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法事法要

精進落としでは何をする?振る舞う料理と流れ・マナーを紹介

更新日:2022.11.18

回忌

記事のポイントを先取り!

  • 火葬後に参列者に振舞われる食事
  • 箸をつけることがマナー
  • 1人当たり2000~1万円程度が相場

葬儀や法要が終わり、参列者に振る舞われる食事のことを「精進落とし」といいます。

精進落としのマナーや、どのような料理が振る舞われるのか知っておきましょう。

そこでこの記事では、精進落としについて詳しく説明していきます。

精進落としの費用相場についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 精進落としとは
  2. 精進落としで出される料理
  3. 精進落としの流れ
  4. 精進落としのマナー
  5. 精進落としの費用相場
  6. 精進落としの参加人数の確認方法
  7. 精進落としのまとめ
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精進落としとは

そもそも、精進落としとはどのようなものでしょうか。

詳しく説明していきます。

精進落としの意味

精進落としとは、故人への供養と、葬儀や法要に参列した僧侶や参列者への感謝、ねぎらいを目的とした食事の席のことです。

初七日法要の終了後、参列者を集めて行われます。

もともと精進落としは、親族が亡くなると精進料理を食べ、四十九日後の忌明けになると普通の料理に戻すという区切りのことを言いました。

その後、時が流れ、初七日法要の後に僧侶達をねぎらうための会食へと変化しました
さらに現在では、火葬場から戻ってきた際に僧侶や参列者へ食事を振る舞うことを、精進落としと呼んでいます

精進落しを行うタイミング

もともと精進落としは、初七日法要の後に行われるものでした。
しかし今日では、火葬が終わって戻って来た後に開かれるのが一般的です。

通夜ぶるまいと何が違うの?

通夜の後に、参列者に振る舞われる食事のことを「通夜ぶるまい」といいます。

故人を偲び、故人のことを語り合いながら食事をする席です。

精進落としと似ていますが、通夜ぶるまいは通夜の後に行われます

また、精進落としに参加するのは火葬に参加した人のみですが、通夜ぶるまいは通夜に参加した人であれば基本的に誰でも参加することができます

よって精進落としは参加人数が前もって分かるため、個別のお膳が振る舞われます。

通夜ぶるまいは参加人数が把握しづらいため、大皿料理が振る舞われることが一般的です。

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精進落としで出される料理

精進落としの席で振る舞われる料理は、どのようなものでしょうか。

お斎との違い

通夜や葬儀、法要が終わった後に振る舞われる食事のことを「お斎」と言います。

一般的に、初七日法要以外の法要後に振る舞われる食事は、精進落としではなくお斎と言います

お斎では、かつて精進料理が振る舞われていました。

現在では、お斎も精進落としと同様に、精進料理ではなく肉などを使用した普通の料理が振る舞われるようになりました。

精進落としを持ち帰っても良い?

基本的に、精進落としで振る舞われた食事には箸をつけることがマナーとされています。
しかし最近では、精進落としの席で食事を食べずに帰られる方や、参加を断られる方もいます。

葬儀会場によって対応は異なりますが、精進落としの持ち帰りができる場合もあります

そのため、持ち帰りできるかどうかは葬儀会場に確認するようにしましょう。

また、葬儀の手伝いなどで精進落としの席につけなかったという方には、お持ち帰りできる弁当を用意してお渡しすると良いでしょう。

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精進落としの流れ

精進落としは、どのような流れで進んでいくのでしょうか。

一般的な流れを、順番に説明していきます。

開始の挨拶

まずは、参加者全員が着席したことを確認します。

その後、喪主による開始の挨拶が行われます。

挨拶では、葬儀がつつがなく終了したことと、参列いただいたことへの感謝を伝えます。

献杯

喪主の挨拶が終わったら、次は献杯(けんぱい)を行います。

最初に故人の位牌の前に置かれた杯にお酒を注ぎ、次に参加者の杯にもお酒を注ぎます。

その後、喪主などによる献杯の音頭が発せられます。

参加者は発声に合わせて「献杯」と唱え、杯を胸の高さまで軽く持ち上げます。

このとき、周囲の人と杯を打ち合わせたり、拍手したりしないように注意してください。

宴席の開始

献杯の後は、宴席が始まります。

1~2時間ほど歓談が行われ、故人との楽しい思い出話などを語り合います

遺族の悲しみがよみがえるような、故人の死に関わる話は避けるようにしましょう。

今後の法要の日時決め

今後の法要日時が決まっていなければ、終了の挨拶をする前までに決めておきましょう。

法要に関する連絡事項は、終了の挨拶の際に周知します。

終了の挨拶

程よいタイミングで、喪主などによる終了の挨拶が行われます。

開始の挨拶と同様、参加者への感謝の言葉を述べます。

引き出物・お供え物の配布

参加者には、帰られる際に引き出物やお供え物をお渡しします。
引き出物を紙袋に入れて椅子の下に置いておくか、終了後に出口付近で配布するのが一般的です。

葬儀会社のスタッフが渡してくれることもあれば、喪主や遺族が一人ひとり手渡しすることもあります。
僧侶がいらっしゃった場合は、最初に僧侶にお渡しするようにしましょう。

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精進落としのマナー

精進落としでは、どのようなマナーがあるのでしょうか。

マナー違反をすることがないように、しっかり覚えておきましょう。

精進落としにお呼びする人

精進落としにお呼びするのは、基本的に火葬に参列した人です。
例えば、僧侶や親族、故人の仕事関係者、故人と親しかった友人・知人などが対象になります。

そのため喪主は、火葬に参列した人へ精進落としにも参加していただくよう、事前にお願いしておきましょう

席順に注意する

精進落としの際は、席順に注意しましょう。

精進落としの席は、遺影に一番近い席が上座になり、出入口に近い席が下座になります

僧侶を最上の席へ案内し、次に仕事関係者、友人や知人、親族、喪主の順番となるように席順を考えましょう。

参列者を席へ案内しやすいように、席次表を作成しておくと安心です。

あるいは、席に名札を置いておくのも良いでしょう。

故人の死を思い浮かべるような話題は避ける

精進落としの席では、故人の死を思い出させるような話題は避けるようにしましょう。

故人の話をするときは、生前の楽しかった思い出など明るい話題を選ぶようにしてください。

最期の様子、または死因などを遺族に尋ねるのは大変失礼にあたります

遺族は最愛の家族を亡くし、心身ともに疲れきっています。

そのため、遺族を気遣う気持ちを忘れないようにしましょう。

僧侶が辞退した場合は御膳代を渡す

精進落としは、参列者や僧侶をねぎらうためのものです。

僧侶へも精進落としへの出席をお願いするようにしましょう。

僧侶が出席できない場合は、「御膳料」をお渡しします

御膳料の相場は、5000~1万円が一般的です。

白い封筒の表に「御膳料」と書き、お車代と合わせてお渡しするのがいいでしょう。

所要時間

当日は、精進落としまでどれくらいの時間が必要でしょうか。

一般的な流れとともに、各所要時間を説明していきます。

まず、受付は準備を含めて45分程度です。

受付は、告別式開始の30分前に設けるのがいいでしょう。

中には早くいらっしゃる方もいますので、15分ほど早めに受付場所にいるのが無難です。

早くいらっしゃった方には、会場にはご案内できなくても遺族用の控室などでお待ちいただくのがいいでしょう。

次に、参列者の入場が15分程度です。

入場は、遺族と親族・一般の参列者・僧侶の順になります。

席は、祭壇に向かって右側が親族席、左側が一般参列者席となります。

親族席では血縁の深い順番に座り、喪主は最前列の通路側に座ります。

一般参列者席では、故人との関係が深い人から順番に座ります。

そして、開式から読経まで30~40分程度かかります。

僧侶が入場し、開式となります。

司会者が「これより故〇〇〇〇(名前)の葬儀ならびに告別式を執り行います」などと開式の辞を簡潔に述べます。

僧侶による読経の後、各関係者の焼香が20分程度です。

焼香にも順番があり、親族から始め、その後は血縁の濃い順番に行うようにしましょう。

入場のときに、すでに焼香を行う順番で着席しています。

祭壇の近くの席の方から順に焼香をあげれば、特に問題はないでしょう。

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精進落としの費用相場

精進落としの費用は、料理の種類や会場によって異なりますが、一般的に1人あたり2000~1万円程度が相場になります。

僧侶が出席できない場合は、御膳料をお渡しするのを忘れないようにしましょう。

精進落としは僧侶や参列者への感謝の意味もこめて行われますので、あまりに安いものだと失礼にあたります

また、精進落としは通夜ぶるまいとは異なり、参加する人が限られています。

故人を偲びながらゆっくりと歓談できるよう、酒類や飲料は少し多めに用意しておくようにしましょう。

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精進落としの参加人数の確認方法

一つ一つチェックをつけていく男性

精進落としの参加人数を確認するには、どのような方法があるのでしょうか。

予想人数より多めに注文する

現在の精進落としは、火葬に参列した方に振る舞うものというのが一般的です。

通夜の際に、喪主が参列者一人ひとりに、翌日火葬場まで行っていただけるのか直接尋ねて回ることが多いようです。

こうして、事前におおまかな参加人数を把握しておきます。

あるいは、火葬に参列する親族・親戚の人数を、あらかじめ何人くらいと想定しておきます。

そして、おおまかな参加人数や予想人数より少し多めに注文しておくのがポイントです。

万一料理が不足した場合は、身内の方が食べるのを控えるようにします。

火葬の直前に人数を再確認し、火葬の間に食事の数を調整してもらう方法もありますが、多めに注文しておいた方が安心でしょう。

お弁当にして持ち帰ってもらう

会場にもよりますが、料理が余った場合はお弁当にして持ち帰っていただくことも可能です。

精進落としでは、振る舞われた料理には一口箸を付けるのが礼儀です。

しかし、食事を食べずに帰られる方や、参加を断られる方もいます。

その方々のために、料理をお弁当に包んでお持ち帰りいただく方法もあります

また、裏方として葬儀を手伝っていただいた方に、お礼としてお弁当をお渡しするのも素敵な心配りと言えるでしょう。

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精進落としのまとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまで精進落としについての情報や、流れなどを中心に解説してきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 精進落としとは火葬後に僧侶や参列者に振る舞われる食事のこと
  • 精進落としの流れは、開始の挨拶、献杯、宴席開始、終了の挨拶の順
  • 精進落としの席では、故人の死を思い出させる話題は避ける
  • 精進落としの費用相場は一人当たり2000~1万円程度

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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