法事法要
七回忌はいつの法要?数え方・準備・マナーについて解説
更新日:2022.03.30 公開日:2022.04.18

記事のポイントを先取り!
- 七回忌は死後満6年目の祥月命日
- 基本的に祥月命日に法要を行う
- 三回忌までに比べ小規模が多い
七回忌は故人が亡くなってから満6年目に執り行う法要のことです。
満6年目といっても、具体的にいつ執り行う法要なのか気になる方も多いと思います。
そこでこの記事では、七回忌はいつの法要なのか詳しく説明していきます。
この機会に、七回忌法要の服装マナーについても知っておきましょう。
七回忌の挨拶についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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七回忌とは
七回忌とは、故人が亡くなってから満6年目の祥月命日のことです。
祥月命日とは故人の没日と同じ月日のことを指します。
たとえば、4月1日に亡くなったとすると毎年4月1日が祥月命日となります。
回忌の数え方は、亡くなったその日が一回忌、その1年後が二回忌、2年後が三回忌という数え方になります。
そのため、7回忌は亡くなってから6年後のことを指します。
七回忌は亡くなってから6年の月日が経っているため、一周忌や三回忌に比べて小規模な法要を執り行う場合が多いようです。
七回忌法要はいつ行う?
七回忌法要は基本的には故人の祥月命日に執り行います。
しかし、平日である場合や家族のイベントが重なっている場合などは、命日でなく親族や参列者が出席しやすい日程を優先します。
日程をずらす場合、祥月命日よりも前の日に執り行うのが一般的です。
仏事については前倒しが基本であり、後ろ倒しにすることは滅多にありません。
ただ、どうしても都合がつかない場合は、前もって菩提寺に後ろ倒しになってしまう旨を伝え、命日後に法要をしてくださるか確認しましょう。
またその際、候補の日程を伝え、菩提寺の都合も確認しておくと良いでしょう。
七回忌法要の基本的な流れは?
七回忌法要は、自宅やお寺、セレモニーホールなどで僧侶の読経をもって行われ、食事会を伴う場合もあります。
故人の死後6年経っていることもあり、ごく身近な親族のみなど小規模で行う家族も多いでしょう。
地域の風習にもよりますが、基本的な七回忌法要の当日の流れを紹介します。
- 式場へ集合
- 着席
- 開式、僧侶による読経及び焼香
- 遺族や親族、参列者の焼香
- 僧侶による説法、法話
- 法要終了
- 会食の席へ移動し、喪主挨拶
- お斎(会食)
- お開きの挨拶、解散
以上が、基本的な流れとなります。
お寺や式場で法要を行う場合、遺族は参列者のお出迎えのため、早めに式場に到着しておくと良いでしょう。
また、ごく身近な親族のみで行う場合は、会食前後の挨拶を省略する場合もあります。
七回忌法要の準備はいつから、何をすべきか

七回忌の準備は、菩提寺への確認や式場の確保のほか、参列者の都合もありますので、法要の2か月前には進めていきたいところです。
ここでは、七回忌法要の準備について説明していきます。
日程・場所・招待者を決定し連絡する
まずは、七回忌法要を執り行う日程と場所を決め、日程や場所の規模によって招待者を決定する流れがスムーズでしょう。
日程
基本的には故人の祥月命日ですが、命日よりも前倒して執り行う場合もあります。
七回忌法要は近しい身内で小規模に行う場合も多いため、関係者がみんな参列できる日程を優先させると良いでしょう。
祥月命日が平日であれば、その前の週の土日に法要を行うという方も多くいます。
場所
自宅やお寺・セレモニーホール・ホテルなど、さまざまな場所で法要を執り行うことができます。
基本的には自由に場所を決めても良いですが、参加人数によって場所を検討するのも良いでしょう。
身内のみの数名で執り行う場合は自宅の仏壇前でも可能です。
しかし、人数が多い場合は寺院やホテル、セレモニーホールなどが何かと都合が良いでしょう。
ただし式場によっては、すでに予約で埋まっている場合もありますので、日程が決まったら早めに式場を決め、空き状況を確認しましょう。
招待者
招待者を決め、連絡をしましょう。
人数が多い、また目上の親族が多くいる場合は正式に案内状を準備し、郵送します。
案内状には季節の挨拶や法要の内容、いつ行うか、式場名や住所を明記し、往復葉書を用いることが多いです。
しかし、身近な親族のみなど少人数である場合は電話やメールで出欠確認をとっても良いでしょう。
昨今ではチャットアプリなども広く普及しているため、それらを活用している方々も多いです。
僧侶に連絡する
年忌法要を執り行うためには僧侶の読経が必要です。
そのため、菩提寺に連絡し、法要をいつ行うかや式場を伝え、来ていただけるか確認をとりましょう。
この時、会食にご参加頂けるか、また御布施の金額を直接確認しても良いでしょう。
会食の手配をする
法要後に会食を行う場合は手配しましょう。
セレモニーホールやホテルなど会場によっては、式場とお斎料理がセットになったプランがあります。
お寺で行う場合は一室をお借りして仕出し料理を手配しても構いませんし、近場の料亭などに移動するのもひとつの手です。
お斎料理は精進料理が良いとも言われていますが、地域や風習により、この限りではありません。
お身内のみの少人数の場合はあまりこだわらなくても良いでしょう。
料亭に法要後の会食であることをお伝えしておくと対応していただける場合もあるので、事前に確認してみるのも良いでしょう。
引き出物の手配
引き出物は、参列や焼香、香典などのお礼として、法要が終わってから参列者にお持ち帰りいただくお返しの品物です。
食品、日用品、カタログギフト等様々な種類がありますが、なるべく持ち帰りやすく日持ちするものが好まれます。
引き出物にかける熨斗(のし)は『志』や『粗供養品』、また『七回忌法要』などが一般的です。
最近では、インターネットでも手配が可能ですが、会食を手配するホテルやセレモニーホール、仕出し料理店などでも手配できる場合もあります。
そのため、会食の打ち合わせ時に引き出物についても確認されることをおすすめします。
また、お身内のみなど、御香典なども預からない予定の場合は引き出物を用意しない場合もあります。
引き出物の用意については、法要を執り行う家族の方針によって決めると良いでしょう。
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七回忌法要の服装
年忌法要の規模によって、式自体や服装も簡略化されている場合が多いでしょう。
一般的に、三回忌を過ぎると法要自体の規模も小さくなっていくことが多く、服装も平服で良いとされています。
施主側の服装
施主側の服装は平服で問題ありません。
平服とは略礼服のことで、男性であれば黒やグレーのスーツ、女性であれば地味な色のワンピースなど、セットアップが良いでしょう。
子供は学生服が望ましいです。
学生服がない、また小さな子供の場合は、シンプルで清潔感のある服装であれば大丈夫です。
また、参列者に対しても平服で参加して頂くようご案内しましょう。
参列者側の服装
参列者側も七回忌以降は平服で参列するのがマナーとなります。
施主側同様、男性であれば黒やグレーの地味な色のスーツ、女性であれば控えめな色のワンピースなどを選びましょう。
アクセサリーは結婚指輪のみですが、女性はパールのアクセサリーであれば問題ありません。
男女ともにカジュアルな印象を避け、シンプルに清潔感のある服装でまとめると良いでしょう。
七回忌法要の香典のマナー

法要に出席する際には基本的に必ず香典を用意します。
香典の金額は3,000~5万円が相場ですが、故人との関係性や会食の有無によって包む額が変わります。
故人が親族である場合は5,000~3万円、特に親交が深い親族であった場合は1万~3万円が目安です。
友人や職場の関係であった場合は3,000~2万円が目安ですが、生前の親交が深かった場合はこの限りではありません。
自身が喪主や施主の立場である場合は香典を用意する必要はありませんが、それ以外の家族の場合は香典を用意しましょう。
また、法要後の会食に参加する場合は、上記に5000~1万円を上乗せした金額が目安となります。
香典袋は黒白や双銀、藍銀、黄白の結び切りの水引を用います。
表書きは仏式であれば御仏前や御供物料、神式であれば御霊串料や御神前、キリスト教であれば御花料と書くのが一般的でしょう。
用意した香典をいつ渡すか悩まれる方も多いですが、式場に到着後すぐにお渡しするのが好ましいです。
受付がない場合は喪主や施主に直接お渡しするか、祭壇の焼香台付近に香典盆があればそちらに置きます。
なお、お供えを持参している場合は受付や式場のスタッフにお渡ししましょう。
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家族だけで七回忌法要を行っても良いのか
七回忌は故人が亡くなってから満6年の月日が経っているため、一周忌や三回忌と比べて小規模に行うのが通例です。
そのため、七回忌以降は家族だけで法要を行っても問題ありません。
もちろん生前親交が深かった親族や友人がいれば、お招きしても良いでしょう。
法要の規模やお招きする方については、喪主や施主が中心となり、方針を決めます。
七回忌の挨拶の内容はどうする?
七回忌法要の際は、法要後か会食前後で喪主又は施主の挨拶を挟むことが一般的です。
また、七回忌の挨拶では、故人を偲ぶことはもちろん、参列者の方々と交流を深めるためにも堅すぎないような挨拶にしてください。
ここでは、七回忌の挨拶のポイントを紹介します。
参列者の方々へ感謝の気持ちを伝える
まずは、参列し共に故人を偲んでいただいた方々へ、感謝の気持ちを述べましょう。
近しいお身内でも、遠方であったり、法要に参加するために仕事や学校を休むなど都合をつけて参加してくださった場合も多いものです。
開式前に一人ひとりお声掛けしているかと思いますが、挨拶の場でも改めて感謝を伝えましょう。
また、今後も変わらぬお付き合いを続けていただきたい旨をお伝えします。
たとえば、「今後とも皆様のご指導、ご鞭撻を賜れば幸いです」「故人が繋いでくれた縁を今後とも大切にしていきたい所存です」などです。
法要に参列している方々と共に故人を偲び、故人が繋いでくださったご縁を今一度再確認すると良いでしょう。
故人とのエピソードを織り込む
挨拶には、手短で構わないので故人とのエピソードを簡単に織り込むと良いです。
参列者の中には久しぶりに顔をあわせる方もいるかもしれません。
そしてそのような場合は何を話したらよいか、会話の糸口がわからず緊張してしまうこともあるでしょう。
故人のエピソードを織り交ぜて挨拶することで、当時のことを思い出し、懐かしい思いと共にスムーズに会話できる場合もあります。
たとえば、「本日は故人が生前好んでいたお酒を用意しました」や、「故人の趣味であったゴルフクラブを祭壇に飾っております」などです。
あまり難しく考える必要はありませんが、故人の性格や好きだったこと、嗜好品など、一言、二言織り交ぜると良いでしょう。
当時の故人や周囲の方々との関わりを思い出し、昔話に花を咲かせながら故人を偲ぶ時間となれば、それは素晴らしいことです。
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七回忌のまとめ

ここまで、七回忌法要の時期や準備について中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると下記の通りです。
- 七回忌は故人の死後、満6年目の祥月命日を指す
- 七回忌法要は祥月命日に行うのが基本だが、都合が合わない場合は前倒して行う
- 七回忌一周忌や三回忌と比べると法要の規模や服装が簡略化されることが多い
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

鎌田 真紀子(かまた まきこ)
国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)
経歴
終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。
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