お葬式
供花に添える札名には何を書く?供花のマナーも紹介
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.18
葬儀に参加したことのある方の多くは、会場で送り主の名前や「親族一同」という文字が書いてある札がついた花に見覚えがあるでしょう。
これらの花は供花と呼ばれ、故人と関わりのあった人が弔意を込めて送られます。
そこでこの記事では供花に添える札名の書き方について詳しく説明していきます。
供花を贈った場合は香典も必要なのかなどの疑問にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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供花とは
供花は、「きょうか」もしくは「くげ」と読みます。
供花は故人の冥福を祈り、また祭壇を飾ることで遺族の悲しみを少しでも和らげるために送られます。
生前に故人と付き合いの深かった友人や、職場関係の方が贈ることが多いです。
事情により葬儀に参列できない場合に、供花を贈ることもあります。
誰が贈っても問題はないので、故人への感謝の気持ちを表すために贈っても良いでしょう。
スポンサーリンク供花に添える札名とは
供花に添える札名とは、贈り主が誰なのかを記入する木製の札を指します。
遺族だけでなく、参列者にも誰が贈った供花なのかを把握できるように添えられます。
供花の札名に記入すべき内容は決まっています。
また、送り主と故人との関係性や、団体か個人かによっても札名の内容は異なります。
多くの方の目に止まるものなので、間違えては恥をかきます。
以下で詳しくご紹介します。
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供花の札名の正しい書き方
供花を贈る場合に個人なのか団体で贈るのか、贈る側の立場で書き方が異なります。
様々なケースでの正しい書き方を紹介していきます。
親族から贈る場合
親族から贈る場合、札名には「○○家一同」「○○家 親戚一同」「親戚一同」のように書くのが一般的です。
もし、兄弟だけであれば「○○家兄弟一同」としても良いでしょう。
その他にも「○○家子供一同」「○○家孫一同」と分けることもあります。
細かく分けすぎて供花が多くなってしまうと、会場に飾りきれないこともあります。
葬儀会場の広さや親族外からの供花を考慮し、親族の供花の数を調整しましょう。
友人から贈る場合
贈る人数にもよりますが、基本的には3名を超えるのであれば「友人一同」とまとめた方が良いです。
参列者が札名を見た際に、故人が友人に慕われていたことがよく伝わります。
大学時代の友人一同ならば「○○大学 友人一同」と詳しく書いても問題はありません。
どこまで細かく分けて書くのかは、贈る友人同士で相談しましょう。
ただし、一同でまとめずに個人名を書きたいという場合は、名前を書くことも可能です。
札名に書ききれる文字数には限りがあります。
人数が多いにもかかわらず個人名にした場合、一文字あたりが小さいサイズになるため読みにくかったり、見た目が悪く感じられることもあるので注意しましょう。
会社から送る場合
会社から送る場合は正式な会社名「株式会社○○」、または会社名と代表者の役職と氏名「株式会社○○ 代表取締役 △△太郎」を書きます。
部署ごとに送る場合は、会社名と正式な部課名を「○○株式会社 営業部」のように書きます。
一同をつけても良いでしょう。
また、供花を贈るのが部課の全員ではなく一部の人である場合は「○○株式会社 営業部 有志一同」と書きます。
夫婦で送る場合
夫婦連名で贈る場合は、夫の氏名のみを記載します。
夫婦は一つの家族として数えられます。
連名で贈ると、別居や離婚をしていると勘違いされることもあるので避けましょう。
夫婦のどちらとも故人と親しく、夫婦2人から贈った供花であっても夫の名前だけで贈ります。
連名で送る場合
連名で送る場合は書き方として、肩書きの高い方が一番右に来るように書きます。
その後も地位や肩書きが高い方を右から順番に書きます。
肩書に差がない場合は、決まりはないので好きな順で書いて問題ありませんが、五十音順でそろえると読みやすいです。
また、連名で書ける人数は葬儀場や花屋によって差はあるものの、一般的には2人~4人までです。
人数が多すぎると、文字が小さくなり読みにくくなってしまいます。
その場合は「○○一同」「○○有志一同」とすると読みやすく美しくまとまります。
外国の方が送る場合
札名は縦書きのため、アルファベットは使えません。
よってカタカナ表記に直して書きます。
そのため普段アルファベットを使用していても、カタカナ表記に直して記載することを念頭に置いておきましょう。
供花の札名のつけ方
供花は、葬儀社や花屋に手配してもらうことがほとんどです。
葬儀社や花屋に頼む場合は、正しい位置に札名を取り付けてもらえます。
なので葬儀社に供花を頼む場合は、自分でつける必要はないので心配ありません。
ただし、キリスト教の葬儀の場合は注意が必要です。
キリスト教の葬儀に供花を送る場合、札名をつけません。
その他にも、葬儀会場によっては札名をつけて飾ることが出来ない場合があります。
葬儀社や花屋に供花を注文する場合は、そのような内容を事前に確認し、伝えるようにしましょう。
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宗教ごとの供花の種類
供花にふさわしい花の種類は、宗教によって異なります。
マナー違反にならないよう、供花を贈る前に一度チェックしていきましょう。
仏教の場合
仏教の葬儀の場合、籠盛りにした供花が送られることが多いです。
葬儀会場が広い場合は、スタンドタイプの供花を送る場合もあります。
どちらを贈るべきかわからない場合は、事前に葬儀社に確認しておくと良いでしょう。
使用される花は菊・カーネーション・百合・蘭などの白い花や、故人が生前好きだった花です。
とげがある花や色合いが派手な花、毒性のある花はマナー違反となることが多いため避けましょう。
神道の場合
神道の場合は、仏教の葬儀の場合とほぼ同じような内容の供花を用います。
使用される花は菊・カーネーション・百合のような白を基調とした色合いのものです。
ただし、仏教の葬儀で使われる胡蝶蘭は使われないため、注意しましょう。
かつては供花ではなく榊(さかき)が贈られていました。
神道の葬儀で行う玉串奉奠(たまぐしほうでん)に使われるためです。
しかし、現在は榊は喪主が準備し、参列者は供花を贈るように変化しました。
キリスト教の場合
キリスト教の場合、供花は葬儀会場ではなく自宅に贈られます。
そのため持ち運びに便利な花籠で供花を贈りましょう。
仏教で使用されるようなスタンドタイプのものは、持ち運びできないので贈りません。
使用される花は、カーネーションや百合が主です。
仏教で使われる白菊を使うことはなく、菊を使うのであればスプレー菊のような小ぶりなものを使います。
色は白に限らず、ピンクや黄色など明るい色も選ばれます。
また、ハートや十字架をモチーフにした供花を贈ることもあります。
キリスト教では生花を贈ることがマナーなので、造花は贈らないように注意しましょう。
スポンサーリンク供花の注文方法
供花を注文する場合、葬儀社か花屋のいずれかに注文することがほとんどです。
供花の注文の流れや、その際伝えるべきことを紹介していくので確認しておきましょう。
基本的に葬儀社へ注文する
葬儀社に注文すれば、祭壇のバランスや葬儀会場の広さを考慮してピッタリの供花を作っていただけます。
また、葬儀社によっては他で作られた供花を飾れない場合もあります。
そのため、供花をどこで注文すべきか迷った場合はよほどのこだわりがない限り葬儀を担当する葬儀社に任せた方が良いと言えます。
花屋に注文して届けてもらう
花屋に注文する場合、送るタイミングとそもそも送っても良いかに注意が必要です。
葬儀社によりますが、一般的に供花の飾りつけは通夜の午前中から始まります。
そのため、花屋に注文する場合は遅くとも通夜の始まる3~4時間前には葬儀社に供花を贈る旨を連絡し、届けてもらう必要があります。
また、会場によっては他で作られた供花は飾れなかったり、会場に入りきらなかったりする場合があります。
せっかく準備したものが無駄にならないよう事前に葬儀社に確認することを忘れないようにしましょう。
供花を注文するときに伝えるべきこと
供花を注文するとき忘れずに伝えることは以下の4点です。
- 喪家名
- 日程
- 予算
- 贈り主の氏名
葬儀社でなく花屋に注文する場合は、以上の4点に加えて、葬儀の宗教を伝えましょう。
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供花を贈ったら香典は必要ない?
供花には香典と同様の意味合いが含まれます。
そのため、供花を贈った場合は香典は必要ないと考えられることも多くあります。
しかし故人と生前に親しかった場合など、供花と香典の両方を贈ることも珍しいことではありません。
特に、連名や団体で供花を送った場合は各自で別に香典を包むのが一般的です。
また、事前の支払いが済んでいない場合、葬儀の受付で供花の料金を渡すことがあります。
供花料と香典を同じ封筒に包んでしまうと、受付の方が混乱してしまいます。
供花と香典を両方送る時は、供花料と香典を同じ封筒に包まないように注意しましょう。
供花の札名まとめ
ここまで供花の札名についての情報や、宗教ごとの供花の種類が異なることなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 供花の札名は送り主を示すためのもの
- 札名の名前が3名を超える場合は「一同」でまとめる
- キリスト教の場合は札名は不要
- 供花と香典を両方送ってもよい
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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