お葬式
葬儀で着物を着るのは誰?着物の種類やマナーを解説!
更新日:2022.11.20 公開日:2021.07.22

葬儀の場で着物を着ている人を見かけたことがあると思います。
葬儀の場で着物を着て良い人とダメな人はいるのでしょうか?
また、葬儀で着物を着るのに気をつけるべきマナーは何でしょうか?
こちらの記事では、以下のような悩みを解決することができます。
- 葬儀で着物を着るのは誰?
- 着物を着るときは何の着物でもいいの?
- 季節によって着る着物は変わるの?
- 着物を着るときの注意点はある?
それでは、一つずつ見ていきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
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葬儀で着物を着るのは誰?

着物を着るのは故人の家族のみ、または二親等以内の親族というのが一般的です。
葬儀の場では、喪主や親族が正喪服、それ以外の一般の方は基本的に準喪服を着ます。
喪主よりも格上の服装はマナー違反になりますので、注意しましょう。
普段から着物を着ている方などは、葬儀の場に着物を着て参列しても問題はありません。
ただし、地域や家系によってはマナー違反となる可能性もあります。
不安な方は遺族の方などに確認されることをおすすめします。
喪服の家紋について

喪服の家紋の種類には、実家・嫁ぎ先・女紋(おんなもん)などがあります。
独身の場合は実家の家紋を、結婚している場合は嫁ぎ先の家紋を入れることが一般的とされています。
家紋は格の高い順から五つ紋、三つ紋、一つ紋と定められています。
正式な喪服は五つ紋の染め抜き日向紋になります。
日向紋とは、白く染め抜かれた家紋になります。
五つ紋は左右の胸・両袖の背面・背中の上の5か所に入っています。
三つ紋は背中と両袖の背面の3か所に入っています。
一つ紋は背中の1か所に入っています。
最近では喪服をレンタルする方も増えています。
レンタルの喪服には一般的な家紋(桐、木瓜、梅鉢など)が付けられています。
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葬儀で着る着物の種類

喪服には正喪服、準喪服、略喪服の3種類があります。
着物にも同じように3種類の格式があります。
正喪服
和服の正喪服は黒喪服とも呼ばれます。
基本的には着物の5か所に家紋を染めだした五つ紋に、黒色の帯を締めたものになります。
帯揚げや帯締め、バッグなども全て黒色にまとめるというルールがあります。
着物の中に着る半襟や足袋は白色の物を着用することが一般的になります。
髪留めなども派手な装飾にならないようにしましょう。
男性の場合は女性と同じく5つ紋付きの着物に、羽織や袴を合わせます。
男性の場合黒や灰色のものなど、落ち着いた色の半襟と帯を選びましょう。
足袋は白色か黒色を着用していれば問題ありません。
準喪服
準喪服は一つ紋または三つ紋入りの黒い着物を指します。
帯や髪留めなどは正喪服と同じもので問題ありません。
男性の場合も女性と同じく一つ紋や三つ紋の黒い着物を着用し、黒色の羽織を着用します。
半襟は正喪服と同様に黒または灰色、帯などは黒色などに統一します。
略喪服
略喪服は色喪服とも呼ばれ、基本的に黒色以外の着物を指します。
光沢がなく、グレーや茶色など落ち着いた寒色系の色の着物を着ます。
地紋がついているものも、雲や霧などの一般的に良く使われるものでしたら問題ありません。
吉祥文様(きっしょうもんよう)などは祝儀のイメージが強いため、葬儀などで着用するのは避けるようにしましょう。
季節によって異なる喪服の着物の種類

着物の喪服は季節やシーンなどによって異なり、使い分けすることが大切になります。
季節に合った着物の種類を3種類ほど紹介しますので、ご覧ください。
袷
袷(あわせ)は10月から5月頃までの暑い時期以外に着用することができる着物です。
生地を2枚縫い合わせ、裏地のあるようなものになります。
単衣
単衣(ひとえ)は基本的に6月や9月など、袷では暑くなるような時期に着用します。
袷に比べて、裏地がないので、軽くて涼しいのが特徴になります。
絽
絽(ろ)は、基本的に7月と8月など、暑さが厳しい時期に着用します。
夏用に、透けるように薄い素材で作られているのが特徴です。
6月後半~9月の前半まで絽を用意し、季節を先取りした着方をするのがポイントになります。
どの着物を用意しておくべき?
基本的に葬儀はいつ行われるか分かりません。
季節にあったものを着用するため、最低でも袷と絽の2着程度は用意しておくと良いでしょう。
ただし着物は数万円から数十万円ととても高価なので、着物のレンタルをすることもおすすめです。
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葬儀で着物を着るときの注意点
次に、葬儀で着物を着るときの注意点をいくつか紹介します。
これから紹介する注意点を知らないとマナー違反になる場合もあります。
しっかりと頭に入れておきましょう。
着付け
葬儀で着物を着用する場合は、着付けを依頼することをおすすめします。
特に普段から着物を着慣れておらず、不安な方は着付けを依頼しましょう。
着物は格の高さを表すものになります。
だらしなく肌を出してしまうことにならないように、着崩れに気をつけましょう。
お化粧
着物を着用するときのお化粧はできるだけ控え目な薄化粧を心掛けましょう。
アイシャドウは煌びやかなものを避け、口紅は薄めの色にしましょう。
チークを使用する場合も、あまり目立たないものがお勧めです。
小物類
着物を着用する際は、小物類にも注意する必要があります。
派手なアクセサリーの着用はマナー違反になりますので、外しましょう。
また、毛皮など殺生をイメージさせる小物を身に着けるのはタブーです。
結婚指輪や婚約指輪は付けていても大丈夫です。
帯締めは黒色の平打ちひもを使い、履物は草履、鞄は黒無地のハンドバッグを使用しましょう。
基本的に着用する小物は黒で統一します。
半襟、長襦袢、足袋は白色です。
髪型
着物を着用するときの髪型は小さくまとめるのが一般的です。
髪が長い方はアップにする際に落ちてこないように低めの位置でピン止めします。
髪が短い方は、耳のあたりで目立たないようにピンで止めておきましょう。
コート
着物に羽織るコートは黒の道行(みちゆき)を着ます。
基本的に葬儀中は脱いでおきます。
屋外などで着る場合は、黒色のコートを羽織りましょう。
長さなどに関する決まりはありません。
喪服の着物を準備する方法

喪服の着物を準備する際は購入またはレンタルにて準備することができます。
それでは、それぞれの料金相場について紹介していきます。
購入する
喪服の着物を購入する場合は、サイズやどのくらいの期間着るのか、小物も一緒に購入するのかなどを決めておきましょう。
相場は、正絹の生地だとおよそ30万円~50万円と決して安いものではありません。
一生ものの買い物ですので、将来的にも着やすい着物を選ぶと良いでしょう。
レンタルする
喪服の着物をレンタルする場合の相場は1万円~2万円前後になります。
お店によっても多少前後しますが、購入するよりも遥かにお手頃な金額です。
レンタルのメリットとして、急に体型が変わったり、妊娠してお腹が大きい場合でも対応できる点が挙げられます。
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葬儀の着物まとめ

ここまで葬儀の着物の種類や、着物を着るときの注意点などを中心にお伝えしてきました。
- 着物を着るのは故人の家族のみまたは二親等以内の親族が一般的
- 季節によって着物の種類は異なる
- 着物を着る際は、着物だけでなく、お化粧や小物、髪型も気を付ける必要がある
- 着物は購入またはレンタルで用意することができる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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