お葬式
火葬式(直葬)の特徴は?一般葬と何が違う?特徴、メリットやデメリットも紹介
更新日:2023.12.01 公開日:2021.12.03

記事のポイントを先取り!
- 火葬式は火葬と収骨のみ行う
- 準備や費用の負担を軽減できる
- 火葬式でも香典は必要
一日で執り行うことができる葬儀として火葬式というものがありますが、火葬式とはどのような葬儀なのでしょうか。
また、一般葬とはどのように違うのでしょうか。
そこで、この記事では火葬式のメリットやデメリットを中心に解説していきます。
この記事で火葬式について学び、故人と満足のいく方法でお別れできるようにしましょう。
後半では火葬式の服装マナーや香典の有無についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 火葬式(直葬)とは
- 火葬式(直葬)のメリット
- 火葬式(直葬)のデメリット
- 火葬式(直葬)の注意点
- 火葬式(直葬)の流れ
- 火葬式(直葬)の費用
- 火葬式(直葬)の服装マナー
- 火葬式(直葬)に香典は用意する?
- 火葬式(直葬)と一日葬の違い
- 火葬式(直葬)まとめ
火葬式(直葬)とは
火葬式とは通夜や葬儀を省略して、火葬と収骨のみを行う葬式のことです。
お通夜や葬儀・告別式を省くため、一般的な葬儀と比べて、逝去から火葬までの時間が短いことが特徴です。
火葬式は別名で直葬と呼ばれることもあります。
どちらも同じ意味であり、明確な違いはありません。
スポンサーリンク火葬式(直葬)のメリット

火葬式にはさまざまなメリットがあります。
ここでは火葬式のメリットについて、いくつか紹介していきます。
費用を安くできる
火葬式では費用を安くできるという大きなメリットがあります。
一般的な葬儀の費用が200万円程度なのに対して、火葬式では18万円程度で葬儀を執り行うことができます。
このように経済的負担を小さくできる点は、大きなメリットだといえるでしょう。
葬儀の準備が楽
葬儀内容がシンプルなため、事前の準備もそれほど複雑ではありません。
そのため、一般葬のような煩雑な手続きを行う必要もありません。
お通夜や葬式を行うとなると、会場の準備や参列者への呼びかけなど、様々な準備が必要です。
そうした負担をなくすことができるのは、大きなメリットです。
参列者の対応が必要ない
一般的な葬儀では親族以外の方も参列することが多いですが、火葬式の場合は身内のみで執り行われるのが一般的です。
そのため、火葬式では参列者への対応に追われることがありません。
喪主や遺族への負担が軽くなり、心の余裕を持って故人を偲ぶことができます。
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火葬式(直葬)のデメリット

火葬式にはデメリットも存在します。
ここでは火葬式のデメリットについて、いくつか紹介していきます。
故人とゆっくりお別れするが難しい
一般葬の場合、葬儀には3日間ほどかかりますが、火葬式では1日で全ての行儀が済んでしまいます。
火葬式を執り行う人の中には、式があわただしく終わってしまったと感じる方も多いようです。
そのため、故人が亡くなったことを受け入れるための時間が少ないことがデメリットとなります。
参列したかった人とトラブルになりやすい
火葬式は身内のみで執り行われるのが一般的です。
そのため、生前に故人と親しかった方から葬儀に参列できなかったことに対する不満をぶつけられる可能性もあります。
このように、火葬式は参列できなかった方とのトラブルが多いので注意しましょう。
菩提寺とトラブルになりやすい
火葬式では、僧侶を呼んで読経してもらうなどの宗教的な行為を省くことがほとんどです。
そのため、菩提寺側が火葬式をよく思わない可能性があります。
菩提寺とは故人を供養してくれる寺院のことを意味します。
納骨も菩提寺がある場合はそのお墓にするのが一般的ですが、何も相談せずに火葬式にしてしまうと納骨を断られることもあります。
菩提寺とのトラブルには、十分な注意が必要です。
火葬式(直葬)の注意点
ここでは火葬式を行う上で注意すべき点についてご紹介いたします。
葬祭費などの給付金が支給されない場合がある
国民健康保険の被保険者が亡くなった際には、喪主など葬儀を行った人に葬祭費が支給されます。
支給される葬祭費の額は各自治体によって異なります。
しかし火葬式を行った場合、葬祭費が支給されない場合があります。
自治体によっては、火葬式を葬儀として認めないところが存在するからです。
菩提寺が納骨を認めてくれない場合がある
先程もご紹介した通り、火葬式では葬儀という宗教的な儀礼が省略されます。
そのため菩提寺とトラブルになることが少なくありません。
その場合、故人が仏弟子として認められず菩提寺のお墓に納骨がされません。
イメージしていた内容と異なる可能性がある
火葬式を行う場合、インターネット等から得た印象と実際の形態との差にギャップを感じる人も多いようです。
火葬式であるからといって、事前の葬儀者との打ち合わせを省略することは控えましょう。
具体的なプランに含まれている内容や希望に沿ったお別れができるかどうかを確認することは重要です。
また、プランに不足している点があれば、どのように解決するかも確認しましょう。
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火葬式(直葬)の流れ

火葬式の主な流れは以下の通りです。
事前準備
事前準備としては、式の手配と同時に、周囲への説明も必須です。
以下で詳しくご説明します。
親族や住職に説明する
親族や住職には火葬式にすることを必ず伝えておきましょう。
火葬式は一般葬と比較すると、かなりシンプルに終わってしまうため、親族から反発を受けることも多々あります。
また、通常は菩提寺の住職にお願いする葬儀を省くことで、菩提寺が反感を覚えることもあります。
トラブルを事前に回避するためにも関係者に火葬式で進めることを周知しておくことは大切です。
葬儀社を探す
火葬式はどの葬儀社も対応してくれる訳ではありません。
そのため、火葬式に対応してくれる業者を探す必要があります。
法律では、亡くなってから24時間は火葬や埋葬をしてはいけないと定められています。
しかし、病院でご遺体を24時間安置することは難しいため、早急にご遺体の安置場所を確保する必要があります。
自宅でご遺体を安置しても問題はありませんが、自宅内で場所を確保することが難しい場合も多いです。
その場合、火葬式を扱っている葬儀社に連絡をし、霊安室などの手配をお願いしましょう。
葬儀社に連絡をするときは、そのときに火葬式の流れや費用を確認しておくとスムーズです。
火葬許可証を用意する
火葬許可証の取得も忘れてはいけません。
火葬許可証は、火葬場で提出が求められるため、火葬式には必須となっています。
役所で受け取れるため、死亡届を出すついでに取得してもよいでしょう。
葬儀社が代行して手続きをしてくれることが多いです。
火葬式(直葬)の主な内容
ここからは火葬式当日の流れについて説明いたします。
納棺
まずはご遺体を納棺します。
花入れや法衣の着用などをして故人の旅立ちの準備を行います。
遺族が自ら行うこともできますが、納棺士という専門家に依頼することも多いです。
火葬
その後、火葬場に移動し、火葬に入ります。
火葬は通常1~2時間程度かかるので、その間は施設内の待機室に案内されます。
骨上げ(収骨)
火葬が終了後、骨上げという遺骨を骨壷に移す儀式が行われて式は完了します。
また、帰宅する際は「埋葬許可証」を受け取ってから帰るようにしてください。
埋葬許可証は、納骨の際に必要となります。
火葬許可証を火葬場にだすと、受理した印をつけて返されますが、これが埋葬許可証となります。
火葬式(直葬)に精進落としは必要?
精進落としとは葬儀後に振る舞われる会食のことです。
生前故人が親しかった方と故人について語りあったりすることを目的して催されます。
しかし、火葬式の場合は遺族や親族だけで行われる場合がほとんどです。
そのため、大々的に会食の場を設ける必要はありません。
火葬式後に少人数で外食に行くか、また火葬中は一時間程度の待ち時間があるためそこで故人について語り合ってもいいでしょう。
スポンサーリンク火葬式(直葬)の費用
ここでは火葬式の費用について解説致します。葬儀形態を決める際にご参考下さい。
火葬式(直葬)の費用相場
火葬式の平均費用は10~40万円程度となっています。
公営斎場なのか民営斎場なのか、地域や施設によって価格に差がありますので、具体的な費用を知りたい方は各葬儀場に問い合わせることが必要でしょう。
一般葬や家族葬の費用相場
- 一般葬の平均費用:100万~130万円
- 家族葬の費用平均:90万~100万円
火葬式(直葬)を行うと、一般葬の1割近く、家族葬の7割近くまで削減できることがわかります。
したがって、メリットでもご紹介した通り、葬儀費用を極限まで抑えたい方にとっては最適な葬儀形態です。
火葬式(直葬)の費用内訳
火葬式の費用として一般的に挙げられるのは以下のものです。
- 火葬料金
- お棺(棺桶)の費用
- 式場利用料
- 弔花・弔電
- 式場装飾料
- 祭壇の設営費用
- 遺体搬送費用
- 司会者・葬儀進行スタッフの料金
- 法要料
- 供花料
- 火葬後の遺骨収集・納骨費用
これらの費用内訳は、葬儀の規模や内容によって変動します。
葬儀業者との相談を通じて、希望や予算に合ったプランを立てることが重要です。
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火葬式(直葬)の服装マナー
火葬式は身内のみで執り行われるのが一般的です。
しかし、弔事であることに変わりないため、服装マナーを守って参列する必要があります。
ここでは、火葬式の服装マナーについて解説していきます。
一般葬と基本的には同じですが、事前に確認しておきましょう。
男性の場合
参列者として参加する場合は、準喪服にあたるシングル、あるいはダブルのブラックスーツを着用するのが一般的です。
略喪服として黒や濃紺、ダークグレーなどの暗い色合いのスーツを着用しても問題ありません。
親族として参加する場合は、モーニングコートを着用することが一般的です。
シャツは無地の白いシャツを着て、ネクタイは黒く光沢のないものを選ぶようにしましょう。
また、どちらの場合も靴下や靴は黒で統一するのが好ましいです。
女性の場合
参列者として参加する場合は、黒のアンサンブルやスーツ、ワンピースなどを選びましょう。
ダークカラーのスーツやワンピースでも問題ありません。
パンプスやストッキングも黒色で揃えます。
親族として参加する場合は、無地で黒色のワンピースやスーツを着用しましょう。
正喪服として和装を選ぶ方もいらっしゃいます。
基本的に無地の黒を選び、光沢があるものは避けましょう。
火葬式(直葬)に香典は用意する?
一般葬では香典を用意しますが、火葬式でも香典は用意するべきなのでしょうか。
基本的に用意する
基本的には、火葬式でも香典は用意しておきましょう。
香典には故人にお悔やみを伝え、供養するという意味合いもあるので、火葬式の場合でも必要となります。
ただし、喪主や喪主と同居する家族の場合、香典を出す側ではなく受け取る側になるため、用意する必要はありません。
受付で手渡す
香典は受付でお渡しします。
香典は袱紗に包んで持参し、受付で袱紗を解いてから、お渡しします。
このときに「この度は、心よりお悔やみ申し上げます」といった一言を添えるようにしましょう。
ただし、火葬式の場合は受付がない場合が多いです。
その場合は、タイミングを見計らって喪主や遺族に香典を直接渡すようにしましょう。
相場
火葬式での香典の相場は、年齢や故人との関係により変わってきます。
両親や兄弟姉妹の場合は3万~10万円程度です。
知人や近所の方、会社の同僚などの場合は3,000~1万円程度となります。
ただし、火葬式の場合は告別式や精進落としなどが省かれているため、一般葬よりも少額で問題ありません。
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火葬式(直葬)と一日葬の違い
一日で行う葬儀には火葬式の他にも一日葬というものがあります。
どちらも一日で執り行うため混同されることが多いですが、両者には明確な違いがあります。
火葬式が通夜と告別式両方省略するのに対し、一日葬では通夜のみ省き、告別式は行うのです。
告別式とは故人との別れを告げる式のことです。
喪主を中心として執り行い、参列者も招いて故人を偲びます。
葬儀を二日にわたって行う余裕はないけれど、故人としっかりとお別れしたいという人には一日葬がおすすめです。
火葬式(直葬)まとめ
ここまで、火葬式についての情報を中心に書いていきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 火葬式とは通夜や葬儀を省略して火葬のみを行う葬式
- 火葬式のメリットは遺族の負担が軽いこと
- 火葬式のデメリットは周囲のトラブルが多いこと
- 当日は納棺、火葬、骨上げの流れで儀式を行う
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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