お葬式
湯灌の時の服装にふさわしいのは?湯灌に立ち会う人と流れを紹介
更新日:2022.11.17 公開日:2022.02.16

記事のポイントを先取り!
- 湯灌の際は平服で参加する
- 喪服着用でもかまわない
- 遺族が湯灌を手伝うこともできる
故人と親族が最後に触れ合う大切な儀式である、湯灌(ゆかん)についてご存知でしょうか。
湯灌は故人と血縁関係が近い人たちのみ参加するので、聞き馴染みがない方は湯灌にふさわしい服装について分からないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、湯灌の際の服装について詳しく説明していきます。
この機会に湯灌の意味や服装について知っておきましょう。
湯灌の流れや相場、湯灌を手伝いたい場合などについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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湯灌とは
湯灌は「ゆかん」と読みます。
湯灌とは、アルコールを浸した綿で拭いたり、専用の浴槽に入れてお湯をかけたりして、納棺の前に故人の身体を清めることをいいます。
身体以外にも髪の毛を洗い、男性は髭剃り、女性は化粧も施します。
湯灌で生前のような姿に戻すことにより、遺族はしっかりと故人の顔を見てお別れできます。
湯灌の歴史
自宅で亡くなることが多かった戦前は、遺族が湯灌を行うことが一般的とされていたため、家族で集まり故人の身体を洗い清めていました。
しかし、最近では病院で亡くなる方が多くなっていることから、病院で行われたり、自宅や葬儀社で行われることが基本となりました。
湯灌の意味
湯灌には、故人の身体をお湯で清めることにより現世での苦しみや穢れを洗い落とし、気持ちよくあの世に旅立たせるという意味があります。
また、亡くなった後病院で身体を拭いてもらえますが、葬儀までの数日の間に身体の腐敗が始まるため、綺麗にした状態で納棺するために行う処置でもあります。
生きている人間が一日の疲れや汚れをお風呂で洗い落とすように、故人も身体を清めることで魂を浄化できると考えられています。
湯灌に立ち会う時の服装
湯灌は自宅で行われる場合が多いため、喪服ではなく平服で立ち会うのが一般的です。
平服とはTPOに合わせた服装のことをいい、葬儀においては略喪服がそれにあたります。
なお、喪服を着用してはならないという決まりはないので、お通夜の時間まで余裕がなかったり、遠方から来ている場合などには喪服でも問題ありません。
湯灌に立ち会う際の服装について、大人の男女、そして子ども別に見ていきましょう。
男性
黒や濃紺、グレーといったダークスーツを着用します。
薄いストライプなどの柄が入っていても構いませんが、目立つものは避け、中は白いワイシャツを合わせましょう。
ネクタイも暗めのカラーで無地、または柄の目立たないシンプルなものを選ぶのが無難です。
ベルトに関しては、殺生をイメージさせるような蛇などのアニマル柄は絶対に避け、バックルがシンプルなものを選びましょう。
また、光り物などのアクセサリーは基本的にNGですが、結婚指輪は付けていても問題ありません。
女性
女性の場合はワンピースやセットアップ、アンサンブルといった平服になります。
男性と同様、色は黒、濃紺、グレーなどの暗めのものを選び、スパンコールやラメなどで光っているような服は避けましょう。
また、露出の激しい服装はマナー違反にあたるので、袖は真夏でも5部袖、スカート丈は膝が隠れるものにしましょう。
中に着るシャツやブラウスについては白ではなく暗めのカラーを合わせ、ストッキングは30デニールまでの黒色が一般的とされています。
アクセサリーについては派手なものでなければ問題ないとされますが、パールアクセサリーを選ぶのが無難です。
なお、二重のものは不幸が重なるというイメージがあるので、パールのネックレスを身につける際は一連のものを選びましょう。
子ども
子どもの場合は制服を着用します。
未就学や通っている学校に指定の制服がない場合は、白いシャツに黒や紺、グレーなどの落ち着いた色のジャケットやパンツ、ワンピースを合わせましょう。
子どもの場合も、大人と同じような暗めの色を選ぶことでマナーを守れます。
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湯灌に立ち会う人
湯灌は故人の露出が多くなるものなので、基本的には親族のみが立ち会います。
もしも故人と親しかった人や近所の人が参列したいと申し出た場合、遺族の了承が得られていれば問題ありません。
スポンサーリンク湯灌の流れと時間の目安

ここでは、湯灌の流れと時間の目安について説明していきます。
湯灌の流れ
湯灌の流れは以下の通りです。
1.浴槽を運び入れる
自宅で湯灌を行う場合は、葬儀社のスタッフが自宅の中に浴槽を運んでくれます。
2.ご遺体を移動させる
故人の身体は死後硬直しているので、全身をマッサージしてから浴槽のある場所へ移動させます。
このとき故人の身体に大きなタオルをかけて肌が見えないようにします。
3.口上
準備が整い次第、葬儀社のスタッフから遺族へ湯灌の流れについての説明があります。
4.お清め
逆さ水で故人の体を清めていきます。
逆さ水とは、先に水をはってからお湯を入れて温度調節することをいい、これは生者と死者とでは手順が逆になる「逆さごと」の習慣によるものとされています。
遺族が手伝う場合は、一人一人が交代で足元から胸元までお湯をかけていきます。
5.シャンプー・髭剃り・爪切り
スタッフが故人の頭を洗い、洗顔と髭剃りも行います。
故人が生前髭を伸ばしていた場合はそのままでも良いので、剃らなくていい旨をスタッフへ伝えてください。
爪切りもスタッフが行いますが、遺族が手伝いたい場合は相談してみましょう。
6.シャワーで全身を洗い流す
泡をシャワーで流していきます。
7.身体を拭き、死装束に着替え
身体を拭き、死装束を着せます。
昔は白無地の木綿が一般的でしたが、現在は色や柄がついた死装束やエンディングドレスもあります。
故人が生前に愛用していた服を着せることもできるので事前に相談してみましょう。
8.ヘアメイクをする
髪の毛を綺麗にしていきます。
このとき、ヘアメイクだけでなく化粧を施す場合もあります。
女性だけでなく男性もファンデーションを塗って顔色を良く見せることがあります。
9.遺体の安置・納棺
全て終了したらお通夜まで安置します。
時間になったら故人を棺に納めて葬儀場へ運びます。
時間の目安
湯灌の所要時間は、おおよそ1時間〜1時間半とされています。
遺族の希望や葬儀社によって異なるため、正確な所要時間について知りたい場合は葬儀社へ確認してみましょう。
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湯灌の費用相場

湯灌の費用は葬儀社によって大きく異なります。
一般的には葬儀のプランに含まれていないことが多く、8万〜10万円程度の相場とされています。
スポンサーリンク湯灌では裸を見られてしまうの?
故人の露出が多いといわれる湯灌ですが、着替え中および湯灌中は葬儀社のスタッフが十分に注意して進めています。
そのため、故人が女性でも男性でも裸を見られるということはありません。
足先や手は見えても、タオルをかけているため全て見えてしまうことはなく、故人や遺族へ配慮されているため安心してください。
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湯灌を手伝いたい場合
湯灌は、湯灌師や納棺師と呼ばれる特殊な技術を持った専門の方が行うものですが、遺族が手伝うことも可能です。
積極的に参加することで、何もしてあげられなかったと後で悔いが残ることはなくなるでしょう。
手伝いたい場合は、あらかじめ葬儀社へ伝えておくとスムーズに進みます。
病院の場合は看護師が湯灌を行うため、事前に確認しておくのがおすすめです。
湯灌の服装のまとめ

ここまで湯灌の服装についての情報や、流れを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 湯灌は納棺の前に故人の身体を洗い清めるという意味合いを持つ
- 自宅での湯灌にふさわしい服装は平服である
- 湯灌は葬儀料金のプランに含まれていない場合が多く、その相場は8万〜10万円
- 湯灌の際、故人の裸体がさらされることはない
- 事前の相談で、遺族が湯灌を手伝うことも可能
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。
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