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お葬式

弔問の挨拶は何を話せばいい?挨拶の注意点やケースごとの文例も紹介

更新日:2024.02.03 公開日:2021.12.13

弔問

人差し指を立ててこちらを向いている女性

記事のポイントを先取り!

  • 弔問の挨拶は短く済ませる
  • 宗教ごとの違いに注意する
  • 故人の死因を尋ねない

お通夜やお葬式に参列するとき、喪主やご遺族にどのような挨拶をすれば良いのでしょうか。

正しい挨拶のマナーを知らないと、ご遺族の方への配慮不足と誤解を生んでしまうこともあります。

そこでこの記事では、弔問の挨拶について詳しく説明していきます。

この機会に、弔問の挨拶の正しいマナーや注意点を覚えておきましょう。

お悔やみの手紙の書き方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 弔問とは
  2. 弔問の挨拶の仕方
  3. 挨拶の注意点
  4. 弔問の挨拶の例文
  5. お悔やみの手紙の書き方
  6. 弔問の挨拶まとめ
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弔問とは

弔問とは、故人のご自宅などに伺ってお悔やみを伝えることです。

弔問するタイミングとしては、お通夜の前、お通夜や葬儀の時、葬儀から四十九日法要までの間などがあります。

また、最近では家族葬を行うことが増えています。

家族葬の場合は、故人に近い間柄の人しか参列することができないので、弔問したくてもご遺族の負担にならないように配慮が必要です。

もしどうしても弔問したい場合は、ご遺族の都合に合わせて後日ご自宅に弔問するようにしましょう。

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弔問の挨拶の仕方

参列者として弔問するときには、できるだけ余計な言葉を付け加えずシンプルな文面で伝えるようにしましょう。

死因や病名などについては、気になることがあっても聞いてはいけません。

また、弔問の際に笑顔を見せることもマナー違反となります。

子供を亡くしたご遺族に対しては、自分の子供の話をすることがないように配慮することも大切です。

お悔やみの言葉とは

一般的にお悔やみの言葉は、以下のようにお伝えするようにします。

「この度はご愁傷さまでございます。衷心よりお悔やみ申しあげます。」

また、宗教によっては使ってはいけない言葉があります。

基本的には、どの宗教でも使えるよう言葉を選んでお伝えするのが無難でしょう。

挨拶は短くまとめる

ご遺族の負担を考えると、挨拶は短くまとめて伝えるようにした方がいいでしょう。

また、故人と親しい間柄であっても長々と余計な事を伝えると、逆にご遺族にとって迷惑なこともあります。

一般的に使われる弔問の挨拶だけでも気持ちは十分伝わりますので、余計な言葉を付け加えないことが大切です。

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挨拶の注意点

弔問のときの挨拶には、いくつかの注意点があります。

挨拶のときにはご遺族に対して失礼のないように、きちんと理解しておきましょう。

宗教ごとの違いに注意する

宗教によって、挨拶の時に使う言葉が異なります。

仏教では「ご冥福をお祈りいたします」といった言葉で弔問の挨拶をすることが多いですが、他の宗教では使わないので注意しましょう。

仏教用語である「往生」や「成仏」という単語も、他の宗教で使用することはありません。

キリスト教では、「安らかに眠られますようお祈りいたします」と伝えるのが一般的です。

亡くなられた方は神によって天に召されると考えることから、「帰天」や「召天」と表現することもあります。

神道の場合では、「御霊のご平安をお祈り申し上げます」とお伝えするのが良いでしょう。

直接的な死の表現は避ける

弔問の挨拶の時には、生死についての直接的な表現を避けるのがマナーとなっています。

例えば急に亡くなられた場合には「急死」ではなく、「突然のことで」といったように言葉を言い換えるようにしましょう。

また、故人が生きておられた時のことは、「ご生前」や「お元気な時」といった表現が望ましいです。

忌み言葉も使わない

お通夜や葬儀、弔問のときには使ってはいけない言葉として忌み言葉というものがあります。

忌み言葉とは、「離れる」・「苦しい」などといった不幸なことを連想させてしまう言葉のことです。

また、不幸なことが続くと連想させてしまうような「重ね言葉」も使ってはいけないとされています。

重ね言葉としては「たびたび」・「ますます」といった言葉が重なるものや、「追って」・「再び」といった繰り返しの意味を持つ単語が含まれています。

死因を尋ねない

故人が突然亡くなられたときなど、死因が気になることもあると思います。

しかし、死因を尋ねることは絶対にしてはいけません。

ご遺族にとっては故人が亡くなった時のことを思い出すのは辛いと思うこともありますし、話したくない場合もあります。

お通夜や葬儀の時ではなかったとしても、弔問時には死因を聞いたりするなどあまり余計な話をすることは避けた方がいいでしょう。

励ましの言葉は使わない

良かれと思って励ましの言葉を掛けたい気持ちになるかもしれませんが、故人が亡くなられてすぐのときには控えましょう。

弔問に伺うことで、故人への追悼の気持ちだけでなくご遺族を慰める意味合いも含まれているので、必要以上に言葉を付け加える必要はありません。

どうしてもお悔やみの言葉だけでは気持ちが伝わらないと感じるときは、

「お辛いでしょうが、何かできることがあれば遠慮なく声をかけてください」

といったご遺族の気持ちに配慮した言葉を伝えるといいでしょう。

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弔問の挨拶の例文

弔問した時に挨拶をしようと思っても、具体的に何を言っていいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

いざという時に慌ててしまわないように、実際の弔問時に使える挨拶の例文をここでご紹介します。

一般的な挨拶

一般的な挨拶として、短い言葉でご遺族への思いを伝える例文をご紹介します。

「この度はまことにご愁傷さまです。心からお悔やみ申し上げます。」
「ご生前はお世話になりました。何もできなかったことが悔やまれてなりません。」
「この度は本当に残念でなりませんが、どうかお気を落とされませんように。」

関係性をふまえた挨拶

故人とご遺族の関係性をふまえた挨拶によって、よりご遺族を思いやる気持ちを伝えることができます。

  • 故人がご遺族のご両親であった場合
    「ご家族の皆様の心中、お察しします。一日も早くお心が癒えますよう、お祈りいたします。」
  • 故人がご遺族の子供である場合
    「このたびはご愁傷様です。こんなことになってしまうとは本当に残念です。衷心よりお悔やみ申し上げます。」
  • 故人がご遺族の配偶者である場合
    「長年連れ添った旦那様(奥様)とのお別れはお辛いことと心中お察しします。お子様のためにもお気をしっかりお持ちください。この度はご愁傷様でした。」

代理で弔問する際の挨拶

代理で弔問するときの挨拶には、誰の代理で来たのかが分かるように関係性を伝えながら挨拶をすることが大切です。

また、どのような関係性である場合も最後に必ず「衷心よりお悔やみ申し上げます」とお伝えすると、故人の死をともに悲しんでいるという気持ちが伝わります。

以下、例文です。

「この度はまことにご愁傷様でございます。
私はお世話になっております〇〇の妻の〇〇でございます。
本来ならば〇〇がお伺いすべきところ、〇〇は△△のため、私が代わって参りました。
衷心よりお悔やみ申し上げます。
」

神道の挨拶

神道では故人の霊魂を守護神として、その家に留まってもらうという考え方をしています。

古くから日本に根付いている仏教と混同されやすいのですが、考え方や言葉など大きく異なるので注意が必要です。

例えば葬儀の場合は「神葬祭」、お通夜は「通夜祭」と言います。

通夜祭のあとには「遷霊祭(せんれいさい)」が行われ、仏教での告別式のときには「葬場祭(そうじょうさい)」を行います。

弔問時の挨拶のときも、「成仏」「供養」「冥福」といった仏教用語は使用しないようにしましょう。

弔問時の挨拶では、基本的に他の宗教用語と忌み言葉を入れないように注意するだけでよいとされています。

以下、例文です。

「ご逝去を悼み、心から哀悼の意を表します。」

「ご生前の厚情に深く感謝するとともに、心より哀悼の意を表します。」

「ご訃報に接し、衷心よりお悔やみ申し上げます。」

キリスト教の挨拶

キリスト教での弔問時の挨拶でも気を付けることは、基本的に他の宗教と同じです。

仏教用語などの他の宗教で使われる言葉を使用しないことと、忌み言葉を使用しなければ問題ありません。

キリスト教では、人が亡くなると神に召されるという考え方をしていることから「召天」や「昇天」といった言葉を使用することが多いので知っておくといいでしょう。

以下、例文です。

「御昇天(召天)の報に接し、心から哀悼の意を表します。
静かな眠りにつかれますよう心よりお祈り申し上げます。
」

「ご逝去の報に接し、悲しみにたえません。
静かな眠りにつかれますよう、心よりお祈り申し上げます。
」

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お悔やみの手紙の書き方

突然の訃報を受けた場合、どうしてもお通夜や葬儀へ参列できないこともあります。

そのような時には、弔問の挨拶の代わりとなるお悔やみの手紙を送ります。
お悔やみの手紙を送るというケースはあまり多くはないので、どのようなマナーがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、弔問の挨拶の代わりとしてお悔やみの手紙を送るときに知っておきたいマナーについて詳しくご紹介します。

手紙を出すタイミング

お悔やみの手紙は、初七日までに送るようにするのが一般的なマナーです。

訃報を聞いてから日にちがあまりないこともあり、葬儀への参列が難しいと判断したらすぐにお悔やみの手紙を出すようにしましょう。

もし、訃報を故人の初七日以降に知った場合は、できるだけ早いタイミングでお悔やみの手紙を送るのがいいでしょう。

手紙の内容

お悔やみの手紙では、3つの項目をもとにした構成にすると迷わず書くことができます。

  • 主文
  • 末文
  • 後付け

また、お悔やみの手紙では横書きはカジュアルな印象を与えてしまいますので、必ず縦書きの書式で書くことがマナーとなります。

お悔やみの手紙の書き出しでは、時候の挨拶は不要です。

主文のはじめに、お悔やみの言葉として「故人を悼む気持ち」と「遺族を慰める気持ち」の2つを簡潔に伝えるようにします。

お悔やみの言葉の後には、訃報に対しての驚き、故人との生前の思い出や感謝などをつづります。

次に、弔問の挨拶や葬儀への参列が出来ないことに対し、お詫びをお伝えしましょう。

もし、欠席の理由が結婚式や出産などの慶事(けいじ)の時には「事情により」と具体的な理由を伝えることは控えてください。

お悔やみの手紙と共に香典を同封する場合は、末文でそのことをお伝えします。

現金はそのままでは送れませんので、郵便局で現金書留専用封筒を購入してから送るようにしましょう。

他にも供物や供花を送った場合は、同様に末文に書き添えます。

その後、結びの言葉で手紙を締めくくってください。

結びの言葉は特別なものでなくても構いませんが、ご遺族の気持ちに配慮して安易な励ましの言葉などは選ばないようにしましょう。

主文・末文の後に、後付けである「日付」や「差出人」・「宛名」を記入します。

お悔やみの手紙は、故人ではなくご遺族へとお送りする手紙であるので、宛名はご遺族の名前を記入します。

そのとき、必ず「様」といった敬称をつけるのがマナーです。

内容の注意点

お悔やみの手紙を書くときには、いくつかの注意点があります。

弔問の挨拶と同様に忌み言葉を使わないなどのマナーがありますので、知っておきましょう。

  • お悔やみの手紙では頭語や時候の挨拶は書かない
  • お悔やみを手紙で述べている理由とお詫びを書く
  • 死因を尋ねるような文章は書かない
  • 遺族を気遣う言葉を書く
  • 忌み言葉を使わない
  • 敬称を使う
  • 薄墨を使って書く(黒かグレーのボールペンか万年筆でも良い)
  • 句読点を使わない

文例

お悔やみの手紙として使える文例をいくつかご紹介します。

ご遺族との関係によって文面を変えることで、ご遺族の気持ちにより寄り添った内容の手紙となります。

お母様が亡くなられた場合

「この度はお母様のご逝去の報を受け 心からお悔やみを申し上げます
かねてからご療養中とは存じておりましたものの 哀しくて言葉もありません
本来ならば直接お伺いをしてお悔やみを申し上げたいところですがやむを得ぬ事情によりすぐに参上できず申し訳ございません
ご家族皆様には一日も早く心穏やかに暮らせますよう お祈りを申し上げます
略儀ながら書中にてお悔やみを申し上げます
」

仲の良かった友人が亡くなった場合

「このたびは突然の悲報を受けただ驚くばかりです
明るく優しさに満ちた笑顔をもう二度と見られないことをおもうと あまりのことに言葉を失っております
本来であればすぐにでもお伺いしたいところですが あいにく出張のため 略式ながら書中にてお悔やみを申し上げます
ご家族の皆様もさぞご心痛かと存じますが どうかお力を落とされませんようご自愛ください
ご冥福を心よりお祈り申し上げます
」

亡くなられたことを後から知った場合

「このたびはおばあさまの訃報に接し 大変驚いております
まだお元気でご活躍されておられるとばかり思っておりましたが ご家族のご心痛はいかばかりかと存じます
少しの間ご無沙汰しておりましたために おばあさまが亡くなられていたことも存じませず 弔問にお伺いすることなく 大変申し訳ございませんでした
遅ればせながら 書中にて謹んでご冥福をお祈り申し上げます
お力落としのことと存じますが どうかお気持ちを強く持ってご自愛ください
衷心よりお悔やみ申し上げます
」

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弔問の挨拶まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで弔問の挨拶についての情報や、お悔やみの手紙などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 弔問の挨拶は短くまとめる
  • 弔問の挨拶では宗教ごとの違いに注意する
  • 弔問の挨拶では忌み言葉や安易な励ましの言葉は使わない
  • お悔やみの手紙を書く際もルールがあるので注意する

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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