法事法要
お盆は祝日ではない?お盆休みの正式な期間や銀行の営業を解説
更新日:2022.08.07 公開日:2021.10.20
毎年夏になると、お盆休みが楽しみですよね。
ただ一方で、お盆が祝日になるのかならないのか気になる人もいるでしょう。
もしお盆が祝日であれば、帰省の際に電車を利用したり、銀行でお金を引き出したりする際も色々と影響を受けます。
お盆が祝日なのか平日なのかを知っていれば、お盆を過ごす際に役立つでしょう。
そこで今回はお盆が祝日なのかという点について中心に解説します。
お盆期間中の金融機関や交通機関の営業についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- お盆とは
- お盆は祝日になる?
- お盆の正式な期間はいつからいつまで?
- お盆期間中の銀行や金融機関の営業
- お盆期間中の交通機関・お店の営業
- 会社がお盆に休む理由とは?
- 祝日ではないお盆を休みとしている業種
- お盆の祝日まとめ
お盆とは
最初にお盆について、由来も含めてご紹介します。
先祖の霊を供養するための行事
お盆とは正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれ、先祖の霊を供養するための行事です。
亡くなったご先祖様の霊が、お盆の時期に極楽浄土から戻ってきて、子孫たちとともに過ごすとされています。
お墓にお参りしたり、仏壇の前にお盆用の精霊棚(しょうりょうだな)を設けたりして、ご先祖様をしのぶのが一般的です。
加えて、お盆初日の迎え火と、最終日の送り火を通じてご先祖様の霊を送り迎えするのも、お盆ならではの風習となっています。
お盆の由来について
お盆は古代インドのあるお坊さんの話が由来です。
仏教を開いたお釈迦様の弟子に、目連(もくれん)というお坊さんがいました。ある日彼は、亡くなった母が地獄で逆さ吊りの刑を受けて苦しんでいるさまを見て、お釈迦様に助けるための方法を尋ねます。
お釈迦様からは、旧暦の7月15日に修行を終える他のお坊さんのためにおもてなしするように教えられました。目連はお釈迦様の教え通りに、修行を終えたお坊さんのためにおもてなしをしたところ、彼の行いを見た仏様によって母親は救われます。
目連の逸話から、古代インドの言語であるサンスクリット語で「逆さ吊り」を意味する「ウラバンナ」が転じて「盂蘭盆会」になりました。
そして目連がお坊さんをもてなした旧暦の7月(今の8月頃)にお盆を迎える風習が生まれ、現在に至っています。
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お盆は祝日になる?
お盆が祝日なのか、あるいは普通の平日なのかについて見ていきましょう。
お盆は祝日ではない
実はお盆は祝日ではなく、平日です。
国が祝日について定めている法律「祝日法」でも、お盆の期間は祝日とみなされません。土日と重なっている場合も、普通の土日休みとなります。
カレンダー通りに平日や土日扱いとなるため、銀行や役所は普通に稼働しているのが一般的です。お盆の期間中に公的な手続きがしたい人にとっても、心配する必要はないでしょう。
お盆の期間は地域によって異なる
世間では多くの人が長期の休暇に入るにもかかわらず、なぜお盆が祝日ではないのか気になりますよね。
その理由は地域によってお盆の期間が異なるためです。全国の多くの地域では8月中旬であるものの、関東地方などは7月中旬となっています。
加えて沖縄地方や鹿児島県の奄美大島では、旧暦7月の中旬がお盆です。日本国内でも地域によってお盆の時期が異なってくるため、国もお盆期間を祝日扱いにはしていません。
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お盆の正式な期間はいつからいつまで?
お盆で休みを取る際に役立つのが、お盆の正式な期間です。実はお盆の期間は古くから決まっています。
本来は旧暦の7月15日前後の期間
お盆は本来、旧暦7月15日前後の時期とされていました。
特に江戸時代は旧暦の7月14・15日がお盆の時期とされており、現在の暦でいう8月中旬から9月初旬に当たる時期です。
なお日本の先祖供養の風習は江戸時代よりもずっと昔からあります。仏教で盂蘭盆会が伝わったことによって、次第に夏に先祖供養を行うお盆の風習ができました。
現在は新暦の8月15日前後の期間が主流
現在では新暦(太陽暦)の8月15日前後の期間が主流です。
現在のように変わったのは、明治時代の1872年に政府が太陽暦を導入したことがきっかけになっています。当初は新暦7月15日前後をお盆の時期としていました。
しかし農家にとっては繁忙期に当たるため、多くの地域で定着しづらい状態でした。定着しにくかった地域では、旧暦7月中旬を太陽暦に置き換えた8月15日前後をお盆とすることで落ち着くようになります。
以上の事情から、日本の多くの地域でお盆は8月中旬とされるようになりました。ただ東京や横浜など、いち早く新しい暦になじんだ地域では、新暦7月中旬がお盆の時期とされています。
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お盆期間中の銀行や金融機関の営業
銀行や金融機関はお盆期間中も稼働しています。
まず銀行や郵便局は、お盆期間であっても平日は営業するのが一般的です。
銀行は通常通り営業
銀行など金融機関は「銀行法」という法律に基づいて営業しており、土日祝日と年末年始は休業することになっています。お盆期間は祝日に当たらないため、平日であれば窓口も利用可能です。
なお土日と重なる日があっても、ATMを使えばお金の出し入れも可能です。
郵便局も通常通り営業
一方郵便局も、営業日は銀行と同じく平日です。
郵便物の差し出しやゆうちょ銀行の利用も普通通りできるため、心配はありません。なお土日も窓口が利用できるため、時間内であれば郵便物を預かってもらえます。
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お盆期間中の交通機関・お店の営業
お盆期間では帰省に伴い交通機関を利用する方や、お店に行って買い物を計画している方も多いことでしょう。
そこでお盆期間中の交通機関やお店の営業について解説します。
バスや電車も通常通り運行
バスや電車などの公共交通機関も、お盆中は通常通り運行される仕組みです。
ダイヤも平日であれば、普通の平日ダイヤが適用されます。ただ運行会社によっては、お盆期間中は土日ダイヤになっていることもあるため、事前に確認した方が良いでしょう。
なおJR各社ではお盆期間中に新幹線などで臨時便も多く運行され、お盆期間中のラッシュにも対応しています。
お店に行く場合は公式サイトをチェック
お盆期間中に買い物をしようとお店に行く必要が出てくることもあるでしょう。
しかし、お店に行く際、お休みになっていないか心配になる人もいますよね。お店については、コンビニやスーパー、レストラン・カフェなどはお盆でも利用できます。
ただし個人経営の商店などは、お店によってお盆期間中を休みとしている場合も多いです。お盆期間中も営業しているか休みであるかは、事前に店員さんなどに聞くと良いでしょう。
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会社がお盆に休む理由とは?
実は会社がお盆を休みとするのは、古くからの風習が大きな理由です。
薮入り(やぶいり)に従った昔の風習
会社がお盆を休みにしているのは、江戸時代にあった「藪入り(やぶいり)」と呼ばれる風習が起源とされています。
藪入りとは、毎年1月16日と7月16日に店で働いていた人(奉公人)に休暇を与え、実家に帰らせていた風習です。特に7月16日はお盆に当たるため、各奉公人が先祖を供養できるように休暇が与えられていました。
藪入りの風習が現在の一般企業にも導入され、お盆休みになったとされています。
接客業は休みではないところが多い
ただ接客業などのように、お盆でも稼働している企業や商店は多いです。
業種によっては、お盆期間中がむしろ売り上げを伸ばすチャンスでもあるため、お店が稼働しているケースもあります。店員さんについてもお盆に働く代わりに、お盆の前後を休みとする人も多いです。
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祝日ではないお盆を休みとしている業種
お盆期間中に休みになっている会社と、稼働している会社があると聞くと、具体的にどのような企業が休みなのか気になりますよね。基本的には以下の通りとなっています。
製造業や不動産業は休み
まずお盆期間中を休みにしているのは、製造業や不動産業です。
特に製造業の場合は、なるべく長めに休む方が工場の経費節減にも繋がります。企業によっては、前後の土日も含めて9連休や10連休など休みを長めに設定しているケースも多いです。
また不動産業も、お盆の時期は大家さんなどがお盆でいないケースも増えます。大家さんがいなければ仕事が回りづらくなるため、お盆休みに合わせて休む企業も多いです。
製造業や不動産業以外の業種でも、お盆期間中をお休みとする企業もたくさんあります。
ただカレンダー通りにお盆期間を休みとするケースが主流です。お盆に合わせて溜まっている有給休暇を消化すれば、かなり長めに休めることもあります。
金融機関・公務員・一部接客業は休みなし
一方で業種によってはお盆に関係なく休みがないところも様々です。
先ほど触れた金融機関や一部の接客業に加え、公務員も稼働しています。加えて役所も普段通り、朝の8時半から17時15分まで稼働しているため、いつものように手続きすることも可能です。
医療機関は病院によって異なる
お盆期間中に病気やけがに見舞われた場合、病院を利用できるか気になる人もいますよね。
病院など医療機関については、各施設によって様々です。総合病院や大学病院など大手の病院であれば、お盆期間中も普通に診療を受けたり、お見舞いに行けます。
しかし、診療については、担当医が休んでいるケースもある点に注意が必要です。お見舞いについても、お盆期間中に行くことは縁起が悪いという考え方もあります。
一方、個人病院やクリニックなどは、病院によってお盆に営業していないところもあります。お盆が近づいたら、前もって営業スケジュールを確認しておきましょう。
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お盆の祝日まとめ
今回はお盆が祝日に当たるかどうかについて解説してきました。内容をまとめると、以下の通りです。
- お盆は毎年夏に迎えるご先祖様を供養するための行事
- お盆は国内でも地域によってお盆の期間が異なるため祝日とはならず、国の法律でも祝日とされてはいない
- お盆はもともと旧暦の7月中旬とされていたが、現在では多くの地域で新暦8月15日前後となっている
- 会社がお盆期間を休みにしているのは、江戸時代にあった「藪入り」の風習が起源となっている
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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