お葬式
葬儀に読経はなぜ必要?宗派ごとの違いについても紹介
更新日:2022.11.17 公開日:2022.02.06
葬儀や法要の際には僧侶に読経していただくことが一般的な知識かと思います。
しかし、読経の必要性や宗派ごとの違いについてまで知っている人は少ないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、読経について詳しく説明していきます。
この機会に、読経の必要性などについて理解しておきましょう。
宗派が違っても読経してもらえるかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
読経とは
読経とは、仏式の葬儀の際に僧侶が声を出してお経を読むことをさします。
読経は「どっきょう」や「どくきょう」などと言われ、これらを短くして「どきょう」と呼ばれることもあります。
読経にはさまざまな種類があります。
複数の僧侶と一緒に行う場合は「諷経(ふぎん)」、朝夕のお勤めとして読まれるものを「勤行(ごんぎょう)」と呼びます。
また、お経を見ずにお経を読むことを「誦経(じゅきょう、ずきょう)」、お経を黙読することは「看経(かんきん)」と呼ばれています。
読経することによってお釈迦様やいろいろな仏様の教えを改めて学び、より良い道を進むことができると考えられています。
読経の目的
読経の目的は、お釈迦様の教えをもう一度学び直すことで、改めてお経の功徳や福徳・ご利益をいただいて感謝をすることです。
読経はご先祖様や故人の供養のためだけと思われがちですが、聞く人もお経の功徳やご利益が得られます。
そのため、故人を含めたその場にいる人全員のためにお経は読まれています。
お経はそれ自体がとてもありがたいものであるため、お経の意味がわからなくても、それを読んだり聞いたりするだけで功徳やご利益が得られると考えられています。
つまり、お釈迦様やさまざまな仏様の教えがたくさん詰まったお経を読んだり、聞いたりするだけでご利益をいただけるということです。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
読経がないと成仏できない?
仏教の教えでは、僧侶に読経していただくことでご先祖様や故人の供養につながると考えられています。
僧侶を呼んでお経を読んでいただくことは仏式特有のものですが、日本人は無宗教の人が多いと言われています。
そのため、普段の生活では信仰している宗教について意識することは少ないです。
とは言っても、葬儀の際にはほとんどの人が仏式の葬儀を行っているのが現状です。
近年では僧侶を呼ばないお葬式も多く、読経が無くても問題はありません。
宗派ごとの読経の違い
古くから日本のお経の種類は非常に多く、確実な数については明らかではありません。
ここからは、宗教ごとの読経の違いについて紹介していきます。
宗教ごとに焼香や線香の作法も詳しく説明していきますので、参考にしてください。
天台宗
天台宗では「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」、もしくは「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」とお経を唱えます。
お焼香の回数に明確なルールはなく、1〜3回で、お線香は3本とされています。
真言宗
真言宗では、「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」とお経を唱えます。
お焼香は抹香を額に3回あげ、お線香の本数は3本とされています。
浄土宗
浄土宗では「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」とお経を唱えます。
お焼香には特に定めはなく、お線香は1本のみとされています。
浄土真宗本願寺派
浄土真宗本願寺派では、参列者全員で「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と10回お経を唱えることが特徴になります。
お焼香は押しいただかず(抹香をつまんだ手をかかげず)に1回のみで、お線香は1本を折って寝かせることが作法になります。
真宗大谷派
浄土真宗本願寺派と同様に参列者全員で「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と10回唱えます。
お焼香は押しいただかずに2回、お線香は立てずに2〜3つに折って寝かせることが特徴になります。
臨済宗
臨済宗では「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」とお経を唱えます。
お焼香は押しいただかずに1回、お線香は1本お供えします。
曹洞宗
曹洞宗では「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」とお経を唱えます。
お焼香は1回押しいただき、2回目は押しいただかないことが特徴です。
お線香の本数は1本とされています。
日蓮宗
日蓮宗では「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」とお経を唱えます。
お焼香は押しいただかずに1〜3回で、お線香の本数は1〜3本とされています。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
宗派が違っても読経はしてもらえる?
自分の家の宗教は何となく知っていても、宗派までは詳しく知らないといった方は意外と多いです。
ここからは、葬儀でもし宗派が違った場合の対処方法について紹介していきます。
宗派が違っても基本的には可能
仏教の基本的な宗教観や目的は同じであるため、宗派やしきたりを気にしなければ、宗派の違う読経でも問題はありません。
現代では信心の問題よりもセレモニーとしてのやり方を重視する人の方が多いです。
そのため、昔と比べると宗派にこだわる人はそれほどいないというのが事実です。
宗派が違う場合の問題点
宗派が異なる場合の問題点として、僧侶が必ずしも違う宗派の仏壇の前でお経をあげてくれるとは限りませんので、依頼を受けてもらえないケースもあります。
そのため、依頼する場合には僧侶にあらかじめ相談し、了承を得るなどの注意が必要になります。
また、宗派が違う場合には戒名で問題が生じるケースもあります。
間違った宗派の戒名では正しい宗派の墓地に納骨できない可能性があります。
後日、正しい宗派のお寺で読経していただき、改めて戒名をいただくことをおすすめします。
宗派間違いを予防するためにも、葬儀前には自分の家の宗派をしっかり確認する必要があります。
親戚や菩提寺(ぼだいじ)の僧侶に確認したり、お墓や位牌に書いてある文字を確認することで自分の家の宗派を確認することができます。
読経のまとめ
ここまで読経の目的についての情報や、注意点について中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 読経とは、仏式の葬儀の際に僧侶が声を出してお経を読むことである
- 読経はお経を読む人や仏様だけでなく、聞く人にもお経のご利益や功徳が得られる
- 宗派間違いを予防するためにも、事前に宗派をしっかり確認することが大切である
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
お葬式の関連記事
お葬式
更新日:2023.06.06
真言の意味や効果とは?覚えておきたい真言についても紹介
お葬式
更新日:2023.06.06
色即是空とはどんな意味?空即是色との違いとは?
お葬式
更新日:2022.11.19
海外にも死装束はある?宗教ごとの違いや近年の死装束についても紹介
お葬式
更新日:2022.11.18
時宗とは?浄土教から枝分かれした一派の成り立ちや特徴を解説
お葬式
更新日:2022.11.18
般若心経とは?「空」の思想と読まれるタイミングを紹介
お葬式
更新日:2022.11.18
南無阿弥陀仏とは?意味・読まれるタイミング・役割などを紹介します。