お葬式
喪服でダブルって着ていいの?選ぶ際の基準や注意点について
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.06

記事のポイントを先取り!
- 格式の違いはない
- 喪服は年齢や体型で選ぶ
- 喪服は故人への追悼を表す
通夜・葬儀において、男性はブラックフォーマルのスーツを着用するのがマナーです。
男性のスーツにはシングルとダブルがありますが、喪服として相応しいのはどちらかご存知でしょうか。
そこでこの記事では、喪服のダブルスーツについて詳しく説明していきます。
遺族にとって葬儀は非常に大切な儀式なので、喪服についてしっかり確認しておきましょう。
喪服が急に必要になった場合の対応についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- ダブルとシングルはどう違う?意味合いは?
- ダブルとシングルを選ぶ際の基準は?
- ダブルに合わせたいアイテムは?
- ダブルの喪服はダサいのか?
- ダブルを着る際の注意点は?
- 喪服が急に必要になった場合
- 喪服のダブルまとめ
ダブルとシングルはどう違う?意味合いは?
普段はシングルスーツを着ている方でも、葬儀の際にはダブルの喪服を着るというケースも少なくありません。
シングルにくらべてフォーマルなイメージの強いダブルですが、シングル・ダブルに格式の違いはあるのでしょうか。
ダブル
ダブルは、合わせ部分のボタンが縦2列に並んでいるのが特徴で、打ち合わせが重なるデザインの影響で体を大きく見せることができます。
おなか周りがゆったりしたデザインであれば、体型をカバーできるのもダブルの特徴です。
ダブルスーツは、ボタンの数によって4つボタンダブルや6つボタンダブルなどがあります。
シングルよりもダブルの方が格式高く思われがちですが、実際にはデザインが異なるだけで格式に違いはありません。
シングル
シングルは合わせ部分のボタンが縦1列に並んでいるもので、1つボタンや2つボタン、3つボタンのものなどがあります。
1つボタンは、モーニングコートやタキシードなどの正礼服で用いられることの多いスタイルです。
2つボタンは、胸元が広く開いていてシャープな印象を与えるので、公式の場での着用に適しています。
3つボタンは、Vゾーンが狭くクラシカルなイメージで、おしゃれな印象を与えるデザインです。
葬儀に着用する喪服は、遺族に弔意を表すためのもので、おしゃれのためのものではありません。
その点を考慮して、シングルの喪服では2つボタンのものを選んでおくのが無難です。
スポンサーリンクダブルとシングルを選ぶ際の基準は?
喪服としてはシングルでもダブルでも問題ありませんが、どちらを選ぶかについては基準があります。
ここでは、一般的な選び方の基準を2つご紹介します。
年齢別
喪服において、シングルとダブルのどちらを選択するかの判断基準の一つは年齢です。
20~30代ではシャープな印象のシングルを、40代以上では貫禄がある印象を与えるダブルを選ぶのが一般的です。
体型別
シングルとダブルのもう一つの判断基準は体型です。
やせ型の方は、シルエットが細身でシュッとしたイメージのシングルを選ぶとよいでしょう。
2つボタンのシングルはどのような体型の方でも着こなせますが、ゆったりしたデザインのダブルは、やせ型の方が着用すると貧相に見えることもあります。
恰幅が良くがっしりとした体型の方は、体つきをカバーできるダブルを選んでもよいでしょう。
またダブルは、シングルに比べると胸元の面積が多いためフォーマルな印象が強く、ガッチリした方が着用すると貫禄が出ます。
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ダブルに合わせたいアイテムは?
葬儀というフォーマルな場では、遺族などに不快な思いをさせないよう服装マナーに気を配る必要があります。
喪服はおしゃれのために着るものではないので、華美な印象を与えることは避けるべきです。
ダブルの喪服はシングルとはデザインが異なりますが、合わせるアイテムに違いはあるのでしょうか。
シングルと同じアイテムでOK!
結論からいうと、シングル・ダブルのどちらのタイプの喪服でも、合わせるアイテムに違いはありません。
しかし、喪服を着用する際に合わせるアイテムにもマナーがあるので、以下に紹介していきます。
シャツの基本は白
喪服の中に着るシャツは白無地に限られており、刺繍や柄織などの装飾や光沢のある生地は相応しくありません。
衿はレギュラーカラーまたはワイドカラーが基本のため、カジュアルな印象のボタンダウンはマナー違反です。
また白無地のシャツであっても、ボタンに色がついていたり装飾されていたりするシャツは喪服には適しません。
ネクタイは黒で光沢がないものを
ネクタイは黒無地が基本で、生地についても柄織などの装飾がなく光沢のないものを選びます。
ネクタイの結び方はプレーンノットが基本ですが、ワイドカラーに合わせる場合はウィンザーノットでも問題ありません。
ただし葬儀の際は、ネクタイを結ぶ時に真ん中にディンプルを作らないのがマナーです。
ディンプルとは、立体感を出すために結び目の下に作るくぼみのことです。
いつもディンプルを作りながらネクタイを結んでいる方は、無意識に作ってしまうことがあるので注意しましょう。
ベルト・靴下・靴は黒でシンプル
ベルト・靴・靴下も黒で統一し、華美なものは避けてシンプルなものを選びます。
ベルトは幅が太すぎないように注意し、表面に型押しや光沢のあるものの使用は避けましょう。
靴はプレーントゥやストレートチップなど、シンプルなデザインのものを利用すれば問題ありません。
靴下も黒を選びますが、くるぶしが見える短いものや厚手のものはカジュアルな印象を与えるので利用を控えましょう。
ダブルの喪服はダサいのか?
シングルもダブルもスーツのベーシックなスタイルなので、どちらを着用しても失礼にあたることはありません。
しかしスーツのデザインには流行り廃り(はやりすたり)があり、喪服も少なからずその影響を受けるようです。
好みや基準にあったものを選ぶ
最近では、細身ですっきりしたシルエットのシングルのスーツが主流で、喪服もシングルを利用する方が多くなっています。
しかし服装の好みは人それぞれで、流行りのものを好む方もいれば流行りを追うことを嫌う方もいます。
現在では主流ではないダブルの喪服を選んでも、ダサいということにはなりません。
また、ガッチリ体型ややせ型など、体型によっても似合うデザインは異なるので、自分の好みや体型に合わせて選ぶとよいでしょう。
大事なのは故人を想う気持ち
喪服を着用する際にもっとも大切なのは、遺族への思いやりと故人への追悼の気持ちです。
喪服はおしゃれのために着るものではないので、葬儀という厳粛な場に相応しい服装を心がけましょう。
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ダブルを着る際の注意点は?
葬儀の場でダブルの喪服を着用する際は、だらしない印象を与えないよう気をつける必要があります。
ボタンの留め方や喪服のサイズ、パンツの裾上げの仕方などで与える印象も変わるので注意が必要です。
飾りボタンは留めない
ダブルの喪服は、前面にボタンが4つまたは6つあるものが主流ですが、一番上の飾りボタンは留める必要はありません。
ボタンホールのあるボタンはすべて留められますが、一番下のボタンは留めないのが現代的な着こなしです。
ただし、合わせが崩れないためにつけられた内ボタンは、留めるのを忘れないように気をつけましょう。
座る時でもボタンを外さない
シングルの喪服は座るとシワが目立ってしまうため、座る際は一番下のボタンは外しておくのが一般的です。
しかしダブルは、ボタンを外すと合わせ部分が下がってしまうため、座る際にもボタンは外しません。
肩・袖・裾のサイズを合わせる
だらしない印象を与えないよう、喪服はサイズの合ったものを着用する必要があります。
自分に合ったサイズの喪服を選ぶために、試着の際には肩の位置が合っているかどうか確認しましょう。
喪服の袖はシャツの袖が1~2cmほど見える長さが、パンツの裾は靴のかかとから3cm上にくるような長さが最適です。
パンツの裾はダブルにしない
スーツの裾上げの仕方には、折り返しのないシングル仕立てと折り返しをつけたダブル仕立てがあります。
ダブル仕立てはカジュアルな印象を与えるため、フォーマルな場ではシングル仕立てが基本です。
スポンサーリンク喪服が急に必要になった場合
訃報を受けるのは突然のケースが多いため、喪服についても急に必要になる場合があります。
そのような場合の対応法をいくつかご紹介します。
当日に受け取れる店を利用する
ほとんどの大手スーツ量販店では即日仕上げに対応しているため、購入当日に持ち帰ることができます。
デパートなどでも即日仕上げに対応している場合があるので、事前に電話などで確認しておくと安心です。
ただし、店舗に在庫がある商品から選ばなければならないため、ピッタリのサイズが見つからないこともあります。
また、即日仕上げに対応している店舗でも、ウエスト直しなどの大がかりな仕立て直しは後日渡しというケースも少なくありません。
レンタルサービスを利用する
葬儀社の中には、喪服のレンタルサービスを提供しているところもあります。
また、貸衣装店でも喪服を借りることが可能です。
喪服レンタルを利用すれば、自分のサイズに合った喪服を着用して葬儀に出られるでしょう。
喪服はシンプルな黒無地なので、一般の服にくらべて生地の品質の違いが目立ちます。
貸し出されることを前提としたレンタル用の喪服は高品質なものが多いため、葬儀で悪目立ちする心配は少ないでしょう。
喪服は長く使うものなので、購入する際はできるだけ自分に合ったものを選ぶことが大切です。
もし喪服を持っていない場合は、あわてて購入するよりも、一時的にレンタルしたほうが賢明でしょう。
現在ではネットで喪服をレンタルすることも可能で、申し込み当日に届けてもらえる場合もあります。
別のもので代用する
通夜式については平服での参列も可能とされているため、ダークスーツなどで代用できます。
ダークスーツで代用する場合も弔いの場であることを念頭に置き、白無地のシャツに黒で光沢のないネクタイを締めて参列しましょう。
ただしこれは参列者のみで、遺族は喪服を着用する必要があるので代用はできません。
また、告別式については喪服での参列が基本です。
ダークスーツでの代用はマナー違反となるので気をつけましょう。
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喪服のダブルまとめ

ここまで喪服のシングル・ダブルの違いや、喪服のマナーなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 喪服はシングル・ダブルのどちらでも問題ない
- 喪服は年齢や体型などを基準に、好みに合わせて選ぶ
- 喪服に合わせるシャツは白無地、その他のアイテムは黒で統一
- 喪服はおしゃれのためのものでなく、故人への追悼の気持ちを表すもの
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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