法事法要
四十九日法要に適した食事は?食事での席順や費用も解説
更新日:2022.11.17 公開日:2022.04.14
四十九日法要後の食事はどのようなメニューが良いかご存知でしょうか。
四十九日法要での食事の席順や相場費用についても知っておきましょう。
そこでこの記事では、四十九日法要の食事について詳しく説明していきます。
この機会に四十九日法要で渡す返礼品も覚えておきましょう。
四十九日法要の食事の開始時間についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 四十九日法要とは
- 四十九日法要に適した食事
- 四十九日法要での食事の席順
- 四十九日法要の食事の費用相場
- 僧侶が食事を辞退した場合
- 四十九日法要で渡す返礼品
- 四十九日法要の食事会の開始時間について
- 四十九日法要の食事のまとめ
四十九日法要とは
四十九日法要は、故人が亡くなった日を1日目と数え49日目に行う法要のことです。
仏教では、人は亡くなると、命日から7日ごとに7回審判を受けて、49日目に極楽浄土へ行けるかの審判を受けるとされています。
このため、遺族も追善供養として7日ごとの忌日法要を営みます。
四十九日法要は最後の忌日法要であり、最も重要な法要でもあるのです。
また、忌明法要や満中陰法要とも呼ばれ、それまで喪に服していた遺族が日常の生活に戻る日という意味もあります。
そこで、四十九日法要を行い、葬儀などでお世話になった親戚や故人と近しい方にも参列いただいて、区切りとするのです。
参列者の都合などを考慮して、直近の土日などに行うことも増えていますが、この場合は、四十九日より前に行うのがよいとされています。
四十九日法要に適した食事
法要の後に僧侶や参列者に席を設けて食事をふるまうことをお斎(おとき)と呼びます。
お斎は、故人を偲び弔うための場ですが、施主が僧侶や参列者に感謝を表す場でもあるのです。
従来は、四十九日前の忌中の食事は、従来は、肉や魚などの生ものなどを使わない精進料理としていましたが、現在では、通常の食事をとることが一般的となっています。
これに合わせて、四十九日法要後の食事会でも精進料理には限らないことになっています。
適したメニュー
四十九日法要後の食事会は、自宅や葬祭場などのホールなどのほか、レストランや料亭などで行なわれます。
それぞれの場所でお斎であることをあらかじめ伝えておけば、適した料理を出してもらえます。
最近では、精進料理のほか、懐石料理や仕出し弁当などが好まれるようです。
自宅で四十九日の法要を行う場合は、法事用のフードサービスを上手に利用することで準備の負担を減らすこともできます。
法事用のフードサービスでは、精進料理のみならず、寿司や懐石料理なども選択できるものもあるようです。
避ける料理
四十九日法要後の食事会は弔事の席でふるまわれる食事ですから、慶事を連想させるものを避けるのがマナーです。
具体的には、伊勢エビや鯛、昆布や赤飯などは避けましょう。
また、おせち料理によく出される紅白のモノや松竹梅のモノも避けた方が無難です。
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四十九日法要での食事の席順
四十九日法要での食事の席順には決まりがあります。
僧侶には故人に最も近い上座に座ってもらいます。
施主は僧侶の隣に座り、僧侶や参列者をもてなしやすくします。
四十九日法要での食事の席は列席者をもてなすために設けるので、故人との関係が深い人ほど下座に座るのがマナーです。
このため、僧侶と施主の次からは、親族以外の参列者に座ってもらい、親族は末席に座るようにします。
四十九日法要の食事の費用相場
食事会の費用相場
四十九日法要の食事会にかかる費用は、場所や食事内容で大きく変わります。
一般的には、1人当たり3千円~1万円程度が相場のようです。
なお、飲み物を用意する場合は飲み物代も必要ですし、席料を必要とする店もあります。
場所を予約する際は、事前に全体の料金体系を確認しておくのがよいでしょう。
食事会をしない場合
四十九日法要に参列する場合は香典を包むのが一般的であり、食事会にも参加する場合は、その費用を加えるのがマナーとなっています。
そのため、食事会を開催しない場合は、事前にその旨を参列者に伝えておくようにします。
さらに、香典をいただいた場合のことを考えて、食事会と同額程度の持ち帰り用の弁当とお酒を用意して、引き出物と一緒に渡すように準備してお渡しします。
お酒は荷物にならないようなものを用意すると良いでしょう。
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僧侶が食事を辞退した場合
僧侶が食事を辞退される場合は、食事の代わりに御膳料をお渡しするのがマナーです。
御膳料の相場
御膳料はお斎での一人当たりの食事代に相当する金額とするのが一般的ですが、5千円~1万円程度とすることが多いようです。
僧侶が複数人の場合は、人数分包むようにします。
また、お布施とは別に包むのがマナーです。
御膳料を渡すタイミング
御膳料は、お布施やお車代と一緒にお渡しするのが一般的です。
葬儀や四十九日法要が始まる前に挨拶を交わす時、四十九日法要が終了してお礼を述べる時などのタイミングを見計らって渡すのがスムーズです。
くれぐれも、渡し忘れがないように気をつけましょう。
御膳料の渡し方
御膳料として、お札をむきだしのまま渡すのはマナー違反になりますので、封筒に入れて渡すようにします。
僧侶に手渡しするのではなく、袱紗や切手盆などに乗せて渡すのが丁寧です。
また、渡す際に、感謝の言葉とお納めいただくよう声をかけるとより丁重になります。
参列者の御膳料
お斎の参列者は、お斎の費用を香典と別に包むことは必要ありません。
お斎の費用を施主に渡したい場合は、香典に5千円程度の金額を上乗せするとよいでしょう。
なお、上乗せする金額については地域差などがあることに留意してください。
四十九日法要で渡す返礼品
四十九日法要に参列いただいた方には、そのお礼として返礼品を渡します。
返礼品は引き出物とも呼ばれますが、ここでは、そのマナーについて説明します。
返礼品を渡すタイミング
返礼品は、食事会をお開きとする直前に参列者の席に配るようにします。
食事会を始める前に配っておいてもマナー違反ではないのですが、邪魔にならないように終了直前に配るのがスマートです。
返礼品
返礼の品物としては、食べ物や日用品などの「消えもの」と呼ばれる品が好まれます。
これは、悲しみがいつまでも残らず消えるようにという意味からです。
具体的には、日持ちするお菓子・お茶や海苔、日常よく使う洗剤やタオルなどの実用品などがよく選ばれます。
最近は、カタログギフトもよく利用されるようです。
なお、返礼品の金額相場としては、2千円~5千円程度とするのが一般的です。
返礼品として失礼にあたるもの
四十九日法要という弔事での返礼品なので、慶事を連想させる品物は避けるのがマナーです。
具体的には、結納に使われる昆布や鰹節、生ものや冷凍品、金券などは避けるとよいでしょう。
なお、お酒も地域によっては返礼品としては避けることがあるので留意しましょう。
夫婦で参列された場合
返礼品は一家族に一つを基本として配るため、夫婦で四十九日法要に参列いただいた場合でも、返礼品は夫婦に一つ渡すことで問題ありません。
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四十九日法要の食事会の開始時間について
四十九日法要の開始時刻によって、お斎の開始時間は左右され、食事には向かない時間帯に開始せざるを得ない場合も出てきます。
お斎を開始する時間に関する留意点を以下に説明します。
開始時間に決まりはない
四十九日法要が終わってから食事会を開くのが一般的なので、法要の開始時刻によっては食事をとるには中途半端な時間になることもあります。
しかし、お斎は、食事をとることが目的ではなく、法要の参列者に感謝の意を示すとともに、故人を悼むために開くものです。
その意味では、開始時刻に決まりはないといえるでしょう。
もし可能であれば、食事会の時間に合わせて四十九日法要の開始時刻を調整するという方法もあります。
食事会を昼食に合わせるのであれば法要が午前中に終わるように、食事会を夕食に合わせるのであれば、法要を午後に開くなどとして調整するのです。
半端な時間になる場合は食事会をしない
食事会の開始時刻が、午後3時過ぎといった食事には中途半端な時間になることもあり得ます。
こうしたケースでは、食事会を開かずに、代わりにお弁当を持ち帰っていただくことも多いようです。
一方、食事会を行なうのが当然と考える地域もあり、食事会を開くことが必要な場合もあります。
この場合は、本格的な食事ではなく、簡単な軽食などを用意するという方法があります。
ただし、中途半端な時間帯になることを事前に参列者に連絡しておくことが重要です。
連絡しておけば、参列者は食事会に合わせて他の食事の時間を調整できるからです。
四十九日法要の食事のまとめ
ここまで、四十九日法要の食事にはどのようなものが適しているかを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 四十九日法要は忌明けの法要であり、親戚や個人に近しい友人が参列する
- 四十九日法要後には、僧侶や参列者への感謝を込めて食事するのが一般的
- 四十九日法要の食事は精進料理が一般的であったが、仕出しなども増えている
- 僧侶が四十九日法要の食事を辞退された場合は御膳料をお渡しする
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
鎌田 真紀子(かまた まきこ)
国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)
経歴
終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。
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