お葬式
葬儀中の会葬マナーは?各場面での振る舞い方や遺族の対応も紹介
更新日:2022.11.21 公開日:2021.08.24

「会葬と参列って似たような言葉だけどどう違うの?」
慣れていないと普段あまり触れない言葉やマナーに戸惑うことも多いですよね。
本記事では以下のことを中心に解説していきます。
- 会葬者の服装や挨拶のマナー
- 故人とのお別れの場面ごとの会葬者の振る舞い方
- 会葬に行けないときの対応の仕方
- 遺族側の会葬者への対応方法
お焼香の正しいやり方や、会葬礼状についても触れています。
ぜひ最後までご覧ください。
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会葬とは

ここでは会葬とはどのような意味なのかについて解説していきます。
会葬の意味
会葬とは、お通夜の翌日にある葬儀、告別式のみに参列することです。
葬儀・告別式に参列した方を会葬者と呼びます。
会葬という言葉で注意しなければいけないのが、故人との関係性です。
故人の親族に当たる人は「遺族」という呼び方をします。
会葬者はそれ以外の友人・知人、会社関係で葬儀に参列した人のことです。
弔問・参列との違い
葬儀では、会葬によく似た言葉で弔問と参列があります。
これらは厳密に区別されています。
弔問は葬儀に参列できなかった場合などに、ご遺族の自宅へお悔やみに伺うことです。
参列は一般的に式典などに参加する場合に使う言葉です。
こちらは葬儀・告別式・通夜どれに使っても問題はありません。
会葬者のマナー

会葬では服装や挨拶などマナーがあります。
特に焼香のやり方は宗派ごとに変わってきますので注意が必要です。
服装
男女別の服装やマナーを解説します。
男性の服装
黒のフォーマルスーツに白シャツに黒ネクタイを着用します。
靴下や靴も黒で揃えましょう。
髪の毛は清潔に整えます。
目立つ金具のついた靴も避けた方がよいでしょう。
女性の服装
黒のフォーマルスーツか、肌の露出の少ない黒ワンピースを着用します。
黒のストッキングに黒い靴を履きます。
髪は長ければまとめ、お化粧はナチュラルメイクで清楚にしておきます。
派手なアクセサリーは付けない
弔事では、結婚指輪以外はつけないのが一般的です。
アクセサリーを身につける場合は白か黒のパールネックレスにしましょう。
真珠は「涙を表す」とされているからです。
その場合でも、2連・3連になると「不幸を重ねる」という意味になってしまいます。
1連のみにとどめると良いでしょう。
小物は地味な色でまとめる
ハンカチは白が基本です。
靴やカバンは黒が無難です。
殺生を連想させる革製はできるだけ避け、装飾の控えめのものを選びましょう。
布製の光沢のない黒色がおすすめです。
また、男性はカバンを持たず、荷物はポケットに入れるのが一般的です。
遺族への挨拶
葬儀では、ふさわしくないとされている言葉もあるので気をつけなければなりません。
言葉に気を付ける
以下のような忌み言葉は避けましょう。
重なる、続く、再びなど更なる不幸を連想させる言葉
たびたび、またまたなど言葉を繰り返す重ね言葉
神式やキリスト式では成仏、供養、冥福も忌み言葉になります。
故人の病状や死因を聞くことも控えます。遺族にとってつらいことを思い出させてしまう場合があるからです。
挨拶の例文
お悔やみの言葉は、短く簡潔にまとめたほうが無難でしょう。
以下が例文になります。
この度は御愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。
お力になれることがありましたら、なんなりとお声をおかけください。
この度は突然のことで本当に残念でなりません。
焼香のやり方
焼香の正しいやり方は、抹香を焚くのが正式で主に立って行われます。
しかし座って行う場合も基本的な作法は同じです。
- 焼香台の手前まで移動し、遺族と僧侶に一礼する
- 焼香台の前に進み遺影に一礼する
- 数珠を左手にかけ、右手の親指、人差し指、中指の3本で抹香をつまむ
- 額の高さで掲げる
- 抹香を静かに香炉の炭の上にくべる
- 合掌し、一歩下がり遺族と僧侶に一礼して席にもどる
焼香に対する考え方は仏教でも宗派ごとに若干異なります。
それぞれお香をおしいただく回数なども変わってきます。
- 天台宗 1~3回
- 真言宗 3回
- 浄土宗 1~3回
- 浄土真宗 抹香を揚げず、そのまま香炉にくべる。本願寺派は1回、真宗大谷派は2回
- 臨済宗 抹香を1回そのまま香炉にくべる
- 曹洞宗 最初1回は額の高さ、2回目はそのまま香炉くべる
- 日蓮宗 1~3回
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会葬者の立ち位置

葬儀に参列した際の会葬者としての立ちふるまいについて解説していきます。
故人とのお別れ
葬儀が終わると会葬者や僧侶は会場から出て出棺を待ちます。
その間遺族たちは棺を開き、故人との最後のお別れをします。
この時遺族から最後の対面を求められたら、遺族とともにお別れをしましょう。
葬儀会社のスタッフからお別れ花を渡されます。
一輪受け取って縁の深い人から順番に、棺の顔の周りから花で埋めていきます。
出棺時
故人とのお別れが終わると、出棺のお見送りをします。
故人との最後のお別れなのでできるだけ立ち会うようにしましょう。
一般的には外でお見送りをします。
寒い時期はコートを着用していても構いません。
しかし派手なものは避け、出棺時にはコートを脱いで手に持ちます。
また、雨天時に傘をさす場合は、派手な色や柄物も避けましょう
棺が霊柩車に運ばれ、収められるまでは黙祷します。
遺族からのあいさつがある場合は静かに聞きます。
終わった後に深く一礼し、霊柩車に合掌してお見送りします。
火葬場での立ち合い
火葬場へ行く人は一般的に遺族と親族です。
しかし故人と親しい間柄の場合、親族に同行を求められる場合もあります。
その場合はできる限り参加するようにしましょう。
火葬場に着くと、親族たちは焼香台が用意された火葬炉の近くに立ちます。
随行者は後ろの方に控えるようにします。
僧侶の読経の後、喪主、遺族や親族、会葬者の順で焼香をしてから棺を合掌で見送ります。
お骨を骨壷に納める骨上げは、火葬場のスタッフの指示に従いましょう。
下半身の骨から徐々に納めていきます。
最後に故人と最もつながりの深い人がのど仏を拾います。
精進落とし
精進落としのお誘いがあった場合も参加することをおすすめします。
遺族や近くの席の人と、静かに故人の思い出などを語り合います。
火葬場や精進落としに誘われるのは、あなたが故人や遺族にとって特別である証拠です。
時間の許す限り参加し故人と遺族の気持ちに寄り添ってあげましょう。
会葬に行けないとき

会葬の参列ができない場合は、どう対応したら弔意を表すことになるのでしょうか。
連絡は速やかに
遺族から個別で訃報の連絡を受けたら、なるべく通夜や葬儀に参列するのが礼儀です。
しかし、どうしても参列できない場合はできるだけ早く、電話で連絡します。
相手が忙しく、電話に出ない場合は留守電に入れてメールを打ちましょう。
このとき、弔意と参列できない理由と詫び、遺族をいたわる言葉を忘れてはいけません。
後日香典を送る
香典は、後日お悔やみ状を添えて現金書留で送るか、相手の都合を聞いてから直接届けます。
お悔やみ状はシンプルな便箋に、お悔やみの言葉と葬儀に参列できなかったこと詫びて短い手紙にします。
他の用件を書くことはマナー違反なので気をつけましょう。
弔電を送る
弔意を表す一般的なものに弔電を送るという方法もあります。
弔電サービスやインターネットサービス、文字だけでなくお花や線香がセットになったものもあります。
自分がよいと思うものを選びましょう。
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遺族の会葬者への対応

参列された会葬者へのお礼の対応はどういうものがあるのでしょうか。
会葬御礼
会葬御礼は通夜や葬儀に参列した会葬者の弔意に対してお渡しする返礼品のことです。
費用は300〜1000円程度が相場になります。
ボールペン・商品券・ハンカチがおすすめです。
似たようなものに、香典返しがあります。
香典返しは香典を頂いた方にお返しする返礼品です。
相場費用は頂いた香典の3分の1~半額程度が相場になります。
会葬礼状
会葬礼状は、参列した会葬者への感謝の気持ちを表す礼状です。
会葬返礼品と共に手渡すのが一般的で、自分で作成もできます。
しかし数が多い場合は会葬返礼品と合わせて葬儀会社へ事前に手配しておきましょう。
家族葬でも会葬礼状は必要?

基本的に会葬礼状は必要です。
しかし完全に遺族だけで行う家族葬では、香典も弔事もすべてお断りすることがあります。
この場合は会葬礼状を作らなくてもよいでしょう。
遺族以外の親戚や故人の親しい方が参列する場合は香典返しも会葬礼状も用意が必要です。
葬儀へ参加しなかった、友人や知人が後日自宅に弔問に来ることも想定しましょう。
多めに用意しておくことをおすすめします。
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葬儀の会葬まとめ

ここまで葬儀中の会葬マナーや会葬での振る舞い方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 会葬は黒のフォーマルスーツ、忌み言葉を使わない
- 遺族にお別れの同行を求められた場合は、できるだけ立ち会う
- 会葬にいけない時は、速やかに連絡を入れ、弔電や香典を送る
- 会葬者へのお礼は受付で会葬御礼と会葬礼状をセットで渡す
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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