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法事法要

お盆にはどんな封筒を使う?お盆法要やお布施の封筒について解説

更新日:2022.11.17 公開日:2021.10.22

お盆

シンプルな封筒

記事のポイントを先取り!

  • 初盆法要の香典には不祝儀袋
  • 初盆法要のお布施には白無地封筒

お盆にお墓参りや法事の予定を立てている方もいらっしゃいますよね。

特に法事の予定がある方は、香典やお布施の準備についても色々と考えていらっしゃるのではないでしょうか。

お盆であっても法事などを行う際は、香典やお布施が欠かせません。

同時にお金さえ用意できれば良いというわけではなく、一定のマナーも求められます。

そこで今回はお盆で使われる封筒について中心に解説していきます。

お盆に法事に参列する予定をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お盆で封筒を使用する場面
  2. 初盆法要の香典では不祝儀袋を使う
  3. お盆法要のお布施では白無地の封筒を使う
  4. お盆にお金をお供えする時の封筒は?
  5. お盆の封筒まとめ
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お盆で封筒を使用する場面

疑問符を掲げる女性

お盆の弔事で封筒が使われる場面は意外と多いです。

まず故人の初盆法要で参列者として出席する場合が挙げられます。参列する場合、故人との関係性に応じた相場の範囲内でお金を包んだ封筒を、香典として施主にお渡しするのが一般的です。

また、お盆の法要で施主を務める場合は、読経するお坊さんに感謝の気持ちとしてお布施を包みます。お布施も封筒に包んでお渡しすることがマナーです。

ほかにもお供え物としてお金を包んだり、納骨やお墓の開眼供養を行ったりする場合なども封筒は欠かせません。

以上のようにお盆はご先祖様を供養する行事が多い分、香典やお布施を包むために封筒を使う機会が多いです。

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初盆法要の香典では不祝儀袋を使う

香典を袱紗から取り出す女性

故人の四十九日が過ぎてから初めてのお盆を迎える場合、初盆法要を盛大に行います。初盆法要に招待された場合、故人との関係に応じた金額を香典として持参するのが一般的です。

初盆法要の金額相場や使う封筒にまつわるマナーをご紹介いたします。

金額相場

初盆法要で準備する香典の金額相場は非常に気になりますよね。

基本的には、5,000円~3万円の範囲内が相場となります。ただ故人との関係性によって具体的な金額が異なってくるため、事前に理解しておくと良いでしょう。

故人ごとの香典の相場は以下の通りです。

  • 両親・義父母:1万~3万円
  • 祖父母:5,000円~1万円
  • 兄弟姉妹:1万~3万円
  • 叔父・叔母:5,000円~1万円
  • 友人・知人:5,000円~1万円

なお年齢が高い方は、以上の金額相場の範囲内でもやや多く包む傾向にあります。

また法要後に催される会食に参列する場合は、上記の金額よりも5,000円~1万円程度多く包むと良いでしょう。加えてご親族が参列する場合は、白い提灯のお金も包む必要が出てきます。

3,000円~1万円程度のお金を包んでおくと無難です。

どのような封筒を使う?

初盆法要の香典を準備する際は、使う封筒について悩む方もいらっしゃいますよね。

基本的には色が白黒で、結び方が結び切りや淡路結びになっている水引が付いた弔事用の封筒(不祝儀袋)を使います。なお関西や北陸では、色が白黒ではなく黄白のものを使うのが一般的です。

ちなみに中に包んだ金額によって、使うべき封筒は若干異なってきます。例えば5,000円以下を包んだ場合は水引の印刷された封筒を、5,000円以上を包む場合は本物の水引が付いたも封筒を使うのが作法です。

封筒の表書き

香典を包む封筒を準備する際、表書きの書き方も大切といえます。

初盆法要に持参する場合は、「御仏前」や「御供物料」が一般的です。なお初盆法要では、すでに故人が四十九日を経て仏様として生まれ変わった後と考えられるため、葬儀で使われる「御霊前」は使いません。

表書きの下にはご自身のフルネームを記します。もし夫婦で一緒に包む場合は、真ん中に夫のフルネームを書き、左下に妻の下の名前を書くのがマナーです。

ちなみに香典の表書きなどを書く際は、濃い墨で書きます。四十九日が過ぎている分、故人のご不幸を悲しむ段階から故人をしのぶ段階に入っているためです。

わざわざ悲しみの気持ちを示す必要がない分、薄墨は不要とされています。

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お盆法要のお布施では白無地の封筒を使う

施主としてお盆の法要の準備をする際、お坊さんにお渡しするお布施も欠かせません。

お盆法要に向けてお布施を準備する場合も、金額相場や封筒のマナーなど色々と気になるでしょう。お盆法要で必要な金額の相場やマナーなども解説していきます。

金額相場

お盆の法要で用意するお布施についても、金額をいくら包めば良いのか気になりますよね。普通のお盆の法要であれば、5,000円~1万円程度が一般的とされています。

一方故人の初盆法要で読経をお願いする場合は、宗派によって様々です。真言宗であれば3万~5万円、浄土宗であれば1万~3万円、禅宗や天台宗であれば1万円程度と異なっています。

菩提寺によっても様々であるため、お盆の前にお坊さんに聞いてみると良いでしょう。

どのような封筒?

金額相場とともに、お布施の封筒も気になりますよね。

お布施を包む場合、白無地の封筒を使うのが一般的です。なお裏面に郵便番号用の赤枠など余計なものが入っているものは、お坊さんによっては不快に感じる方もいらっしゃるため、避けるべきでしょう。

またお布施の封筒については、水引は一切不要です。ちなみに表書きがあらかじめ印字されているお布施用の封筒は、使っても問題ありません。

封筒の表書き

お布施を準備する際も、封筒に表書きを記す必要があります。「御布施」や「お布施」と書くのが一般的です。

また表書きの下側には、法要を行った家の名前を「○○家」という形で記します。

なお、お布施の封筒を書く際も、普通の濃い墨を使うのが作法です。お坊さんなど菩提寺の関係者にご不幸があったわけではないため、薄墨を使う必要はありません。

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お盆にお金をお供えする時の封筒は?

スマホを見て悩む夫婦

お盆に法要を行う場合以外にも、帰省に合わせてお金をお供えする方もいらっしゃるでしょう。お金をお供えする際も封筒を使うため、マナーなどを知っておくのがおすすめです。

お金をお供えするときは不祝儀袋を使用

お金をお供えする場合も、香典と同じく不祝儀袋に包みます。

水引も白黒か黄白の色で、結び切りや淡路結びになっているものを使うのが一般的です。なお以下にご紹介する相場から、水引のデザインが印刷されたものを使って問題ありません。

表書きについても、仏様としての故人にお供えするため、「御仏前」と書きます。加えてお供えであるため、「御供物料」の表書きでもOKです。下半分にはお供えした方のフルネームを書きます。

なお気になる金額相場は、3,000円~5,000円程度です。初盆の際にお供えする白提灯と同じくらいの金額となっています。

また封筒に包むべきお札は、新札ではなく旧札を使うのがマナーです。新札を使うと、故人のご不幸を予測していたように思われ、不快に感じる方もいらっしゃるという理由があります。

通常のお盆ならお金よりお供え物が一般的

通常のお盆であれば、お金よりもお供え物をお供えするのが一般的です。

具体的には、故人が生前好んでいた果物やお菓子、お花が良いでしょう。食べ物については、夏場であることや後からお下げしていただくことから、個包装のお菓子や、切り分けやすい果物を選ぶようにします。

また仏前にお供えするお線香もおすすめです。

一方、日持ちのしない生の食べ物は避けるべきとされています。お花についてもとげや毒のあるもの、香りの強いものは避けるべきです。

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お盆の封筒まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

今回はお盆の時期に使う封筒のマナーについてご紹介しました。今回の記事で触れてきた内容をまとめますと、以下の通りです。

  • 初盆法要で持参する香典を包む際は、色が黒白か黄白で結び切りか淡路結びになっている水引が付いた不祝儀袋を使う
  • 初盆法要でお坊さんにお渡しするお布施に使う際は、白無地で水引の付いていない封筒を使う
  • お盆にお金をお供えする際は、香典の場合と同じく不祝儀袋を使う

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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