お葬式
供花の相場はいくら?具体的な供花の手配方法や選び方も解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.11.17

記事のポイントを先取り!
- 籠タイプは数千円~2万円程度
- 花輪や花枕は1~3万円程度
- 供花のみを送ってもよい
通夜や葬儀の斎場には、故人への弔意を表す供花が飾られています。
供花の相場とはどのくらいなのでしょうか。
本記事では供花の選び方から手配方法、金額相場まで詳しくお伝えします。
また、「御花料」の詳細についてもご説明します。
ぜひ最後までご覧ください。
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供花とは

供花は「くげ」もしくは「きょうか」と読みます。
通夜や葬儀の際、故人や遺族への弔意を表すために送られるお花のことを指します。
斎場内や祭壇周りに生花を供えることで、黒や白がメインの室内を彩る役割もあります。
供花は故人と近しい遺族や親族・友人・会社関係の方が送るものです。
通夜の数時間前には斎場に届くように、訃報を知ったらすぐに手配しましょう。
手配する際は、個人か法人かを忘れずに伝えます。
個人と法人では供花に用いる花や飾り方が異なるためです。
供花は複数人で送るのが基本で、送り主名は「~一同」が一般的です。
遺族の場合は「子供一同」や「兄弟一同」、友人であれば「○○大学△△部一同」、「~高校〇年△組一同」などです。
会社関係の場合は、会社名と代表取締役の氏名、もしくは所属部署などが書かれているのが一般的です。
「○○株式会社 取締役△△」や「株式会社○○ 営業部一同」などです。
連名の場合は、肩書きの地位が高い方を1番右側にくるように書きます。
会社の部署一同で送る場合は、贈った方の名前を別紙に書いて添える場合もあります。
夫婦で供花を贈る場合は、2人それぞれの名前を連名で書きます。
外国人の方が送る場合は、英語ではなくカタカナで氏名を書き表すようにします。
供花には贈った方の名前入りの札がかけられますが、芳名帳に名前を記して札はかけない場合もあります。
また、斎場での供花の並べ方には順番があるので注意しましょう。
祭壇中央に近いところには、故人と縁の深かった遺族や親族の供花を飾ります。
次いで故人の友人→仕事の関係者→喪主や遺族の会社関係者と続きます。
よくわからない場合は、葬儀場のスタッフにお任せします。
供花のタイプ別の相場

供花には主に、籠タイプ・アレンジメントタイプ・スタンドタイプの3種類があります。
それぞれの金額相場をお伝えします。
籠タイプ
籠に生花をあしらった、籠タイプの金額相場は数千円~2万円程の価格です。
小さめなので祭壇にのせてお供えでき、場所を取りません。
白い菊を中心に作られるのが基本ですが、故人の好きな花を入れても良いです。
だるま籠という、丸い形の籠の中に生花が入っているタイプもあります。
同じ籠タイプでフルーツ缶やコーヒー、乾物がメインで入っており、造花があしらわれたタイプもあります。
生花メインの籠と品物メインの籠、どちらも参列者へ持ち帰りしてもらうことが可能です。
アレンジメント
フラワーアレンジメントタイプの金額相場は、数千円~2万円程度です。
祭壇の手前に飾られることが多く、華やかで立体感があるアレンジメントは豪華に見えます。
スタンド型と比較して場所も取らないため、省スペースで行う家族葬にも最適の供花です。
葬儀後は親族にそのまま持ち帰っていただくこともできます。
自宅の祭壇では49日目まで遺骨を祀りますが、その脇に供える場合もあります。
スタンドタイプ
自立式スタンドに花が生けられているスタンドタイプの金額相場は、一基1万5000~3万円程度です。
スタンドタイプは一基(いっき)という単位で数えます。
一般的には2基で一対(いっつい)として送るのが基本とされていますが、近年は一基で送る方も多いです。
スタンド型は豪華に見える反面、場所をとってしまうというデメリットもあります。
斎場の広さを考慮して、一基か一対どちらで送るか決めましょう。
喪主や遺族がスタンド型を送る場合は、一対で送ることが一般的です。
喪主や遺族が送るスタンド型の相場は2万~6万円程度となります。
スタンド型は祭壇の両脇や会場入り口の両サイドに飾られ、会場全体を華やかにしてくれます。
故人の会社関係の方は、スタンド型を送る場合が多いです。
スタンド型禁止の斎場もあるので、手配する際は注意しましょう。
斎場以外の生花店やネット販売でスタンド型を手配する場合は、確認が必要です。
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供花の選び方

宗教や宗派によって、選ぶ花の種類は異なります。
以下、仏教・神道・キリスト教の供花についてご説明します。
仏教
仏教の場合は、白色を中心とした生花を供花とします。
菊や蘭・ユリ・デンファレなどの種類がよく使われているようです。
格式が高く、供花として人気の胡蝶蘭を少し加える場合もあります。
白色以外の花を入れたいのであれば、淡いピンクやブルーなどがおすすめです。
近年は、故人の好きだった花を中心に供花を作る方もいらっしゃいます。
神道
神道も仏教と同様に、白色をメインとした供花となります。
白い菊や、ユリなどをメインに作られています。
仏教では胡蝶蘭を入れますが、神道では入れません。
神道というと榊のイメージがあります。
しかし現代では、喪主にあたる祭主は榊を供えますがその他の方はお花を供えるのが一般的です。
キリスト教
キリスト教の供花は、フラワーバスケットなどの花を遺族の自宅に送るものです。
花は洋花が中心で菊は基本的に入れませんが、スプレー菊のような小ぶりのタイプは入っている場合もあります。
ユリや蘭・カーネーションが一般的です。
キリスト教の供花は、生花を送るのがマナーです。
仏教の葬儀で贈られるスタンドタイプや花輪は、キリスト教では使用しません。
自宅ではなく教会に供花を送ると、断られることもあるので注意しましょう。
キリスト教では、偶像崇拝を禁止しています。
そのため、教会の祭壇にお花や供え物を並べることは、あまりよくないこととされています。
キリスト教では献花という儀式があるため、供花と混同してしまいがちです。
花を1人1本ずつ持ち、故人の周りに供えていく儀式が献花です。
献花の儀式に使用する花は、遺族側が用意します。
献花には白い花を使うのが基本で、カーネーションやデンファレなどが多いです。
供花の注文方法

供花はどのように手配すればいいのでしょうか。
手配方法を3つお伝えします。
葬儀社に依頼する
供花は葬儀社で手配が可能です。
通夜や葬儀を行う斎場に連絡して、開式の3~4時間前の良いタイミングで供花を届けてもらいます。
供花を早く送りすぎると、故人の死を待ちわびていたように思われてしまいます。
しかし遅すぎると、置き場所で遺族に手間をかけるかもしれません。
ベストなタイミングで供花を送りたいのなら、葬儀社がおすすめです。
また、宗派が分からない場合も葬儀社にお任せするのが無難です。
生花店よりも花の種類は限られますが、葬儀社で依頼するとほかの供花との統一感が出ます。
花屋に依頼する
花屋で供花を注文するメリットは、たくさんの種類の中から自由に花を選べる点です。
葬儀場やネットでは花の種類が決まっている供花の中から選択するため、自由度が低いといえます。
花屋であれば、故人の好きだった花を中心にオリジナルの供花が作れるでしょう。
ただし、葬儀場によっては外部へ供花を注文すること自体がNGな場合もあります。
手配する前に必ずスタッフに確認しましょう。
また葬儀場のイメージとかけ離れた供花を注文すると、浮いてしまう恐れがあります。
全体のバランスを見て、あまり奇抜な供花は注文しないよう気を付けましょう。
インターネット通販を利用する
インターネット通販でも供花の手配が可能です。
お昼頃までに注文すれば、当日配達可能なサイトもあります。
仕事中に訃報を知ったときも、ネットであれば会社にいながら供花の手配ができます。
価格帯もさまざまなので予算が組みやすく、把握しやすい点がネット通販のメリットです。
参列者向けに、弔電と合わせて贈ることのできるサービスなどもあります。
また業者に依頼すると、葬儀会社に連絡を取って一切の手配を請け負ってくれるサービスもあります。
提携している葬儀会社に限られますが、遺族側が依頼する場合は準備の負担が軽くなりおすすめです。
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花輪や枕花の相場

供花と同様に個人へのお悔やみを表すお花が花輪(はなわ)や枕花(まくらばな)です。
それぞれの特徴をお伝えします。
花輪
花輪は屋外に置く供花の一種で、金額相場は1万~3万円程度です。
高さ3~4mほどあり、上部の円環部分に造花が飾られています。
下部には「親戚一同」や「兄弟一同」などの送り主の名前が記されます。
枕花
枕花とは、故人と特に親しくしていた友人などから贈られるお花です。
金額相場は1万~3万円程です。
枕花には、白色の菊やユリが使われることが多いです。
白ベースで作られるのが基本ですが、デルフィニウムなど淡いブルーの花を入れるのも人気です。
枕花は、通夜式の前に自宅へ送られるのが一般的です。
枕花はその名の通り、故人の枕元へ供えられます。
枕元へ供えられたあとの枕花の使い途は、主に3つあります。
納棺の際に棺に入れる
故人を納棺する際、遺体の脇に別れ花として供えて斎場へ運ばれます。
斎場へ運ぶ
いただいたアレンジメントの状態で枕花を斎場へ運びます。
斎場では棺に近い場所や、祭壇の目立つ場所に飾っておきます。
葬儀後の祭壇に飾る
火葬した後、遺骨は四十九日の忌明けまで自宅で保管されるのが一般的です。
葬儀後の斎場から枕花を持ち帰り、故人の遺骨を祀る自宅の祭壇へ飾ります。
四十九日が過ぎるまで、枯れた花を抜いて手入れしながら過ごします。
枕花は、斎場に送る供花よりも個人的な弔意を示すためのお花といえます。
枕花もほかの供花と同様に、あまり早く送りすぎないよう注意しましょう。
枕花には、贈り主の名前が記入されているカードを添えます。
キリスト教の場合の枕花は、小さめの籠に生花を入れたアレンジメントを作ってもらいます。
花の種類は白色ベースで、スプレー菊やユリなどを入れて作られます。
枕花に使用する花として、棘のついたバラや香りのきつすぎる花は避けましょう。
スポンサーリンク供花は香典の代わりになる?

香典の代わりに、供花のみを送るのは問題ありません。
供花も香典も、遺族に弔意を表す気持ちに変わりはないためです。
そもそも香典にお金を包んで渡すようになる前は、お線香や食べ物を遺族に贈っていました。
しかし香典は遺族に対する葬儀費用の相互扶助という考えから、どちらも持参する方も多いです。
供花は故人への弔意と遺族への慰めとして贈るもので、香典とは別物として捉える考え方です。
また故人に対して特に弔意が深い場合にも、供花と香典の両方を持参する方もいます。
両方持参してマナー違反ということはありませんが、遺族の香典返しの負担も考慮が必要です。
香典返しはいただいた香典金額の1/3~半額程度といわれています。
あまり高額にすると、遺族にお返しの負担がかかってしまう点だけ留意します。
近年は、家族葬や一日葬などの小規模な葬儀が増えつつあります。
特に家族葬の場合、香典を辞退する喪家も多いです。
訃報の案内に香典辞退の有無が明記されているはずですので、よく確認しましょう。
「ご厚志をご辞退いたします」は、供花と香典、供物のすべてを受け取らないという意味です。
「ご供花とご供物はご辞退いたします」は、香典のみ受け取り可能という意味です。
香典の有無について何も触れられていない場合は、どれを持参しても問題ありません。
遺族が香典や供花を辞退しているのにもかかわらず持参することは、遺族に香典返しの手間を掛けます。
訃報をいただいたら、香典辞退の有無は必ず確認しましょう。
電話などで訃報をいただき、よくわからない場合は遺族へ確認してもOKです。
香典のみを辞退している場合は、供花を贈るのがおすすめです。
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御花代として渡す場合には?

通夜や葬儀で渡す「御花代」についてご説明します。
御花代とは
御花代には2通りの種類があります。
純粋に供花のために用意する御花代と、香典代わりとなる御花代です。
それぞれ詳しくご説明します。
香典とは別で包む御花代
通夜や葬儀の斎場で飾られている供花は、遺族や参列者が送ったものです。
供花として贈るのではなく、供花を用意するのに使ってほしいと包むお金がこの場合の御花代です。
そのため、香典とは別で御花代を包むのが一般的です。
香典と同義の御花代
故人の葬儀が終わった後に訃報を知った場合、持参する香典の表書きを「御花代」とすることがあります。
通夜や葬儀当日でないと「ご霊前」という表書きが使えないためです。
この場合の御花代は香典と同義と捉えるため、香典の相場と同等の金額を包みます。
遺族側も香典として扱い香典返しをします。
御花代と似ている言葉で「御花料」があります。
御花料はキリスト教での葬儀で、仏式でいう香典代わりに遺族へ送られるものです。
ちなみに御花料の相場は仏式の香典と同等になりますが、香典返しはありません。
御花代の相場
供花の費用に充ててもらうために用意した御花代の相場は、1万5000~2万円程度です。
スタンド型という自立式の供花が一基で1万5000円程度ですので、目安として考えます。
葬儀後に訃報を知った方が送る御花代の相場は、香典と同様と考えます。
主な相場金額は以下の通りです。
- 両親 5万~10万円
- 兄弟姉妹 3万~5万円
- 祖父母 1万~3万円
- 叔父叔母 1万~3万円
- 友人 3000~1万円
表書きが異なるだけで香典と同義ですので、遺族側は香典返しをします。
香典返しはいただいた金額の1/3~半額程度です。
返礼品はお茶や海苔、洗剤などの消え物が基本です。
スポンサーリンク供花の相場まとめ

ここまで供花の相場についての情報や、手配方法などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 籠タイプとアレンジメントタイプは数千円~2万円が相場
- 仏教や神道は白をベースとした供花にする
- キリスト教の供花は何色でもいいが、献花で使用する花は白色にする
- 供花は葬儀会社や生花店のほか、インターネットでも依頼可能
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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