お葬式
葬儀を執り行う意味とは|作法一つ一つに込められた意味まで解説
更新日:2024.01.14 公開日:2021.06.22
みなさんは葬儀を行う意味について考えたことはありますか?
人が亡くなった際には葬儀を行うことが当たり前になっていますが、葬儀の意味をきちんと理解されている方は少ないかもしれません。
葬儀の知識をあやふやなものからしっかりとした理解に変えることで、送り出すときの故人への思いをより深いものにできるでしょう。
そこでこの記事では、葬儀の意味や「葬儀・通夜・告別式・お葬式」の違いを解説していきます。
その他にも、葬儀形式による意味の違いにも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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葬儀とは
葬儀という言葉は実は略語で、葬送儀礼が正式名称です。
葬儀とは概念としての葬送儀礼のこと、またその儀式自体のことを指します。
葬儀の歴史は古く、旧石器時代にネアンデルタール人が始めたとされています。
宗教観が色濃く反映される儀式ではあるものの、死者を弔うという観点からはどの宗教でも変わりはなく、世界各地で行われています。
葬儀の意味
葬儀にはどのような意味があるのでしょうか。
- 故人を送り出す儀式としての意味
- 遺された人の精神的な意味
- 生と死について考える貴重な機会
- 社会的な意味
葬儀には主に以上の4つの意味が存在します。
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
故人を送り出す儀式としての意味
葬儀には故人を弔い、成仏祈願をする意味合いがあります。
また、あの世で幸せに暮らすことを祈ったり、迷わずあの世に行くことができるようにするという意味合いもあります。
残された人と同様に、故人もこの世に未練を残さずに遺族との関係を絶たなくては行けません。
最後のお別れですが、故人のあの世での幸せを祈りましょう。
遺された人の精神的な意味
葬儀には故人を送り出す意味合いもあれば、残された人の精神の安定のために行われているともいえます。
長い時間をともに過ごした人が亡くなることはとてもショックが大きいと思いますが、故人との別れにしっかりケジメをつける必要があります。
そのケジメをつけるため、故人と一緒に過ごせる最後の短い時間を提供する場です。
生と死について考える貴重な機会
葬儀は、故人を敬い、感謝するといった命の大切さや繋がりをもっとも感じる場です。
ショックの大きい中行われますが、その経験はとても貴重であることを胸に秘めて葬儀に参加することも大事なことです。
社会的な意味
社会に故人の訃報を知らせたり、その訃報を聞いて集まることで故人の死を確認するという社会的な意味も葬儀は持っています。
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「葬儀・通夜・告別式・お葬式」意味の違い
葬儀に行ったことのある人もあまり行ったことのない人も、「葬儀・通夜・告別式・お葬式」という言葉をよく耳にすると思います。
しかし、その明確な言葉の意味の違いを把握している方は少ないかもしれません。
ここではその違いについて解説していきます。
通夜とは
通夜とは、故人を葬る前に、親族が故人との別れを遺体のそばで惜しむ場のことを言います。
お通夜という名前はその儀式が夜通し行われることからそう呼ばれています。
仮通夜というものもあり、通夜との違いがあります。
通夜は積極的に弔問客を受け入れるのに対し、仮通夜は家族や親族のみで行われます。
告別式とは
告別式とは、葬儀の後に行われる、故人との最後のお別れの儀式のことを指します。
焼香や祈祷、献花などがこれにあたります。
通夜ほど明確な区切りがなく、宗教色も薄い儀式になっています。
最近は葬儀と同じ流れで行うことも多いです。
お葬式とは
お葬式と葬儀をよく混合している方も多いかもしれません。
しかし本来、お葬式と葬儀は別の儀式です。
お葬式とは通夜、葬儀、告別式、火葬など儀式全体のことを指します。
一方、葬儀とは故人を弔うための宗教的な儀式のことを言います。
つまり葬儀はお葬式の一部ということになります。
初七日とは
初七日とは、亡くなってから七日目の最初の法要のことを指します。
しかし、実際は七日目にすることは少なく、大半は葬儀と同じ日に行われるので名前との違いがあります。
最近では葬儀を夜に行うことが多いため、葬儀の次の日に繰り越され、火葬の後に行われるようになってきています。
精進落としとは
精進落としとは、四十九日の忌明けに食べる食事のことを指します。
しかし最近では火葬を終え、初七日の法要を終えた後に精進落としとして、弔問客に食事を振る舞うようになりました。
初七日と精進落としはライフスタイルによって変わっていく葬儀形式のひとつです。
四十九日とは
四十九日とは、故人が亡くなってから49日目に行われる法要のことを指します。
49日目に行われる理由は、人は亡くなった後、仏もしくは仏の子になるとされています。
仏になるために修行をするのですが、その修行の終わりの日、つまり最終判決の日が49日目とされています。
葬儀形式による意味の違い
葬儀形式には、4つのタイプがあります。
ここではそれぞれについて紹介していきます。
一般葬
一般葬とは、故人とのつながりのある知人を多く集う形式です。
昔ながらの方法で多くの方に見送ってもらいたい場合に選ばれることが多いです。
家族葬
家族葬は、親族や特別親しい友人だけで行われる葬儀形式です。
小規模で行いたい方にオススメの形式です。
一日葬
一日葬は一般葬と異なり、通夜を行わず一日でお葬式を執り行う形式です。
費用や負担を抑えたい場合に選ばれることが多い形式です。
火葬式(直葬)
火葬式(直葬)という形式は、葬儀を行わずに火葬場にいく形式です。
最低限の儀式のみ行う形式で、近年注目されています。
費用を安く抑えられることがメリットではありますが、最低限のことしか行わず故人を弔う時間が少ないというデメリットがあります。
直葬を検討されている方は、ご家族とよく相談しましょう。
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葬儀内容の意味って?
葬儀に行われることにもそれぞれ意味が存在します。
自分たちが使っているものの意味、していることの意味を知っておくことで知らない時とはまた違ったものを感じるかと思います。
焼香
お香を焚き、故人や仏に対して拝む行為です。
焼香する人の気持ちをリラックスさせる役割もあります。
お経
故人が安らかに眠れるようにすることや遺族の気持ちを癒す役割があります。
お布施
お布施はお坊さんに読経していただいた際の謝礼としてのお金です。
香典
香典とは、心を痛めている遺族に払う金銭的援助を目的としたものです。
香典返し
香典返しには、香典のお返しと四十九日が無事に済んだことを伝える役目があります。
数珠
数珠には、数珠を持ちながら気持ちを込めて合掌をすることで仏様と繋がり、煩悩を消し去る役目があるとされています。
スポンサーリンク枕飾りの意味
仏式のお葬式の際、故人様の枕もとの机にご飯やロウソクなどが供えられているのを見たことがあるでしょう。
それらを枕飾りといいます。
お葬式までの間、ご家族やご親戚でお線香を絶やさず、故人様の魂が迷わずに成仏できるようにという意味が込められた儀式です。
下記で枕飾りそれぞれの意味をご説明します。
ご飯のお供え
枕飾りとしてお供えされるご飯を「一膳飯(いちぜんめし)」「枕飯(まくらめし)」「一合飯(いちごうめし)」などとも呼びます。
食べ物の恵みに対して仏様や神様に対しての感謝をするため、長い旅路(四十九日)に備えるための食糧(主食)にしてもらうためなど、お供えする意味はいくつかあります。
ご飯にお箸を立てる行為
ご飯にお箸を立てる行為は「逆さごと」といわれる風習の一つです。
逆さごととはこの世とあの世では逆の世界となるため、それを分け隔てるために行われている風習を指します。
この世と逆のことを行えば魂が死を悟り、未練を残さずに成仏が出来るという信念から行われています。
上記の理由から食事を行うときお箸を立てると「縁起(行儀)が悪い」といわれるようになりました。
その他の逆さごと
お箸を立てること以外にも逆さごとはあります。
下記に例を挙げます。
- お茶碗を割る
- 逆さ屏風
- 逆さ水
- 左前合せ
- 逆さ布団
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宗教による葬儀の意味
宗教ごとによって亡くなった人の行き先や死者への考え方が異なります。
グローバル社会の進む今、さまざまな宗教での死の価値観を知っておくことはとても大切なことです。
それでは宗教ごとに解説していきます。
仏教
仏教での葬儀の意味合いは、極楽に行くこと、来世で仏の弟子になることを願う儀式です。
仏教では、亡くなった人は仏、もしくは仏の弟子になるとされています。
宗派によって葬儀の意義や葬法が異なることが特徴的です。
キリスト教
キリスト教での葬儀の意味合いは、神に召されて、天国で永遠の安息を得ることを願う儀式です。
キリスト教では、神に召され、地での罪が許され、永遠の安息を得る喜ばしいものとされています。
ご臨終されそうになると、まず牧師や司祭に連絡を入れ、天国までの導きをしてもらうという点も特徴的です。
神道
神式での葬儀の意味合いは、先祖の霊と一緒になって家にとどまり、家を守る神様になることを願う儀式です。
神道では、故人は先祖の霊と一緒になって家に留まり、家の守り神になるとされています。
また、死は穢れとされていて、その穢れを払うために葬儀が行われます。
葬儀の意味まとめ
ここまで葬儀の意味や、 「葬儀・通夜・告別式・お葬式」の違い を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 葬儀とは、概念としての葬送儀礼のこと、またその儀式自体のこと
- 葬儀には様々な意味合いがある
- 「葬儀・通夜・告別式・お葬式」の違いは、葬式全体の流れに対する区切りや役割に違いがある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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