゴザは、その年限りで捨てる所もあります。

食べられるお供え物は極力食べてしまいましょう。
食べきれなかったら供花といっしょにお焚き上げをするか、庭に埋めるのがいいでしょう。
もしくは、塩で清めて白い紙に包んで可燃ごみにして捨てれば供養をした気持ちになります。

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命日のお供物はいつまでに送る?

命日には「祥月命日(しょうつきめいにち)」と「月命日」があります。

祥月命日とは、例えば5月14日に亡くなられた方の祥月命日は、毎年「5月14日」となります。

月命日の場合、5月14日に亡くなられた方であれば、祥月命日を除く月の14日が月命日となります。

命日のお供物は、祥月命日に渡すのが一般的です。

お供物を持参できず郵送する場合には、ご遺族の方のご都合やご意向を事前に確認する必要があります。

郵送する前に、お供物をお送りすることをお伝えし、住所や受け取りに都合の良い日程を確認しておきましょう。

また、年忌法要当日を配送日に指定された場合、ご遺族の方々は忙しいことが予想されるため、支障がないかも確認しておくと良いでしょう。

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新盆はいつのまとめ

ここまで新盆はいつがいいのか、新盆でやるべきことや必要な物などを中心に解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 新盆は7月13日~7月16日、または8月13日~8月16日
  • 四十九日中にお盆を迎える場合は翌年に新盆を行う
  • お盆は7月または8月の13日に迎え火、14日と15日に墓参り、16日に送り火
  • お盆飾りは仏壇の近くに盆棚を設置し、盆棚の一番上に位牌を並べる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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