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お葬式

納棺にかかる時間とは?儀式の流れや費用も解説

更新日:2022.11.18

喪主

水色の壁紙に半分見切れた白いアナログ時計

記事のポイントを先取り!

  • 納棺は故人を棺に納める行為
  • 所要時間は1~2時間程度
  • 納棺は通夜の2時間前までに行う

お通夜の前に親族のみで行われる納棺についてご存知ですか?

あまり聞かない言葉なので、納棺についてはよく分からない方が多いですよね。

そこでこの記事では、納棺の所要時間や流れについてご紹介します。

湯灌はしなくていいのかについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 納棺とは
  2. 納棺にかかる時間
  3. 納棺に立ち会う人
  4. 納棺の際の服装
  5. 納棺の儀式の流れ
  6. 副葬品として納めてもいいもの・悪いもの
  7. 納棺にかかる費用
  8. 湯灌はしなくてもいいの?
  9. 話題の終活「入棺体験」とは
  10. 納棺の時間についてのまとめ
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納棺とは

納棺とは、お通夜の前までに故人の身体を清め、死装束(しにしょうぞく)という衣装を着付けて故人を棺に納めることを言います。

故人があの世に旅立つ準備をするのです。

納棺の前には湯灌といってご遺体をバスタブやシャワーで清めることがありますが、やらなくても問題ありません

遺族がしっかりと故人の顔を見てお別れできるように、男性なら髭剃り、女性はメイクをして生前の状態に戻し、棺に納めます。

故人の身なりを整える最後の時間なのでとても大事な行事です。

以前は親族で納棺を行っていましたが、現在は葬儀社が行ってくれるので安心して任せましょう。

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納棺にかかる時間

壁にかけられた時計

納棺にはさまざまな手順がありますが、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。

葬儀社によって異なりますが、納棺にかかる時間は基本的には30分〜1時間程度と言われています。

大切な儀式のため、時間をかけて行う場合は2時間かかることもあるようです。

オプションを付ける、付けないによっても時間が変動するため葬儀社と打ち合わせをする際に確認するのが良いでしょう。

納棺を始める時間については特に決まりがありません。

基本的にはお通夜の当日で、数時間前に行われます。

お通夜は18時〜19時の間に行われることが多いため、会場で納棺を行う場合はその3時間以上前に行うのがいいでしょう。

お通夜が始まる2時間前には終わらせておくと余裕をもった行動ができます。

また、自宅で納棺を行う場合は、葬儀場への移動時間も踏まえて余裕をもって納棺を行いましょう。

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納棺に立ち会う人

納棺に参加するのは、配偶者・子ども・孫などの遺族や近親者です。

納棺は、身体を洗って清めるので肌の露出が多いです。

そのため知人や友人、仕事仲間は参加できません

故人と親しい人であっても基本的には参加しませんが、遺族の許可があれば参加できることもあります。

故人の最後のお世話をする儀式になるため、親族のみでゆっくりと行うのが良いでしょう。

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納棺の際の服装

喪服姿で目を瞑る女性

納棺に参加するときはどのような服装が良いのでしょうか。

葬儀場で行う場合と、自宅で行う場合でマナーが異なるので、それぞれ分けて紹介します。

斎場で行う場合

葬儀場で行う場合は、その後にお通夜が控えているので喪服で参加するのがマナーです。

平服や私服を着て参加すると、後で着替える必要があるので手間がかかります。

男性は黒のスーツ女性は黒のワンピースかスーツが喪服となります。

黒無地で光沢感のないものを選ぶと良いです。

アクセサリーは結婚指輪のみにしましょう。

女性は真珠の一連のネックレスであればつけても問題ありません

自宅で行う場合

自宅で行う場合は、平服で参加可能です。

ただ、地域によって独特の決まりがある場合や、スケジュール上喪服で参加した方が望ましい場合もあります。

本当に平服でいいのか心配な方は、葬儀社に相談してみるのがいいでしょう。

平服とは略喪服と言われるもので、私服とは違います。

男性は、ダークカラー(黒・紺・グレー)で落ち着いた印象のスーツを着ます。

無地が理想ですが、薄めのストライプなどであれば問題ありません。

弔事にそぐわない派手な印象を与えてしまう服は着ないようにしましょう。

女性はダークカラーのワンピースかスーツを着用します。

自宅にて身内のみで行う場合は、落ち着いた服であれば柄が入っていても問題ありません。

派手なアクセサリーなどは付けず、結婚指輪と真珠のネックレスのみにするのが無難です。

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納棺の儀式の流れ

「STEP1」「STEP2」「STEP3」と書かれた積み木

ここまで納棺の時間やタイミングについて解説してきましたが、具体的にはどのような手順で行うのでしょうか。

6つの段階に分けて流れを紹介していきます。

末期(まつご)の水をとる

故人の唇を水で湿らせ、喉を潤して安らかに旅立てるように行う儀式です。

その意味はさまざまで、故人が生き返るように、喉の渇きに苦しまないようにという意味が込められています。

この儀式はお釈迦様が亡くなる前、水を欲したことから始まったと言われています。

以前は亡くなった直後に行っていましたが、最近は納棺の儀式の一環として行われているのです。

使うものは4つあり、脱脂綿・割り箸・水・お椀を用意します。

水で濡らした脱脂綿を割り箸で持ち、故人の唇を湿らせます。

このとき、無理に口の中に水を入れようとしなくて大丈夫です

末期の水は、参加している人全員が順番で行っていきます

関係が近い人から行うため、配偶者・子ども・親・兄弟姉妹・子どもの配偶者という流れで進めます。

全員が行ったら、最後に故人の顔を綺麗に拭いて完了です。

湯灌で清める

湯灌とは、納棺の前に故人をお風呂に入れて身体を清める儀式です。

専用のバスタブにお湯をためて故人を入れることができるのですが、最近では身体を拭くだけということも多くなってきています。

故人が亡くなったとき、病院でアルコールに浸した脱脂綿やガーゼで身体を拭いてもらえますが、これは湯灌とは異なります。

入浴させてあげると髪の毛や身体をしっかりと洗い、清めることができます。

私たちもお風呂に入り、1日の汚れを落として疲れを癒しますよね。

故人も、現世での疲れを癒やして気持ちよく旅立てるように湯灌を行うのです。

湯灌は1時間~1時間半かかるため、湯灌の有無によって納棺全体の時間が変わります。

エンバーミング

資格を持ったスタッフが遺体を修復し、生前の姿に戻す作業です。

防腐処置もできるため、遺体が腐ることなく10日〜2週間という長い時間保存できるようになります

ご遺体の損壊が激しい場合や、すぐに葬儀を行えない場合に行われることが多いです。

遺体の修復や殺菌消毒、メイクもしてもらえるので、事故や皮膚がんで亡くなった方でもきれいな姿に修復することができます。

通常であれば遺体が腐ることがないように、冷たいドライアイスを置くのですがその必要もありません。

死化粧を施す

遺族が故人の顔をしっかり見てお別れができるように、顔色や身だしなみを整えていきます。

  • 髪の毛を整える
  • 口の中に脱脂綿を入れる
  • 男性は髭を剃る
  • 女性はメイクをする
  • 爪を切る

このように、生前に戻ったかのような状態にしていくのが死化粧です。

故人も今まで共に生きてきた肉体とお別れするので、良い状態で旅立つことができるとうれしいのではないでしょうか。

しかし地域によっては遺体に刃物を当てることや、メイクをすることを嫌う場合もあります。

親族で話し合って確認を取りながら進めましょう。

死装束を着せる

死装束(しにしょうぞく)とは、故人がこの世で最後に着る衣装です。 

人は亡くなると四十九日の旅に出ると言われています。

旅の衣装として最後に着付けをするのです。

基本的には白無地の木綿ですが、最近では色や刺繍が入ったものもあり多様化しています。

死装束は葬儀社が用意して着付けもしてくれるので、遺族は用意をしなくても大丈夫です

ただ、故人が生前に愛用していた服やエンディングドレスを着せたい場合は葬儀社に確認してください。

ご遺体と副葬品を棺に納める

死装束を着せたら、故人をゆっくりと棺に納めます。

これも葬儀社のスタッフが行ってくれますが、手が足りない場合は遺族の方が手を貸してあげましょう。

次に副葬品を納めます。

故人が好きだったものや思い出の品を入れることが多いです。

故人と副葬品を納めたらふたをして、納棺は完了です。

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副葬品として納めてもいいもの・悪いもの

○と×のプラカードを持って悩む男性

納棺の際に故人と一緒に納める副葬品ですが、納めていいものと悪いものがあります。

燃やすと爆発する危険性があるものや、遺骨を傷つけてしまうものはもちろんのこと、しきたりとしてタブーとされているものもあります。

実際にどのようなものがあるのかをそれぞれ紹介していきます。

副葬品として納めてもいいもの

  • 故人のお気に入りだった洋服、着物
  • 大切にしていた手紙、遺族から故人への手紙
  • 故人が育てていた花
  • 故人が好きだったお菓子、タバコ

基本的に燃えるものや燃えやすいものは良いとされています。

そのためお菓子やタバコを入れる場合は、箱や袋から取り出すようにしましょう。

この他にも納めたいものがある場合は、葬儀社に確認してください。

副葬品として納めてはいけないもの

  • 腕時計、指輪、メガネなどの金属製のもの
  • 釣竿、ゴルフクラブなどの燃えにくいもの
  • 紙幣、硬貨
  • 革製品
  • ガラス製品
  • プラスチック製品
  • 生きている人が映っている写真

燃えにくいものや、燃やすと爆発したり有害物質が発生してしまうものは入れてはいけません

また、生きている人が映っている写真は故人と共に連れていかるとの考えからタブーとされています。

トラブルを避けるためにも入れないようにしましょう。

副葬品として届出が必要なもの

  • ペースメーカー
  • ぬいぐるみ、人形

ペースメーカーは火葬中に爆発してしまう可能性があるので、故人の体内に入っている場合は必ず申告してください

ぬいぐるみや本は燃えにくいのに加えて、燃えても灰が大量に出るため本来は避けるべきです。

どうしても入れたい場合は相談してみましょう。

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納棺にかかる費用

納棺の費用相場は、5万〜15万円ほどと言われています。

死装束の種類、湯灌の際のバスタブの有無などにより価格が変動します。

他にもエンバーミングなどのオプションによっても費用が変わるため、注意が必要です。

葬儀社にある納棺のプランには、湯灌が含まれていないことがあるので提示された金額でどこまでできるのか聞いておくことが大切です。

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湯灌はしなくてもいいの?

湯灌は必ず行うという決まりはないので、しなくても問題ありません

病院では、亡くなるとエンゼルケアというものを行います。

エンゼルケアでは、アルコールで湿らせた脱脂綿やガーゼを使って故人の身体を綺麗に拭きとります。

遺族を清めるのはそれで十分と考え、湯灌を行わない遺族も増えてきているのです。

親族が集まる中で裸の状態にするのが気になったり、遺体をぬるま湯に入れると腐敗しやすくなってしまうために敬遠されることもあります。

故人の遺体にはタオルをかけ、葬儀社のスタッフが見えないようにしてくれるのですが、それでも気になってしまうという方は身内で相談しましょう。

湯灌は現世での疲れや穢れ、悲しみなどを全て洗い流して気持ちよく旅立てるように行う儀式です。

故人と遺族が触れ合える最後の時間でもあるため、綺麗な状態で旅立ってほしいという遺族の気持ちを叶えるなら、湯灌を検討するのもいいでしょう。

湯灌にかかる時間

湯灌にかかる時間は、準備や片付けを含めておよそ1時間〜1時間半です。

意外と時間がかかるので余裕を持って行動するのが良いでしょう。

湯灌にかかる費用

湯灌は普通湯灌と古式湯灌の2種類に分かれます。

古式湯灌は入浴はせず身体を拭くことによって故人を清めるのに対し、普通湯灌はバスタブを用いて入浴させることができます。

古式湯灌だと5万円、普通湯灌だと10万円が相場になっています。

オプションとして追加する場合もありますが、最初からプランに入っている場合もあり、業者によって異なるので確認してみましょう。

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話題の終活「入棺体験」とは

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

現在幅広い年代の方に人気な入棺体験はご存知でしょうか?

実際にエンディングドレスを着て棺に入ることができるので、普通であれば体験できない死後の世界を味わえます。

自分が棺に入る時は、こんな風にしてほしいなどの希望が見えてくるはずです。

また、死後の世界を身近に感じることにより自分を見つめ直すきっかけになるとも言われています。

死は不吉で怖いものと捉えられがちですが、誰もが経験することです。

短い人生の中で何をしようか、前向きに考えることができれば有意義な時間になりますよね。

今では若い年代にも人気で、エンディングドレスを選ぶのが楽しいという声もあります。

昔は白無地のものしかなかったのですが、現在は色々なドレスを選ぶことができるので生前に決めておくと遺族も安心です。

気になった方は自宅の近くで体験できる場所に足を運んでみましょう。

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納棺の時間についてのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで納棺にかかる時間についての情報や、手順などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 納棺は故人が気持ちよく旅立てるように行う儀式
  • かかる時間は30分〜1時間くらい、長いと2時間程度
  • 葬儀場では喪服、自宅では平服で参加可能

これらの情報が皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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