お葬式
回し焼香の正しいやり方を解説!宗派による違いはどんなものがある?
更新日:2022.11.17 公開日:2022.02.18
回し焼香は、一般的な立礼焼香や座礼焼香より機会が少なく、経験したことが無い方もいらっしゃるかと思います。
そこでこの記事では、回し焼香を経験したことが無い方向けに、回し焼香のやり方やマナーなどを紹介していきます。
故人の宗派と自分の宗派、どちらで焼香を行うべきかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
- 回し焼香とは
- 回し焼香のやり方
- 回し焼香の順番が最後だった場合
- 焼香の回数は宗派によって異なる
- 回し焼香を行う時の注意点
- 回し焼香の順番
- 回し焼香に必要な道具と準備
- 焼香の作法は自分の宗派でもいいの?
- 回し焼香についてのまとめ
回し焼香とは
回し焼香とは、自分が移動せずに回ってきた抹香 (まっこう )と香炉を使い焼香をし、次の人に抹香と香炉を回すやり方です。
抹香とは、焼香に使用する粉末状のお香のことです。
棺の前に参列して立ちながら焼香を行う立礼焼香や、棺の前に座って焼香を行う座礼焼香が一般的に行われています。
回し焼香は、公民館や自宅などの限られたスペースで法要を執り行う際に用いられることが多くなっています。
スポンサーリンク回し焼香のやり方
では、回し焼香のやり方を説明します。
香炉(香を炊く時に使う容器)と香合(香を入れる小さな容器)はお盆や専用のキャスター付き焼香台にのっていることがほとんどです。
- 会釈をしながら前の人から香炉と香合を受け取る
- お盆の場合は自分の膝元、もしくは手元に置く
- 遺影に向かって一礼
- 焼香 (宗派によって回数ややり方が異なります)
- 合掌
- 会釈をしながら次の人に香炉と香合を回す
椅子に座って回し焼香を行う際は、専用のキャスター付き焼香台を使用します。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
回し焼香の順番が最後だった場合
回し焼香の順番が最後の人は、自分の焼香を終えた後は香炉と香合を喪主に返します。
会場が狭く、立ち上がって香炉と香合を持っていくことが難しい場合は、手渡しで返すことができる人に渡しましょう。
返された喪主は僧侶のもとに持っていきます。
スポンサーリンク焼香の回数は宗派によって異なる
宗派によって、焼香のやり方は異なります。
抹香のつまみ方はどの宗派も親指・人差し指・中指の3本指でつまみます。
真言宗
回数は3回です。
1回目は抹香を額に押しいただきます。
押しいただくとは、額の高さまでかかげることです。
数珠は左手で、房が下にくるようにして持ちます。
曹洞宗
回数は2回です。
1回目は左手を右手に添えながら抹香を額に押しいただきます。
数珠は左手で、房が下にくるようにして持ちます。
日蓮宗
導師の正式な作法としての回数は3回です。
僧侶のみ3回行い、参列者は1回のみ行う方法が一般的です。
額に押しいただくことは任意です。
数珠は左手で、房が下にくるようにして持ちます。
天台宗
回数は1回、または3回です。
抹香を額に押しいただかなくても問題ありません。
数珠は左手で、房が下にくるようにして持ちます。
浄土宗
回数は1回〜3回です。
抹香を額に押しいただかなくても問題ありません。
合掌時、両手の親指と人差し指で数珠をはさみ、房は手首あたりにくるようにして持ちます。
浄土真宗宗本願寺派
回数は1回です。
抹香は押しいただきません。
数珠は左手に持ち、房が下にくるようにして持ちます。
合掌時、両手の親指と人差し指で数珠をはさみ、房は手首あたりにくるようにして持ちます。
浄土真宗大谷派
回数は2回です。
抹香は押しいただきません。
数珠は左手に持ち、房が下にくるようにして持ちます。
合掌時、数珠は左手にかけ、右手を輪の中に通し、房が下にくるようにして持ちます。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
回し焼香を行う時の注意点
次に、回し焼香を行う際の注意点を紹介します。
必ず両手で受け取り会釈する
マナーとして、香炉の受け渡しは、会釈をしながら必ず両手で行います。
火傷やケガをしてしまわないよう注意しましょう。
香炉は大切に扱う
香炉は思っているより重いので、落とさないように慎重に扱いましょう。
線香で行う場合もある
焼香の代わりに線香を使う場合もあります。
線香の作法は、右手に線香を持ちろうそくで火をつけ、火のついた線香を左手に移し、右手で仰いで火を消し、香炉に立てます。
火が消えない場合でも、吹き消すことはマナー違反なので右手で仰いで火を消すようにしましょう。
スポンサーリンク回し焼香の順番
回し焼香を含め、焼香には順番に関するマナーもあります。
大きく分けて、親族による「親族焼香」と参列者による「一般焼香」があります。
大規模な葬儀が執り行われる場合、町内会や地域の有力者が焼香を行う「来賓焼香」や「指名焼香」、会社や団体を代表して焼香を行う「代表焼香」があります。
これらは基本的に親族焼香と一般焼香の間に行われます。
一般焼香は基本的に、前列から焼香を行います。
親族焼香は最初に喪主が焼香を行い、それ以降は関係の深い順に焼香を行います。
親族焼香の一般的な順番は以下の通りです。
- 喪主 (故人の長男や長女)
- 故人の配偶者や両親
- 喪主以外の故人の子ども
- 喪主の家族
- 喪主の兄弟姉妹とその家族
- 故人の兄弟姉妹
- 故人の配偶者の兄弟姉妹
- 喪主の配偶者の両親
- 喪主の配偶者の兄弟姉妹
- 喪主の従兄弟姉妹
回し焼香は自宅などの限られたスペースで行われることが多いため、「親族焼香」がほとんどです。
香炉を隣の人に回して焼香を行うので、法要が始まってから焼香に備えて座る順番を変えようとしてもなかなか難しいです。
法要が始まる前に、焼香に備えて座る順番を正しておきましょう。
順番のことでトラブルに発展することもあるため、必要であれば事前に話し合うようにしましょう。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
回し焼香に必要な道具と準備
回し焼香に必要な道具と、準備に必要なことを説明します。
回し焼香に必要な道具
- 香炉:お香を炊く時に使う容器
- 香合:お香を収納する容器
- お盆:香炉と抹香をのせるためのお盆、もしくは回し焼香専用の香炉台
- 抹香:焼香の時に用いられる粉末状のお香
- 香炭:焼香の火種となる炭
- 香炉灰:香炉の中に入っている火種の土台となる灰
準備
お盆または香炉台に香炉と香合を置きます。
その際に、左側に香炉、右側に香合を置きます。
香炉と香合は一体化したものと、別々になっているものがあります。
香炉には香炉灰を入れ、その上に香炭を乗せて、いつでも焼香できる状態にします。
香合には抹香を入れておきます。
香りを立たせるためにも、香炭に火をつけるタイミングは法要を始める15分前くらいが良いでしょう。
スポンサーリンク焼香の作法は自分の宗派でもいいの?
焼香は、宗派によってやり方が異なることをおわかりいただけたと思います。
やり方は故人の宗派、自分の宗派、どちらでも問題はありません。
しかし、マナーの基本的な考え方として「相手を思いやる気持ち」があります。
故人に対して、尊厳を持った行動や配慮を心がけるようにしましょう。
一般的には、故人に敬意の意をこめて、故人の宗派で焼香を行います。
焼香は故人の冥福を祈ると共に、遺族への哀悼の意を表します。
故人との最後の時間となるので、故人への感謝の気持ちを込めてお別れの言葉を伝えましょう。
故人の宗派がわからないときには、喪主や僧侶のやり方を真似るようにしましょう。
自分の宗派への信仰が厚い場合、自分の宗派のやり方で焼香を行っても問題ありません。
しかし、宗派の違いでやり方が異なることをきっかけにトラブルにつながることもあります。
自分の宗派のやり方で行う場合は、遺族や周囲に配慮して行いましょう。
例えばキリスト教徒であれば、参列はするが焼香を控える方もいらっしゃるでしょう。
また、ユリの花と十字架入りの不祝儀袋に「お花料」として持参するなど、周囲に配慮しつつお別れの挨拶をすることができます。
トラブルを防ぐために遺族にご理解いただき、葬儀スタッフや所属の教会に事前に相談しましょう。
いずれにしても、「相手を思いやる気持ち」を持つことが大切です。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
回し焼香についてのまとめ
ここまで回し焼香についての情報や、マナーなどを中心に解説しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 回し焼香とは、香炉を隣に回してその場で焼香を行う作法
- 宗派ごとで、焼香の回数や合掌のやり方が異なる
- 回し焼香の注意点は、香炉は重いので必ず両手で扱うこと
- 回し焼香の順番は、喪主と遺族をはじめ、前列から順に行う
- 故人の宗派で焼香を行うことが一般的、自分の宗派の場合は周囲に配慮すること
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
お葬式の関連記事
火葬
更新日:2022.05.11
火葬場で挨拶は必要?喪主の挨拶の注意点と文例を解説
お葬式
更新日:2022.11.19
近所の人の出棺の見送りへは行くべき?服装の注意点は?
お葬式
更新日:2024.02.21
霊柩車の種類は4種類!それぞれの特徴や寝台車との違いも解説