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お葬式

弔問のマナーとは?訪問する前に気を付けたい作法をチェック!

更新日:2021.12.20

弔問

喪服を着てお腹の前で手を重ねる女性

記事のポイントを先取り!

  • 弔問時の服装や持ち物に注意
  • 葬儀前後で弔問のマナーが異なる
  • 長居はしない

弔問とは遺族を訪ね、お悔やみを伝えることです。

しかし弔問の際のマナーについて、実際に知っている人は少ないでしょう。

服装や持ち物、基本的な作法について知っておかなければ、遺族に対して失礼になることもあります。

そこでこの記事では、弔問する場合に知っておくべきことを紹介します。

この機会に弔問の知識を身につけ、弔問の際に失礼のないようにしましょう。

お線香をあげるときの正しいマナーなどについても説明しているので、是非最後までご覧ください。

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  1. 弔問とは
  2. 弔問のマナー
  3. お線香をあげる際の作法
  4. 弔問の方法
  5. 弔問時に気を付けるポイント
  6. 弔問のマナーまとめ
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弔問とは

弔問とは訃報を受けた親族や親しい人が、故人の家に訪問してお悔やみの言葉を伝えることです。

通夜の前に弔問することが多いですが、葬儀・告別式に参列できずに後日遺族のご自宅へ訪問することも弔問すると表現します。

遺族に失礼のないように、服装や持ち物などのマナーを守って弔問しましょう。

詳しくは、以下で解説していきます。

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弔問のマナー

弔問のマナーは、葬儀前か葬儀後によって全く異なります。

タイミング・服装・持ち物の項目に分けて、詳しくみていきましょう。

訪問するタイミング

訪問するタイミングは以下の通りです。

葬儀前

葬儀前の弔問は、親族も心の整理や葬儀の準備で忙しいので、親族か親しい友人以外はなるべく避けましょう

ご遺族から弔問してほしいという旨の連絡があれば、問題ありませんので伺います。

ただし、自分の体調や仕事の関係で伺えなければ無理せず辞退しましょう。

葬儀後

葬儀にやむを得ず参列出来なかった場合は、葬儀後にご遺族のご自宅へ伺います。

葬儀直後は慌ただしく、ご遺族の迷惑になりかねないので避けましょう。

落ち着いたころ合いを見計らい、遅くとも四十九日法要を終えるまでに伺ってください。

弔問に伺う前日までに、ご遺族に連絡を入れるのを忘れないでください。

訪問する服装

訪問する際の服装にも注意点があります。

葬儀前

突然の訃報に伺うことになるので、地味な平服(へいふく)がマナーになります。

喪服で行くと訃報を待っていたかのように思われ、失礼に当たるので避けてください。

結婚指輪はつけたままで問題ありませんが、アクセサリー類は外しておきましょう

また女性は派手なメイクを避け、薄めのノーカラーでメイクを施します。

葬儀後

基本は平服ですが、突然の訃報に伺う葬儀前とは異なり、事前に準備ができる状態なのであらたまった訪問着を着用します。

男性ならば暗めの色のスーツ、女性ならば暗めの色の黒系のワンピースやスーツで、どちらも喪服に見えないようします。

喪服に見えないようにする理由は、遺族に悲しみを思い起こさせないようにするための配慮です。

アクセサリー類やメイクは葬儀前と同様に結婚指輪のみ着用し、薄めのノーカラーのメイクを心がけましょう。

訪問する際持っていくもの

報恩する際に持っていくものは以下の通りです。

葬儀前

香典は不要です。

不要の理由は喪服を避けることと同様で、訃報を予期して事前に準備していたと思われるためです。

基本的にお供えも不要ですが、花や故人の好物を持参しても問題はありません。

通夜前の花は枕花(まくらばな)といわれ、故人の枕元近くに供えられます。

葬儀が終わるまで飾られるので、白や落ち着いた色の花を選びましょう。

しかし故人が生前好きだった花があれば、ご遺族にその旨を伝え贈ります。

価格の相場は5000~2万円となっています。

葬儀後

葬儀・告別式に参列できなかった場合、忘れてはいけないのが香典です。

ちなみに香典の表書きは、四十九日法要までは「御霊前」とし、四十九日法要以降は「御仏前」と書きます。

また、お供えや手土産は必須ではありませんが持参しても失礼には当たりません。

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お線香をあげる際の作法

弔問の流れのなかで、葬儀前後両方で行われることがあります。

それはお線香をあげることです。

失礼に当たらないようここで今一度、お線香をあげる作法を確認しておきましょう。

お線香をあげる流れ

宗派によって異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。

  • 数珠を左手に持つ
  • 仏壇の前にある座布団の手前でご遺族に一礼する
  • お仏壇の正面に座り、一礼した後に合掌する
  • ろうそくに火をつけ、ろうそくの火でお線香に火をつける
  • お線香に火がつき煙を確認した後、左手で仰いで消す
  • 香炉の中央にお線香を立てるか、寝かせて置く
  • おりんを一度鳴らし、合掌する

浄土真宗本願寺派では、おりんを鳴らさないので注意してください。

遺影に一礼後、座布団から降りてご遺族に一礼します。

また、注意すべき点が以下の2点です。

  • 直接ライターで火をつけず、必ずロウソクの火を用いてお線香に火をつけるこ
  • お線香の火は組で吹き消さず、手で仰いで消す

宗派別のお線香の置き方

次に、宗派別のお線香の本数や置き方を解説していきます。

事前に故人・遺族の宗派を確認しておくことも大切です。

  • 天台宗・真言宗
    3本のお線香に火をつけ、香炉の中に立てます。
    お線香の立て方が特徴的で、自分側に1本、お仏壇側に2本と逆三角形になるように立てます。
  • 浄土宗
    お線香1本に火をつけて、香炉の中央に立てます。
  • 浄土真宗本願寺派
    1本のお線香を2つに折ります。
    2本とも火をつけたら、自分側から見て左側に火が来るように寝かせた状態で置きます。
  • 真宗大谷派
    1~2本のお線香を2つに折ります。
    2本とも火をつけたら。自分側から見て左側に火が来るように寝かせた状態で置きます。
  • 曹洞宗・日蓮宗・臨済宗
    1本のお線香に火をつけて、香炉の中央に立てます。
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弔問の方法

弔問の流れも、葬儀の前か後で異なります。

遺族に失礼のないようスマートに弔問をするためにも、弔問の流れを理解しておきましょう。

葬儀前の弔問

玄関先でお悔やみの言葉を簡潔に伝え、持参したお供えや花があれば渡します。

基本的にはここでおいとまします。

通夜前の弔問で長居はマナー違反となるので、長居せずに引き上げることが大切です。

遺族からご焼香もしくは対面を勧められた場合に限り、ご焼香もしくは対面させていただきましょう。

決して自らご焼香や対面を望まないようにしてください。

故人との対面時の流れは、まず故人の枕元に座り一礼します。

次にご遺族が白布を外すので、自分で白布を外さず待ってください。

故人に一礼し合掌した後、ご遺族の方に向けて一礼します。

ご遺族は通夜や葬儀の準備で忙しいので、長居はせず短時間で引き上げましょう

葬儀後の弔問

遅くとも前日までには弔問の日程を連絡し、遺族の了承を得てから伺いましょう

まず、玄関先でお悔やみの言葉を述べます。

その後は遺族に促された場合のみ家に上がります。

もし遺族が家に上がってほしくない場合は、ここで香典やお供えを渡しておいとましましょう。

家に上がっても良い場合は上がらせていただき、お線香をあげた後に香典やお供えを渡してください。

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弔問時に気を付けるポイント

弔問時の基本的なマナーをお伝えしてきました。

ここからはマナーに加えて、気を付けたい点をまとめましたので覚えておきましょう。

事前に連絡をする

急に訪問されては、遺族が弔問客をもてなす準備が整っておりません。

葬儀前後は特に慌ただしく、遺族も疲れています。

そこに急な訪問は迷惑になるため、必ず事前連絡を行い伺っても良いのか訊ねましょう。

弔問を受け入れて頂いた場合、なるべく遺族の都合に合わせて訪問日を決めるようにします。

案内されるまで自分からは上がらない

家に上がって故人と対面したい気持ちや、お線香をあげたい気持ちは十分に理解できます。

しかし、その思いがご遺族の負担になってはいけません。

何事もご遺族に促されるまでは、自分から行動を起こさないようにしましょう。

遺族に病名や死因を聞かない

故人を亡くした悲しみを思い出させてしまうため、病名や死因を根掘り葉掘り聞こうとしてはいけません

長居はしない

葬儀後にも言えることですが、特に通夜前に弔問する場合は長居をしないように注意しましょう。

なぜならご遺族は故人を亡くした悲しみが冷めぬまま、慣れていない通夜や葬儀の準備で忙しいためです。

弔問客がいてはもてなさなければならず、遺族の負担になります。

お悔やみを伝えた後は、すぐにおいとましましょう。

もしお手伝いすることがあるのであれば、遺族に頼まれた場合のみお手伝いさせていただきます。

そしてお手伝いが終わり次第、速やかに帰宅しましょう。

気を付ける言葉遣い

忌み言葉は使わないように注意してください。

不幸が続くと思わせる言葉や、直接的に死を連想させる言葉が該当します。

葬儀で避けたい忌み言葉と言い換えの例はこちらです。

次に その後・新たに・別の機会に
続いて・追って同様に
死ぬ・死亡亡くなる・ご逝去
生きていたころお元気だったころ

また「度々」「くれぐれも」「次々に」といった重ね言葉は、「よく」「十分に」「たくさん」などと言い換えましょう。

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弔問のマナーまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで弔問時のマナーについての情報や、弔問時の注意点を中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 葬儀前の弔問は親族や親しい友人のみで遺族に促されない限り避ける
  • 葬儀に参列できなかった場合は四十九日法要までに弔問する
  • 弔問する場合は事前に連絡し、服装は葬儀前後どちらでも喪服を避ける
  • 葬儀前に弔問する場合の香典は不要で、葬儀後は持参する

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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