法事法要
花祭りとはいつ、何をする?意味や由来も一挙に解説
更新日:2022.11.17 公開日:2022.02.13
仏教の開祖として有名な釈迦ですが、その誕生日の行事についてご存じでしょうか。
仏教の起源に触れるためにも、花祭りについて知っておくことが大切です。
そこでこの記事では花祭りがいつ行われるのかについて、詳しく説明していきます。
この機会に釈迦の誕生日がいつなのかも覚えておくと知識が深まります。
2022年の花祭りがいつかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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花祭りとは
花祭りとは仏教の開祖である釈迦の誕生を祝う灌仏会(かんぶつえ)と呼ばれるお祭りです。
明治時代以降から花祭りと呼ばれ始め、仏生会(ぶっしょうえ)や降誕会(ごうたんえ)という別名もあります。
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釈迦の存在は知っていても、花祭りについては知らなかったという人も少なくないのではないでしょうか。
釈迦の誕生祭である花祭りはいつ行われているのでしょうか。
一般的に多くの花祭りや灌仏会などは4月8日に催されています。
4月8日は釈迦の誕生日と言われているため、その日に行われます。
しかし地域によっては4月8日ではなく、旧暦の4月8日つまり5月8日に花祭りを執り行うところもあるようです。
主に関東地方では4月8日に、関西地方では5月8日に花祭りを行うところが多いようです。
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花祭りの行事の意味と由来
花祭りの起こりやいつ行うかがわかったところで、執り行われる行事の意味や由来について解説します。
花御堂に誕生仏を安置する
花祭りでは、花御堂に誕生仏を安置します。
花御堂(はなみどう)とは、釈迦が誕生したルンビニという花に囲まれた公園の作りを真似た御堂のことで、小さな御堂に花をたくさん飾り付けたものです。
誕生仏(たんじょうぶつ)とは釈迦が左手で地を差し右手で天を指す姿をした像のことです。
釈迦は生まれてまもなく天と地を指し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆうがどくそん)と唱えたと言い伝えられています。
そのことから釈迦の誕生日を祝う花祭りでは、花御堂に誕生仏を安置して釈迦の誕生を再現します。
お釈迦様の像に甘茶をかける
花祭りではお釈迦様の像に甘茶をかけます。
甘茶とは小甘茶(こあまちゃ)の葉で入れたお茶で、正しく発酵すれば甘いお茶になります。
これもまた釈迦誕生のエピソードが関係しており、誕生間もなく現れた龍が吐き出した甘い水を生湯としたことが由来となっています。
稚児行列を行う
稚児行列(ちごぎょうれつ)とは、子供たちが、花御堂を乗せた白い象を引いて歩く行事です。
この光景は釈迦の母親が釈迦を妊娠した際に見た夢に、白い象が出てきたことが由来しています。
白い象の意味
仏教において白い象は特別な意味を持ちます。
白色は穢れのない清く浄化された状態を意味し、象は神聖なる生き物としての意味があります。
スポンサーリンク2022年の花祭りはいつ?どこが有名?
仏教の開祖として有名な釈迦の誕生祭である花祭りですが、具体的にいつどこで行われるのでしょうか。
ご紹介した花祭りの行事について興味を持たれた方や、仏教について知見を深めたい方にとっては気になるところでしょう。
花まつりがいつ行われるかというと、釈迦の誕生日である4月8日か旧暦の5月8日です。
関東と関西でいつ開催されるかの傾向に違いがあることを先に述べました。
関東で花まつりが行われる予定の2022年4月8日は金曜日で、関西の5月8日は日曜日となっています。
お住まいの地域の予定を確認して、ぜひ花祭りに参加されてはいかがでしょうか。
ただし全てのお寺が同日に花祭りを行うかというとそうではありません。
各寺院の具体的な日程を確認した方が確実です。
2022年の花祭り日程は、各寺院の年間行事スケジュールによって異なります。
そのため実際に足を運ぶ際は、事前にお寺へ問い合わせをすることをお勧めします。
そこで本記事の最後に、2022年に花祭りを執り行う計画があるお寺をいくつかご紹介します。
築地本願寺
東京にある築地本願寺は都内の中心である銀座から程近く、アクセスしやすい場所にあります。
具体的な花祭りの日にちは公表されておらず、2022年2月時点では4月上旬開催予定とされています。
築地本願寺では稚児行列を行うことがあります。
浅草寺
浅草寺も都内の各地下鉄からアクセスしやすい立地となっています。
2022年2月時点では公式ホームページに4月8日に花祭りの予定が掲載されています。
参拝した方は誕生仏に甘茶をかけることができます。
西本願寺
京都府の西本願寺では白い像や誕生仏が見られる花祭りのイベントが行われるときがあります。
2022年2月現在では公式ホームページに花祭りの予定が明記されていません。
東大寺
奈良県の東大寺は、花祭りを大々的に行うことで有名です。
参拝者は甘茶をかける行事に参加することもできます。
公式ホームページでは4月8日を花祭りの日として明記してあります。
ただし甘茶の振る舞いは中止となっているので注意しましょう。
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花祭りのまとめ
ここまで花祭りの情報や、花祭りの内容などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 花祭りとは仏教の開祖である釈迦の誕生日に行われるお祭りのこと
- 釈迦の誕生日は4月8日とされているため、花祭りはその付近で行われる
- 花祭りの行事は釈迦が生まれた時のエピソードに由来するものがいくつかある
- 2022年の花祭りの日程は、各寺院によるので参拝前に問い合わせると良い
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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