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お葬式

死産後の手元供養に必要なものは?火葬や供養の流れについても解説

更新日:2023.01.26

喪主

ペンとバインダーを持って説明するスーツの男性

記事のポイントを先取り!

  • 死産での手元供養には、ペンダントやミニ骨壺等がある
  • 死産の手続きはやや複雑なのでよく確認する
  • 供養はゆっくり気持ちを整理後、心を込めて行なう

赤ちゃんを死産した場合、深い悲しみに包まれるでしょう。
その深い悲しみの中、赤ちゃんの供養や役所への手続きをしなければなりません。

そこでこの記事では、赤ちゃんの手元供養と死産後の手続きについて解説します。
赤ちゃんを供養する場合、気を付けた方がいいことにも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 死産とは
  2. 手元供養とは
  3. 死産した場合に必要な手続き
  4. 死産した場合の供養にかかる費用
  5. 死産の手元供養アイテム
  6. 遺骨を確実に残したい場合
  7. 死産の供養はよく考えて行う
  8. 火葬する際の注意点
  9. 死産の手元供養のまとめ
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死産とは

死産とは、法律上では胎内の赤ちゃんを妊娠12週を超えて死亡した状態で出産することと決められております。
また、日本産婦人科学会では妊娠22週未満を流産、妊娠22週以降を死産と定義しています。

したがって、妊娠12週を超えて妊娠22週未満でも流産と言われることがありますが、法律上の手続きは死産と同じになります。

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手元供養とは

手元供養とはご遺骨や個人ゆかりの品を手元に保管することで故人を供養することです。
昔ながらのお墓や仏壇よりも手軽に行うことができるため、近年人気となっています。

手元供養の形態には家に置きやすい小さめの骨壺やペンダントなどがあり、故人を近くに感じることができます。
亡くなった赤ちゃんを身近に感じていたいという思いから、死産をした遺族からも人気の供養方法となっています。

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死産した場合に必要な手続き

「1」「2」「3」と書かれた積み木

一般的に死産した赤ちゃんも、火葬場にて火葬しないといけません。

死産した赤ちゃんの骨は脆くて小さいため、骨として形が残らず骨上げができないことが多いようです。
遺骨を確実に残したい場合には、胎児専用の火葬炉がある火葬場をチェックしましょう

胎児専用の火葬炉を備えた火葬場が近くにない場合は、遺灰を持ち帰れるかの事前確認も必要です。

母親にとって赤ちゃんは、どんなものにも変えられない大切な存在です。

産まれるべき命を死産で失う現実は、到底受け入れられないものでしょう。
しかし、死産した赤ちゃんが妊娠12週以降の場合には届出が必要です。

墓地・埋葬等に関する法律に則り、火葬もしくは埋葬する必要があります。
但し、妊娠12週に至らない赤ちゃんの死産については、届出や火葬は必要ありません。

この章では、妊娠していた期間ごとに必要な手続きについて解説します。

妊娠12〜22週までの死産の場合

妊娠12~22週までに赤ちゃんが死産した場合には、死産届を役所に提出します。

届出人の住民票のある自治体に、死産後7日以内に提出しないといけません
病院で死産をした場合は、病院のある自治体でも問題ありません。

死産届とともに死産した病院で、担当医師の「死産証書」を受け取ります。
医師の立会いがない場合には、「死胎検案書」を受け取ります。

管轄する役所に死産届を提出する際、必要なものを以下に解説します。

  • 死産届・死産証書・死胎検案書
  • 届出人の印鑑(シャチハタ印は不可)
  • 届出人の身分を証明する免許証などの身分証明書
  • 死胎火葬許可申請書

管轄する役所に提出した死産届が受理されると死胎火葬許可証が交付されます

火葬の際に死胎火葬許可証が必要になるため、きちんと保管しておきましょう。

妊娠22週以降の死産の場合

妊娠22週以降に死産した場合も、管轄する役所に死産届を提出する必要があります
しかし妊娠22週以降の分娩の場合、赤ちゃんの死亡が分娩前か分娩後かで必要な届出が異なります。

  • 分娩前に赤ちゃんが死亡している場合は死産届を提出
  • 分娩後に赤ちゃんが死亡した場合は、死産届が死亡届に変わり、出生届も必要

分娩後に赤ちゃんが亡くなるケースでは、医師の判断の元、出生したものとみなされます。
赤ちゃんの名前を書き、出生届を提出する必要があります。

出生届の手続きを経て、死亡届が受理され、戸籍上での除籍が完了する流れになります。

24時間の安置が必要なケース

遺体を火葬・埋葬する場合には、死亡から24時間経過するまで行ってはならないと法の定めがあります。

死産においても妊娠24週以降の場合には、死後24時間の安置が必要になります。

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死産した場合の供養にかかる費用

死産の時の葬儀は、妊娠12週以降であれば火葬して弔うことになります
葬儀社を使わなければ、数万円が相場で、お葬式を挙げる場合は10万円程になります。
葬儀社を使う時は15万円程と考えておきましょう。

他費用としては、ご遺体を傷めないためのドライアイス代が8,000円~1万円、棺・骨壺代で3,000円~2万円が相場です。運送代は距離によって変わるので確認しましょう。

あまり行われることはありませんが、ご家族の意向により一般的な葬儀を執り行った場合、数十万円~100万円程度かかります。

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死産の手元供養アイテム

胸元に骨壺を持つ黒い服の女性

天から授かった赤ちゃんを亡くした深い悲しみは、なかなか癒えることはないでしょう。
大切な赤ちゃんを、自分のそばに感じていたいと思う人は多いはずです。

この章では、大切な赤ちゃんの手元供養に適したアイテムを項目ごとに解説します。

ペンダント

赤ちゃんが一人で寂しくないように、手元供養をしたい方は多いのではないでしょうか。
ペンダントは遺骨や遺灰を納めて胸元に赤ちゃんを感じ癒されるアクセサリーです。

本来過ごしていくはずだったこの世の景色を、自分と一緒に見せてあげることもできます。
死産した赤ちゃんの誕生石を用いたものや、様々なデザインのペンダントがあります。

遺骨ペンダントは赤ちゃんとずっと一緒にいたい想いに、寄り添ってくれることでしょう。

ミニ骨壷

最近では遺骨に粉骨を施し、小さな骨壺に納めて身近で供養する手元供養が増えています。

死産の赤ちゃんを身近に置いて、手元供養をしたいというご家族は多いです。
そんな遺族の切なる想いを満たすために、ミニ骨壺は作られました。

赤ちゃんに相応しい優しい色・形・可愛いデザインのミニ骨壺が販売されています。

お洒落なデザインのため家族が集うリビングや寝室に置いても違和感を感じません
またミニ骨壺は、冠婚葬祭や旅行に持っていけるメリットもあります。

ミニ仏壇

近年、仏壇を置けるスペースを確保できないご家庭が増えています。
そのような居住空間でも、省スペースで置ける手元供養に適したミニ仏壇が人気です。

狭い空間や、現代のインテリアに適したデザインのミニ仏壇もございます
モダンなものや、洋風の仏壇など手入れも楽で、必要な仏具を揃えて手元供養できます。

赤ちゃんの手元供養に必要な仏具が分からない場合、ミニ仏壇セットも販売されています。

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遺骨を確実に残したい場合

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

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死産の供養はよく考えて行う

愛する人との間に授かった赤ちゃんを死産で失うことは、何よりも辛いことでしょう。

火葬後の供養に時期は決まってはいないので、慌ててことを進めて後悔することがないようにしたいものです。

天国へ旅立った赤ちゃんを偲び、一時の感情で物事を考えず、残された家族とも話し合い、ゆっくりと時間をかけて、供養について考えてみましょう

供養は気持ちの整理をつけてから決める

新しい命を授かった喜びから一転、死産という非情で辛い出来事に向かうのは想像を絶する悲しみがあります。そして死産したのは、私の生活の仕方が悪かったと自分を責めるお母さまも少なくありません。

さらには、産まれたら着せてあげようと思っていた産着などを見るたびに涙が溢れることでしょう。

しかし消えることのない深い悲しみでも、日にち薬と言われるように時間が薬になります。
どんなに辛い出来事でも時間の流れが、少しずつ傷ついた心を癒してくれます。

周りの家族や友人などの励ましもあり、徐々に気持ちの整理もつくことでしょう。

死産の現実を受け入れ、ご両親の気持ちの整理がついたタイミングで、赤ちゃんの供養の方法を選びましょう。

将来のことをよく考える

死産した赤ちゃんにとって、将来的にどのような供養方法がいいのかをよく考えましょう。
赤ちゃんとの思い出を残すことで、見送るための心の準備ができるのではないでしょうか。

例えば火葬前に、赤ちゃんの髪の毛・写真・へその緒などを残して保管して供養します。
病院によっては赤ちゃんをお風呂に入れてあげたり、服を着せてあげることも可能です。

死産してしまった赤ちゃんを大切に思う家族の愛情こそが、一番大切な供養になります。
死産した赤ちゃんが迷わず成仏するために、お寺での水子供養も選択肢のひとつです。

供養の方法はお墓に埋葬する以外に、ミニ仏壇とミニ骨壺を用意して手元供養もできます。

近くに赤ちゃんを感じていたい場合には、遺骨ペンダントにして持ち歩くことも可能です。

将来悔いのないように赤ちゃんが喜ぶであろう供養で、ご両親の想いを届けてください。

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火葬する際の注意点

死産した赤ちゃんの火葬には、注意すべき点があります。
後悔のない供養のために以下の注意点を理解しておきましょう。

胎児用の火葬設備が整っているか

胎児を火葬する場合は、その火葬場に胎児専用の火葬炉があるか必ず確認してください。

胎児の骨は非常に小さく未熟です。一般の火葬炉の火力には耐えられず、遺骨が残らないことがあります
また、死産した赤ちゃんの火葬には高度な技術を必要とするため、必ず遺骨が残るとは断言できないのが実情です。

遺骨を必ず残したい時には、事前に火葬場に問い合わせをして確認しましょう。

副葬品については事前確認が必要

まだ小さな赤ちゃんを火葬する場合、棺におもちゃや洋服などの副葬品を一緒に入れてあげたいと思うご両親は多いでしょう。

その際、棺に入れる物は、先に火葬場の担当の方に相談と確認をしておきましょう。
原料によっては火葬炉にダメージを与えるものや、最悪遺骨を汚してしまう物もあるからです。

しかし、火葬後に骨壺に一緒に入れられる物もあるので安心してください。

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死産の手元供養のまとめ

ここまで死産後の手元供養についての情報や、必要な手続きを中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下のとおりです。

  • 死産した赤ちゃんの手元供養には、ミニ仏壇・ミニ骨壺・遺骨ペンダントがある
  • 必要な手続きは、管轄する役所に死産届・死産証書・死胎火葬許可申請書の提出
  • 死産後の手元供養は、時間を掛けて気持ちを整理し、将来を見据えて真心を込める

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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