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法事法要

袱紗の正しい包み方とは?種類ごとの包み方をそれぞれ紹介

更新日:2022.07.01

お盆

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記事のポイントを先取り!

  • 袱紗とは金封を包む布のこと
  • 風呂敷・爪付き・台付きなどのタイプがある
  • 弔事では左開きになるように包む
  • ハンカチや風呂敷でも代用可能

香典を渡すときには袱紗で包むことが一般的ですが、その包み方についてはご存知でしょうか。
正しい包み方や選び方を知ることで、失礼のない対応ができます。

そこでこの記事では、袱紗の正しい包み方について詳しく説明していきます。

この機会に袱紗の種類ごとの包み方についても知っておきましょう。
用事に合わせた袱紗の選び方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 袱紗とは
  2. 袱紗の種類
  3. 袱紗の包み方
  4. 袱紗がない場合は?
  5. 袱紗の渡し方
  6. 用事に合わせた袱紗の選び方
  7. 袱紗の包み方まとめ
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袱紗とは

袱紗とは、香典やご祝儀を入れる熨斗(のし)袋や金封を包む布のことです。
袱紗の文字から解釈すると「袱」は風呂敷の意味合いがあり、「紗」は薄地の織物のことを指します。
贈り物をする際には袱紗に包んで大切なものとして扱い、相手に渡すことがマナーだとされています。

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袱紗の種類

袱紗にはさまざまな種類があります。
まずは、袱紗のタイプ別に特徴を紹介します。

風呂敷タイプ

風呂敷タイプは、正方形の布が使われている最も一般的なタイプです。
一枚の布状なので、使用したあとは小さく折りたためます

冠婚葬祭では小さめのカバンを持ち歩くことが多いため、小さく折りたためる点はメリットになるでしょう。

爪付きタイプ

袱紗が崩れないように止めるための爪が付いているものが、爪付きタイプになります。
袱紗が崩れる心配がないため、長く持ち運ぶ際にも安心です。

袱紗の角に爪が付いており、外側には留め糸が付いているので、中身を包んでいる爪と留め糸でしっかりと閉じられるのが特徴です。

台付きタイプ

台付きタイプは、袱紗の内側に台が付いているのが特徴です。
お盆に金封を置いてその上に袱紗をかける正式な作法を簡略化したものだといわれています。

台があることで、香典やご祝儀を載せやすいでしょう。
また、台の四隅には袋を固定するためのゴムが付いているので、熨斗袋の型崩れやずれを防げます

台は弔事や慶事のどちらでも使用できるように、表面と裏面で色が異なります。
場面に応じて使い分けられるので、台付きタイプを1枚持っていると重宝するでしょう。

金封袱紗

金封袱紗は、挟むタイプの袱紗です。
挟むだけなので開閉が非常に簡単であり、その使いやすさから最近では人気が上がっています。

ただし正式なタイプは、一枚布で包む袱紗です。
持参するシーンや出席者との関係性により、風呂敷タイプを使用した方が良いこともある点に注意が必要です。

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袱紗の包み方

次に、弔事の場面での袱紗の包み方について紹介していきます。
袱紗の種類ごとに包み方は異なるので、参考にしてください。

風呂敷タイプ

風呂敷タイプの袱紗の包み方の手順は以下の通りです。
型崩れしないように意識しながら包むことがポイントになります。

  • 袱紗を開き、ひし形になるように角を上に置きます。
  • 袱紗の中央より少しにご祝儀袋を置きます。
  • 袱紗の右→下→上→左の順にたたみます。
  • はみ出た部分を裏に折り込み完成です。

爪付きタイプ

爪付きタイプの袱紗の包み方の手順は以下の通りです。

  • 爪のある角を左側にし、袱紗の中央から少し右寄りに金封を載せます。
  • 袱紗の端をつまみ、金封の上にたたむように包みます。
  • その後同様に、下→上→左の順に包みます。
  •  爪を裏の留め具に引っ掛けて完成です。

台付きタイプ

台付きタイプでは、弔事の際には寒色系を表面にして香典を載せましょう。
包み方の手順は以下の通りです。

  • 台付きタイプの袱紗を開き、ひし形になるように置きます。
  • 台が中心よりもやや右寄りになるように置きましょう。
  • 爪のある方を左側にして、袱紗の内側の台部分に香典を置きます。
  • 袱紗を右→下→上→左の順に包みます。
  • 右の爪がある部分を後ろに折り込んで爪を留め糸にかけます。

金封袱紗

金封袱紗は、右開きと左開きのものがありますが、弔事の際には左開きにすることがポイントです。
袱紗を左開きになるように持ち、表書きが読めるように祝儀袋を挟み入れましょう。

慶事の場合の包み方

ここまで弔事での袱紗の包み方を紹介してきましたが、慶事の場面では包み方が異なります。
包み方の手順は同様ですが、慶事の場合は袱紗が右開きになるように包まなければなりません。
つまり、左手でもったときに右手で開けられるように包むということです。

ご祝儀袋は袱紗の左寄りに置き、袱紗を左→上→下→右の順で包みましょう。

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袱紗がない場合は?

袱紗を持っていない場合は、ハンカチにて代用しましょう。
ハンカチの他にも、小さめの風呂敷であれば代用できます。

ハンカチの色はブラックやパープル、ネイビーなどの暗めの色合いのものが適しています。
白系の袱紗は弔事では使用することがないので、避けた方が良いでしょう。

訃報を知り、急いでお通夜に駆けつけるようなケースもあるかもしれません。
しかし、香典をむき出しのまま持ち歩くことは避け、ハンカチや風呂敷にて代用しましょう。

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袱紗の渡し方

袱紗の渡し方にもマナーがあります。
渡す手順や挨拶のやり方などを説明するので参考にしてください。

渡す手順

袱紗から香典を取り出して渡すときの手順は以下の通りです。

  • 挨拶をして深く一礼します。
  • の手のひらに袱紗を乗せて左手で袱紗を開き、香典を取り出します。
  • 渡す相手側が文字を読める向きになるように反時計回りで向きを変えます。
  • 袱紗はたたんで受付にある台の上に置きます。
  • 両手で香典袋を差し出します。

袱紗を香典袋と同じ大きさ程度になるようにたたみ、その上に香典袋を置いて両手で渡しても問題ありません。
この場合は袱紗が台やお盆の代わりになります。

挨拶のやり方

香典を渡すときには、一言お悔やみの言葉を伝えることがマナーとされています。
お悔やみの言葉の代表例を以下にあげます。

  • 「この度はご愁傷様でございます」
  • 「この度は誠にお気の毒様でございます」
  • 「この度は突然のことで心よりお悔やみ申し上げます」

葬式の場合

葬式の場面では、受付が混雑していることがあるかもしれません。
しかし、受付の順番待ちをしている間に袱紗から香典を取り出して、香典袋をむき出しにして渡すことはマナー違反になります。

必ず、順番がまわってきてから受付の方の前で袱紗から取り出し、香典袋を渡すようにしましょう。

結婚式の場合

ご祝儀袋を結婚式などの慶事の場面で渡す際には、まずはお祝いの言葉を伝えます
バッグからご祝儀袋の入った袱紗を取り出して、の手のひらに置き、右手で袱紗を開きましょう。

相手が表書きを読める向きになるように、ご祝儀袋を時計回りにして向きを変えます。
次に、畳んだ袱紗を台の代わりにしてご祝儀袋を乗せましょう。最後に、受付の方に両手で手渡してください。

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用事に合わせた袱紗の選び方

袱紗を使用する場面は、お通夜やお葬式などの弔事や、結婚式やお祝い事などの慶事などさまざまです。
最後に、場面別の袱紗の選び方を紹介します。

弔事用

弔事用の袱紗の色合いを以下に挙げます。
マナーとして、主に寒色系の色を選ぶのがポイントです。

  • パープル
  • グリーン
  • ネイビー
  • 藍色
  • 茶色
  • グレー

袱紗には、刺繡の柄が入っているものもあります。
刺繍が入っているものの多くは、高級な袱紗として取り扱われています。

しかし、あまりに派手な刺繍のものは慶事用として使うのが無難です。
弔事では基本的に、控えめな色柄ものを選ぶように心がけましょう。

弔事用の袱紗の柄の代表例は以下の通りです。

慶事用

慶事用の袱紗の色合いを以下に挙げます。
マナーとして、主に暖色系の色を選ぶのがポイントです。

  • パープル
  • レッド
  • 朱色
  • オレンジ
  • イエロー
  • 薄紫
  • ピンク

慶事用の袱紗の柄の代表例は以下の通りです。
刺繍や柄が入っているものは、慶事用として使われることが多い傾向にあります。
ただし、入学式や出産のお祝いのケースでは、柄入りのものは控えて無地のものを使うのが無難です。

  • おしどり
  • 鳳凰
  • 宝づくし
  • 縁起物の動物や植物の柄

以上のように弔事用と慶事用では袱紗の色柄が真逆であるため、できれば袱紗をそれぞれの場面別に用意するのが好ましいでしょう。

袱紗を2つも用意するのが難しい場合は、濃い紫の袱紗であれば慶弔どちらでも使えます
紫は高貴な色とされ、性別関係なく使えるため、1つ持っていれば重宝するでしょう。

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袱紗の包み方まとめ

ここまで袱紗の種類や包み方などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 袱紗とは、香典やご祝儀を入れる熨斗袋や金封を包む布のこと
  • 袱紗には、風呂敷タイプや爪付きタイプ、台付きタイプなどさまざまな種類がある
  • 袱紗は、弔事の場合は左開き、慶事の場合は右開きになるよう包むのがポイント
  • 袱紗を持っていない場合にはハンカチや風呂敷にて代用できる
  • 香典を渡すときには、一言お悔やみの言葉を伝えるのがマナー

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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