法事法要
葬儀で封筒は使える?普通の封筒を使う場面・使い方を紹介
更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.26
葬儀で使う封筒といえば香典袋が一般的ですが、普通の封筒を使う機会はあるのでしょうか。
また、封筒の素材や表書き、使用する筆記用具についての知識がないとマナー違反をしてしまうかもしれません。
そこで本記事では
- 葬儀で封筒を使う場面
- 葬儀で封筒を使う際の注意点
- 葬儀で封筒に入れたお布施、心付けの渡し方
- 葬儀で使用する封筒・香典袋とは
- 葬儀に参列できない時のお悔やみの手紙の封筒
以上の内容で解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
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葬儀で封筒を使う場面とは
葬儀で使う封筒といえば、葬儀に参列する際に持参する香典袋を連想する方も多いと思います。
ですが葬儀を出す側の遺族は、通常香典袋は使わず、またお布施と心付けでの使用する封筒は異なってきます。
ここではそういったことを中心に、葬儀で使う封筒について解説いたします。
僧侶へのお布施
葬儀でお布施の封筒を用意する場合、正式には奉書紙(ほうしょし・ほうしょがみ)と呼ばれる素材を使い、仏具屋やホームセンターで売っています。
ですが、正式な奉書紙でなくても、普通の白い無地の封筒であればお布施を包むことは決してNGではありません。
一点注意したいのは、売り場にある白い封筒の中には郵便番号を記載するための枠が印刷されている封筒です。
マナーとして白い封筒は必ず無地のものを選びます。
スタッフ・運転手などへの心付け
心付け(こころづけ)とは、葬儀の進行を進めるにあたりサポートしてくれる方に渡す少額のお礼です。
渡す相手は葬儀会場や火葬場のスタッフ、火葬場への移動バスや霊柩車のドライバーです。
金額としては1,000〜3,000円が相場とされていて、普通の封筒を使います。
葬儀で封筒を使う際の注意点
葬儀を出す側として最低限知っておきたい封筒についての知識とマナーがあります。
葬儀前の封筒の準備から当日の渡し方まで事前の確認が必要です。
お布施、心付けを裸で渡すようなことがあってはいけません。
ここでは封筒に入れたお布施、心付けの渡し方を具体的に取り上げます。
お布施の渡し方
葬儀や法要で使用するお布施の封筒は、僧侶やお寺に感謝の意を表すものです。
不幸を伴った弔事に使用する香典袋のように
- お札の顔の面を裏向きにする
- 新札を使わない
- 表書きを薄墨で書く
といったことはしません。
表書きは濃墨で「お布施」もしくは「御布施」と書き、氏名は封筒の下に書きます。
奉書紙に包む場合は中袋にお札を入れます。
お札は顔の面を表向きにして揃えます。
白い封筒の場合はその中にお札を入れて構いません。
葬儀の流れ中で僧侶に挨拶するタイミングは、葬儀の前や後になります。
挨拶の時がお布施を渡すタイミングです。
直接手渡しせずに、袱紗(ふくさ)を下に敷いて差し出し、僧侶に受け取ってもらうのがベストです。
袱紗とはお布施の封筒を包んでおく布や入れ物のことです。
心付けの渡し方
表書きには「御礼」や「志」とボールペンなどで書きます。
封筒は基本的に白い封筒ですが、葬儀の最中に持ち歩きますので小さい封筒が便利です。
無地や地味なのポチ袋でも代用できます。
お札は封筒に入るように三つ折りになどしてかまいません。
会場スタッフやドライバーさんは、仕事が終わると次の仕事場へ移ってしまうこともありますので、心付けを渡すタイミングは、できるだけ早い段階で渡すようにするとよいです。
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葬儀で使用する封筒・香典袋とは
香典袋とは葬儀の際にお金を包む袋です。
香典袋には種類やマナーがありますので、ここでご紹介します。
香典袋の特徴
香典袋は葬儀に出席する際に香典を包む専用の袋です。
仏具屋だけでなくコンビニや百円ショップでも売っています。
表には水引と呼ばれるヒモのデザインがあります。
表書きには「御霊前(ごれいぜん)」「御仏前(ごぶつぜん)」「御香典(ごこうでん)」と記します。
あらかじめ表書きが印刷されて売られているものもありますが、自分で書く場合は「薄墨」の墨汁で筆書します。
香典袋の選び方
浄土真宗の葬儀の場合は「御霊前」は避けて「御仏前」か「御香典」の封筒を用意します。
浄土真宗は誰もが亡くなってすぐに仏になるという教えなので、成仏前の「霊」とはしないためです。
葬儀では「結び切り(むすびきり)」という水引を選びます。
結び切りには「何度も起こってほしくない、一度きりであるように」という意味があります。
香典袋には必ず結び切りのものを選びます。
参列できない時のお悔やみの手紙の封筒
親しくしていた方や恩人の葬儀に出席できない場合や、葬儀が既に終わってしまっていたということもあります。
本来であれば直接参列したかったところですが、そんな時はお悔やみの手紙を書くという方法もあります。
封筒はシンプルな白い素材が無難です。
水引や郵便番号を書く枠線が入っていないものを選びます。
二重になっている封筒は、悪い意味を連想させる場合があるので避けて一重の封筒を使います。
封筒への表書きに決まりはありませんので、無地か「お悔やみ状」と書きます。
香典袋とは違うので、薄墨の筆で字を書く、弔事用の切手を貼るといった必要はありません。
便箋は無地のものにサインペンやボールペン、万年筆でインクの色は「黒」で文章を書きます。
手紙の内容は
・遺族への言葉
生前故人にお世話になったことや、故人を尊敬していた点やエピソードを簡潔に書きます。
・葬儀に直接出向くことができない・できなかった理由
理由は短く簡潔に、お詫びの言葉も添えます。
・香典を同送すること
葬儀に参列できない場合は、香典をお悔やみの手紙と一緒に送ります。
そのことを手紙に書いて知らせます。
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葬儀で使う封筒についてのまとめ
本記事では葬儀で使う封筒での以下のことが重要であると説明しました。
- お布施と心付けは普通の封筒が使える
- お布施は葬儀前か後の挨拶のときにわたす
- 香典袋の水引には結び切りを選ぶ
- お悔やみの手紙にも普通の封筒を使う
ここまで葬儀での封筒の選び方やマナーなどを中心にお伝えしました。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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