お葬式
社葬に参加するためのマナーとは?服装や香典などのマナーを紹介
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.03

記事のポイントを先取り!
- 香典が辞退されてないか確認する
- 社葬の香典は比較的高額
- マナーは一般葬と変わらない
会社に勤めている方であれば、社葬に参加する機会もあることでしょう。
しかし、社葬に参加する際のマナーを詳しく知らずに困っているという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、社葬のマナーについて詳しく紹介していきます。
この機会に社葬について詳しく知り、社葬の正しいマナーを知っておくと良いでしょう。
弔問(ちょうもん)やお別れ会のマナーについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
社葬とは
まずは社葬とはどのようなものなのかを大まかに説明していきます。
社葬は一般葬とは異なり、会社が施主となって行う葬儀です。
葬儀委員長を会社の代表や取締役などが務め、会社が葬儀を運営することとなります。
また、社葬の場合には、葬儀を行う際の費用も会社が負担するのが一般的となっています。
社葬は会社の社長や会長をはじめ、会社に大きな貢献をした人物が亡くなった場合に行われます。
しかし、社葬が必ず行われるケースが決められている訳では無く、会社によって社葬を行うかどうかの判断は様々です。
大企業などの社葬では取引先や社員などが参列するため、一般葬と比べて規模が大きくなることが多くあります。
そのため、社葬は施主となる会社にとっては広報活動としての側面も持っています。
故人が亡くなってからも企業がその想いを継いでいくことをアピールする場でもあるのです。
そして、後継者が会社の今後の方針を知らせる場になることもあります。
社葬は、遺族など近しい人たちのみで執り行う密葬の後に行われることが多いです。
ただ、遺族と企業が同時に行う合同葬と呼ばれる社葬もあり、様々な形で執り行うことができます。
スポンサーリンク服装に関する社葬マナー
ここからは社葬に参列する際の服装マナーをご紹介していきます。
葬儀に参列する際には故人への弔意(ちょうい)を示すためにも、マナーにのっとった服装をするように心がけましょう。
男性の場合
案内に「平服でお越し下さい」と書いてある場合でも、普段着を着て行ってはいけません。
男性の場合は黒か濃紺などの暗い色のスーツを着用します。
「喪服で」と書いてあった場合は、黒で無地のブラックフォーマルが無難です。
無地が好ましいですが、無い場合には目立たないストライプ柄であれば問題ありません。
また、スーツの中には白いシャツに黒いネクタイを付けます。
靴は光沢の無い黒いものを選び、靴下も靴に合わせて黒いものを着用しましょう。
髪型は清潔感が大切であるため、短めの髪型が望ましいでしょう。
また、弔事の場において香水などの匂いの強いものをつけることは不適切であるため避けるようにします。
女性の場合
女性の場合は黒か濃紺などの暗い色のワンピース・スーツを着用します。
案内に「喪服で」と書いてあった場合は、黒を着て行くのが無難です。
スカートの丈はあまり短いものは避け、膝下になるようにしましょう。
スカートの下には黒のストッキングを着用し、靴は光沢の無い黒のパンプスを着用します。
また、女性の場合には鞄を持参しますが、鞄は光沢や飾りの無いシンプルなものを選びましょう。
毛皮を使っているものは殺生をイメージさせるため避けます。
アクセサリーを付ける場合には、真珠の一連のネックレスか、真珠が1粒付いているイヤリングを付けます。
また、派手なデザインでなければ結婚指輪も付けることができます。
上記以外のアクセサリーは社葬の場にはふさわしくないため、避けるようにしましょう。
髪が長い場合には、まとめて低い位置で留めます。
メイクはナチュラルな印象になるよう心がけ、必要以上に濃くならないように気を付けましょう。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
持ち物に関する社葬マナー
ここでは社葬に参列する際の持ち物に関してのマナーをご紹介します。
社葬では以下の持ち物が必須です。
- 名刺
- 数珠
- 香典
- 袱紗(ふくさ)
- ハンカチ
名刺は、社葬という儀式において自分がどういった立場の人間であるかを知らせるために必要になります。
数珠は、仏式の葬儀である場合に必要となります。
仏式以外の葬儀の場合は不要です。
宗派によって数珠の珠の数や大きさなどが異なるため、どの宗派でも使用できる略式数珠を持参すると良いでしょう。
数珠の貸し借りは禁止されているため、忘れてしまった場合は心を込めて合掌すれば問題ありません。
香典は不祝儀袋に入れ、袱紗に包んだ状態で持参します。
ハンカチは無地で白か黒色のものを選ぶようにしましょう。
社葬での名刺交換
ここでは社葬での名刺交換について詳しく説明していきます。
社葬というのは葬儀の一種であり、故人の冥福を祈る場です。
そのため、ビジネスの場と同じように名刺を使うことはできません。
この機会に社葬における名刺のマナーを知っておきましょう。
仕事関連の名刺交換はNG
社葬というのは仕事の関係者が多数参列するため、仕事の話をしたくなってしまうこともあるでしょう。
しかしながら基本的に社葬において、仕事に関しての話をしたり名刺の交換を行うのはNGとされています。
社葬は、あくまで故人の冥福を祈る場であるため、ビジネスの話をしてはいけません。
取引先の方や顧客なども参列している場合も多々ありますが、弔事の場であるということを忘れないようにしましょう。
受付で渡すときのマナー
ビジネス関連での名刺交換はNGですが、社葬では必ず名刺を持参するようにしましょう。
社葬では、一般葬とは異なるマナーとして受付で名刺を渡すことがあります。
これは社葬に参列する参列者が多い時に、混乱しないようにするためです。
ここでは受付で名刺を渡すときのマナーについて説明します。
社葬の受付ではまず、一般葬などに参列する際と同じようにお悔やみの言葉を述べます。
その後に、香典辞退の連絡をいただいていなければ持参した香典をお渡ししましょう。
香典を渡した後に名刺を渡す必要がある場合は、持参した名刺をお渡しするという順番になります。
しかし、名刺はビジネスの場で渡すものと同じものを渡してはいけません。
弔事の場で名刺を渡す場合には、名刺の右上に「弔」の字を書くか、左下の角を折ったものを渡すのがマナーだとされています。
また、上司の代理人として参列する場合には自分の名刺の右上に「代」と書き、上司の名刺の右上に「弔」と書きます。
そしてそれら2つを併せて渡すようにしましょう。
社葬ならではのマナーであるため、受付で名刺を渡すときには忘れないようにしましょう。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
香典に関する社葬マナー
ここからは社葬で香典を渡す際に守るべきマナーについて解説していきます。
香典の相場や香典の書き方などについて、この機会に知っておきましょう。
香典の相場
社葬は会社が費用をまかなっているため、香典を辞退することが多い傾向にあります。
しかしながら、事前に香典辞退の連絡をもらっていない場合には香典を用意する必要があります。
社葬の香典の相場は故人との関係性によって変わりますが、一般的には3万〜5万円程度だとされています。
また、故人と親交が深かった場合には5万〜10万円程度にまで相場が上がります。
書き方
ここでは社葬で渡す香典の書き方についてご紹介します。
どういった書き方をするのが正しいのかを知っておけば、香典を用意する必要が出てきたときにも役立つことでしょう。
ぜひ参考にしていただければと思います。
外袋
外袋には、不祝儀袋の表の上部に表書きを書きます。
表書きとは不祝儀がどういった名目で贈られるのかを表すためのものです。
通夜や葬儀で贈る香典の場合には、「御霊前」と書きます。
表書きの下には自分の名前を書きます。
また、2名以上でまとめて香典を出す場合には3名までは名前を連名で書きましょう。
4名以上になる場合には「◯◯(会社名など)一同」、「◯◯(代表者名)他一同」といった形で書きます。
中袋の表面
中袋には、表面に香典の金額を明記します。
書き方には決まりがあり、旧漢数字を使って数字を書くのが正しいとされています。
また、金額の頭には「金」を付け、「金◯◯圓」という形にするのが正式な書き方です。
そのため、1万円の場合には「金壱萬圓」、7,000円の場合には「金七仟圓」といった形式で書くようにしましょう。
中袋の裏面
裏面には自分の氏名と郵便番号・住所を書きましょう。
また、不祝儀袋の種類によっては中袋が無い場合があります。
そのような場合には、外袋の裏面に氏名と郵便番号・住所・香典の金額を記入するようにしましょう。
後日弔問をする際のマナー
社葬に参列できず、後日弔問をすることとなる場合があるでしょう。
そのような時のために、ここからは弔問をする際のマナーをご紹介します。
弔問には適切なタイミングや相応しい服装があるため、この機会に知っておきましょう。
弔問はいつが良い?
社葬に参列することができなかったため弔問をしたいと考えた場合には、葬儀後に遺族に対して電話で連絡を取ります。
基本的に葬儀後の弔問は、四十九日前までに行うのが一般的です。
葬儀が終わってすぐだと遺族の方も多忙であるため迷惑になってしまうので、葬儀が終わってから少し間を空けて連絡するようにしましょう。
連絡をする際は、必ず弔問に伺っても良いかを尋ねます。
そこで弔問に伺っても良いと言われた場合には、弔問をするのに遺族が都合の良い日時を聞きましょう。
また、香典やお供物を辞退していないかを聞き、特に辞退されていないようであれば持参するようにしましょう。
場合によっては遺族が葬儀で疲れているなどの理由から、弔問を断られる場合があります。
そのような場合には遺族の意思を尊重して、弔問をとりやめるようにします。
弔問を断られた場合には、手紙を出すなどといった形で弔意を示すと良いでしょう。
弔問に伺った際も、遺族の疲労を考えて故人に祈りを捧げたらあまり長話をせずに帰るようにします。
遺族のことを第一に考え、配慮を忘れないようにしましょう。
弔問の服装
弔問の際の服装は基本的に平服で問題ありません。
葬儀は終わっていることから、葬儀を連想させるような黒い服はNGです。
また、場にそぐわない派手な服も避けるようにしましょう。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
お別れ会のマナーとは?
社葬に似た葬儀の形として、「お別れ会」と呼ばれるものがあります。
ここからはお別れ会とはどういった儀式かということをご紹介していきます。
また、服装や香典などのマナーについても言及しているので、ぜひ参考にしてください。
お別れ会とは
社葬のように企業が主催して行われる行事の1つとして、お別れ会と呼ばれる行事があります。
お別れ会と呼ぶ場合には、社葬などに比べて宗教的な意味合いが薄くなる傾向にあります。
無宗教的な行事となる場合も多く、僧侶を呼ばずにパーティのような明るい雰囲気で行われる場合もあります。
一般の葬儀とは違い、お別れ会には厳密なマナーや形式が存在しているわけではありません。
近年では葬儀を家族葬で終えてから、故人と親しい人物や会社の関係者などを集めてお別れ会を行うケースがあるようです。
一般の葬儀と比べて、雰囲気はあまり堅苦しくはない傾向にあります。
慣習にとらわれずに故人を送り出せるため、新たな弔事の1つとして浸透し始めているのです。
お別れ会の服装マナー
お別れ会に参加する場合、案内状に「平服でご参加ください」と書かれていることが多いようです。
平服というのは普段着という意味ではなく、濃紺やグレーなどのダークスーツのことを意味します。
そのため、平服と書かれているからといって普段着で参加するのはマナー違反となるので注意しましょう。
基本的に、スーツの中は白いシャツを着て、暗めのネクタイを締めます。
靴は光沢のない黒いものを選び、靴下もそれに合わせて黒でまとめるようにしましょう。
女性の場合も同様に、暗めのワンピースやスーツを着用します。
お別れ会に香典は必要?
お別れ会に香典を持っていくかどうかは、お別れ会とは別に葬儀を行っているかどうかというのが明確なポイントとなります。
葬儀の代わりにお別れ会を行うという場合には、香典を持参するのが無難です。
しかし葬儀とお別れ会が別で行われる場合には、香典は持参しないようにしましょう。
香典を2回渡すことは不幸が重なることを想起させるため、マナー違反だとされています。
お別れ会の香典の金額相場は1〜2万円程度だとされているため、この相場内に収まるように持参しましょう。
スポンサーリンク社葬のマナーまとめ

ここまで社葬に参加する際のマナーや、社葬の香典・服装などについて詳しくお伝えしてきました。
この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- 社葬は会社が施主となって行う葬儀の形式のこと
- 社葬で名刺交換はNGだが、受付で名刺を渡すことがある
- 後日弔問する場合はあらかじめ遺族に確認をする
- お別れ会は社葬よりマナーに厳しくない
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
お葬式の関連記事
お葬式

更新日:2023.12.06
葬儀後の労いの言葉には何がある?遺族に声をかける際の注意点も解説
お葬式

更新日:2024.03.28
義理の祖母の葬儀には参列するべき?お悔やみの言葉についても解説
お葬式

更新日:2022.10.20
お悔やみの言葉は親戚同士でも言うべき?避けるべき言葉や挨拶とは
お葬式

更新日:2022.11.18
女性の略礼服とは?略礼服の種類やコーディネートなどを紹介
お葬式

更新日:2022.11.19
喪服はネックレスなしでもいい?知っておきたいネックレスの選び方
お葬式

更新日:2022.11.21
葬儀に包むお花代の書き方は?包み方や入れる金額についても紹介