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法事法要

安い戒名の選び方とは?戒名の相場や選ぶ際の注意点などを紹介

更新日:2022.04.23

戒名

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記事のポイントを先取り!

  • ・戒名は仏門に入った人に与える名前
  • ・戒名の相場は10万〜100万円
  • ・戒名はネットや自分で付けることもできる
  • ・神道は諡、キリスト教は洗礼名がある

葬儀などで、故人に名付けられる戒名はご存知でしょうか。

戒名は意外と高額のお布施が必要で、遺族にとって負担になってしまいます。

そこでこの記事では、安い戒名の選び方について詳しく説明していきます。

この機会に、戒名の相場や選ぶ際の注意点について覚えておきましょう。

他宗教における命名費用についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 戒名とは
  2. 戒名を付けるにはいくら必要?
  3. 安い戒名の付け方
  4. 戒名は無くても問題はない
  5. 安い戒名を選ぶ際の注意点
  6. 他宗教における命名費用
  7. 安い戒名の付け方まとめ
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戒名とは

葬儀の際、故人に対して短く新しい名前が付けられますが、それが戒名と呼ばれる名前です。

戒名というものは知っているけれど、どういった意味があり何のために付けられるのかは知らない方も多いと思います。

死後に新しい名前を付けることには意味がありますので、戒名の意味と目的について説明します。

戒名の意味

戒名とは、仏門に入った人に与えられる名前のことをいいます。

仏門というのはお釈迦様の弟子のことをさし、出家して仏教の教えを学ぶ者もあてはまります。

戒名の本来の意味から考えると、故人であれ一般の方に戒名が付けられるのは不自然なものです。

しかし、仏式の葬儀を行うには戒名が必須となるため、死後に名付けられるようになりました。

戒名の目的

戒名の意味についてお伝えしましたが、その内容からもわかるように戒名とは本来、生前に付けられる名前でした。

現在でも生前に付ける方はいますが、多くの場合は葬儀の際に僧侶から名付けられるものかと思います。

戒名はそもそも、僧侶が読経により極楽浄土へ導く際に故人を呼ぶ名前として必要になります。

仏教では、戒名を使って葬儀を行うことで極楽浄土へ導かれるとされているのです。

本来の戒名は仏門に入らなければ名付けられませんが、それでは冥土をさまようことになってしまいます。

そういった宗教的な考えにより、一般の方でも仏教を信じる方には戒名を名付け、迷わずに極楽浄土へと行けるよう導くのです。

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戒名を付けるにはいくら必要?

戒名を付けるためには、戒名料が必要になります。

この戒名料ですが、名付けの際に提示される金額のことではなく、名付けてもらったことに対するお布施です。

お布施には明確に定められた金額が存在せず、お寺や僧侶から直接的に金額を聞くようなことはありません。

それでも一般的な相場というのはありますので、その一般的な相場について説明します。

戒名料の相場

戒名料は多くの場合10万〜50万円で収まるかと思います。

ただし、戒名には位というものがあり、位によって金額の相場は大幅に変わります

低ければ10万円よりも安いことはありますし、高い場合であれば100万円を超えることもあるようです。

戒名の位には4段階ほどあり、男女で別の名前が付けられます。

それぞれの位における値段の相場は以下の通りです。

信士・信女:10万〜50万円

居士・大姉:50万〜80万円

院信士・院信女:30万〜100万円

院居士・院大姉:100万円〜

宗派などにより費用相場は異なりますので、参考程度にしてください。

位とは

位とは、故人の仏教徒としてのランク付けのようなもので、主に故人の社会的地位とお寺に対する貢献度から、お寺の判断によって名付けられます。

お布施を多く用意したからといって、遺族の希望にあわせて位が上げられることはないので注意しましょう。

位を付ける際にはお寺の判断とは別に、ある程度のルールが存在します

夫婦墓の場合は2人の位がどちらかに合わせられることや、先祖代々の墓に入る場合はご先祖様より高い位にはならないなどです。

また浄土真宗などは特殊で、戒名に位をつけない特徴などもあります。

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安い戒名の付け方

前項でお伝えしたとおり、戒名はどうしても高くついてしまうものです

もちろん、故人を安心して供養するためにも、戒名料を出し惜しむのも良いこととはいえないので、仕方のないことではあります。

しかし、その出費によって遺族の生活が厳しくなってしまっては、故人も安心して成仏などできないでしょう。

戒名料をどうにかして安くできないのか、いくつかのケースについて説明します。

ネットの格安サービスを利用する

ネットで調べると、安価で戒名を名付けてくれるサービスなどが存在します。

安いところでは2万円などの所もあり、一般的な戒名料と比べると破格の金額といえるでしょう。

しかし、ネットを活用する以上いくつかの注意点があります。

もっとも気をつけなければいけないのは、サービス自体が信用できるのかどうかという点です。

ネット上での名付けともなれば詐欺などもありますので、事前に調査してから行うと良いでしょう。

また、家庭に菩提寺 (ぼだいじ) がある場合も注意が必要です。

菩提寺がある場合は菩提寺以外で名付けた戒名では、納骨や法要を拒否されてしまうこともあります。

菩提寺との関係が悪化してしまうと、今後の仏事に影響することもありますので気をつけてください。

どうしても利用したい場合は、事前に菩提寺に相談するようにしましょう。

自分で戒名を付ける

戒名は自分で名付けることも可能です。

戒名の名付けには決まりがあり、高い位の方に付けられる院号、人柄を表す道号、主の戒名となる法名、位を表す位号の4つから成り立っています。

それぞれにある程度のルールがありますので、調べて考えてみるのもいいでしょう。

自分で戒名を付けたいと思った場合は、菩提寺があれば相談するようにしてください。

前述したように、菩提寺は他で名付けられた戒名は使わない可能性もあるので、相談することによってそういった事態も避けられるでしょう。

ですがすべてのお寺が自分で付けることを認めてくれるとは限りません。

場合によっては諦める必要があるので注意してください。

自分で名付ける際に、ルールが難しくて決められない場合は、戒名アプリなどもあるので利用してみるのもいいでしょう。

住職に相談をする

上記の方法などはどうしても注意する点があり、完全に安心して名付けられるものでもありません。

また、自分やネットで名付けるような時間がとれないこともあるでしょう。

もっとも確実で安心できるのは、住職に相談することです。

菩提寺の住職に相談し、予算がないことから戒名の位は低いものにしてほしい、といった旨を伝えることをおすすめします。

こちらも確実に行ってくれるとは限りませんが、菩提寺との関係がよほど悪くなければ相談に乗ってくれるでしょう。

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戒名は無くても問題はない

仏教において、成仏するためには戒名が必要なことはお伝えしましたが、戒名は必ずなければいけないのか疑問に思う方もいるでしょう。

戒名はあくまで仏教で必要なものであり、戒名がなければ供養できないかと言えばそういうわけではありません。

無宗教の方や、そもそも仏教以外の宗教を信仰している方は戒名を付けなくても良いのです。

ただし、仮に自身が無宗教であったりした場合でも、菩提寺があったり故人が仏教徒だから仏式で供養したいといった場合は難しいでしょう。

前項でも何度か触れましたが、別の場所で戒名を付けた場合や戒名がない場合、納骨を受け入れてくれないお寺は一定数あります。

他にも、菩提寺がある場合は菩提寺で仏事を行うことが、関係を保つために必要なことでもあるのです。

仏教を信仰している方や菩提寺のある家庭では、戒名を付けたほうが無難と言えるでしょう。

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安い戒名を選ぶ際の注意点

戒名を付ける際、お伝えしてきた安く戒名を付ける方法を利用する場合は、いくつか注意点があります。

それぞれの説明の際にも注意点をお伝えしてきましたが、確認なども含めて再度説明していきます。

菩提寺とトラブルになりやすい

菩提寺では、菩提寺以外で付けた戒名などを受け付けておらず、納骨や法要を断ることもあります。

そうでなくとも、壇家となることは菩提寺を支持することを約束している状態です。

他のお寺などで戒名を付けるというのは、そのお寺へお布施することになるため約束を違えているとも言えるでしょう。

そうしたことから菩提寺との関係が悪くなり、仮に受け付けてもらえたとしても今後の法要の際などに相談がしにくくなるかもしれません。

安く戒名を付ける方法は、自身で勝手に戒名を考えたりネットで付ける方法で、菩提寺からすると他寺で名付けたのと変わらないでしょう。

菩提寺以外で戒名を付ける際は、決して良く思われないことだけは念頭において行動する必要があります。

トラブルを回避するには

菩提寺とのトラブルを避けるもっとも簡単な方法は、菩提寺で戒名を付けてもらうことです。

菩提寺に相談して、位の低い戒名をお願いする方法を取りましょう。

また、ネットなどを利用した名付けの場合でも、事前に菩提寺へ相談して納得してもらうことでトラブルを避けることができるかもしれません。

菩提寺との約束を違える可能性のある行為となるので、事前に相談することは礼節を守るのと同じなので、必ず相談するようにしましょう。

菩提寺に限らず、勝手に戒名をつけることは親族も良く思わないことがあるかもしれません。

菩提寺同様、親族とも相談して納得を得ておく必要があるでしょう。

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他宗教における命名費用

仏教では、戒名を必要とすることをお伝えしてきました。

しかし、仏教徒でない方や無宗教の方は戒名のようなものがないのか気になるかと思います。

仏教徒以外でも、戒名に変わるものは存在するので、それぞれについて説明します。

神道の場合

神道では、戒名の代わりに諡(おくりな)を付けることになります。

神道において、人は死後に神となって家族の守り神になるとされています。

その際の名前は生前の名前そのものとされており、諡は戒名と違い神となった故人に付ける称号のようなものです。

諡も生前の名前などと合わせた長い名前が存在し、基本的に生前の本名、諡、命の順で組み合わせます。

諡が仏教での戒名、命が仏教での位にあたるものと思って良いでしょう。

諡を授かるのは多くの場合、仏教の葬儀にあたる神葬祭になります。

しかし、戒名のように授かったことへの謝礼はなく、諡を授かる事自体にはお金を必要としないのです。

神葬祭で支払うこととなる祭祀料に関しては祭儀への謝礼であり、仏教でいうところの読経料になります。

キリスト教の場合

キリスト教では、戒名の代わりに洗礼名というものを授かります。

キリスト教では洗礼という、独特の儀式が行われます。

この洗礼とは、過去の自分を失いイエス・キリストと一体になり新しい命として生きていくための儀式です。

この洗礼の際に、カトリックの場合であれば聖書の中に現れる人名などを授かりますが、それが洗礼名となります。

洗礼名を授かることで、自身の守護に繋がる考えがあるようです。

キリスト教とはいえ、プロテスタントでは洗礼名を授かることはありません。

無宗教の場合

無宗教はそもそも信仰する神などはなく、故人に対しての考え方も自身の考えにもとづきます。

戒名は当然不要ですし、他宗教のように戒名の代わりとなるようなものもありません。

もちろん、自身の中で故人に付けるべき名前などがあると思えば付けても問題ありませんし、戒名などを付けても良いでしょう。

無宗教には決められたルールというものは一切存在しないので、故人を思う気持ちを大切にさえすれば、どのような考えであっても大丈夫です。

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安い戒名の付け方まとめ

ここまで戒名についての情報や、安い戒名の付け方をお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 戒名の費用相場は10万〜100万円
  • 戒名はネットや自分で付ける方法もある
  • 菩提寺がなければ戒名がなくても良い
  • 神道では諡、キリスト教では洗礼名を付ける

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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