閉じる

お葬式

葬儀における数珠の持ち方とは?略式と本式それぞれのやり方を紹介

更新日:2022.11.21

宗教

ろうそく 数珠

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 葬儀での数珠の持ち方について
  2. 数珠とは
  3. 略式数珠の持ち方
  4. 本式数珠の持ち方
  5. 焼香の際の持ち方
  6. 男女で違いはあるの?
  7. 葬儀における数珠のマナー
  8. 数珠を使わない時はどうしておく?
  9. 葬儀での数珠の持ち方まとめ
スポンサーリンク

葬儀での数珠の持ち方について

葬儀 合掌

葬儀での数珠の持ち方は宗派によって異なります。

数珠の正しい持ち方を知らない方は多くいらっしゃいます。

数珠の意味や違いを知り、ルールを守って葬儀に参加しましょう。

  • 葬儀の数珠の意味
  • 略式数珠の持ち方
  • 本式数珠の持ち方
  • 数珠で気を付けるマナー

是非最後までお読みください。

スポンサーリンク

数珠とは

クエスチョンマーク

葬儀で使われることの多い数珠ですが、詳しい意味を知らない方は多くいます。

数珠はどのような理由で使われているのか、その意味をご紹介します。

数珠の持つ意味

数珠は元々葬儀で念仏を数える道具として使われていました

念ずる時に使われている道具のため、別名で念珠(ねんじゅ)とも呼ばれます。

数珠は仏教の伝来と共に渡ってきた道具で、仏教以外では使われることがありません。

現在、数珠は弔いの気持ちを表す道具とされ葬儀では欠かせない物となっています

数珠の必要性

数珠は念仏を数える道具としての意味がありますが、現在では葬儀の参列者の方にとっても必要な道具です。

数珠を持つことで故人への弔いの気持ちを表すことができます

そのため、仏式の葬儀では1人1人が数珠を持参することがマナーとなっています。

本式と略式の違い

数珠には大きく分けて本式数珠と略式数珠の2種類があります。

本式

本式数珠は108個の主玉(おもだま)を揃えており、宗派によって相応しいかどうかが変わります

主玉のほかに、2~4つある天玉(てんだま)、1~2つある親玉(おやだま)がついています。

親玉には房と呼ばれる飾りがついています。

基本的に二重にして使用するため本連数珠と呼ばれることもあります

珠数の108は人間の煩悩の数を表しており、魔除けやお守りとしても使用されます。

略式

略式数珠とは数珠の珠数を少なくしたもので本式とは違い一重になっています

仏式の宗派に関係なく使用できるので、略式を選ぶ方が多いです。

略式数珠は喪服にも入れやすいように主玉が少なくなっており、半分の54珠や36珠・27珠・18珠など様々あります。

親玉と房は1つずつついており、二天玉がついていることもあります。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

略式数珠の持ち方

数珠 花

略式数珠は本式数珠と違って宗派関係無く使えることで簡単になっています。

略式数珠の持ち方や合掌やり方を詳しく紹介します。

持ち方

数珠を持つ際は左手で持ちましょう

この時、房が下になるように持ちます

合掌のやり方

合掌の際は人差し指・中指・薬指・小指の4本を数珠に通します。

親指と人差し指の間にかけるようにして合掌します。

この際に両手に数珠を掛ける場合と、左手だけに数珠を掛けて合掌する場合があります。

スポンサーリンク

本式数珠の持ち方

数珠 お経

本式数珠では宗派別に持ち方や合掌のやり方が異なります。

また、同じ宗派でも地域や流派によって違う場合があります

以下ではそれぞれの宗派の一般的な持ち方について詳しく紹介します。

真言宗

真言宗では数珠のルールを重視しており振分数珠(ふりわけじゅず)とも呼ばれます

親玉には房がそれぞれ付いており、四天玉が付いているのも特徴的です。

持ち方

数珠を二重にして左手に持ちます。

二重にする際は8の字のようにねじって合わせます。

この時に親珠を上にし、房を垂らして珠と一緒に持ちましょう。

合掌のやり方

合掌を行う際は両手の中指に親珠部分をそれぞれ掛け、そのまま挟みこむように合掌します。

房は手の甲に垂らすようにしましょう。

房を手のひら側にたらすと、自分のために修行をしている作法になります。

浄土宗

浄土宗では2つの輪っかを1つに組み合わせたような形の数珠が主に使われています。

日課数珠・百八数珠・荘厳数珠の3種があり、日課数珠を使用するのが一般的です

持ち方

持つ際は二重にして左手に持ちます。

房が付いている方の輪を人差し指と中指で挟み、もう1つは親指と人差し指で挟みます。

それぞれを別の指で挟んだ後に手全体で握りましょう。

合掌のやり方

合掌を行う際は親珠の位置を合わせることが大切です。

両方の輪っかを親指に掛けて、房は自分に向かって垂らすようにして合掌を行います。

この時に房は両手首の間に来るようにしましょう。

浄土真宗

浄土真宗では他の宗派と違って数珠で煩悩を消すという考えはありません

そのため数取りの必要がなく、房の1つが蓮如結びという結び方になっている特徴があります。

他の宗派に比べて数珠の決まりは少ないです

持ち方

持つ際は左手に二重にして持ちます。

房は下にして、親指部分に数珠を挟むようにして持ちましょう。

合掌のやり方

合掌のやり方は男性の場合は本願寺派と大谷派で違いがありません。

本願寺派の場合は数珠を二重にし、人差し指・中指・薬指・小指に掛けましょう。

この時に親指と人差し指で挟みこみ、房は下に垂らすようにします。

本願寺派の女性も同様です。

大谷派の女性の場合も同様に4つの指に掛けた後、親指と人差し指で挟みこみます。

違いは房を下ではなく、上から出して左手の甲に垂らす点です。

天台宗

天台宗の数珠は主珠がそろばんのような平たい形をしており特徴的です。

また男女別にサイズが分かれており大きく分けて3種類のサイズがあります

持ち方

持つ際は左手に二重にして持ちます。

親珠は上に来るようにして、房は手の外側に垂らしましょう。

合掌のやり方

合掌を行う際は人差し指と中指で数珠を挟みこみます。

房は下に垂らしてそのまま合掌を行います。

この時に中指・薬指・小指は数珠の内側に来るように広げましょう。

日蓮宗

日蓮宗の数珠は種類が多いです。

大きく分けて勤行数珠(ごんぎょうじゅず)と装束数珠(しょうぞくじゅず)があり、一般的には勤行数珠が使われます

勤行数珠には親玉が二つあり、一方には3つ、もう一方には2つ房がついています。

持ち方

数珠を持つ際は左手に二重にして持ちます。

親玉が二つあるのでこれらを重ね合わせるように二重にしましょう。

この時に房は下に垂らして持ちましょう。

合掌のやり方

日蓮宗は合掌の際に2種類の方法があります。

通常の読経時の合掌は、左手の人差し指と親指で数珠を挟みこみます。

そのまま両手を合わせて合掌を行い、房は下に垂らしましょう。

南無妙法蓮華経などのお題目を唱える時は、親珠を左手の中指に掛けます。

この時、3つ房がついている方を左手にかけます。

数珠を∞の字のようにねじり、右手の中指にもう1つの親珠を掛けて合掌します。

曹洞宗・臨済宗

曹洞宗と臨済宗はともに108の主玉、四天玉、2つの房が付いた親玉とその向かいの向玉(むかいだま)からできています。

曹洞宗にはそれに加えて銀輪という輪が通っています。

持ち方

数珠を持つ際は左手に二重にして持ちます。

この時に房は下に垂らして持ちましょう。

曹洞宗・臨済宗も変わらずこの持ち方になります。

合掌のやり方

合掌する際は房を下にして左手の親指と人差し指の間に挟みこみます。

房は下に垂らしたまま右手と合わせて合掌をしましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

焼香の際の持ち方

焼香

葬儀の焼香の際も基本的に左手で数珠を持ちます

焼香の際の一般的な数珠の扱いは以下の通りです。

  • 葬儀で他の人が焼香中は左手に数珠を握って待機する。
  • 順番が来たら椅子から立ち、房を下に垂らして数珠を持つ。
  • 焼香台へと歩き遺族への一礼を済ませた後、左手の指に数珠を掛けたまま焼香をする。
  • 右手で焼香を行い、その後両手に数珠を掛けて合掌を行う。
  • 合掌の後は先ほどと同様に左手に数珠を戻し、遺族に一礼をして席まで戻る。

焼香中やそれ以外の場面でも、葬儀中に数珠は肌身離さず持ち歩きます

また宗派ごとに焼香中の作法や数珠の持ち方が異なるので、事前に確認しましょう。

スポンサーリンク

男女で違いはあるの?

葬儀 数珠 合掌

正しい数珠を選ぶために、男女で数珠の違いはあるのかも知って置いた方が良いです。

男女で数珠の違いがあるのか紹介します。

持ち方の違いはないことが多い

数珠はそれぞれに持ち方が様々ありますが、男女で数珠の持ち方に違いはないことが多いです

ただ、浄土真宗の女性の場合は、先述したように房を下にたらすか横にたらすかの違いがあります。

種類は違う

男女での数珠の違いは珠の大きさや数珠の長さ・房の色味です。

それぞれに男性用数珠と女性用数珠があり、これによって異なります。

基本的な男女別サイズはどのようなものなのか紹介します。

男性用

男性用は22珠・20珠・18珠から出来ているものが多くあります。

それぞれで10~18㎜と珠の大きさが異なり、印象が変わります。

女性用

女性は6㎜・7㎜・8㎜の数珠が一般的です。

その中でも7㎜は平均的なサイズとされます。

自分に合ったサイズを選ぶ方が多いでしょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

葬儀における数珠のマナー

スーツ

葬儀において数珠にはマナーが沢山あります。

知らないことでマナー違反となるので詳しく紹介します。

貸し借りは禁止

数珠を忘れた場合などに、数珠の貸し借りをする方は多いです。

しかし数珠にはお守りや魔除けなどの意味もあるので、基本的に数珠の貸し借りはマナー上良くありません

数珠がない場合、心をこめて手を合わせれば問題ないのでそのようにしましょう。

パワーストーンやブレスレットは禁止

パワーストーンが使われたブレスレットは数珠としての使用は出来ません。

数珠と同じ天然石が使われている場合でも、葬儀での使用は出来ないので注意しましょう。

数珠は無くてもNGではない

数珠を無くした場合など、葬儀で無理に準備をしなくてもNGではありません。

代わりに気持ちをこめて合掌するようにしましょう。

しかし人によっては、マナーを問う人もいるので注意がしましょう。

自分の宗派のものでよい

数珠は故人の葬儀の宗派に合わせる必要はありません。

普段から使っている自分の宗派の物で良いでしょう。

気になる方は略式数珠など、どの宗派でも使える数珠を準備しておくと良いでしょう。

スポンサーリンク

数珠を使わない時はどうしておく?

ポイント

葬儀会場までの移動や読経の際に数珠はどう保管しておくと良いのでしょうか。

それぞれを紹介します。

会場までの移動

葬儀会場までの移動の際は数珠を袱紗(ふくさ)や数珠入れに入れて保管しましょう。

そのまま鞄の中に入れて移動すると、数珠に傷が入る場合があります。

男性で鞄のない場合は内ポケットなど、なるべく衝撃のない場所に保管します。

読経の時

読経の時は数珠は出しておきましょう。

いつでも合掌などの準備が出来る状態にして持ち、膝の上に置きましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

葬儀での数珠の持ち方まとめ

数珠

ここまで数珠の持ち方の情報や、宗派別の作法などを中心に書いてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 葬儀の数珠は故人への弔いの意味がある
  • 略式は左手4本の指で挟み、親指で押さえる
  • 本式は宗派によって持ち方や合掌が異なる
  • 数珠は貸し借りをせずに自分の宗派の物でいい

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

お葬式の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断

葬儀・お葬式を地域から探す

みんなが選んだお葬式は葬儀場・葬儀社をご案内/