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お葬式

お花代の相場はいくら?お花代の包み方とお返しにオススメの品を紹介

更新日:2022.11.17 公開日:2022.02.10

弔問

電卓と疑問符

記事のポイントを先取り!

  • 相場は頂いた金額の1/3~半額程度
  • お花代は受付で渡す
  • お花代の包み方は香典と同じ

お花代とは、供花(くげ/きょうか)に対して包むお金のことをいいます。

お花代の金額相場をご存知でしょうか?

そこでこの記事では、お花代の詳細や相場について詳しく説明します。

この機会にお花代のお札の包み方についても覚えておきましょう。

お花代のお返しでオススメの品についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お花代とは
  2. お花代の相場
  3. お花代の包み方
  4. お花代のお返し
  5. お花代のお返しにおすすめの品
  6. お花代の相場のまとめ
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お花代とは

お花代とは、お通夜や告別式などで弔意(ちょうい)として故人に送る「供花」に対して包むお金のことをいいます。

原則的に香典とは別のものですが、香典としてお花代を包む場合もあります。

香典は四十九日までに渡すのがマナーですが、お花代に期限はありません。

そのため、訃報を後日知った場合に「お花代」として渡すことが可能です。

香典との違い

香典とは、故人へお悔やみの気持ちとしてお線香や抹香などの代わりに渡すお金のことをいいます。

近年では、「ご遺族が負担する葬儀費用の軽減」を目的とした思いやりの気持ちも込められています。

基本的に香典は、故人に対して支払うお金になります。

このことから、お花に対して支払うお花代とは異なることがわかります。

お花代と香典をどちらも渡す場合、一般的には別々に包むのがマナーとなります。

「お花代のみ」や「香典からお花代をひいてもらう」といった渡し方はマナー違反とされているため注意しましょう。

御花料との違い

御花料とは、キリスト教式の葬儀でご遺族に渡すお金のことをいい、香典と同じような意味合いがあります。

仏教では葬儀の際にお焼香が執り行われますが、キリスト教ではお焼香の代わりに献花が執り行われます。

献花とは、故人様のご冥福をお祈りして故人様にお花をお供えする儀式のことをいいます。

キリスト教式葬儀ではお花に重きを置くため、香典ではなく御花料といいます。

香典と同じ意味合いがある御花料ですが、供花に対してのお花代とは異なります。

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お花代の相場

お花代の相場は、供花代としてお渡しするか、御香典としてお渡しするかによって異なります。

また、供花の種類によっても変わることを覚えておきましょう。

お花代と香典を別で用意する場合

お花代と香典を別で用意し両方を渡す場合、お花代は1万5000円が相場になります。

一般的な葬儀の花輪一基の価格が1万5000円程度のためです。

しかし、花籠であれば5000〜1万円、スタンドタイプであれば1万5000〜2万円などと価格に幅があります。

従って想定する供花の種類によってお花代は変わってきます

香典代わりとしてのお花代を用意する場合

香典としてお花代を用意する場合には、香典と同等の金額が相場になります。

金額相場は故人との関係性によって変わってきます。

両親5万~10万円
兄弟3万~5万円
祖父母2万~5万円
その他親族1万~3万円
友人や職場の同僚5000~1万円

相場以上の金額を包んでしまうとご遺族に気を遣わせてしまうため、相場の金額を参考にしましょう。

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お花代の包み方

白黒の水引の香典

お花代は白無地の封筒、または白黒などの水引を結んだ香典袋に包みます。

水引を結んだものを使用する場合、金額によって水引の色が変わるため注意が必要です。

1万円以下であれば水引が印刷されたもの、1万〜3万円以下の場合には白黒の水引の香典袋を使用します。

3万円以上の場合には、双銀の水引を使用している香典袋を選びましょう。

表書きは「御花代」または「御花料」とし、薄墨を使用してください

包むお札にもマナーがあります。

不幸が起こることを予期して用意していたと思われてしまう新札の使用は避け、ある程度使い古されたものを使用します

また、人物の肖像画は裏向きにして揃えて包むのがマナーになります。

供花代として渡す場合

供花代として渡す場合は、お通夜・葬儀の前後のタイミングで喪主に渡すのが一般的です。

しかし、葬儀の前後の喪主は忙しいため代理人を立てている場合があります。

大きな葬儀の場合には、受付の横にお花代を受け取る場所が設置されている場合もあります

わからない場合は葬儀スタッフへ声を掛けましょう。

御香典として渡す場合

御香典として渡す場合には、葬儀の受付で御香典と同様に渡します

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お花代のお返し

香典をいただいた際の「香典返し」と同様に、お花代をいただいた際もお返しは必要となります。

お花代のお返しは、「どのような形でお花代をいただいたか」によりお返しの方法が異なるため、いくつかに分けて説明していきます。

お花代のみを頂いた場合

お花代のみを頂いた場合、香典返しと同様に四十九日明け(忌明け)後に、お礼状とお花代の金額の3分の1〜半額程度のお返しをしましょう。

できるだけ早く送りたいと考えている場合には、葬儀後一週間以上経ってからお返しを送ると良いでしょう。

香典と別で頂いた場合

お花代と香典の両方を頂いた場合には、お花代と香典を足した総額の3分の1〜半額程度のお返しをします。

お返しと一緒にお礼状を添えると丁寧です。

四十九日の忌明けに、他の香典返しをする方と一緒にお返しをします。

返礼不要といわれた場合

生前、故人様に大変お世話になった方や、それほど包んでないからと気を遣ってお返しを不要とされる方もいらっしゃいます。

返礼不要といわれた場合には、原則的にはお返しは必要ありません

しかし、お礼状の送付や丁寧なお礼はするべきです。

連名で頂いた場合

会社や法人などから連名でお花代をいただいた場合には、忌明けに皆様で食べられるお菓子を持っていき、お返しとしましょう

お菓子は個別包装タイプのほうが気を遣ったお返しといえるでしょう。

「友人一同」などお花代が連名となっていない場合には、基本的にお返しはいりません

お花代をくれた方々もお返しを想定していないでしょう。

しかし、住所などが分かるようであればお礼状を送付するのがオススメです。

お礼状を送付する際には手書きにすると、より丁寧な印象になります。

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お花代のお返しにおすすめの品

お花代のお返しの相場は頂いた金額の3分の1〜半額程度が相場です。

お返しは故人に代わってお礼の気持ちを伝えるものであり、どなたに送るかによって品物も変わってきます。

お返しを選ぶ際には「不幸を残さない」という意味でお菓子やお茶、洗剤などの消耗品を選ぶのがマナーです。

食品や日用品などの消耗品を「消えもの」といいます。

慶事に送るような華美なものや後々まで残るような品物はマナー違反ですので注意しましょう。

幅広い世代に好まれるものとしては、好みが分かれにくく使いやすい調味料や海苔などが人気です。

高級デパートのものなど、普段手に入りにくい高品質のものを選びましょう。

以前は調味料などが主流でしたが、最近ではお菓子を選ぶ方も増えてきています。

お花代のお返しとしてお菓子を送る場合には、日持ちの良いものを選ぶようにしましょう。

歴史あるホテルや老舗の銘菓など、上品な見た目とお味が喜ばれます。

親族や会社の上司など、ご年配の方にはお茶漬けなどのお体を気遣うお返しがオススメです。

老舗料亭の美しく確かなお味の品物は、体だけではなく心にも染みわたり上質な食事の時間をお届けできます。

また、世代を問わず好まれるものとしてお茶などの飲み物も人気です。

緑茶やほうじ茶などのお茶は、昔から日本人にとって生活には欠かせないものですので大変喜ばれます。

少し若い世代であれば紅茶や珈琲、小さなお子様がいるご家庭には100%フルーツジュースなどが人気です。

食べ物だけではなく消耗品として人気があるのがタオルです。

タオルをお返しとして選ぶ場合には肌触りだけではなく、吸水性など使いやすさにも注目しましょう。

タオルは2枚セットになっていることが多いため、ご夫婦への贈り物としてもおすすめです。

近年は、お返しを送る方の好みに合わせて選んでいただけるカタログギフトも多く選ばれています。

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お花代の相場のまとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまでお花代やお花代の相場、お花代の包み方などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お花代は供花に対して包むお金で、故人様に対し包む香典や御花料とは異なる
  • お花代の相場は、金額の3分の1~半額程度
  • お花代の包み方は基本的に香典と同じ
  • お花代のお返しは頂いた金額やいただき方によって異なる

これらの情報が少しでも皆様の役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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