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お葬式

喪中正月の過ごし方とは?できること・できないことを各種紹介

更新日:2022.06.17 公開日:2021.10.21

喪中

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

記事のポイントを先取り!

  • 喪中正月は新年を迎えるためのお祝いの行事はNG
  • お寺への参拝やお墓参りはOK
  • 喪中は基本的に年賀状のやり取りはしない

身内が亡くなってから初めて迎えるお正月は、どう過ごせばいいのでしょうか。
また通常のお正月に行うことは全てNGなのかなど疑問に感じる方も多いと思います。

そこでこの記事では喪中におけるお正月の過ごし方について詳しく解説していきます
喪中はがきを出すタイミングや投函が遅れてしまった場合の対処法についてもお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 喪中とは
  2. 喪中はいつまで?
  3. 喪中正月にできないこと
  4. 喪中正月でもできること
  5. 年賀状を貰ったらどうすれば良い?
  6. 喪中はがきのマナー
  7. 浄土真宗による喪中正月
  8. よくある質問
  9. 喪中の正月まとめ
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喪中とは

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

喪中とは身内や親族が亡くなったときに死を悼み、冥福を祈る期間のことです。
喪中は「服喪(ふくも)」「忌服(きぶく)」とも呼ばれています。

喪に服すのは2親等(父母・兄弟・子供・孫・祖父母など)までが目安となっています。
正確にいうと、喪中期間の中には忌中期間があります。

忌中とは親族が亡くなってから49日、もしくは50日の期間を指します。
忌中期間は仏教の四十九日法要、神道の五十日祭りにあたる忌明け法要までということです。

神道では昔から、死を穢れ(けがれ)として畏れていました。
勘違いしやすいのですが、穢れとは汚れのことではありません。
「気・枯れる」という意味で、人が亡くなることで生きる気力が枯れてしまうということです。

そのため忌中はこの穢れを外界に広めないよう、家にこもる期間とされていました。
昔は音もたてず、酒や肉を断ち質素な服装で過ごすことが忌中の過ごし方だったようです。

現代はそれほど厳しくありませんが、わずかに残る慣習やマナーはあります。
喪中期間とは、忌中期間を含めた1年間ほどの期間を指します。

喪中期間は贅沢を避け、身を慎んで過ごすことが良いとされています。
楽しみを目的とする行事には参加せず、結婚式などへの出席も控えます。
お正月に玄関へ飾るしめ縄や門松、鏡餅のお供えはしません。
また、年賀状も辞退します。

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喪中はいつまで?

カレンダーと鉛筆を持つ手

喪中期間は故人との関係性で異なります。

  • 父母   忌中50日・喪中13か月
  • 義父母  忌中30日・喪中150日
  • 夫    忌中30日・喪中13か月
  • 妻・兄弟 忌中20日・喪中90日
  • 祖父母  忌中30日・喪中150日
  • 曾祖父・叔父叔母 忌中20日・喪中90日
  • 兄弟・孫     忌中10日・喪中30日

喪中期間は明治政府が制定した服忌令(ぶっきりょう)に基づいた目安です。
昭和22年に廃止されていますが、喪中期間は現代でも服忌令にならっています。

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喪中正月にできないこと

人差し指を立ててこちらを向いている女性

喪中のお正月にできないことを紹介します。

年賀状

喪中正月は、年賀状を辞退します。
年賀欠礼の挨拶である喪中はがきを11月中旬から12月の中旬頃までに投函します。
喪中はがきには新年の挨拶ができないお詫びと、故人が生前お世話になった感謝の気持ちなどを記します。

新年の挨拶

新年に挨拶する場合は、「あけましておめでとうございます」とは言いません。
「今年もよろしくお願いします」「昨年はお世話になりました」などに言い換えます。
喪中であることを知らない方には「喪中のため、新年の挨拶は失礼します」と先に述べるようにします。

ただし、ビジネスシーンでは「おめでとうございます」と挨拶しても問題ありません。
個人的な事情なので、通常の挨拶をした方が仕事に差し支えないでしょう。

神棚の正月飾り

玄関先に飾る門松やしめ縄、鏡餅は飾りつけしません。
年神様を迎えるためのお祝いの飾り物になるためです。
年神様を迎える行事は行わないことから、正月の飾り物は不要となります。

おせち料理

正月料理であるおせちは、縁起を担いだ食材が入っているため基本的に食べません。
ただし、めでたい食べ物とされる鯛やエビ、紅白の蒲鉾を除いて食べる地域もあります。

お年玉

お年玉は「玩具代」や「文具代」と名称を変えて渡せばOKです。
もともとは賜物(たまもの)といって、神様からいただくものという意味がありました。

神社にお供えしたお餅をみんなで分けて食べたのが始まりという説があります。
お祝い事の表記がない袋に入れましょう。

旅行

旅行はどちらかというと控えた方が良いとされる風潮があるようです。
喪中は娯楽を控えるべきという考えがあるためです。

しかし忌中期間を過ぎていれば、行っても良いという考えもあります。
特に会社や学校では、四十九日の忌明けを目途に喪中を解くのが一般的です。
社員旅行などは会社に相談しながら検討しましょう。

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喪中正月でもできること

マスクをつけてOKサインを出す女性

喪中のお正月でもできることをご説明します。

雑煮

お雑煮はハレの日(非日常の日)に食べる特別なものです。
お雑煮の中に入っているお餅は長く生きるという長寿の願いを込めて新年に食べるものです。

お祝い事とは関係ないため、お雑煮は基本的に食べても良いものです。
地域によって、忌中期間は食べてはいけないが喪中期間ならOKというところもあります。

また、お餅を抜いて食べるという地域もあるようです。
年を越すときに食べる年越しそばも、喪中でも食べて良いものです。
お雑煮と同じく、長寿を願う食べ物のためです。
年越しそばには1年間の苦労を断つ、厄を落とすといった意味もあります。

初詣

初詣は基本的にOKのようですが、神社に関しては条件があります。
神道では死を穢れとしており、特に忌中は穢れが強い期間とされています。
そのため忌中にお正月を迎えた場合、神社への参拝はNGです。

忌中を過ぎた喪中期間は穢れが薄まるため参拝してもよいです。
しかし神社によっても異なるため確認した方が良いでしょう。
忌中・喪中問わず、お寺への参拝は問題ありません。

お墓参り

先祖代々のお墓にお参りするのは問題ないです。
喪中の対象となる故人は、忌明けとなるまであの世にはたどり着いていません。
故人へお参りしたい場合はお寺にお参りに行くと良いでしょう。

正月遊び

羽根付きや凧あげ、コマ回しなどの正月遊びは神事と全く関係ありません。
例年通り遊んでも問題ないでしょう。

親戚の集まり

お正月は年末年始休暇中ということもあり、親戚が集まって新年の挨拶をするものです。
例年通り親戚が集まることは構いませんが、喪中の正月には注意が必要なことがあります。

親族を招く際は「新年を祝う会」ではなく「故人を偲ぶ会」にする主旨の変更が必要です。
親族が集まる前に、集まりの主旨を参加者全員に漏れなく伝えておきます。
集まる親戚の方々の意識も変わり、喪中のお正月の集まりに相応しいものとなるでしょう。

もう一点、配偶者の家を訪問する際には注意が必要です。
配偶者側の親族に不幸があり、お正月に配偶者の家を訪問する際には配偶者の家の意向を尊重して対応しましょう。
自分自身の親族が亡くなった場合は、配偶者の家への訪問には特段の注意点はありません。

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年賀状を貰ったらどうすれば良い?

頭にクエスチョンマークを浮かべているスーツの男性の後ろ姿

喪中に年賀状を受け取るパターンは2つあります。

  • 喪中はがきを出したのに届くケース
  • 喪中はがきを出していない相手から届くケース

喪中はがきを出した相手から年賀状が届くのは、実はマナー違反ではありません。
喪中はがきは、あくまでもこちらから新年の挨拶を控えるという年賀欠礼状のためです。

しかし、こちらが送る側であれば年賀状を控えるほうが混乱しないでしょう。
喪中はがきを出していない相手から届いた場合は、1月7日の松の内を過ぎてから寒中見舞いを出します。

寒中見舞いとは、寒い時期に相手を気遣って送る挨拶状のことです。
近年は、喪中の方が送る挨拶状としての役割が主となっているようです。
寒中見舞いには以下のような内容を記載します。

  • 季節の挨拶
  • 年賀状をいただいたお礼と喪中のお知らせ
  • 喪中はがきでお知らせできなかったお詫び
  • 相手の体調を気遣う言葉

以下、文例を紹介します。

寒中お見舞い申し上げます
この度はご丁寧に新年のご挨拶を頂戴いたしましてありがとうございました
昨年○月に父△△△△が他界致しましたため 新年のご挨拶をご遠慮させていただきました
連絡が行き届かず申し訳ございません
寒さ厳しき折 一層のご自愛のほどお祈り申し上げます



会社関係の方から届いた年賀状に関しては、会社名義の通常の年賀状を出します。
法人では喪中という概念がないためです。

故人の喪中だけではなく社葬があった場合も同様です。
子供同士の年賀状については通常のやり取りをさせる場合が多いようです。
子供がある程度の年齢で、喪中のマナーを理解できるようなら控えさせます。

もし元旦に届いてしまった場合は1月7日を待たず、学校が始まる前に届くよう返事を出します。
喪中は基本的に年賀状のやり取りをしません。
しかし、どうしても年賀状のタイミングで挨拶したい方には年始状がおすすめです。
年始状とはお祝いの言葉(謹賀新年や賀春など)を使用せずに送る挨拶状のことです。

普通のはがきに近況報告を記しますが、年賀状と同様に句読点をつけずに書きます。
空白などを用いてバランスよく書くようにします。
年始状は年賀はがきではないため年末に投函しましょう。

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喪中はがきのマナー

何かを紹介する女性

年賀欠礼のための喪中はがきを出すタイミングについてお伝えします。

喪中はがきを出す期間

喪中はがきは11月中旬から12月中旬までには投函します。
相手方が年賀状を作成して投函する前に届くようにしましょう。

喪中専用のはがきは胡蝶蘭や蓮の花のイラスト付きなどがあります。
郵便局でも購入できますし、年賀状のようにネットでも購入可能です。

また喪中のお知らせは私製ハガキで投函しても問題ありません。
私製ハガキの場合は弔事用の切手を郵便局で購入します。
喪中はがきには以下のような内容を記載します。

  • 喪中のため新年の挨拶ができないお詫び
  • 故人の名前と亡くなった年月日などの情報
  • 生前お世話になった感謝の気持ち
  • これからも変わらずお付き合いいただけるようお願い

以下、文例を紹介します。

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年○月に父 △△△△が永眠いたしました
生前賜りましたご厚意に深く御礼申し上げます
寒さ厳しい折り 皆さまのご健勝をお祈りいたします

有名人などは遺影をはがきにプリントする場合があるようですが、文章のみのお知らせが一般的です。
子供の写真付きなども控えた方が良いでしょう。

故人とやり取りしていた方へ送るときは、差出人を喪主の名前に変更します。
近親者へは喪中はがきを送らなくてもOKです。

投函が遅れてしまった場合

投函自体が遅れてしまったり、故人が12月中旬以降に亡くなってしまった場合は寒中見舞いを出します。
寒中見舞いは1月7日の松の内を過ぎたら送ります。

松の内から節分の2月3日までの間に投函しましょう。
2月4日を過ぎて出す場合は余寒見舞となりますので注意します。

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浄土真宗による喪中正月

指さす女性

浄土真宗の方の喪中正月についてご説明します。

浄土真宗には喪中が無い

浄土真宗は喪中でも、通常のお正月と変わりなく過ごして良いとされています。
浄土真宗の教えでは、人は亡くなると誰でも極楽浄土へ行き仏様になるとされています。

そのため霊や魂がさまようといった概念がありません。
通常はNGとされているお正月飾りやおせち料理はもちろん、結婚式などの行事にも参加できます。

旅行することも問題ないため、周りの人から見ると喪中に見えないかもしれません。
浄土真宗の方が気を付けるべきなのは、他の宗派への配慮です。

年賀状も通常通り送っても問題ないのですが、周りの方から不審がられる恐れがあります。
年賀状については他の宗派と同様に喪中はがきを出して、年賀欠礼の旨を伝えてもいいでしょう。

浄土真宗でもNGな正月行事

通常のお正月を過ごせる浄土真宗ですがNGな正月行事もあります。
それが神社への参拝です。

神社は神道が基本です。
神道では「死=穢れ」として捉えられています。

死に触れた人間が、穢れた心や体で神様の前に立つことは良くないこととされています。
浄土真宗ではお正月の参拝ももちろんOKなのですが、神道側に配慮して辞退します。

神社によっては忌中が空けていれば参拝を認めているところもあるようです。
参拝したいのであれば近くの神社で確認してみることをおすすめします。

どうしても参拝したい場合は寺院であればOKです。
仏教では死を穢れとして捉えておらず、当然のことという認識のためです。

○○寺、と名前のついているところや不動明王などの仏様がいるところは寺院です。
○○宮・○○大社・○○神社と名前の付くところは神社となります。
鳥居がありお稲荷様や天照の神様がいるところも神社ですので間違えないようにしましょう。

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よくある質問

ここでは、喪中における風習の疑問点についてお答えします。

Q:喪中でも年越しそばは食べても良い?

年越しそばは、長寿を願い一年の厄を落とす意味合いがあり、祝い事とは無関係です。
おせち料理のように祝い膳ではないため、喪中に食べても問題ありません。

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喪中の正月まとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで喪中正月の過ごし方についての情報や喪中に年賀状を貰った際の対応を中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お正月飾りやおせち料理など新年を迎えるためのお祝いの行事はNG
  • お寺への参拝やお墓参りはOKだが、忌中の神社への参拝はNG
  • 喪中に年賀状をもらった場合、1/7の松の内を過ぎたら寒中見舞いを出す

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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