法事法要
十三回忌の服装マナーとは?革製品がダメって本当?
更新日:2022.05.17 公開日:2021.11.12

記事のポイントを先取り!
- 女性はダークカラーのアンサンブルやバンツスーツで参列
- 男性はダークカラーのスーツで参列
- 略式数珠や香典を持参する
年忌法要の1つである十三回忌の服装マナーについて、お困りではないでしょうか。弔事の際の服装というのは様々なマナーが存在しており、周囲を不快にさせないか不安ですよね。
本記事では、十三回忌の服装マナーについてご紹介します。十三回忌の持ち物についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
回忌について、より詳しく知りたい方は「回忌とは?年季法要を行う時期や何回忌まで行うかについても解説」の記事もぜひご覧ください。
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十三回忌とは
十三回忌とは、故人の13回目の命日に行われる年忌法要です。
年忌法要は十三回忌の前が一回忌・三回忌・七回忌となっていて、回を重ねるごとに規模を小さくして行われるのが一般的です。
十三回忌の場合には、家族や親戚のみで行われることも多いようです。しかしながら、場合によっては家族だけでなく、生前故人と仲の良かった友人・知人を招くこともあります。
十三回忌では、僧侶を呼んで読経をしてもらい、参列者は焼香を上げます。そして焼香を上げた後には僧侶による法話を聞くというのが、大まかな流れです。
その後はお墓参りに行ったり、会食を行ったりして故人を偲びます。規模に違いはありますが、通常の年忌法要とやることは変わらないと思って良いでしょう。
【女性】十三回忌の服装
ここでは十三回忌に参列する女性は、どのような服装をすれば良いかを解説していきます。
十三回忌では平服や略喪服で参列をすることが一般的です。結婚式の二次会や法要の案内状などで目にする平服とは、普段着ではありません。
法要の場合の平服は、準喪服に準ずる服装である略喪服を指します。つまり十三回忌では、フォーマル過ぎずカジュアルでない服装をしていくことが求められます。
女性の略喪服
女性の略喪服はダークカラーのワンピースやアンサンブルのことを指します。
また、妊婦であってもダークカラーのワンピースを着るなど、法要という場に合った服装をすることが大切です。露出の多いものは避け、デザインはなるべくシンプルなものが望ましいでしょう。
コートは動物の毛皮が使われているものは避け、暗めの色合いのものを身に付けましょう。
パンツスーツでも可
女性のパンツスーツも略喪服とされ、十三回忌の法要でも着用することが可能です。
パンツスーツの場合にも、前述したワンピースやアンサンブルのようにダークカラーのものを着用するようにします。
ストッキングの色
十三回忌法要で着用するストッキングは、黒やグレーなどのダークカラーのものを身に付けます。
これは弔事の場において、肌を露出することは望ましくないためです。同様の理由から、ベージュなどの肌が透けて見えるストッキングも避けた方が良いでしょう。
靴のマナー
靴は黒のパンプスが一般的です。紺やグレーであっても問題ありません。
装飾のないシンプルなデザインのものを選びます。つま先の出るものや、先の尖っているデザインのものは、弔事の場にそぐわないため避けるのが無難です。
パンプスは光沢のない、ヒールの高さが3〜5cm程度のものを選びましょう。
アクセサリーは真珠が無難
一般的にアクセサリーは、法事に付けていく必要がないとされています。
アクセサリーをどうしても身に付けたい場合、真珠で出来たシンプルなものを選びます。ネックレスの場合には真珠の一連のもの、ピアス・イヤリングの場合には真珠が1個付いているものを選びます。
トップの揺れるピアスやイヤリングなど派手なものは控えます。また、二連以上のネックレスは不幸が重なることを連想させるためマナー違反です。
アクセサリーを付ける際は以上のことに注意して選択しましょう。
法事に本革のバッグはダメ?
基本的に葬儀や法事の場で使うバッグは、黒色で光沢の無いものが喪服に合わせやすく良いとされています。
元来弔事の際、動物の革が使用された革製品は殺生を連想させるため、相応しくないとされていました。しかし、近年では革製のバッグを使用する人が増加傾向にあります。
革製のバッグは手入れを続けることで、長い間使えるからです。現在では法事の際にも使用できるデザインのものも多く販売されており、光る金具などが付いていなければ革製でも問題なく使用できます。
ただし、地域や葬儀・法事の宗派によってNGとなる場合もあるため、本革のバッグの使用に関しては事前に確認しておくことをおすすめします。
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【男性】十三回忌の服装
男性も女性と同様に、十三回忌法要の参列は略喪服の着用がマナーとされています。
ここでは、男性の略喪服と聞いてもあまりピンとこない方向けに、基本的なマナーについて解説していきます。
男性の略喪服
男性の略喪服は、ダークカラーのスーツを指します。黒や濃紺、グレーといった、目立たない暗めのスーツであれば、略喪服として使用することが可能です。
その際、光沢のあるスーツは弔事の場に相応しく無いため控えます。中に着るシャツは白いワイシャツを着用します。
靴やネクタイのマナー
男性の場合にはネクタイの着用が必要となります。法事で着用するネクタイは、暗い色のものを選び、プレーンノットで結びましょう。
派手な色でなければ、黒でなくても問題ありません。靴は黒い革靴を着用します。
装飾などのない、シンプルなデザインのものを選びましょう。靴下も靴に合わせて黒で統一します。
持ち物はポケットにしまえる範囲で
男性の場合には、女性とは異なり鞄は持たずに参加するのがマナーとされています。そのため、法事の持ち物はポケットにしまえる範囲に収めるようにしましょう。
財布やスマホなどの貴重品やハンカチ・数珠といった必要最低限なものだけをスーツのジャケットの内ポケットに入れて持ち歩くようにします。
持ち物が増えすぎてしまうようであれば、同行者の女性の鞄に入れてもらっても良いでしょう。
【子供】十三回忌の服装
子供は、学校に通っている場合、制服で出席すれば問題ありません。学校の制服であればで、柄物や明るい色でも問題なく着用できます。
学生服のない子供の場合は、暗めの色合いの普段着でかまいません。ただし、子供とはいっても最低限のマナーを守ることは大切です。
暗めの色で統一し、襟付きのシャツなどあれば、より好ましい服装となります。靴は、革靴がなければ、暗い色のスニーカーなどを着用します。靴下も同様、暗い色を着用するようにしましょう。
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十三回忌を家族のみで行う場合の服装は?
十三回忌ともなると法要の規模も縮小しており、家族のみで行う場合も多いようです。家族のみでおこなう場合は、略喪服よりもよりカジュアルな服装でもかまわないとされています。
しかし、家族によって考え方はさまざまです。カジュアルな服装で十三回忌をおこなう際は、事前に相談しておくと良いでしょう。
ただし、僧侶に依頼し来てもらう場合には、略喪服を着用します。十三回忌とは言っても、僧侶を前にカジュアルな格好は失礼に当たりますので、注意が必要です。
十三回忌の持ち物

行事の際、忘れ物には注意が必要です。十三回忌の法要には何が必要なのでしょうか。
数珠
数珠は法要の読経や焼香をする際に必要となる法具です。数珠には所有者の魂や念が宿るとされております。
また、お守りや厄除けとしての性質を持つため、人との貸し借りはマナー違反です。仮に持っていない場合には、自分用の数珠を用意しておくと良いでしょう。
ただし、数珠は性別や宗派によって適切な玉の大きさや数が違うため、注意が必要です。数珠の選択に悩んだ場合には、どのような宗派でも使用できる略式数珠を持っておけば安心です。
香典
十三回忌に参列する際には、御霊前にお供えする香典を準備します。十三回忌の香典の相場は、故人との関係性や自身の年齢、会食の有無など、複数の要因によって異なります。
香典の相場を故人との関係、性別でまとめましたので以下をご覧ください。
- 自身の父母・義父母の場合(会食なし)
1万〜3万円程度 - 自身の父母・義父母の場合(会食あり)
2万〜5万円程度 - 祖父母の場合(会食なし)
5,000〜1万円程度 - 祖父母の場合(会食あり)
1万〜2万円程度
夫婦で参列する場合には、会食費が1人分余分にかかることを考慮し、5,000〜1万円多めに包みます。
あくまで目安となりますので、わからない場合は周囲の方に相談してみてください。
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十三回忌の服装まとめ

ここまで、十三回忌の服装とそのマナーに関する情報を中心にお伝えしてきました。この記事をおさらいすると以下の通りです。
- 女性はダークカラーのワンピースやアンサンブル、パンツスーツが一般的
- 男性はダークカラーのスーツが一般的
- 家族のみで十三回忌をおこなう場合は、カジュアルでもかまわない
- 十三回忌には略式数珠と香典を持参する
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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