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法事法要

33回忌の流れは?お布施や服装のマナーについても解説

更新日:2022.09.04 公開日:2021.12.05

回忌

数珠を持ち合唱する女性

記事のポイントを先取り!

  • 三十三回忌は32年後の命日に行う
  • 三十三回忌が弔い上げのケースが多い
  • 三十三回忌は家族だけでも問題ない

故人の供養で、長い間中心的な役割を果たしている方もいらっしゃるでしょう。
同時に故人の33回忌について考えている方もいらっしゃいませんか。

33回忌は、故人を供養するための法要では特別な意味を持つものです。
特別な意味を持つのであれば、なおさら33回忌について詳しく知りたいでしょう。

今回は33回忌の流れや香典の金額相場について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。


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  1. 33回忌とは
  2. 33回忌の準備・当日の流れ
  3. 33回忌に適した服装
  4. 33回忌の香典の相場やマナー
  5. 33回忌のお布施の相場や書き方
  6. 33回忌の注意点
  7. 33回忌の弔い上げが終わったらどうする?
  8. 33回忌のまとめ
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33回忌とは

33回忌とは、故人が亡くなって32年後の命日に行う年忌法要です。
年忌法要は故人が亡くなった日を一回忌とするため、33回忌は32年後となります。

実際に法要を行う日程は、故人の命日に近い土日祝日を選ぶのが一般的です。

ただし、故人の命日より後に法要を行うことはマナー違反なので、命日より前に行うようにしましょう。

33回忌で弔い上げとすることが多い

33回忌は故人の年忌法要でも、弔い上げとするケースが多いです。
弔い上げは、いわば故人に対する最後の法事を指します。

33回忌が弔い上げとされるのは、いくつかの理由があります。

多くの仏教宗派では、33年供養された故人は極楽浄土に行くとされています。

また、現実的にも30年以上経過すると故人を直接知っている方も少なくなってしまいます。
ほかにもご遺族自身が高齢になって、今後供養するのが難しくなるという理由もあります。

以上のような理由から、33回忌を節目に弔い上げとするケースが多いです。

ただし、宗派によっては50回忌を弔い上げの時期とすることもあります。

33回忌は家族だけでもいい?

33回忌を行う場合、参列するのはご家族だけでも問題はありません

ただ、最後の法事として行うため、普通の法要より盛大に催されるケースが多いです。

弔い上げにする場合、長年にわたって故人を供養できたお祝いの意味もあります。
ご家族によっては、故人の親しい知人・友人を招くケースもあるほどです。


こちらの記事では年忌法要ついて解説しているので、ぜひご覧ください。

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33回忌の準備・当日の流れ

33回忌を行う場合も、必要な準備や当日の流れを知っておくと良いでしょう。
特に弔い上げとして行うのであれば、念入りな準備が必要です。

33回忌に向けた準備や、当日の進み方をご紹介します。

33回忌の準備

まず、33回忌に向けた準備から見ていきましょう。
以下の手順で進んでいきます。

①日程と場所を決める

最初に法要を行う日程を決めるところから始めましょう。
日程は命日より前の土日祝日が、多くの方に参列してもらいやすい点でおすすめです。

一方、法要を行う場所は菩提寺の本堂施主のご自宅が多く選ばれます。
あるいは街中の葬祭場での開催も1つの選択肢です。

盛大に行う意味でも、大人数が入れるところを選ぶと良いでしょう。

②住職との日程を合わせる

日程と場所がある程度決まったら、住職との日程を合わせていきます。
法要を行う2ヶ月前には連絡して調整するようにしましょう。

特にお盆の時期は住職も非常に多忙になるため、なるべく早く相談すると良いでしょう。

③会食の手配

法要が終了した後に行う会食についても手配が必要です。
料理店などに予約して、日時や人数を伝えます。

なるべく人数が確定してから伝えると手間がかかりません。

④お布施・香典返しの準備

僧侶にお渡しするお布施や、香典をいただいた方への香典返しの準備も欠かせません。

お布施の金額は厳密に決まっているわけではありませんが、ある程度の相場が決まっています。
事前に確認しておくと良いでしょう。

一方香典返しは、いただいた香典の半額か3分の1に当たる金額の品物を準備します。
事前にまとめて準備する場合は、2,000~5,000円のものを用意すると良いでしょう。

品物については「消えもの」と呼ばれる、消耗品が一般的です。
具体的にはお茶やお菓子、洗剤などの日用品が定番とされています。

⑤供花の準備

供花は四十九日までは白や青、紫色が望ましいとされますが、33回忌は故人が好きだった花を供えても良いとされます。お寺で法要を執り行う場合は、葬儀社や青果店に花籠を注文して届けてもらうように準備すると良いでしょう。

33回忌法要当日の流れ

33回忌を行う際、当日の流れも気になるでしょう。
基本的には通常の年忌法要と変わりません。

僧侶入場・施主の挨拶

まず開始時刻になると、僧侶が会場に入場してきます。
僧侶が読経を行う席に着いたところで、施主の挨拶です。

挨拶の内容は、参列への感謝法要を開式する旨などを簡単に伝えます。

読経と焼香

施主の挨拶が終わると、僧侶の読経です。
宗派やお経の長さによるものの、大体15分程度行われます。

焼香は、読経の途中で始まるのが一般的です。
施主・ご遺族・ご親族・一般参列者の順番で進みます。

僧侶退場・終了の挨拶

焼香が終わると、僧侶が退場します。
ただ、僧侶によっては短時間の法話を行うこともあります。

退場後は再び施主が挨拶し、参列への感謝や会食の案内をするのが一般的です。
挨拶の終わりとともに、法要も閉式となります。

法要終了後は、全員でお墓参りすることも多いです。

会食

法要やお墓参りが終わった後は、場所を移動して会食を行います。

弔い上げの場合、会食は普段以上に盛大に行うケースが多いです。

会食も施主の挨拶や故人への献杯から始まるのが一般的です。

故人の思い出を語り合いつつ、食事が進んでいきます。
終了時刻が近づいたところで施主が再び挨拶し、その後終了する流れです。

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33回忌に適した服装

ビジネススーツを着た女性

平服でも問題ない

33回忌では、平服で参加しても問題ないとされています。
しかし、平服と言っても普段着ではないため注意が必要です。

特に、僧侶をお呼びして法要を頂く場合は、礼節をわきまえた適切な服装で臨みましょう。

服装に関しては参列する方の中で話し合って決めると良いです。

男性の場合は黒の上下スーツと白い無地のワイシャツが一般的です。
女性は黒のスーツやワンピース、アンサンブルを着用します。

なお靴下やストッキング、靴も黒で統一するのがマナーです。

肌の露出は控える

33回忌では服装に厳密な決まりはありません。
平服を着用したり、喪服で参列される方もいます。

だからといって、どんな服装で参列しても良いわけではなく、会場の雰囲気に適した服装を選ぶことが必要です。
男性であればスーツが基本で、女性はワンピースやジャケットにスカートの組み合わせが一般的。

夏場でも肌の露出は避けるのがマナーで、派手なデザインや明るい印象を与える服装は控えてください。

基本的に光沢のない無地で暗い色などを選択すると良いでしょう。

こちらの記事で法事の平服について解説しているので、ぜひご覧ください。

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33回忌の香典の相場やマナー

33回忌でも香典が欠かせない分、金額相場やマナーなどが気になるでしょう。
金額の相場は、香典袋に関するマナーは以下の通りです。

香典の金額相場

香典の金額相場は、故人との関係性によって異なってきます。
同時に弔い上げということもあり、普通の年忌法要よりも高い金額を包むようです。

具体的には以下のようになります。

故人が父母・義父母の場合3万〜10万円程度
故人が兄弟姉妹の場合1万〜10万円程度
故人が祖父母の場合1万〜5万円程度
故人が叔父叔母など親戚の場合3,000〜3万円程度

なお会食に参加する場合は、上記の金額よりも多く包むべきです。

また、夫婦で一緒に包む場合は、上記の2倍の金額を包むと良いでしょう。

香典袋の種類・表書き

33回忌の場合、香典袋は弔事用のものを使います。

水引の色が黒白で、結び方が結び切り淡路結びのものを選ぶのが一般的です。

なお関西や北陸の場合は、水引の色は黄白となります。

香典袋に書く表書きは、「御仏前」や「御香典」です。
ちなみに表書きなどを書く際に使う墨は、普通の濃いもので問題ありません。

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33回忌のお布施の相場や書き方

施主として33回忌の準備をする際、お布施の準備も必要です。
お布施の金額相場や渡し方についてご紹介します。

お布施の金額

法要を菩提寺で行う場合は、3万~5万円程度となります。

七回忌など普通の法要の場合は3万円程度であるため、少し多く包むと考えてください。

僧侶が遠くから参加したり会食に不参加だったりする場合は、御車代や御膳料も必要です。
御車代や御膳料の金額相場は、各5,000~1万円程度となっています。

お布施の入れ方

お布施を袋に入れるときは慶事と同様に、袋の表側に紙幣の肖像画が描かれている面が上になるように入れるのが基本です。
香典とは入れ方が異なるため間違わないよう注意が必要です。

紙幣は新札または使用感の少ないものを用いることが多いですが、地域によって作法があるため事前に確認しておくと良いでしょう。

お布施の包み方

お布施を奉書紙で包むときは、半紙で作った中包みに紙幣を包んでから、さらに奉書紙で包みます。
このとき、半紙に紙幣を肖像画が上になるように置き、「左・右・下・上」の順に半紙を折ります。

奉書紙はツルツルした面が表、ザラザラした面が裏になるため、包むときは表と裏を確認して間違いなく包むことが必要です。

また、白い無地の封筒を使う場合は、郵便番号欄がないものを用意しておきます。
お布施には水引きが不要であり、二重封筒も不幸が重なることを連想するため使うのは避けましょう。

お布施の渡し方・タイミング

お布施は渡し方にも作法があるため、事前に理解しておくべきです。
お渡しするタイミングは、法要の開始前法要終了後となっています。

ただ開始前は参列者対応で忙しいこともあるため、法要終了後が良いでしょう。

お渡しする際は、袱紗からお布施の包みを取り出して、切手盆に乗せます。

切手盆がない場合は、軽くたたんだうえで袱紗に乗せるのも1つの方法です。

包みを乗せる際は、まず表書きなどの文字がご自身から読める向きにします。
そして、時計回りに半回転させた後、僧侶にお礼の一言を伝えながら差し出します。

こちらの記事で33回忌のお布施について解説しているので、ぜひご覧ください。



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33回忌の注意点

命日後には行わない

33回忌は32年後の命日に行うのが望ましいとされています

しかし、親族が遠方に住んでいたり、参列される方の都合がつかないなど様々な理由で命日に法要が行えない場合もあります。

仏事では「仏様の行事は後回しにしない」「仏事を先延ばしにしない」という習わしがあり、故人をないがしろにしてはいけないという理由があります。

どうしても命日に都合がつかず供養ができない場合は、命日より前に日程を調整しましょう。
法要を前倒しにすることは一般的にあることなので問題ありません。

33回忌の返礼品

法要の際に参列者からいただく香典のお返しとして、感謝の気持ちをこめて渡す「返礼品」について説明していきます。

法事のお返しでは、「形の残らない消え物」が一般的とされています。

おせんべいなどの和菓子や、クッキーなどの洋菓子が人気で、お茶やコーヒー、調味料も持ち運びやすく人気があります。

最近では、受け取られた方が自由に品物を選ぶことができるカタログギフトを利用される方も多くなっています。
受け取られる方に配慮して、好き嫌いが比較的少ない品物を選ぶと良いでしょう。

こちらの記事で法事の返礼品について解説しているので、ぜひご覧ください。

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33回忌の弔い上げが終わったらどうする?

33回忌法要で弔い上げをした後も、いくつかするべきことがあります。
最後に弔い上げ後に必要な手続きなどをご紹介します。

位牌を片付ける

弔い上げ後にするべきことが、故人の位牌の片付けです。

弔い上げを機に故人はご先祖様の仲間入りを果たすため、故人用の位牌が不要になります。
今後は先祖代々の位牌にて供養することになります。

位牌を片付ける際は、基本的に菩提寺でお焚き上げしてもらいます。

また、場合によっては仏壇自体の片付けも必要です。
仏壇を片付ける際は、僧侶を招いて閉式供養を行います。


こちらの記事では位牌の魂抜きについて解説しているので、是非ご覧ください。

永代供養の手続きをする

お墓関係でも、合同のお墓や先祖代々のお墓での永代供養も可能です。

ただし、合同墓で永代供養してもらう場合、ご遺骨の取り出しができなくなります

合同墓への納骨を考えている場合は、一度ご遺族やご親族とよく話し合うと良いでしょう。

こちらの記事で33回忌の弔い上げについて解説しているので、ぜひご覧ください。

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33回忌のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで33回忌に関する情報や、弔い上げのマナーなどを中心にお伝えしてきました。
今回の記事の内容をまとめますと、以下の通りです。

  • 33回忌当日の法要・お墓参り・会食の流れ
  • 33回忌の香典の金額相場は、故人との関係性で異なる
  • 33回忌のお布施の金額相場は、3万~5万円程度
  • 33回忌で弔い上げした後は、位牌の片付けなどを行う

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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