お葬式
仮通夜とは?どんな事をするの?参列者・香典を説明
更新日:2022.11.19 公開日:2022.01.10
故人が亡くなり葬儀を行う際に、仮通夜という儀式があることをご存知でしょうか。
葬儀は厳粛なものであり、地域の風習などによる違いもあります。
いざ自分が喪主になった場合、迷ったり心配になったりすることが多いものです。
そこでこの記事では、仮通夜について詳しく説明していきます。
この機会に仮通夜についてきちんと理解しておきましょう。
仮通夜は必ず行うのか、仮通夜にお布施は用意すべきかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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仮通夜とは
仮通夜とは、故人が亡くなった日の夜に遺族や親族のみで故人のご遺体を見守るというものです。
故人が亡くなってから告別式までに日数を要する場合は、告別式の前夜を通夜として訪問客も迎えます。
そして、亡くなってから通夜までの期間を遺族や親族が見守る場合も仮通夜といいます。
古くは、死者に邪な霊などが寄り付かないように遺族と親族で一晩中遺体を見守りつつ、故人との別れを行うという風習がありました。
仮通夜はそうした風習から始まったともいわれています。
仮通夜で僧侶に枕経をあげてもらったり、昔は夜食として精進料理を用意することもありましたが、最近はそうしたケースは少ないようです。
仮通夜はどんな時に行われる?
従来は自宅で臨終を迎え、そのまま亡くなるということが普通でした。
その場合は、通夜や告別式といった葬儀を行うまでの期間、自宅にご遺体を安置して遺族や親族はゆっくりと故人を偲び、お別れをしました。
これが仮通夜といわれるものです。
最近は、病院や施設で死を迎え、自宅に戻らずに斎場などに安置されるケースも多くなっています。
その場合でも、斎場や火葬場などの都合で葬儀の儀式までに期間が空く場合は、仮通夜として遺族や親族が故人を見守ることがあります。
本通夜(お通夜)、半通夜との違い
通夜に関する言葉として、仮通夜のほかに本通夜や半通夜というものがあります。
本通夜は、告別式の前日に執り行われ、遺族や親族以外の方も参列する通夜をさします。
訃報などで通夜として連絡されるもので、本通夜のことを単に通夜と呼ぶのが一般的です。
本通夜と仮通夜の違いは、参列する人の範囲の違いです。
仮通夜に参列するのは遺族や親族のみであり、一般の弔問者は含めず、一般的には3親等以内の親族のみとすることが多いようです。
一方、本通夜(通夜)には、遠い親戚・ご近所・勤務先や取引先など一般の弔問客を迎えます。
また、仮通夜は少人数なので自宅でも行えますが、本通夜は参列者が多いので、寺院・葬儀会場などで行うことが一般的です。
従来の通夜では、線香やろうそくを絶やさないように遺族や親族が一晩中交代で寝ずの番をして朝を迎えました。
これにより、灯明が一晩中絶えないようにしているのです。
これに対して、夜が更けたら見守りを切り上げるという通夜のことを半通夜とよびます。
従来の通夜が夕方から一晩中かかったのに対し、夜半までに短縮したことからその名が付きました。
最近は、遺族も参列者も多忙な方が多いため、葬儀そのものも簡素化されてきています。
その影響もあり、一晩中、線香やろうそくの番をしながら故人を見守るということが難しくなっています。
現在は仮通夜であっても本通夜であっても、半通夜とすることが一般的になりつつあります。
スポンサーリンク仮通夜で行うこと
説明してきたように、仮通夜と本通夜の違いは参列する人の範囲と会場の違いが主でした。
仮通夜も通夜なので、故人を偲び、線香やろうそくを絶やさないようにして供養することに変わりはありません。
ここでは、仮通夜で行うことや通夜で行われる夜通し灯明について説明します。
行うこと
本通夜や葬儀が始まると遺族や親族は忙しくなり、故人とゆっくりお別れをする余裕もなくなります。
仮通夜では、そうした本通夜や告別式などの儀式が始まる前に、遺族や親族のみで故人を見守り一緒に静かな時間を過ごして故人を偲ぶことに重点が置かれます。
そのため、仮通夜のやり方は地域などによって考え方や進め方が異なっています。
僧侶に枕経をあげてもらうか焼香をするかといった点もさまざまで、以下の3種類の方法があります。
- 近親者のみで故人を見守り、僧侶は呼ばない
- 遺族の身近な親族だけで行い、僧侶に枕経をあげてもらう
- 僧侶に読経してもらい、焼香も行う
いずれにしても、自宅で仮通夜を行う場合は自宅を整理して故人のご遺体を迎え入れ、親族が集まるためのスペースを確保することが必要となります。
また、祭壇の準備を整え、祭壇には果物などの供物を供えるとよいでしょう。
故人が自宅に戻ってきたら、線香を手向けて手を合わせます。
以後、線香はできるだけ絶やさないようにし、静かに故人を見守りつつ葬儀の準備を行います。
夜通し灯明とは?
夜通し灯明とは、故人の枕元や故人のご遺体の前にしつらえた祭壇の線香やろうそくを絶やさないように一晩中、親族が交代で寝ずの番をするというものです。
昔は、人が亡くなると身内が故人に付き添うという習慣がありました。
臨終を迎えた方が本当に亡くなったか、息を吹き返すことはないかを一晩かけて確認していたというのが夜通し灯明の由来といわれています。
また、線香とろうそくには、故人を冥界まで迷わないように導いてくれる案内役という意味があるといわれています。
そのため、線香やろうそくの明かりは一日中絶やしたくないということもあるでしょう。
最近は火災防止などの安全性に配慮した電池式などの線香やろうそくが販売されており、それを夜通し灯明にすると安心です。
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仮通夜に参列する人
仮通夜に参列するのは、基本的に遺族を中心とした親族です。
一般的には、だいたい3親等くらいまでとされることが多いようです。
親族といっても、近隣に住まいがあり自宅に来ることに負担をかけない範囲の親族に絞ってもよいでしょう。
宿泊などの手配が必要な遠方の親族などにまで声をかける必要はありません。
ただし、参列したいと希望される場合は、固辞することなく参列いただくようにしましょう。
仮通夜の後には、本通夜や告別式といった葬儀の儀式があります。
その儀式で故人とお別れをすることも可能なので、仮通夜に無理に招くことはありません。
スポンサーリンク仮通夜で香典は必要?
仮通夜に参列した場合は、香典をお渡しするかも心配なところです。
香典は、通夜または告別式で渡すこともできますし、仮通夜でお渡ししても問題ありません。
仮通夜と本通夜のそれぞれに香典を持参する必要はなく、いずれかのタイミングで渡せばよいのです。
香典の金額は、故人との関係や付き合いの深さによって異なってきます。
また、自分の年齢によっても異なります。
一般的には、以下のような金額相場と言われています。
- 祖父母
自身が20代の場合は1万円~
自身が30代以降の場合3万円~
- 両親
自身が20~30代の場合5万円
自身が40代以降の場合10万円
- 兄弟姉妹
自身が20~30代の場合3万~5万円
自身が40代以降の場合5万円~
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仮通夜にお布施は用意する?
お布施は読経していただいたり、戒名を授かったりした際に僧侶へ謝礼として渡す金銭のことです。
葬儀では、枕経・通夜・本葬・火葬・還骨法要(火葬場から遺骨を持ち帰った際)・初七日法要の計6回のお経を僧侶にあげてもらいます。
お布施は、それぞれの読経の都度お渡しする必要はなく、まとめてお礼としてお渡しして問題ありません。
葬儀で僧侶にお渡しするお布施の全国平均は、約47万円といわれています。
なお、この金額には戒名授与、通夜・葬儀・告別式・火葬場での読経など葬儀の2日間に渡って寺院にお願いする場合のお布施の全国平均です。
お経をあげてもらうのみの場合は、15~20万円程度が相場です。
戒名(仏の弟子になったことを表す名前)は宗派や院号・院殿号などのランクによって金額が大きく異なり、100万円超となる場合もあります。
お布施の額は、僧侶に聞いてもお気持ちでと言われることも多く、はっきりとした決まりがありません。
どの程度お包みすればよいかで悩んだときは、お寺に直接相談しても失礼にはなりません。
スポンサーリンク仮通夜にふさわしい服装
仮通夜も葬儀の儀式なので、故人や遺族・親族に失礼にならないように気を配りたいものです。
ここでは男性・女性・子供に分けて、仮通夜にはどんな服装をすればよいか説明します。
男性の場合
男性の服装はスーツでなくカジュアルな服装でも構いません。
ただし、色としては黒や茶色で、柄なしのものを着用しましょう。
ネクタイをする場合は黒色のネクタイにし、ネクタイピンは外します。
女性の場合
女性の服装は黒やグレーなどの地味な色の服を着用しましょう。
肌の露出が多い服装は控え、ワンピースなどがおすすめです。
スカート丈は椅子に座った時に膝が見えない長さのものを、ストッキングは柄がないものを選びます。
ネックレスも基本的には身につけません。
身に着ける場合は、一重の真珠のネックレスを選びます。
ノーメイクはマナー違反となるので、片化粧と呼ばれる控えめで全体的に薄色のメイクとします。
子供の場合
子供は、制服があれば制服を着用して構いません。
制服がない場合や小学生以下の子供の場合は白いシャツに紺やグレーの服を合わせ、女の子は膝丈のスカートを履きます。
靴下は白か黒の無地のものにします。
靴は革靴がおすすめですが、黒や目立たない色のスニーカーでも問題ありません。
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仮通夜は必ず行うもの?
葬儀の儀式としての通夜(本通夜)は、告別式の前日の夜に行います。
故人が亡くなった日から、本通夜の前日までの通夜は仮通夜ということになります。
仮通夜では、本通夜と異なり僧侶や連絡をする方の範囲に決まりはありません。
そのため、ご遺族だけで故人の遺体を見守ることもあり得ます。
僧侶に読経を頼まないから仮通夜をしなかったということではありません。
遺族や主な親族が故人を偲んで、葬儀の儀式まで見守っていれば、立派に仮通夜を営んでいるといえるのです。
スポンサーリンク仮通夜のまとめ
ここま仮通夜についての情報や、どんなことをするのかを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 仮通夜は遺族や主な親族のみで行う
- 仮通夜では僧侶の読経や焼香をするかは地域の風習などで異なる
- 最近は半通夜が一般的になりつつある
- 仮通夜のお布施は他のお布施と合わせてお渡しするのが一般的
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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