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お葬式

【葬儀に送るお悔やみ電報】弔電とは?送り方・マナーを解説

更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.23

弔辞

お祝い事に送る電報を祝電と呼ぶのに対し、葬儀などのお悔やみごとに送る電報のことを弔電と呼びます。

葬儀に参列できない場合に送る弔電ですが、普段から頻繁に書くことはないと思われるため、正しい書き方や送り方に不安がある方もいるのではないでしょうか。

この記事では、弔電の送り方やマナーを中心に解説していきます。

海外からの弔電の送り方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 葬儀の弔電(お悔やみ電報)とは
  2. 弔電の送り方
  3. 弔電の内容について
  4. 弔電の相場や台紙の選び方
  5. 弔電でお悔やみを送る際のマナー
  6. 弔電を受け取った側のマナー
  7. 海外から弔電を送る場合
  8. 弔電(お悔み電報)についてのまとめ
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葬儀の弔電(お悔やみ電報)とは

葬儀や告別式に参列不可能な場合に送る電報を「弔電(ちょうでん)」「お悔み電報」といいます。

葬儀や告別式に参列できない場合にお悔みの言葉を伝えたいときに送ります。

インターネットや電話で申し込むことができるもので、葬儀や告別式の際に読み上げられることもあるため、基本的にはお通夜までには届くようにするのがマナーです。

葬儀に参列する場合は弔電を送る必要はありません。

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弔電の送り方

弔電は、電話またはインターネットで申し込みます。

送る際に必要な情報は、以下に記したものになります。

  • 配達日時(葬儀がいつあるのか)
  • 届け先の会館の名前、住所
  • 受取人の名前(喪主または遺族)
  • メッセージ(文例から選ぶこともできます)
  • 弔電の送り主の名前、会社名
  • 台紙の種類(線香などのオプションがある)

これらを準備してから申し込みをしていきます。

お通夜、告別式までに届くように送る

弔電はお通夜に間に合うように送ります。

前述の通り、葬儀・告別式で弔電が紹介される場合もあるため、遅くても葬儀・告別式当日までには届くようにしましょう。

葬儀に参列できないと分かった時点で、早めに用意しましょう。

電話で申し込む場合

弔電を電話で申し込む際には、局番なしで「115」にかけ、電報サービスに繋げます。

公衆電話からかける場合など、「115」が使えない場合は、「0120-759-560」にかけます。

オペレーターの方が順に沿って進めてくれるので、質問に答えていくように内容を決めていきます。

質問内容は以下の通りです。

質問内容返答
「お悔み」か「お祝い」「お悔み」
「かな電報」か「漢字電報」「漢字電報」
配達日時葬儀に合わせた時間
送り先の電話番号わかる場合のみ伝える
届け先の住所葬儀を行う会館の住所と会館名
受取人の名前葬儀の主催者である喪主またはご遺族の名前
メッセージ用意されている文例から選ぶ
台紙を選ぶ故人との関係・費用で決める

インターネットで申し込む場合

弔電はインターネットでも申し込むことができます。

検索エンジンから「弔電 ネット申し込み」のように検索すると案内ページが表示されるので、電話申し込みができない場合などはインターネットからの申し込みも検討しましょう。

24時間対応していることがネット申し込みの利点です。

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弔電の内容について

弔電の宛先・宛名・差出人について説明していきます。

弔電の宛先

弔電の宛先は、葬儀会場にします。

遺族の方から訃報の連絡があった際などに、葬儀会場などの情報をしっかりメモしておくようにしましょう。

弔電の宛名

弔電の宛名は喪主またはご遺族の方のフルネームにします。

フルネームがわからない場合は、「故人の名前+御遺族様」で送ります。

故人が山田太郎さんの場合、「山田太郎様 御遺族様」という形です。または「山田家 御遺族様」の形でも問題ないです。

差出人

弔電の差出人には、フルネームだけでなく故人との関係性も記します。

連名で出す場合なども差出人は記しますが、その場合は2、3人程度であれば全員の名前を記し、それ以上であれば代表者のみの名前で問題ありません。

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弔電の相場や台紙の選び方

弔電の相場は、1千~5千円が一般的です。

故人との関係性で相場や台紙の選び方が異なるので、以下に解説します。

親しい間柄の場合

故人がご自身の親族や親しい関係だった場合、相場は3千~1万円程度が相場になります。台紙は刺繍や押し花、線香が付いたものを選ぶとよいです。

仕事関係の場合

故人が同僚や上司など職場でお世話になっていた場合、3千~7千円が相場です。故人の役職や立場を考慮して金額を決めていきます。

金額や差出人の書き方、台紙については職場の同僚や上司に相談するとよいです。

知人、友人の場合

故人が、友人や知人だった場合、1千~3千円が相場です。台紙はシンプルなものを選ぶのが一般的です。

故人と特別に親しかった場合は、刺繍や線香のオプションが付いたものを送ります。

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弔電でお悔やみを送る際のマナー

故人の名前は敬称で

「受取人の実父」「受取人の実母」「受取人の配偶者」「受取人の義父母」「受取人の子」「受取人の兄弟」を箇条書きで敬称とセットで書いてください。

弔電では故人の名前を特別な敬称で表します。

受取人との関係敬称
実父ご尊父(ごそんぷ)様/お父様/父上様
実母ご母堂(ごぼどう)様/お母様/母上様
ご主人様/旦那様/ご夫君様
ご令室(ごれいせつ)様/ご令閨(ごれいけい)様/奥様/奥方(おくがた)様
義父お舅(おしゅうと)様/お父様/お父上様
義母お姑(おしゅうとめ)様/お母様/お母上様
息子ご子息(ごしそく)様/ご令息(ごれいそく)様
ご令嬢(ごれいじょう)様/ご息女(ごそくじょ)様/お嬢様
ご令兄(ごれいけい)様/兄上様/お兄様
ご令弟(ごれいてい)様/弟様
ご令姉(ごれいし)様/姉上様/お姉様
ご令妹(ごれいまい)様/妹様

忌み言葉は避ける

弔電では、不幸や死を連想させる言葉重ね言葉は使はないように注意しましょう。

不幸や死を連想させる言葉

  • 悲しむ
  • 別れる
  • 離れる

重ね言葉

  • わざわざ
  • いろいろ
  • だんだん

プライベートなことは書かない

故人と親しかった場合でも、後で思わずトラブルに発展してしまう可能性もあるため、プライベートな内容を書くのは避けましょう。

家族葬の場合には送るべきか

家族葬の場合は、香典や弔電を辞退する家庭もあります。

遺族側の意向を尊重し、辞退された場合は送らないようにしましょう。

家族葬の弔電の辞退に関して、より詳しく知りたい方は「家族葬の弔電を辞退してもいい?送る側と受け取る側の注意点」の記事をご覧ください。

FAXはNG

FAXで弔電を送るのはマナー違反となってしまします。

必ず弔電を利用するようにしましょう。

お返しやお礼状を頂いたらお礼の連絡を

弔電を送ってお礼の品やお礼状が届いたときには、メールや電話でご遺族にお礼を伝えます。お悔みの言葉はすでに送っていると思いますので、ご遺族の体調を気遣うような言葉を送りましょう。

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弔電を受け取った側のマナー

弔電を受け取った側にもマナーがありますので解説します。

弔電は断らずに受け取る

弔電をもらった際は断らずに受け取るのがマナーです。

どうしても受け取りたくない場合は訃報を入れた際に不要の旨を伝えるのが良いです。

一週間以内にお礼状を出す

弔電を受け取ってから一週間以内にお礼状を出すのが一般的です。手紙やハガキなどで送ります。

弔電のお礼に関して、より詳しく知りたい方は「弔電のお礼はどうする?お返しマナーやお礼状作成のポイントを解説」の記事をご覧ください。

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海外から弔電を送る場合

海外から弔電を送る場合は、インターネットを利用しましょう。

日本語のフォントが入ったパソコンやスマートフォンから申し込むことができます。

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弔電(お悔み電報)についてのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで弔電の情報や書き方などを中心にお伝えしてきました。

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • 電話で送る場合、「115」にかけて申し込む
  • 相場は1000~5000円で、故人との関係性によって変わる
  • 送る際には、敬称を使い、忌み言葉を避ける
  • 弔電(お悔み電報)を受け取った際にはお礼状を送る

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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