お葬式
供花の読み方は「きょうか」で合ってる?供花の意味についても解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.11.15

記事のポイントを先取り!
- 「供花」は2通りの読み方がある
- 供花を贈る際は葬儀社に依頼する
- 供花の費用相場は1万5000円程度
親族や知人の訃報を受けた際に、香典とは別に供花を贈る方も多いです。
供花を「きょうか」と読まれるケースが多いですが、実は別の読み方もあります。
そこで、この記事では供花の読み方と意味、供花を贈る方法を中心に解説していきます。
お花代の相場や渡し方にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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供花の正しい読み方

一般的には「きょうか」と読まれることが多い供花ですが、他にも「くげ」という読み方があります。
「きょうか」とは、葬儀に際して故人の冥福を祈り弔意を伝えるために生花を供えることを指す言葉です。
一方「くげ」の本来の意味は、仏堂で仏の徳を表す目的で供える花を指します。
しかし現在では、どちらの読み方でも故人に生花を供えることを意味します。
スポンサーリンク供花の贈り方

一般的には故人と関係の深かった親族が手配することの多い供花ですが、特に制限はないため誰でも贈ることが出来ます。
親族以外にも、故人の友人や会社関係者などが供花を贈るケースも少なくありません。
また何らかの理由で葬儀に参列できない方が、遺族に弔意を示すため供花をお渡しすることもあります。
しかし最近では小規模な家族葬なども増えているため、供花を贈っても辞退されてしまうケースもあります。
そのため供花を贈る場合は、必ず前もって遺族に確認を取る必要があります。
葬儀社から注文する
供花を贈る際にもっとも確実なのは、葬儀を担当する葬儀社を通して手配する方法です。
葬儀全般を取り仕切る葬儀社に手配を依頼すれば、宗旨宗派や式場の雰囲気などに最適な花を手配してもらえます。
供花は個人で贈るケースと会社など団体で贈るケースでは、飾りつけや扱う花が異なります。
また供花を飾る際の並べ方にも決まりがありますので、送り主と故人との関係性をしっかり伝えることが重要です。
葬儀社に供花の手配を依頼する場合は、葬儀社に喪主の名前などを伝えて手配の可否を確認します。
手配可能であれば贈り主などの情報を伝えて依頼しますが、その際に担当者の名前も確認しておきましょう。
支払い方法などについても確認しておけば、あとになって慌てることもありません。
自分で直接注文する
供花として贈る花をご自身で選びたい場合は、生花店などに自分で依頼することもできます。
しかし自分で注文する場合は、宗教・宗派や式場の雰囲気に適した花を選ばなくてはなりません。
葬儀業者によっては、他社で用意された供花を受け付けない場合もあるなので注意が必要です。
最近では、インターネットでも供花を手配することができます。
宗旨宗派の確認や利用する花の種類など、葬儀社とのやり取りを代行してもらえるサービスもあります。
また式場の雰囲気に統一感を持たせるため、供花の手配を親族などが取りまとめていることもあります。
ご自身で供花を手配する場合は、葬儀社や周囲の方に確認を取っておきましょう。
札名
葬儀会場に飾られる供花には、贈り主を示すための札名を記した紙や板を添えるのが一般的です。
書かれている方の名前から故人の交友関係などを知ることができる札名は、故人を偲ぶための大切なものです。
札名の書き方は供花を贈る方の立場や贈る人数によって異なり、作法に沿って書く必要があります。
会社から贈る場合
会社から供花を贈る場合、会社の代表が送るケースと社員一同で送るケースでは、札名の書き方も異なります。
会社の代表者が個人で供花を贈る場合は、会社の正式名称・役職・代表者名を記入します。
「〇〇株式会社 代表取締役社長 〇〇」のような形式が一般的ですが、社名が長い場合は株式会社を(株)とすることもあります。
一方、会社の同僚などが3名までの連名で供花を贈る場合は、高い立場の方を筆頭に右から順番に名前を表記します。
また、会社関係者が大勢で供花を贈る場合は「会社の正式名称・部署一同」といった表記形式が一般的です。
個人で贈る場合
個人で供花を贈る場合は、個人名だけを表記すれば問題ありません。
親族が個人で供花を贈る場合は、フルネームではなく姓だけの「〇〇家一同」とします。
また、夫婦で供花を贈る際は夫の名前だけを書くのが一般的ですので、二人分の名前を書かないようにしましょう。
札名に夫婦の名前を併記した場合、別居または離婚していると誤解されることもあるので注意が必要です。
連名で贈る場合
供花を連名で贈る場合は、3名までなら立場の高い方が一番右になるように名前を表記するのがマナーです。
3名を超える人数で供花を贈る場合は、故人との関係を表記し「同僚一同」「友人一同」などとします。
また故人の兄弟や親族などが連名で供花を贈る場合は、名前を表記せずに「兄弟一同」「親戚一同」とするのが一般的です。
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宗教別の供花の種類

宗教によって供花の種類は変わります。
それぞれ解説していきます。
仏教
仏式の葬儀で供花として利用される花は、菊や蘭・百合などの生花が多いです。
最近では、カサブランカやアマリリス・トルコキキョウなどの洋花も多く利用されています。
バラなどのとげのある花や毒のある花は、仏式の葬儀では基本的に使いません。
白をベースとした落ち着いた色調が一般的ですので、ご自身で選ぶ際には華美にならないよう配慮する必要があります。
一般的には花籠タイプの供花を用いるケースが多いですが、スタンドタイプの供花を贈るケースもあります。
ご自身で供花を手配する場合は、式場の規模などを考慮に入れて贈ると良いでしょう。
また関西などの一部地域では、葬儀に用いられるのは樒(しきみ)という細長く白い花が一般的です。
樒は実に毒を持ち、葉からは強い香りを放つため、古くから邪気を払うと言われています。
神道
神式の葬儀では、仏式と同様に白色の落ち着いた色合いの・菊・蘭・カーネーション・百合が利用されます。
ただし仏式の葬儀で稀に使用されることのある胡蝶蘭は、神式の葬儀ではあまり使われません。
神式の葬儀では、仏式での焼香の代わりに榊を祭壇に捧げる玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。
そのため、かつての神式の葬儀では供花として榊を贈ることも多かったですが、現在では祭主が用意するのが一般的です。
キリスト教
キリスト教式の葬儀では、式場となる教会にスタンドフラワーなどを飾ることはありません。
供花は身内を亡くした遺族を慰めるものとして、自宅に送るのが一般的です。
キリスト教式の葬儀で使用される花は基本的にすべて生花ですので、造花の供花を贈ることはマナー違反とされています。
使用される花はカーネーションやカサブランカなどの洋花が中心で、仏式や神式で用いられる白菊は使われません。
同じ菊でも、小菊やスプレーマムなど小ぶりのものを使用することが多いです。
仏式や神式と異なり、キリスト教式の葬儀では白以外の色花を使用することも少なくありません。
最近では遺族への供花として、十字架やハートの形のフラワーアレンジメントを贈ることもあります。
また仏式の葬儀と異なり、キリスト教では供花に札名を添える習慣もありません。
そのため、供花に札名が添えられている場合は、外して芳名板に並べておきます。
スポンサーリンクお葬式で使われる花の種類

葬儀では多くの花が使用されますが、用途によって飾り方に違いがあります。
花輪
葬儀では、円環状の生花や造花にスタンドがついた花輪を飾ることがあります。
白と黒を基調として装飾されたものを、式場の入り口付近に飾るのが一般的です。
花輪の多くはレンタル品で、費用は大きさによって異なりますが、1万5000〜2万円ほどが相場です。
しかし最近では設置スペースや地域住民への配慮などの理由から、花輪を飾れないことも多いです。
そのため花輪を贈る場合は、事前に喪主や葬儀社に確認をとっておく必要があります。
献花
主にキリスト教式や無宗教式の葬儀で行われる献花は、故人の冥福を祈るため花をささげる儀式です。
仏式での焼香にあたる献花は、一人一本ずつ手に持った生花を故人にささげます。
献花では式場に用意されている生花を用いるのが一般的ですので、勝手に花を持ち込むのはマナー違反です。
献花に用いられる花は、カーネーションなど白や淡い色で茎の長い生花が用いられるのが一般的です。
しかし最近では、故人の好きだった花や色花を用いるケースも多くなっています。
枕花
枕花は亡くなってからお通夜までのあいだ、故人の枕元に供える花で、訃報を受けてすぐに贈ります。
遺族や故人と特にゆかりの深い親族などから贈られることが多いです。
枕花を贈るという行為には、遺族とともに故人の死の悲しみを分け合うという意味もあります。
故人の枕元にそっと飾るものですので、白を基調としたシンプルで落ち着いた花籠などを贈るのが一般的です。
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供花の相場

供花は一つを1基と数え、祭壇の左右に二つ飾る場合は2基で1対となります。
供花1基の相場は1万〜3万円ほどとされていますが、1万5000〜2万円の供花を贈る方が多いです。
あまり高額な供花を贈ると、かえって遺族に気を使わせることになりかねません。
1基にするか1対にするかについて決まりはないので、故人との関係も考慮して適切な価格の供花をお渡ししましょう。
スポンサーリンク供花のための費用としてだすお花代とは?

お花代は日常的な場面ではシンプルにお花の費用という意味ですが、弔事においては二つの意味があります。
同じお花代でも状況によって意味が変わってきますので、注意が必要です。
お花代とは
遺族に弔意を示すために、供花の費用として渡すお金がお花代です。
一般的には香典とは別に供花のための費用をお花代として包んで渡します。
ただし葬儀におけるお花代は、香典の代わりという意味を持つ場合もあります。
この場合のお花代は、香典の代わりとしてお花代単独でお渡しします。
なお香典は通夜・葬儀で渡すものですので、あとになって不幸を知った場合は香典を贈ることはできません。
そのため、その場合は香典ではなくお花代としてお金をお渡しすると良いでしょう。
お花代の相場
葬儀の供花として渡されることの多い花籠や花輪の費用は、1万5000円ほどです。
そのため供花の費用としてのお花代の一般的な相場も、1万5000円ほどとなります。
しかし最近では少人数の参列者で行う家族葬なども増えており、スペースの関係で大きな供花を置けないケースもあります。
こういった場合は供花も小さめになるため、相場も1万円ほどになります。
お花代の渡し方
お花代を包む場合は、黒白もしくは双銀の結び切りの水引がついた不祝儀袋を利用するのが一般的です。
薄墨を使って水引の上部にお花代と表書きをして、水引の下に名前を記入します。
お花代を渡すタイミングは通夜・葬儀の前後となりますが、開式直前は施主も慌ただしくされていることが多い為、避けた方が良いでしょう。
喪主の手が空いたタイミングを見計らって「お花代です」と一言添えて渡します。
場合によっては、施主の親族などが供花などの取りまとめを行っていることもあります。
この場合は、取りまとめを行っている方にお花代を渡せば問題ありません。
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供花の読み方まとめ

ここまで供花の読み方についての情報や、供花の贈り方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 供花は「きょうか」または「くげ」と読み、故人に花を供えることを意味する
- 供花を贈る場合は、葬儀社に依頼する方法と個人で手配する方法がある
- 供花の費用相場は1万5千円ほどとされている
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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