法事法要
三回忌の服装はカジュアルでも良い?三回忌以降についても紹介
更新日:2022.05.17 公開日:2022.03.24

記事のポイントを先取り!
- 三回忌の服装はカジュアル服装ではなく準喪服を着用する
- 身内だけの場合であってもカジュアル服装はNG
- 三回忌以降の法要はカジュアル服装ではなく略喪服を着用する
- お盆・お墓参りはカジュアル服装で問題ないが、新盆は略喪服を着用する
三回忌は年忌法要の一つですが、三回忌の服装についてご存じでしょうか。
三回忌も喪服を着用するのか不安になりますよね。
そこで、この記事では三回忌の服装について詳しく説明していきます。
この機会に三回忌の服装に関する疑問を解決しましょう。
お盆やお墓参りの服装についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください
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三回忌とは
三回忌は年忌法要の一つです。
法要とは、亡くなった方の冥福を祈って供養する仏教の儀式です。
年忌法要とは、毎年訪れる故人の命日にあわせて行われる法要で、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌等があります。
一般的には、葬儀後、四十九日、百箇日、一周忌に続いて三回忌法要をします。
三回忌は、故人が亡くなってから満2年後に執り行います。
これは、亡くなった日を最初の忌日として考えることに由来します。
よって、翌々年は三度目の忌日として数え、「三回忌」として法要するという考え方になります。
例えば、亡くなった日が2022年4月1日の場合は2024年4月1日に三回忌を執り行います。
三回忌はカジュアルな服装でも大丈夫?
三回忌の案内状に「平服でお越しください」と記載されている場合があります。
平服とは礼装でなくてもよいという意味になります。
この場合、カジュアルな服装でよいのか、喪服でいくべきなのか迷う方は多いでしょう。
ここでは法事における「平服」の定義について解説し、三回忌にどのような服を着るべきなのかについて述べていきます。
カジュアルな服装はNG
「平服」はカジュアルスタイルではありません。
よって、案内文に「平服でお越しください」と記載があっても普段着で行ってはいけません。
弔辞の服装は大きく分けて3種類あります。
最も正式なものが「正喪服」、次が「準喪服」、最後が「略喪服」です。
それぞれの違いを以下に記載します。
- 正喪服:和装、モーニングコートです。主に喪主側が着用するものです。
- 準喪服:ダークスーツ、制服などとなります。主に参列者が着用するものです。
- 略喪服:リクルートスーツなどとなります。主に三回忌以降の法要で着用するものです。
現在では「正喪服」は喪主が着用するものとなっており、参列者が着用することはほとんどありません。
一般的な喪服は「準喪服」をさします。
平服は「本来は正装が必要であるが、そこまでかしこまらなくてもよい」程度の意味となりますので、「準喪服」を着用するのが正しい考え方となります。
ただし、親族のみで執り行う場合などは「略喪服」でも問題ないとされてます。
判断に迷われる方は「準喪服」を着用するようにしましょう。
くれぐれも、カジュアルな普段着で三回忌に参列しないよう注意しましょう。
三回忌の正しい服装
カジュアルな服装についてわかったところで、三回忌に適した服装がどのような服装が良いのでしょうか。
男性・女性・子どもの服装をそれぞれ解説いたします。
男性の服装
黒や深い紺、グレーなど暗い色味のスーツやネクタイを選び、ワイシャツは白を着用することが基本となります。
飾り物はしないことがマナーですので、ネクタイピンはつけません。
女性の服装
光沢を抑えた黒無地のアンサンブルやスーツワンピースなどが一般的です。
弔辞用に販売されているデザインであれば問題ないかと思いますが、胸元や腕などの露出は控え、スカート丈は腰より下のものを選びましょう。
子供の服装
子供にとっての正装は制服です。
そのため、制服がある子供は制服を着用しましょう。
靴下は黒が好ましく、くるぶし丈のものは避けます。
靴は大人と違い、スニーカー等で問題ありません。
ただし、スニーカーは黒等の落ち着いた色で、できるだけシンプルなデザインを選びます。
制服がない小さな子供の場合は、モノトーンを基調に紺やグレーなど暗く抑えた色合いのものを選びましょう。
カラフルな色やキャラクターのイラストは避けたほうが無難です。
赤ちゃんの場合は、落ち着いた色味のものであれば問題ありません。
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三回忌以降ならカジュアルでも大丈夫?
三回忌が過ぎたタイミングではカジュアルな服装にしても良いのでしょうか。
三回忌以降の法事に適した服装についても解説します。
三回忌以降もカジュアルはNG
三回忌の次は七回忌となります。
七回忌になれば、遺族もそのほかの参列者も礼服や地味な色の平服でよいでしょう。
ただし、カジュアルスタイルはNGです。
遺族の感情に配慮した服装を心がけましょう。
三回忌以降は略喪服になる
三回忌以降は略喪服で問題ありません。男性は黒のスーツに黒のネクタイ、女性は全体的に暗めの色でコーディネートします。
スポンサーリンク身内だけならカジュアルでも大丈夫?
ついつい身内だけならラフな格好で行ってもいいと感じてしまいますが、本当に良いのでしょうか。
身内だけでもカジュアルはNG
近年は身内だけで三回忌をするケースが増えております。
身内だけならカジュアルでも大丈夫なのでしょうか。
結論としては、身内だけであってもカジュアルな服装はNGです。
身内だけの場合の服装
身内だけの場合においても、準喪服を着用するのが一般的です。
たしかに身内だけの場合はそれほど神経質になることはありません。
しかし、僧侶に読経を依頼する場合は、カジュアルな服装はマナーとしてよくありません。
ただし、事前に話し合いをして略喪服にする場合もあります。詳細は喪主の方に確認するようにしてください。
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お盆ならカジュアルでも大丈夫?
三回忌は「平服でお越しください」といわれても、準喪服か略式喪服を着用することがマナーであるとの話をしました。
では、お盆ならカジュアルな服装でも問題ないのでしょうか。
お盆ならカジュアルな服装でも問題ない
基本的にお盆に決まった服装などはないため、カジュアルな服装でも問題ないとされてます。
ただし、あまりにも派手なものはNGです。
お盆は家族や親戚などが集まり、お墓参りや仏壇にお供え物をし、お参りをするのが一般的です。
多くの方と接する機会となりますので、服装に決まりがないといっても、ある程度場に応じたマナーをわきまえる必要があります。
喪服までは必要ありませんが、落ち着いた雰囲気の服を着用しましょう。
新盆の場合の服装
新盆とは四十九日が明けて初めて迎えるお盆のことです。
地域によっては「はつぼん」、「ういぼん」と呼ぶところもあります。
初めて故人が里帰りをするのが新盆となるので、一般的には以下のように、通常のお盆よりも念入りに供養をすることになります。
- 盆飾りのための盆棚や盆提灯、精霊馬などの準備
- 新盆法要の手配と招待する方々への連絡
- お布施の準備や会食がある場合はその手配
- 参列者への返礼品の手配
新盆は、僧侶や親戚等を呼んで法要をする場合もあります。
僧侶や親戚等を呼んだ場合は、礼服で参加したほうがよいでしょう。
近年は熱中症対策でカジュアルな服でも問題ないという場合もありますが、基本的には礼服を着ていくものと思いましょう。
墓参りの服装
お盆は故人の霊を迎え入れて冥福を祈ったりお供え物をしたりする行事です。
お盆の時期にお墓参りに行ったり、焼香をしに行ったりする人も多いでしょう。
基本的にはお墓参りに決まった服装はなく、普段着で行っても問題ないとされています。
墓石を掃除するのであれば、動きやすい恰好のほうがよいでしょう。
ただし、あまりにも派手な服装はやめたほうが無難です。
他の方が不快にならない服装にしましょう。
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三回忌のカジュアル服装まとめ

ここまで三回忌の服装についてお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 三回忌の服装は、カジュアル服装ではなく準喪服を着用すること
- 身内だけの場合においてもカジュアル服装はNGであること
- お盆は派手でなければカジュアル服装で問題ないが、新盆は礼服を着用すること
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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