法事法要
お盆の墓参りはしないといけない?しない場合の対応も紹介
更新日:2022.05.16 公開日:2021.10.22

記事のポイントを先取り!
- お盆にお墓参りしなくても良い
- 代行サービスもおすすめ
- 永代供養墓は管理がいらない
お盆の期間にはお墓参りに行くことが一般的ですが、お盆の墓参りは必ず行わなければいけないのでしょうか。
そこでこの記事では、お盆のお墓参りを中心に解説していきます。
「お盆のお墓参り」について学び、お盆の期間を有意義に過ごしましょう。
後半では、墓参りを必要としない方法やお彼岸のお墓参りについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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お盆のお墓参りとは

お盆とは故人や先祖が現世に帰ってくる期間のことです。具体的な期間は地域によっても異なりますが、毎年8月15日前後と定められており、その期間にお墓参りをしたり、故人の冥福を祈ります。
また、お盆にお墓参りをする理由や意味については以下のようなものが挙げられます。
現世に来た故人や先祖の送り迎え
現世に来た故人や先祖を迎えるためにお墓参りをします。また、故人や先祖の魂があの世に帰るとされるお盆の最終日には送り火などをして、故人や先祖をお見送りします。
お墓の掃除、手入れ
墓地が遠方にある、忙しいなどの理由で普段はお墓参りに行けない方といった方も多いでしょう。
そんな方でもお盆の期間はまとまった休みを取ることができるため、お墓参りに行き、お墓の掃除や手入れをします。お盆の期間を利用し、放置して汚れてしまったお墓をキレイにする人も多いです。
故人、先祖に対して感謝する
お盆のお墓参りで最も大切なのが、故人や先祖に感謝を伝えるということです。お墓参りに行くことで故人や先祖を思い出し、感謝の気持ちを伝えましょう、また、お墓参りは自分たちの今後の人生の繁栄を願う場でもあります。
スポンサーリンクお盆のお墓参りはしなくてもいい?

冒頭ではお盆の期間にお墓参りに行くことが一般的であると説明しました。ですが、予定がある、家が遠いなどの理由があれば、無理にお墓参りをしなくても良いのでしょうか。
お盆にお墓参りをしなくても問題はない
結論から言うと、お盆にお墓参りをしなくても問題ありません。
バチが当たったり、生活に悪影響を及ぼすなどということは一切ありません。しかし、お墓参りに行くことが難しい場合は、自宅であの世から来た故人や先祖を迎え入れ、お花を飾ったり、お線香をあげ、感謝を伝えることが大切です。
宗教によってお盆に対する価値観が異なる
また、宗教によってはお盆に対しても価値観が異なります。
浄土真宗では故人や先祖の魂はもともと存在しないものとされているため、お盆行事は行いません。もちろん、お盆期間中にお墓参りをする習慣もありません。
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お墓参りをしない場合

もし、お盆にお墓参りをしない、できない場合はどのように対応すればいいのでしょうか。ここでは、お盆にお墓参りに行けない場合の具体的な対応方法についてご紹介します。
別の日にお墓参りをする
お盆期間中にお墓参りに行けない場合は、別の日にお墓参りをしても問題ありません。
お盆が忙しい場合は落ち着いた時期に、墓地が遠方にあって行くことが難しい場合は帰省したタイミングなどでお墓参りをするのもよいでしょう。また、そのときはお墓の掃除や手入れも忘れずに行いましょう。
墓地の方角に向かって手を合わせる
もし、しばらくお墓参りに行けない場合は、墓地のある方角に向かって手を合わせましょう。また、自宅に仏壇がある場合はお供え物を供えるようにしてください。
代行サービスを利用する
お墓参りに行かない方の中にはお墓の掃除や手入れができずどうしようかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
その場合におすすめなのが代行サービスを利用することです。近年では墓じまいをする方やお墓参りに行けない方が増えているため、代行サービスの需要も高まってきています。
お墓参り代行サービスはお墓参りだけではなく、墓石や墓石周りなどお墓全体を掃除してキレイにしてくれます。そのため、自分が墓地に行かなくてもお墓をキレイな状態で保つことができます。
なかなかお墓参りに行けない方は代行サービスを利用してみるのも選択肢の1つとしておすすめです。
お墓参りを必要としない埋葬方法

お墓参りになかなか行くことができない方やお墓の後継者が見つからずに困っている方はお墓参りを必要としない埋葬方法がおすすめです。ここではお墓参りを必要としない埋葬方法をご紹介します。
永代供養墓
永代供養とはお墓参りに行けない遺族に代わって、墓地の管理者が遺骨やお墓を管理、供養してくれる埋葬方法です。
一般的な埋葬方法よりも費用などが安く、子孫がお墓を継承する必要もないことから、核家族を中心に多くの方が利用しています。
合祀墓
合祀墓(ごうしぼ)は他の方のご遺骨と一緒にする埋葬方法です。
上記で説明した永代供養は合祀で埋葬している場合が多く、血縁関係のない他の方と一緒に埋葬され、供養されます。
この方法もお墓の管理、供養を管理者に任せることができ、お墓参りや継承を心配する必要がありません。また、墓石を建てる費用や維持費用などが不要であるため、経済面においても大きなメリットがあります。
散骨
散骨は火葬後、パウダー状にした遺骨を山や海に撒く埋葬方法です。
この方法はお墓を建てないため、お墓参りをする必要がありません。しかし、個人で勝手に散骨をするのは法律上、違反になってしまう可能性があるため、他の埋葬方法と同じく、しっかりとした手順で行う必要があります。
散骨を考えている方はまずは、僧侶などに相談、依頼するようにしましょう。
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お彼岸もお墓入りはしないでいい?

お彼岸は春分の日と秋分の日のそれぞれ前後3日間に訪れ、その時期になるとお墓参りをするのが一般的です。
しかし、何かしらの理由でお彼岸の時期にお墓参りに行くことができない方もいるかと思います。そのような方は無理してお墓参りをする必要はありません。
お盆でもお彼岸でも最も大切なのは故人や先祖に対しての気持ちです。お彼岸の時期にお墓参りに行くことが難しくても、自宅などで故人や先祖に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
お盆の墓参りをしないまとめ

ここまで、お盆の墓参りについての情報を中心に書いてきました。この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お盆とは故人の魂がこの世に帰ってくる期間のこと
- お盆のお墓参りはしなくても問題はない
- お盆にお墓参りをしない場合は、別の日のお墓参りをしたりする
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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